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レニー・ゼルウィガーやティルダ・スウィントンも出席 ベルリン映画祭開幕

2010年2月12日 12:20

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大勢の報道陣に向け笑顔
大勢の報道陣に向け笑顔
Photo:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] 第60回ベルリン映画祭が現地時間2月11日に開幕した。ベルリンはこの日マイナス4度前後。小雪もちらつく中、オープニングにはベルナー・ヘルツォーク監督とレニー・ゼルウィガーら審査員団をはじめ、ビム・ベンダース監督、昨年の審査員長だったティルダ・スウィントンら常連組が駆けつけた。

コンペティション対象作品は計20本で、日本からは若松孝ニ監督の「キャタピラー」が入選。今回ベルリナーレ・カメラ賞を授与される山田洋次監督は、「おとうと」がクロージング作品に選ばれた。その他日本からは、パラレル部門に行定勲監督の「パレード」、SABU監督の「蟹工船」など計15本の新作が選ばれた。またマーティン・スコセッシ監督の「シャッター・アイランド」、ロマン・ポランスキー監督の「The Ghost Writer」、マイケル・ウィンターボトム監督の「The Killer Inside Me」等の話題作も上映される。

世界の3大映画祭のひとつと言われるベルリン映画祭は、カンヌ映画祭やベネチア映画祭に比べて若手監督たちのアート系作品や、社会派映画が強いというイメージがある。今年は「サラエボの花」のヤスミラ・ジュバニッチ監督、「トゥヤーの結婚」のワン・チュアンアン監督など、過去に金熊賞を取った監督のカムバックも目立つ。

審査員長のヘルツォーク監督は記者会見で、「これまで何度かベルリン映画祭に来ているが、観客と真剣な討論をしたり、とても印象深かった思い出がある。審査員としては、どんな審査基準も持たないようにしているし、それぞれの映画のポジティブな面を見るように心がけたい。いろいろな国から集まった審査員がそれぞれの意見を持ち寄るのがとても楽しみだ」と語った。

映画祭は20日の夜の授賞式をもって、栄えある60回目の受賞者が発表される。(佐藤久理子)

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