【全米映画ランキング】「ダイバージェント」続編が首位デビュー。ショーン・ペン主演のアクションは4位に
2015年3月25日 12:45
[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィス。約5200万ドルのオープニング興収で大ヒットスタートを果たしたのは、昨年の同時期に大ヒットを記録した「ダイバージェント」の続編「インサージェント (原題)」だった。
同作は、べロニカ・ロス著のヤングアダルト小説「ダイバージェント 異端者」をシャイリーン・ウッドリー主演で映画化したSFアクション大作の第2弾。前作の戦いを生き残ったトリス(ウッドリー)は逃亡者となって未来のシカゴに潜伏し、反乱を起こそうと試みるが、宿敵ジャニーンに捕らえられてしまう。そんな中、トリスは自分たちの存在する世界の根幹を揺るがす「秘密」を知ることになり……。
批評家からは厳しめのレビューが多く集まったが、第1作(約5400万ドル)とほぼ同等のオープニング興収を記録する及第点のスタートとなった。共演にケイト・ウィンスレット、テオ・ジェームズ、オクタビア・スペンサー、マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、ゾーイ・クラビッツ、メキ・ファイファー、ジェイ・コートニー、マギー・Q、トニー・ゴールドウィン、アシュレイ・ジャッド、ナオミ・ワッツら豪華キャストが集結。監督は「フライトプラン」「RED レッド」のロベルト・シュベンケ。
2位は前週首位の「シンデレラ」。2週目も約3400万ドルを稼ぎ出し、累計興収はあっさり大台を超え、約1億2200万ドルに。2億ドル超えは間違いなさそうだ。
3位は2位と約3000万ドル差の「ラン・オールナイト」。前週2位ながら、10日間の累計は約1960万ドルとかなり低調。「96時間」の大ヒット以降の5~6年でアクションスターとして花開いたリーアム・ニーソンだったが、主演作としては久々に厳しい成績となっている。
そして4位デビューとなったのは「96時間」の監督ピエール・モレルとアカデミー賞スター、ショーン・ペン主演がタッグを組んだアクションスリラー「The Gunman」。ハビエル・バルデム、イドリス・エルバ、レイ・ウィンストンといった実力派俳優を共演に、陰謀に巻き込まれたスナイパーの復讐を描いた作品だったが、批評家からは厳しいレビューが多く寄せられ、興行的にも苦しいスタートとなった。
その他、6位には、ミラ・ソルビノ、ショーン・アスティン、デルロイ・リンド共演の宗教映画「Do You Believe?」がランクインした。
今週末は、ウィル・フェレル&ケビン・ハート主演のコメディ「Get Hard」に、ドリームワークス・アニメーションの新作「Home」が公開となる。