「TOKYO TRIBE」トロント映画祭に正式出品 園子温監督作は5年連続
2014年7月31日 19:30
[映画.com ニュース] 鬼才・園子温監督の最新作「TOKYO TRIBE」が、9月4~14日にカナダのトロントで開催されるトロント国際映画祭に出品されることが決まった。アクション、ホラー、ファンタジーなどジャンル系映画を上映し、熱狂的な映画ファンが集まると言われているミッドナイト・マッドネス部門のオープニングを飾る。
同映画祭は毎年9月上旬に開催され、アカデミー賞で注目される作品が多数プレミア上映される。そのことから、アカデミー賞の重要な前しょう戦として位置づけられ、各国メディアや映画関係者が多数集まる北米最大級の映画祭として知られている。審査員が受賞作品を決めるのではなく、映画祭に参加し、上映作品を鑑賞した観客の投票によって決まる「観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)」が主な賞となっていることも特長で、昨年の同賞はアカデミー賞作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」にもたらされている。
園監督作では、昨年「地獄でなぜ悪い」が同じくミッドナイト・マッドネス部門で上映され、同部門の観客賞を受賞。12年には「希望の国」がコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門で上映され、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を手にしている。11年に「ヒミズ」がコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門、10年に「冷たい熱帯魚」がバンガード部門にそれぞれ出品されており、今回で5年連続のトロント映画祭への正式出品。「希望の国」「地獄でなぜ悪い」に続き、3年連続の受賞が実現するかにも注目が集まる。
上映は現地時間9月4日の深夜。現地入りする予定の園監督は「熱狂的な映画ファンが集まる部門のオープニングで上映されるのは純粋に嬉しいです。トロントには海外から参加する人も多いので、どんな反応がかえってくるのか非常に楽しみです」と話している。
「TOKYO TRIBE」は、さまざまなトライブ(族)がしのぎを削る近未来のトーキョーで巻き起こる抗争を描いた井上三太氏の伝説的コミック「TOKYO TIRBE2」の実写映画化作。戦いをラップにのせて描くことから、「バトル・ラップ・ミュージカル」と銘打っている。8月30日公開。
なお、その他の日本映画では三池崇史監督の「喰女 クイメ」と中島哲也監督の「渇き。」が、ともにバンガード部門に出品されている。
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