茶の味

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解説

「鮫肌男と桃尻女」で鮮烈なデビューを飾り、「PARTY7」で邦画の新時代を切り開いた石井克人監督、4年ぶりの作品。それぞれ心にモヤモヤを抱えた家族が繰り広げるユニークなエピソードの数々を、美しい田園風景を背景に優しく綴る。出演は、浅野忠信、我修院達也、手塚理美、三浦友和など。2004年カンヌ国際映画祭監督週間のオープニング作品として、正式出品された。

2003年製作/143分/日本
配給:クロックワークス、レントラックジャパン

ストーリー

山間の小さな町に住む春野家の人々は、それぞれモヤモヤとした小さな何かを心に抱えている。長男の一(佐藤貴広)は、片思いの女の子が転校してしまったショックに打ちひしがれていた。後悔の念を乗せ、一の妄想なのか電車が走り去っていく。告白どころか、一度も声を交わしたことすらなかったのだ。もっとも声をかける勇気なんて初めからなかったのだが、そう思うとなおさら自分のふがいなさを後悔する日々・・・。一方、小学校に入学したばかりの妹、春野幸子(坂野真弥)の悩みは、ときどき巨大な自分の分身が勝手に出現し、家の庭先や、学校の校庭で自分のことをじっと見下ろしていることだった。「一体いつになったら、あの大きな自分が目の前から消えてくれるのだろう。」誰にも言えない小さな葛藤が、幸子を憂鬱にさせる。子育ても一段落した母の美子(手塚理美)は再開したアニメータの仕事に没頭し、他のことは上の空。引退したアニメーターであり春野家の祖父、アキラおじい(我修院達也)の指導のもと、日夜アニメ『スーパーBIG』のキャラクターポーズ研究に余念がない。催眠治療士である父のノブオ(三浦友和)は、アキラおじいと美子が自分に分からない世界で仲良くしているのが面白くなく、夫婦間に微妙なミゾを感じている。ある風の強い日、美子の弟、アヤノ(浅野忠信)が実家である春野家に帰省する。東京でスタジオミキサーをやっているアヤノは、今度こそ自分を振った元恋人、寺子アキラ(中嶋朋子)のところに行って、「結婚おめでとう」と一言、伝えたいのだ。長い橋の向こう岸に彼女が夫の実家を手伝っている八百屋があるのだが、どうしても橋を渡ることが出来ない。すごすごと春野家に戻るアヤノ。同じ日、一には女神が舞い降りた。美しい転校生・鈴石アオイ(土屋アンナ)が同じクラスに編入してきたのだ。一目ぼれの一。囲碁部にアオイが入部したことを知った一は、えもいわれぬ恋の衝動に突き動かされ、自転車を飛ばし、囲碁部の部室で碁を打つアオイを植え込みからそっと覗き込む。一方、幸子はアヤノ叔父さんが前に言っていた「呪いの森」の話を思い出していた。叔父さんは子供の頃、血だらけでうんこを頭に乗せている刺青男(寺島進)の幽霊につきまとわれていたという。鉄棒で逆上がりが出来たら消えちゃったと言っていたけれど、自分も逆上がりが出来たらあの大きな分身が消えてくれるのかも、と考える。ある朝、幸子は作りかけたまま放置された山の中の公園に行って、鉄棒をやってみようと決意する。茂みをかきわけながらたどり着いた公園には、幸子のために用意されたかのように錆びた鉄棒がポツンと立っていた。同じ朝、アヤノは勇気を奮ってとうとう橋を渡りきる。アキラと久しぶりに会えたものの、二人の間にはぎこちなく、気まずい空気が漂う。しかし、やっとのことで「おめでとう。」と言えたアヤノの気持ちは、久しぶりに晴れ晴れとしていた。東京では、ノブオの弟、漫画家の轟木一騎(轟木一騎)が悶々としていた。本業に身が入らず、アシスタントにちょっかいを出すが逆にボコボコにされる。日々の満たされないキモチを何かで埋めようと、自分への誕生日プレゼントとして自主制作CDを作ることに。アヤノとアキラおじいと担当編集者を巻き込み、『山よ』という踊り付きの歌をレコーディングする。やがて春が過ぎ、初夏の始まりを告げる暖かな雨が降る。囲碁部に入部した一は、放課後アオイと偶然二人きりになる。二人で打つ碁。それは一の夢見た風景だった。雨の中、相合傘で帰る通学路。そして、アオイが乗ったバスを一は傘もささずに追いかける・・・。美子は『スーパーBIG』で担当したパートのララッシュ試写を迎えていた。カウントが始まり、自分の画が命を吹き込まれたように動いていく。達成感と仕事に復帰できた安堵感で、スタッフの祝福の中涙ぐむ。その報告を電話で受けたノブオは、家庭から仕事へシフトする美子の気持ちに少し複雑な感情を持つのだが、反面誇らしくも思った。また、自分の担当患者(和久井映見)も快方に向かいほっとする。幸子は縁側でうとうとしていた。なかなか逆上がりは出来ない。そのせいか巨大な分身は消えてくれなかった。そして、巨大な分身が庭から出てきた。夢うつつの中で、ふと目がさめるとオジイの離れの窓が開いている。いつもは私が見ると絶対オジイは窓を閉めるのに・・・。背伸びして覗いた部屋で、オジイは静かに倒れていた。それぞれの部屋の小さな葛藤が穏やかに収束していく中で、家族をやさしく見守っていたのはアキラおじいであった。葬式が終わり、オジイの居た離れの間で家族が発見したものは……。

