NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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難解過ぎる映画!!!
解説サイトを漁ってようやくこの映画がどんな話だったか理解出来ました(笑)。というぐらいに、そのまま観ると結構難解な作品です。
序盤父親の謎の死、中盤で突如現れるグレン!じゃなくて元子役のアジア人俳優。そしてやはり、随所に散りばめられる黒人ネタや差別ネタ。
そいつの正体とそれに纏わる昨今の生命に対する人類の向き合い方。及びアメリカを蝕む差別の歴史。これらをミックスさせているので、アメリカの大地を生きている者でないとややピンと来ない作品なのかもしれない。。。
しかし、一切の前情報無しで一体どういう話だったのか?という点で考察が捗るという意味では立派な現代SFだったと思う。やっぱ純粋なSFってこういう変な気持ち悪さが終始漂ってて、コレなんだよな~という感じで好きな人は好きだと思う。
ずば抜けた映像と、予想外の展開で観る者を翻弄する
《UFOホラー映画》
以外と怖くないが、煙に巻かれて、何回も観てしまうスルメ映画。
「NOPE」は「NO」を強調した単語で、無理とか、あり得ない・・・の意味。
見渡す限りの青空が広がっているロサンゼルスのとある牧場。
ある日、OJ(ダニエル・カルーヤ)の父親は、
空から落ちてきた硬貨が頭に刺さり死亡した。
なぜ?そんな?と思うが、そうなのだ。
おっとりした兄のOJと、フワちゃんみたいにやかましくておキャンな妹
エメラルド(キキ・パーマー)は、空に「動かない雲」を発見する。
そしてその中にUFOが潜んでいる筈・・・と思い、
動画をアップして一儲けしようと企む。
そこに技術屋のエンジェル(ブライトン・ペレア)が絡み協力する。
SFホラー映画だが、強烈なエピソードが2つある。
ひとつは、これが最初の映画ということになっている
「動く馬」の映像(2秒)に関すること。
「動く馬」はエドワード・マイブリッジという人が撮った
有名な連続写真のことで、
エジソンがこれをヒントにキネトスコープ(1人用の映画)をつくり、
それが後に映画の起源とされる。
リュミエール兄弟のシネトグラフ(皆で観るタイプの映画)に
繋がる事になる。
このエピソードでジョーダン・ピールが言いたい事は、
黒人が名前を抹消されたこと。
最初の映画に登場する黒人(つまり「動く馬」に乗っている騎手)
カメラマンであるエドワード・マイブリッジや馬の名前は後世に伝わっている。
なのに黒人騎手の名前は誰も覚えていない。
あってなきが如きの黒人の存在。
しかもその子孫がOJたちなのだ。
もうひとつのエピソード。
1990年代に架空シチュエーション・コメディ番組の撮影現場で起きた
チンパンジーの大暴れ事件。
それまで人間の言いつけを素直に聞いていたチンパンジーが、
イキナリ凶暴化して人を殺した。
その現場にいた子役の少年・ジュープは1人だけチンパンジーの殺戮から
逃れ無傷だった。
机の下でぶるぶる震えていたが、なぜかチンパンジーとグータッチを
しようとしたのだ。
ここで監督が言いたいのは多分、
自然界や動物を支配してコントロールすることなど、人間には無理。
だから、自然も動物も、甘く見るな、警戒を怠るな!!
ということだ。
更にホルストという名の動物の撮影で有名な白人カメラマンが
本作では殺される。
(今までのピール監督作の『ゲットアウト』や『アス』より差別への
(主張は穏やかだ)
さて、
雲に隠れた謎の存在は、白い円盤のような形だが、下から覗くと
海月のようにヒラヒラした花のようなクチみたいなものがある。
その花は幾層にも増殖しイソギンチャクのようでもある。
ただ開口部分はカメラのレンズのようにシャカシャカと開閉して眉間える。
かなり奇妙で独創的なUFOでいる。
ラストになるに従ってスピード感は増して行き、なぜか恐怖よりユーモアが
漂ってくる。
SF映画として、はじめての「新しい切り口」
兎も角、絵面の面白さは抜群です。
どでかいユァン君が可愛い
描写は期待外れの部分もあったが、見返したくはなる今までにないSFスリラーだ
私は★3つとさせていただいた。
まず良かった点としては
・本作の舞台であるハリウッドのとある渓谷奥地の牧場上空に広がる青空の美しさ。そして、
本作の肝である謎の雲の存在の不気味さを表現した描写。
・そして、ストーリー構成がしっかりされており、特に主人公OJがめちゃめちゃクールでかっこよすぎた。それぞれの登場人物のキャラが立っており、いずれも憎めない奴らだった。
ただ、悪かった点としては
