「鍵泥棒のメソッド」がハワイ国際映画祭作品賞受賞
2012年10月17日 12:00
[映画.com ニュース] 堺雅人主演、内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」が、10月11日から開催中のハワイ国際映画祭コンペティション部門で作品賞(the Halekulani Golden Orchid for Best Narrative Feature)を受賞した。内田監督は「素晴らしい賞をありがとうございます。今回、仕事の都合で映画祭に参加できず本当に残念でしたが、この映画のキャスト・スタッフと喜びを分かち合いたいと思います。本当にありがとうございました」と喜びのコメントを寄せている。
堺演じる売れない貧乏役者の桜井と記憶を失った伝説の殺し屋コンドウ(香川照之)の人生が入れ替わってしまったことから繰り広げられる騒動を描いた喜劇。広末涼子がヒロインの雑誌編集長を演じている。
映画祭では、Spotlight On Japan部門として「大奥」「あなたへ」「エイトレンジャー」「希望の国」「天地明察」「テルマエ・ロマエ」「ウルトラマン サーガ」「おおかみこどもの雨と雪」「ヘソモリ」「よみがえりのレシピ」など他部門も併せて合計で21本以上の日本映画が上映され、世界から集まった6作品で争われたコンペで、本作は日本から唯一選出された。
また、同映画祭コンペティション部門で日本作品としては、「泥の河」「ウンタマギルー」「いちばん美しい夏」「たそがれ清兵衛」「茶の味」が作品賞を受賞している。
「鍵泥棒のメソッド」は、公開中。