「ブライアン・ジョーンズ」スティーブン・ウーリー監督に直撃
2006年8月1日 12:00
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「ブライアン・ジョーンズ」スティーブン・ウーリー監督に直撃

「狼の血族」「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」、そして「プルートで朝食を」など、アイルランドの鬼才ニール・ジョーダン監督とコンビを組んできた映画プロデューサーのスティーブン・ウーリーが、満を持して初監督に挑んだ「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」。公開を前に来日したウーリー監督に話を聞いた。
83年大島渚監督の「戦場のメリー・クリスマス」の買い付けのためにたった1人で東京にやってきた時に、「ラスト・エンペラー」などベルナルド・ベルトルッチ作品の映画プロデューサーとして知られるジェレミー・トーマスから映画プロデューサーになることを勧められて、その道に進んだというスティーブン・ウーリー。「まず、ブライアン・ジョーンズありきだったんだ。ジャニス(・ジョップリン)やジミ・ヘンドリックスは現代でもカリスマなのに、ブライアンだけは忘れ去られているような気がしたんだよ。僕自身、今までは『バック・ビート』など60年代の陽の部分を描いてきたけど、これは60年代の陰の部分についての映画なんだ。言うなれば、60年代の終焉を描いたんだ」と本作のテーマを明かした。
60年代の雰囲気を余すところなく伝えている本作の撮影については「やはり60年代のディテールを再現する力がある撮影監督が必要だった。今回、リドリー・スコット監督と『グラディエーター』『キングダム・オブ・ヘブン』を撮ってるジョン・マシスンに頼んだのは、画家フランシス・ベーコンの人生に迫ったジョン・メイブリーの『愛の悪魔』の撮影が素晴らしかったからなんだ。『愛の悪魔』は50年代の雰囲気を的確に表現していたんだよね。僕の映画でもよく撮れていたと思う」とマシスンの撮影を絶賛。
そして、自身の初監督については「今までプロデューサーとして、色々と映画を作って、様々な監督とディスカッションをしてきたけど、やはり最終的には自分で監督するしかないかなと思っていたんだ。この映画はニールが作るような映画ではなかったしね」と笑顔で語ってくれた。8月5日よりロードショー。
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