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映画レビュー

3.0ほのぼの映画

なきさん
2019年8月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ほのぼの映画
シュールとかユーモラスとかそういう言葉も正しいんだろうけど、個人的には平仮名で表したいと感じた作品

声出して笑っちゃったくらいおもしろいシーンもあるけど、のどかすぎて眠くなるシーンもあった笑

尺の使い方?が贅沢
アヤノおじさんが昔告白した女の人と会うシーン、あの気まずさにあの尺使うのはすごい

おじいの絵が見つかって、さっちゃんは逆上がりの絵だったシーンは感動した

また忘れたことに見たくなるような映画でした

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なき

4.5練りこまれた秀作

大川さん
2015年11月3日
iPhoneアプリから投稿

登場人物それぞれの、秘めた思い、エピソードをコミカルに描いて一つの皿に乗せる。

こういった作品は数多あるのだと思いますが、日本映画で成功している例は少ないと思います。

だいたいの作品は、監督のテイストで押し切ったり、こういうことってあるでしょ?でなんとなく済ませたり、ありがちなギャグの連続で濁したり。
まあ、こういう映画なんじゃない?笑えるしいいよね、そんなに深く観ないでよってな調子が漂ってて、観る方もじゃあいいんでない?これからも何卒よろしくお願いしますってなっちゃう。

それが、この作品に関していうと、一切妥協を許していない。
映像センスはもともとあるのだろうけど、特筆すべきは脚本のデキだろうと思う。

例えば、この一家はおそらく漫画、アニメーション業界のつながりで生まれたものなのだろうが、それは人物の会話で説明的に明示されているわけではない。各人のエピソードから徐々に視聴者に浸透させていくように、なるべく仕事の話。家族の話を直接的に出さないようにしている。おじいちゃんは業界ではけっこうすごい人なんだろうか?とかいろいろ想像させてくれて、キャラクターに厚みをもたせてくれる。

また、土屋アンナに恋する長男の描き方も秀逸。土屋アンナが囲碁部に入ると聞いて大喜びするのだが、彼は囲碁部に、在籍しているわけではない。親父と縁側で囲碁をやるシーンが一度挿入されているだけだ。この一つのシーンだけで、喜びを共有できるように巧みに脚本を構成している。安い監督なら間違いなく囲碁部に在籍している長男のシーンを描く。そのほうが安心だから。

シュールな作品と評されているけども、全然シュールじゃないですよ。脚本を隅々まで検討してる。マジメ過ぎなくらい。

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大川

0.5強烈に退屈

2014年12月2日
iPhoneアプリから投稿

寝られる

超退屈クズ映画でした。

こんなに中身のない映画あるんだーって感じですかね。つーか監督が適当にアーティスティックな作品をフィルモグラフィーに一つくらい欲しいって感じだろこれ。

ムカつくわー

こういう映画1番ムカつくわー

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アリンコ

3.5シュールで笑える。

ナリさん
2014年8月12日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

この映画は観ていて落ち着く。
変わった家族の悩みや、変わった日常が映し出されるこの映画。
石井克人好きなら誰でも楽しめる。
てか、誰でも気楽に楽しめる作品だと思う。
ストーリーの中に出てくる「山よ」は、何度観ても笑ってしまう。個人的に野糞デビューの話が好き。

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ナリ
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