【全米映画ランキング】「アメリカン・スナイパー」V3で、戦争映画の歴代ナンバーワンヒット作に
2015年2月4日 17:00

[映画.com ニュース] 第49回スーパーボウルが行われた2月最初の週末。全米ボックスオフィスは3本の新作が封切られたが、クリント・イーストウッド監督の戦争ドラマ「アメリカン・スナイパー」の勢いを止められず、約3070万ドルの興収をあげた同作が3度目の首位に立った。
「アメリカン・スナイパー」は、スーパーボウル・ウィークエンドの興収記録(「ハンナ・モンタナ ザ・コンサート 3D」約3110万ドル/2008年)にはあと一歩及ばなかったが、累計興収は拡大公開3週目で約2億4900万ドルに達し、1998年公開のスティーブン・スピルバーグ監督作「プライベート・ライアン」(約2億1650万ドル)を抜き、戦争映画の歴代ナンバーワンヒットに。2014年公開作では「トランスフォーマー ロストエイジ」(約2億4500万ドル)を抜いて第6位となり、今週中にも「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」(約2億5980万ドル)を抜いて、3位に浮上する見込みだ。
2位は約855万ドルの「パディントン」。それとほぼ同等の成績で3位デビューとなったのが、マイケル・ベイ製作のティーン向けSF「Project Almanac」。タイムトラベルが出来るようになった青年たちが、その力を制御できずに窮地に陥っていく姿が描かれており、「クロニクル」(2012年/ジョシュ・トランク監督)を意識した作風になっている。
約645万ドルのオープニング興収で4位デビューとなったのはケビン・コスナー主演の「Black or White」。妻と娘を失い、独り者になった老人(コスナー)が孫娘の親権を巡って、娘婿の黒人一家と法廷で争うドラマ。コスナーは私費10億円を投じてプロデューサーも務めたが、興行、批評、ともに芳しいスタートにはならなかった。共演にオクタビア・スペンサー、アンソニー・マッキー。監督は「再会の街で」「ママが泣いた日」のマイク・バインダー。
その他、カール・アーバン、ウェントワース・ミラー、ジェームズ・マースデン共演の「The Loft」が10位デビュー。5人の夫たちが女性と情事を楽しむために秘密の共有ロフトを所有するが、そこで見知らぬ女性の死体が発見され……というR指定スリラー。ベルギーの映画監督エリク・バン・ローイが、2008年の同名ヒット作をハリウッド俳優を起用してセルフリメイクした作品だったが、批評家から酷評されるなど残念なスタートとなってしまった。
今週末は、アンディ&ラナ・ウォシャウスキー姉弟によるSFアクション「ジュピター」(チャニング・テイタム、ミラ・クニス、エディ・レッドメイン、ショーン・ビーン出演)に、アニメ「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!」、アクションファンタジー「セブンス・サン(原題)」(ジェフ・ブリッジス、ジュリアン・ムーア、ベン・バーンズ出演)が公開となる。
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