インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

劇場公開日:

解説

吸血鬼に魅入られ、不老不死となった青年が遂げる数奇な運命を描いたホラー・ロマン。女性作家アン・ライスの代表作でカルト的な人気を誇る小説『夜明けのヴァンパイア』(早川書房)を、彼女自身の脚本で映画化。過去に何度も映画化が企画され、幾多の監督や俳優が候補に上ったが、いずれも実現しなかった。結局、「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダンが監督に決まったものの、主役のトム・クルーズに熱狂的な愛読者が反対運動を起こし、さらに原作者本人が彼の配役に不満の意を表明(完成品を見た彼女は後に発言を撤回し、『ヴァラエティ』紙の広告スペースを私費で買い取り、絶賛する文章を掲載した)。その上、撮影が開始されてからは、マロイ役のリヴァー・フェニックスが急逝するなど、数々の話題を提供した(完成作品は、リヴァーの思い出に捧げられている)。製作は、ジョーダンの初監督作『殺人天使』(V)以来、10年来のコンビを組んでいるスティーヴン・ウーリーと、ゲフィン・カンパニーの創立者デイヴィッド・ゲフィンの共同。撮影は「リバー・ランズ・スルー・イット」のフィリップ・ルースロ、美術はフェリーニ作品で知られる、「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」のダンテ・フェレッティ、特殊メイクは「シザーハンズ」のスタン・ウィンストンが担当。音楽はオリジナル・スコアをエリオット・ゴールデンサルが書き、主題歌はガンズ&ローゼスがローリング・ストーンズの曲をカバーした『悪魔を憐れむ歌』。出演は「ザ・ファーム 法律事務所」のトム・クルーズ、「トゥルー・ロマンス」のブラッド・ピット、クリスチャン・スレイターほか。

1994年製作/124分/アメリカ
原題:Interview With The Vampire
配給:ワーナー・ブラザース

ストーリー

現代のサンフランシスコ。とある部屋で、マスコミでのし上がろうとする野心的な若者クリス(クリスチャン・スレイター)が、漆黒の髪の美青年ルイ(ブラッド・ピット)へインタビューを始めたが、その内容は驚くべきものだった。18世紀末の米ニューオリンズ。フランス移民のルイは当時25歳。最愛の妻と娘を亡くして絶望する彼に、美貌の吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が近づく。彼は、人間らしく揺れ動く、繊細な魂のルイに興味を覚え、永遠の命を共にする伴侶として彼を選ぶ。首筋にレスタトの牙を立てられて死亡したルイは、間もなく吸血鬼として蘇生した。だが、彼は大胆で冷酷なレスタトとは対照的に、他人の命を奪って生きることに耐えられない。レスタトは瀕死の少女クローディア(キルスティン・ダンスト)を自分たちの同族に仕立て、ルイに与える。クローディアはルイと違い、吸血鬼の生活にすぐになじんだ。次々と人間を襲い、その血を吸う彼女の心は成長しても、体は子供のままだった。彼女はその悲しみといらだちをレスタトにぶつけ、やがて彼を殺してルイと2人で遠くへ旅立とうと計画する。争いの中で、炎に包まれたレスタトを後に、2人は同族を求めてヨーロッパへ渡った。パリでサンティアゴ(スティーヴン・レア)という吸血鬼と出会ったルイとクローディアは、彼の案内でアルマン(アントニオ・バンデラス)を首領とする吸血鬼の一族と出会う。ルイは仲間に誘われるが残虐なアルマンとは相いれず、去ろうとする。アルマンはクローディアを捕らえて日光を浴びさせ、彼女を処刑する。いつしか愛していた彼女を失ったルイは怒りにかられ、アルマン一族を滅ぼす。サンティアゴとも訣別した彼は、その後アメリカに戻り、現代に至るまでひっそりと暮らし続けている。生きていたレスタトとも再会したが、その場限りで別れた: 。話し終えた彼に、興奮したクリスは自分も吸血鬼にしてくれと頼む。だが、ルイの怒りに恐怖を覚え、命からがら車で逃げ帰った彼は、潜んでいたレスタトに血を吸われる。カーステレオから『悪魔を憐れむ歌』が流れる夜明けの光景の中、復活したレスタトは車を駆り、いずこともなく姿を消した。

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オソレゾーン

映画レビュー

1.5苦手

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

面白さがわからない...

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りょう

3.0オープンカーを運転するヴァンパイア

2022年12月12日
iPhoneアプリから投稿

2022/06/13@アマプラ

トムクルーズにブラッドピッドのヴァンパイアカッコ良すぎでしょ
噛まれても良い…一緒にヴァンパイア生活送りたい
って途中まで思ってた

ヴァンパイア生活思ってたより過酷じゃん
とはいえ、ブラピや最後の記者のように、死にかけてる時死ぬか吸血鬼生活か選ばなきゃいけなくなったら吸血鬼生活選んじゃうんだろうな

トムクルーズ、ブラピに対して厳しすぎ!と思ったけど、他の吸血鬼たちを見たらトムクルーズ超優しいじゃん!となった

ヴァンパイアが過酷だってことを映画を通して学んだので、記者にはどうか死を選んで欲しいと思ったけど、どうなんだろうな 何が正しい選択かわからないな

ゴシックで危険な雰囲気の映画なのにラストでオープンカー運転してるのちょっと笑った
エンディング曲もポップで作品と雰囲気合ってないような気もしたけど、何年も生きて現代に溶け込んでるヴァンパイアを表現してんのかな

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すずかけ

2.0実にワクワクしないつまらない作品

2022年10月24日
PCから投稿

上記の通りでそれ以上の感想なし、1.5倍速で何とか最後まで持たせた。
吸血シーンばっかで、どこを面白がればよいのか?
二大スターの競演を観るだけでした。

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越後屋

5.0目の保養に

2022年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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SpicaM
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