【全米映画ランキング】「カンフー・パンダ3」が首位デビュー クリス・パイン主演アクションは4位に
2016年2月3日 23:00
[映画.com ニュース]1月最終週の全米ボックスオフィス。3本の新作がランクインした先週末は、大ヒットアニメシリーズの第3弾「カンフー・パンダ3」が約4100万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は2008年公開の第1作、2011年公開の第2作に次ぐドリームワークス・アニメーション製作のシリーズ第3弾。今回からチャイナ・フィルムズがドリームワークスと共同で製作に入り、配給をフォックスが担当している。カンフーをするパンダが主人公なので、中国のプロダクションが製作に入るのは当然の流れか。北米興収では第1作がグロス約2億1500万ドル、第2作がグロス約1億6500万ドルと下降しているが、全世界興収となると第1作が約6億3100万ドル、第2作が約6億6570万ドルと上昇傾向にあり、今作では全世界興収7億ドル以上が目標となる。
声の出演はジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマン、ゲイリー・オールドマン、ジャッキー・チェン、セス・ローゲン、ルーシー・リューらレギュラー陣に加え、ゲストにブライアン・クランストン、J・K・シモンズ、ケイト・ハドソンなど主役級が勢ぞろい。
2位はアカデミー賞候補の「レヴェナント 蘇えりし者」。レオナルド・ディカプリオがゴールデン・グローブ賞、SAG賞など順調に受賞を重ねており、興収も約1億4000万ドルに。グロスは1億8000万ドル近辺か。
3位は日本で興収100億円を突破した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。北米でのグロスは9億ドル目前で、全世界では約19億8400万ドルに。中国での興収が伸び悩んだ影響もあり、全世界興収は20億ドルほどになりそう。北米では記録更新となったが、全世界ではジェームズ・キャメロン監督の2作「アバター(2009)」(約27億8800万ドル)「タイタニック(1997)(約21億8600万ドル)には届かず終わることになりそうだ。
そして4位デビューとなったのがディズニー製作の実録アクション大作「ザ・ブリザード」。史上最大級のブリザードに襲われ遭難した巨大タンカーの乗組員を救出するため、北大西洋上に派遣された米沿岸警備隊の決死の活躍が描かれる。主演は「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン。共演にエリック・バナ、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、ジョン・オーティス。監督は「ミリオンダラー・アーム」のクレイグ・ギレスピー。
その他10位には、昨年の大ヒット作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のパロディ「Fifty Shades of Black」ランクイン。「最終絶叫計画」シリーズのマーロン・ウェイアンズが製作・脚本、主演を務めた。
今週末は今年のベルリン映画祭のオープニング作品に決まっているコーエン兄弟の群像劇「ヘイル、シーザー!」(ジョージ・クルーニー、ジョシュ・ブローリン、レイフ・ファインズ、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム出演)に、ベストセラー小説「高慢と偏見とゾンビ」をリリー・ジェームズ&サム・ライリー主演で映画化した「プライドと偏見とゾンビ(仮題)」などが公開となる。
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