・PRのポスターが「夜空に舞い上がる馬の描写」だったため、そういった夜空に舞い上がっていく様をシーンとして入れてほしかった。夜空をゆっくりそして不穏に舞い上がる様を映像化したら、実に神秘的だったろうに。
(故にこの描写を期待していた私にとってはある種の肩透かしを食らった。その点をマイナスとさせていただいた。)
最後に、この作品には正義らしきものはない。主人公たちがただただ躍起になって未確認の「何か」の撮影に固執しているに過ぎない。
描写は期待外れの部分もあったが、見返したくはなる今までにないSFスリラーだと感じた。
今回は星2.5。次作に期待
IMAXやばかった
変な映画
映画の起源は、連続写真『動く馬』なんですね.人間が動く馬をスクリーンで観ることができる…時は進み、チンパンジーも交えて家族が楽しく過ごすファミリー番組。ありそう。楽しさの象徴。そのチンパンジーがまさかの暴走で出演者を殺すという悲劇が起きた。出演し物陰でそれを怯えながら見ていた少年…
時は進み、連続写真『動く馬』の騎手の子孫は、映画に出演する馬を育て手配する会社を経営し、怯えながら見ていた少年は、西部劇テーマパークを経営している。
見るもの(捕食する者)は、雲の中にいてその姿を見せない。見られる者(捕食される者)は、相手が食いたい時に食われるだけの立場。
だが、見せたくない姿を見ること、撮影することはできるはず。無抵抗で食われるのではない。見ること、撮ることが最大の抵抗だ。
と、ホラーの姿をとりながら、実は現実における、抵抗しがたい力や圧力に対する映画の力をうたった話。なのかな??? 謎。
特撮、凄いと思う。明るい空にちゃんと浮かぶ異形の物。東宝のドゴラや、円谷プロのバルンガと同じジャンルと考えると(古いか!)、50年の技術進歩に唖然とする。
最悪の奇跡が起こる
散りばめられた伏線を丁寧に回収してカタルシスを感じるホラー
タイトル長くなりました。
夏に観たいと思いながら色々あって観れずに過ごしていたNOPE。
都内で唯一上映していた近所の映画館でようやく鑑賞。
始まりはとても地味で意味が分からなく進む。
ところがこの序盤に伏線が散りばめられているので、ちゃんと拾えているかどうかで後半の深みの理解が変わる。
思うに、この監督はかなりの映画オタクで、映画の「旨味」を理解していて、映画としてかゆいところに手が届いていると思う。
だからこそ、毎回評価が高く、それでいて知的な風刺も効いているから観る側も満足度が高いのだろう。
コントロール出来ると踏んだチンパンジーへの過信と同じく、コントロール出来ると踏んだ異形のモンスターがコントロールを失い全てを飲み込み始め、見せない恐怖から見える恐怖に変わる後半の盛り上がりも素晴らしい。
散りばめられた日本リスペクトの内容も面白いし、何よりお金のかかったAKIRAを観れて感無量である(多分多くの日本人はあのシーンで別の感想を抱くはず)。
何かが起きる時は引いたカメラワークで淡々と描く手法も好きだし、終わり方も好き。
スピルバーグ版宇宙戦争のスリルをまた楽しめる良作。
年末のデジタル配信は是非とも。
p.s. 前回のレビュー時にいたSM関係のパートナーと昨晩関係解消しました。侍味さんの次回作にご期待下さい。(実話)
p.s. の p.s. 今朝、彼女の遺した私物を全て捨ててやりました(スッキリ)
金はかかっていそうだがイマイチ
理由がわかったらゾッとすると言われて見たが、イマイチだった。背景に人種差別やキリスト教的な意味があるのはわかるのだが、敵のようなものがアレとは微妙。猿については良い、不気味さがよく出ていて面白かった。主演の俳優の白眼の白さが際立っていて、夜のシーンは彼だからこそ緊迫感が伝わったかな。
ううううう勿体ないことした
アイマックスの1番いい席で観てしまった…。
妹が、苦手なマシンガントークするタイプだったから観ていて脳が疲れてしまった。でも妹のファッションは可愛かった!!キリンだっけ?日本のビールのんでるの嬉しかった。
宇宙船の食道はなんかギャグ漫画っぽくて吹き出した。
オレンジのパーカー欲しいと思った。撮影ミスなのかそのままでいいと思ったのか、それどころじゃないだろう主人公が直したのかパーカーの紐がおかしくなってたのに次のシーンで直ってた。子役の女の子の大人になったシーンは深い意味はない?だけどアイマックスのいい席の凄さを初めて感じられた!画面がただの長方形じゃなくて下の方まで覗き込めるような不思議な感覚になれて、画面に入り込めるような感覚に感動!!!
最悪で最高だ!!
デッカいカメラ使ってみたい
映画館で見て良かった作品
SFホラーのお手本になり得る
まさにノーラン級
冗長すぎてつらい
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