北野武監督、「アウトレイジ」初日に自信のアピール
2010年6月12日 13:43

[映画.com ニュース] 北野武監督の最新作「アウトレイジ」が6月12日、全国155スクリーンで公開。北野監督ほか椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、石橋蓮司ら主要キャストが勢ぞろいし、東京・新宿ミラノで舞台挨拶に立った。
北野監督の15作目となる同作は、金と権力をめぐってヤクザたちがし烈な下克上を繰り広げるバイオレンス映画。北野監督は、開口一番「監督の山田洋次です」とボケをかまし、「ここ最近、まったく客が入らない映画ばかり撮っていて、『頼むから、お客が入る映画を作ってください』って頼まれちゃって」と照れ笑いを浮かべた。
北野組初参加となる豪華キャスト陣について、「キャリアのある役者さんをそろえると、とにかく楽。それに編集で、撮影中は気づかなかった(演技の)良さを再確認できた。石橋さんなんて、あれだけ殴られて笑われる人はいないよ」。そして、「全員主役で、全員が脇。だから自分の出番が少なくなって。サウナで人を殺すシーンは椎名さんがやる予定だったが、『オレが殺しに行く! このシーン、オレにくれ』って」と“強奪”したことを明かした。これには椎名も、「知らなかった」と驚きの表情を浮かべていた。
その椎名は、「初めての北野組で緊張したが、非常にスピーディで撮り直しもしない現場。あっという間で楽しい楽しい」と振り返った。ヤクザ役に初挑戦の加瀬は、「いろいろと工夫していただき、何とか(ヤクザとして)成立させていただいた」と感謝し、三浦は「ズルイ役ですみません。でも、一番ズルイのは加瀬君」とニヤリ。また、石橋は「見ないやつがいたら『なんだ、バカヤロウ』ってぶん殴っちゃってください。歌舞伎町がバカヤロウの大合唱になることを期待します」と笑わせた。
北野監督は、「同じことばっかりと言われないよう、今までやったことがない暴力描写を逆算した」と「座頭市」(03)以来のR15+指定を受けた背景を説明。さらに、「ヤクザという設定を抜きにすれば、構造的には今の一般社会に当てはまると思う」とアピールした。
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