これを他人事だと言い切れる人が何人いる?
同じ介護士が働く訪問介護事務所の入居者の死亡率が突出していることから、1人の検事が事実の確認に着手する。やがて見えてくるのは、65歳以上の高齢者が人口全体の3割を占めるここ日本で、もはや国の政策や制度では賄い切れない厳しすぎる現実だ。
疑惑の介護士が言い放つ、常軌を逸しているようで、実は胸に突き刺さる一言に激昂し、否定する刑事の側も迷いがある。2人のやり取りを聞いていて、これを他人事だと言... 続きを見る
戦国ラブ・ストーリー
木村拓哉が織田信長を演じ、その妻・濃姫役を綾瀬はるかが演じると、公開前からテレビ番組にも番宣で数多く出演し、東映70周年記念作品としての肝入り感が覗えた、時代劇大作。また、『るろうに剣心』の大友啓史監督と『コンフィデンスマンJP』の古沢良太が脚本を担当しているとなれば、面白くないわけがないと、期待も大きかった作品。
これまでも、数多くの信長作品は映像化され、破天荒で、冷酷でありながらもカリ... 続きを見る
社会正義、真実究明に立ちはだかるもの
本作は人気TVシリーズの劇場版。隣接する町で起こった二つの事件の真相に迫る主人公と女性弁護士の姿を描いている。過大な期待はしなかったが、迫力ある見応え十分な作品である。コミカル風味で、二つの事件を通して、正義、真実に真摯に向き合った作品である。
本作の主人公は裁判官の入間みちお(竹野内豊)。彼は、東京地方裁判所第3支部第1刑事課(通称イチケイ)から岡山県の小さな町に異動した。そこで彼は、防... 続きを見る
過去映像を一切使わずに感動させることに成功してみせた傑作
連続ドラマとして多くのファンの支持を得ていた「Dr.コト―診療所」が、16年ぶりとなる続編を映画として製作したことに、まずは驚きを禁じ得なかったのと同時に敬意を表したい。
吉岡秀隆の日本映画界のレジェンドたちから学んだエッセンスが卓越しており、スクリーンにその姿が映り込むだけで妙な説得力を作品にもたらしてくれる。
芸能界を引退した富岡涼が今作のためだけに復帰するなど、話題に事欠かない。
連ド... 続きを見る
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