トム・ヒドルストン、新「ベン・ハー」主演候補に
2014年8月19日 22:40

[映画.com ニュース] 米MGMとパラマウント・ピクチャーズが、1880年に発表されたルー・ウォーレスによる歴史小説「ベン・ハー」を映画化するプロジェクトで、主演に英人気俳優トム・ヒドルストンを希望していると米Deadlineが報じた。
「アベンジャーズ」「マイティ・ソー」シリーズでブレイクしたヒドルストンがすでに主人公ユダ・ベン・ハー役のオファーを受けているのかは不明。しかし同作以外にも、2012年に出版されたベストセラーロマンス小説「Me Before You」をMGMが映画化する企画など複数の作品から声がかかっているため、キャスティングが実現するのか、今後の動向に注目が集まる。
原作小説は、ローマ帝国が支配するエルサレムのユダヤ人貴族ユダ・ベン・ハーの数奇な人生を、「新約聖書」のイエス・キリストの生涯を交えて描く叙事詩的ストーリー。これまで1907年と25年にサイレント映画、59年にトーキー映画、2003年にアニメ映画として4度映画化されている。なかでもウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の59年版は、アカデミー賞で最多11部門を受賞。その後、「タイタニック(1997)」と「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」が同じく11部門を受賞しているが、これを上回る記録は出ていない。
新「ベン・ハー」は、脚本家キース・クラーク(「ウェイバック 脱出6500km」)が脚色した企画をMGMが買い取とったことからスタート。最新の脚本は「それでも夜は明ける」でアカデミー脚色賞を受賞したジョン・リドリーが手がけており、監督にはティムール・ベクマンベトフ(「ウォンテッド」「ナイト・ウォッチ」)が決定している。16年2月26日の全米公開を予定しており、来年早々に撮影を始めるようだ。
現在ヒドルストンは、J・G・バラードの長編小説を映画化する「ハイ・ライズ(原題)」を撮影中。その後、米音楽史に大きな影響を与えたカントリーミュージックの巨匠ハンク・ウィリアムスの伝記映画「I Saw the Light(原題)」に主演する。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
プレデター バッドランド
【うおお…むちゃくちゃ面白そう!!】ストーリーがエグい…!私が次に観る映画は絶対にコレ――!
提供:ディズニー
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート