マーティン・スコセッシ選出「クライテリオンコレクション」ベスト10
2014年3月15日 21:35

[映画.com ニュース] 世界中の名作・傑作映画の高品質DVD&BDを発売するレーベルとして知られる米クライテリオン。その約700タイトルのコレクションの中から、著名人がそれぞれのベスト10を選び出す企画をウェブサイト上で展開しているが、このほどマーティン・スコセッシ監督のベスト10が発表された。
第1位に選ばれたのは、ロベルト・ロッセリーニ監督のネオレアリズモの傑作「戦火のかなた」(1946)。ロッセリーニが「無防備都市」に続いて、イタリア各地を舞台に撮った戦争3部作の1作だ。
スコセッシ監督がこの作品を初めて見たのはテレビ放映で、20世紀初頭にイタリアからアメリカに移住した祖父母と一緒だったという。「私にとっては、この映画こそがすべての始まりだ。(中略)国を離れてから初めて祖国の様子を見た祖父母の圧倒的な反応は、映像や登場人物と同じぐらいリアルで生々しかった。私はその時、シネマの力というものを体験した」
半分がイタリア人監督の作品となったベスト10は以下の通り。なお、スコセッシ監督作からは「最後の誘惑」がクライテリオンコレクション入りしている。
2.「赤い靴」(1948/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー)
3.「河(1951)」(ジャン・ルノワール)
4.「雨月物語」(1953/溝口健二)
5.「灰とダイヤモンド」(1958/アンジェイ・ワイダ)
6.「情事(1962)」(ミケランジェロ・アントニオーニ)
7.「シシリーの黒い霧」(1961/フランチェスコ・ロージ)
8.「8 1/2」(1963/フェデリコ・フェリーニ)
9.「軽蔑(1963)」(ジャン=リュック・ゴダール)
10.「山猫」(1963/ルキノ・ビスコンティ)
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