「アウトレイジ」完結編メイキング映像入手　たけし演じる大友が出所！

2010年6月に全国155スクリーンで公開され、興行収入約7億5000万円のヒットを記録した前作「アウトレイジ」は、たけし扮する大友組長が、解散させた村瀬組若頭（中野英雄）に獄中で刺される壮絶なクライマックスが用意されていた。今作では、“生き残り組”の三浦友和、加瀬亮、中野、小日向文世に加え、新キャストとして西田敏行、松重豊、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁が出演している。

ストーリーの詳細は明かされていないが、メイキング映像の冒頭に登場するのは、巨大化した暴力団の壊滅を目論む警察組織によって突如出所を告げられた大友を、小日向と松重が演じる刑事が出迎えるシーンだ。片岡刑事（小日向）に「メシでも行きましょうよ、先輩」と言い寄られた大友は、つれない態度で完全に無視。見かねた繁田刑事（松重）に怒鳴りつけられると、「誰がまたヤクザやるっつったんだよ！」とにらみ返す、緊張感みなぎるカットは必見だ。

また、西田、塩見（花菱会・中田役）、中尾（山王会古参幹部・富田役）、神山（花菱会会長・布施役）という“大御所”を演出する北野監督の姿も見逃せない。4月17日に行われた製作会見で、「西田さんや中尾さんらベテランの役者さんがコテコテの演技をしてくれて……。見ていてヘトヘトだった。抑えるのが大変で、面白くて仕方がない」と言わしめた面々が勢ぞろいしている。

4月2日に兵庫・神戸でクランクインした同作は、すでに公開週から200スクリーン以上での封切りが決まっている。北野作品としては初のことで、森昌行プロデューサーも「映画祭用に作る映画ではありません。極上のエンタテインメント作品として、多くの方々にご覧いただけるよう成功に導きたい」と宣言。“世界のキタノ”の最新作完成を、世界中のファンが待ち望んでいる。

「アウトレイジ ビヨンド」は、10月6日から全国で公開。