宮崎駿監督「風立ちぬ」興収100億突破確実の大ヒットスタート!
2013年7月20日 16:58

[映画.com ニュース] 宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」が7月20日、全国454スクリーンで封切られ、大ヒットスタートを切った。興行収入約155億円を記録した「崖の上のポニョ」(2008)対比で127%を記録。“大人のジブリ”と評されていることも奏功しレイトショーの売れ行きも好調で、中高年層の平日の動員も期待できることから、興収100億円突破を確実なものとした。
2001年に興収約304億円を稼ぎ、邦画歴代興収1位に君臨し続ける「千と千尋の神隠し」は、「風立ちぬ」と同じ7月20日公開。あれから12年、宮崎監督が自作で初めて涙したと告白した最新作が、“ゼロ戦”級の滑り出しを見せた。
邦画の歴代興収上位は、1位「千と千尋の神隠し」、2位「ハウルの動く城」(04、興収196億円)、3位「もののけ姫」(97、興収194億円)、4位「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03、興収173.5億円)、5位「崖の上のポニョ」となっている。興収100億円を突破すれば、「トイ・ストーリー3」(10、興収108億円)以来の快挙。宮崎監督にとって5年ぶりの監督作が、上位にどこまで迫るのかに大きな注目が集まる。
「風立ちぬ」は、ひとりの青年技師・堀越二郎の半生を描く物語。ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代を生きた文学者・堀辰雄の2人の人生を融合させ、技師としての生き方や薄幸の少女・菜穂子との出会いなどを描き出していく。二郎の声を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズでおなじみの庵野秀明監督が担当し、ヒロイン・菜穂子の声を女優・瀧本美織が務めたことでも話題になっている。
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