「父の祈りを」英俳優ピート・ポスルスウェイトさんが64歳で死去
2011年1月5日 11:41

[映画.com ニュース] 名脇役として活躍した英俳優ピート・ポスルスウェイトさんが1月2日、英シュロップシャー州の病院で死去した。64歳だった。直接の死因は明らかにされていないが、長年ガンを患っていた。代理人の話によれば、家族と友人たちに見守られて静かに息を引き取ったという。
ポスルスウェイトさんは1946年2月16日、英チェシャー州生まれ。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなど英演劇界で活躍後、77年の「デュエリスト/決闘者」でスクリーンデビュー。ダニエル・デイ=ルイスの父親役を演じた93年の「父の祈りを」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。その他の代表作に「ユージュアル・サスペクツ」(95)、「ロミオ&ジュリエット」(96)、「ブラス!」(96)、「ナイロビの蜂」(06)など。
かつてスティーブン・スピルバーグ監督は、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(97)と「アミスタッド」(97)で起用したポスルスウェイトさんを「世界最高の俳優」と評した。昨年公開の話題作「インセプション」「タイタンの戦い」、2月に日本公開予定のベン・アフレック監督作「ザ・タウン」にも出演。4月公開のコメディ「Killing Bono」が遺作となった。03年には大英勲章OBEを授与されている。
関連ニュース





