演技ではない「何か」を感じさせる狂気
予告を見る限り小栗旬が刑事役で更に犯人にもかなりスポットが当たるという事で「ミュージアム」に近いのかな?と思い鑑賞。
まず観て思ったのが、タイトルにも書いた通りFukase演じる両角の狂気的な""ホンモノ感""が凄まじすぎた。彼の持つ囁きかけるような声もあってか本当に演技なのかと疑うレベルで、スクリーンに映る度にゾクゾクしてしまった。
今更言うまでもないが菅田将暉のハマり具合も流石で、リ... 続きを見る
「心温まる親子向けアニメ」の皮をかぶった尖り映画
このスチームパンクと昭和レトロを掛け合わせたような世界観は魅力的だしそれを動かすアニメーションも上質。また声優陣も違和感なくハマっていると思う。
ただストーリー内容は中盤以降にどんどん強くなっていく宗教臭さセミナー臭さをどう感じるかで賛否が分かれそう。
解りやすい物語とメッセージは良いと思うが、語り口の宗教臭さのせいか「俺にはお前らがこう見えてるぞ。目を覚ませよ。」と言っているようにも聞こ... 続きを見る
福山雅治の感想が1番適切だったとは…
朝の番組で福山雅治がインタビューを受けて「エンドロールが1番良かった」「いやいや冗談ですけどね」って言っていたが冗談じゃなかった(笑)
監督の好きな調味料をバンバン入れてぐちゃぐちゃの味になってしまった作品。
皆んなに見せ所あげなきゃ!って感じでなに見て良いのかわかりません。
すずちゃんのシーンなんてまったく要らないしね。
観るか迷っている方は配信待ちがお勧めです。 続きを見る
貧富格差の表現力、ストーリーの展開力
世界で広がる『貧富格差』を背景とした韓国の映画。
『「金持ちなのに」じゃない、あの人は「金持ちだから」優しいのよ。』
登場人物のふとした発言ひとつひとつに、
貧富の文字通り資金力の格差というより、
染み付いた互いへの軽蔑の意識が表現されている。
■良い点
・貧富格差の描き方
→ミステリーに目が行きがちだが、半地下の両親のふとした発言や仕草に、格差社会への諦めや埋まらない溝を感じさせます。... 続きを見る
「僕は映画の力を信じたい」【追記あり】
レビュータイトルは、妻夫木聡さんの舞台挨拶から。
大友啓史監督の熱量が最大限に高まるのは、「撮りたい」を超えて「撮らなければならない」作品に出会った時だと思います。
『宝島』は主演の妻夫木聡さんの熱量も共鳴して、社会的使命を背負った圧倒的熱量の映画になりました。
7月28日NHK放送「妻夫木聡がゆく もっと知りたい沖縄 戦後80年特別企画」。
26歳の時に映画『涙そうそう』(2006年)... 続きを見る
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