NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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ホラー初IMAX、最高で最悪!!
池袋のグランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞しました。
映像についての評判は知っていたので池袋まで足を運びました。
内容はまぁともかくIMAX画角の場面ではその場に本当にいるかのような臨場感が得られました。
やばかったですが観に来てよかったと思いました!
ダークな未知との遭遇なんだけど…
突如、田舎の牧場の上空に現れた、謎の飛行物体を巡るSFミステリー。『未知との遭遇』と『宇宙戦争』を足した様な内容だが、そのスケールは100分の1。あまりリビューに、酷評はしない方だが、お金を払って鑑賞するには、期待を大きく裏切られた作品だった。
冒頭は、確かに猿のショッキングな映像から入り、父親の頭に、空からの落下物が当たるシーンは、暗雲が立ち込め、掴みは良かった。しかしその後は、殆どSF的な要素もないまま、家族のヒューマン・ドラマが続く前半。後半になって、ようやく謎の飛行物体が露になり、SF的な戦闘シーンに突入するのだが…。
正直、テーマがよく分からず、勉強不足で『?』が多かった。
・冒頭、『ナホム書』の文が引用されるが、馴染みが無く、どう作品と結びつくのか分からなかった。
・飛行物体の描写もあまりに雑で、その内部に人々が呑み込まれたシーンも、風船に挟まれたようで、『宇宙戦争』の内部の様なグロさもなく、痛さや恐怖も伝わらなかった。
・飛行物体の正体もハッキリしないままで、「それで爆発?」という、あまりに短絡的なラストシーン。
・冒頭に猿が暴れるシーンも、途中で回収したものの、後半の飛行物体との対峙のシーンとの繋がりが、よく読めなかった。
・かと言って、主人公の兄と妹の家族愛も、それほど前面には出てこない。
エンドロールで、あれだけのスタッフが関わっている割には、全てが中途半端。
人間を呑み込む飛行物体ならば、もう少しグロさ盛り込んで、観る人に恐怖を訴えて欲しかった。また、ギリギリの危機一髪シーンに、感情移入ができるような工夫も見られなかった。
主演のダニエル・カルーヤは、『ゲット・アウト』でアカデミー賞にノミネートされたが、これまで、脇役でいい味を出してきたタイプで、主演となると華に欠けるかな。その他の出演者は、申し訳ないが、一人も知らなくて、演技も全体的に沈んでいた。
デカい風呂敷
ウルトラQ(円谷プロ)かと思った(^~^;)ゞ
チンパンジーのゴーディエピソードだけ妙にリアル。
「動物とは信頼が大切」みたいなこと?
心通わせる前に射殺されたやん。
「目を合わせない」の重要性があまり感じられなかった。
なんでも吸い込むが薄い布切れで詰まる。
ウチの掃除機か。
カマキリさんの方が未確認生物っぽいわ(笑)
難しいこと考えなくても楽しめ、深く考えることで更に楽しめる
ジョーダン・ピール監督作品は『ゲット・アウト』『アス』に続いて三作目です。製作脚本を務めた前作の『キャンディマン』は観ていません。ジョーダン監督はこれまで黒人の差別問題や貧富の差などについて描いてきました。そのような重いテーマを内包しながらも、しっかりエンタメとして楽しめる作品を生み出している素晴らしい監督ですね。
本作もまた、映画を始めとするショービジネスに潜む差別問題を、黒人を主人公とするUFO映画として描いてみせました。エンタメとして楽しむだけでなく、劇中の随所に忍ばせたメタファーやオマージュを探すのも楽しめます。観て楽しい・観終わってからも楽しい。素晴らしい映画でした。
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代々馬の牧場を経営するヘイウッド家。映画に出演する馬を飼育・調教することを生業としていた。半年前に飛行機からの落下物の直撃を受けたことで父親が突然亡くなり、牧場を継いだOJ(ダニエル・カルーヤ)であったが、調教師として非常に優秀であった父にはなかなか及ばず、仕事は激減。飼育している馬を売却することで何とか牧場運営を続けてきた。そんなある日、OJと妹のエメラルド(キキ・パーマー)は牧場でUFOのような円盤状の飛行物体を目撃する。UFOを撮影して映像を売れば一獲千金を狙えると踏んだ兄妹は、自宅に監視カメラを設置し、UFOの再来を待ち構える。
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突然現れた謎の飛行物体。それを撮影するために奮闘する兄妹と電気屋のUFOオタク。過去の体験に固執するテーマパークの園長。そして終盤に仲間に加わる映像監督。キャラの魅力がしっかりあって、人間ドラマが面白い。思ったより恐怖演出は少なかったので、ホラーがあまり得意でない私でも問題なく鑑賞することができました。
監督の前作『アス』を鑑賞した時も思ったんですが、色んなメタファーっぽい要素があるけれどそれらの解釈は観客に委ねるような作品になっていたため、鑑賞した人によって感じ方は様々だと思います。鑑賞後に語り合うのも楽しい作品のように感じます。突如現れた謎の飛行物体(Gジャン)は、何のメタファーなんでしょうか。
本作のレビューを色々見てみると、UFOとヘイウッド兄妹について、「映画製作者と観客の関係性を表している」とか「白人と有色人種の関係性のメタファーだ」とか多くの意見がありますが、私は「利用する側される側の逆転」について描かれているように感じました。
UFOを利用して一獲千金を目論む兄妹・UFOを利用して自分のパークにお客さんを呼びこむ園長・「不可能」を撮影するためにUFOを利用する映像監督など、本作に登場するキャラクターたちは、みんなUFOを利用しようと考えています。しかしながら、彼らの多くは利用しようとしたUFOに逆に餌として食われてしまうんです。「これまで食い物としてきた相手に逆に食われてしまう」というのは我々の日常生活でもたまに見掛けることですが、本作ではそれが文字通り行われるワケですね。
もちろん、これは私個人の解釈ですので、観る人によって十人十色の解釈があると思います。色んな方々の解釈を聴いてみたいものです。
劇中に何度も登場するチンパンジーのゴーティの虐殺シーンですが、おそらく元ネタはトラビスというチンパンジーでしょうね。アメリカで飼育されていたチンパンジーが飼い主の友人を襲い、大怪我を負わせた事件です。元ネタを知らなくても楽しめるとは思いますが、この事件はその後のメディアでの動物出演や動物飼育に関する規制に大きな影響を残した事件ですので、知っておいて損は無いかと思います。
ジョーダン・ピール監督らしさをしっかり残しつつも、今までにない全く新しい映画となっていました。本当に面白かったです。オススメです!!
チンパンジーがトラウマになった
『ゲットアウト』『アス』のジョーダンピールがついにあの領域に挑戦!という今作。
〝人間〟に焦点を当てたホラーを撮ってきた監督が、荒唐無稽さが必要とされるジャンルを上手く撮れるのかな?と素人ながら心配をしていたけど、心配ご無用でめちゃくちゃ面白かった。
チンパンジーの凄惨なヒトコマだけでも、ジョーダンピールの映画監督としての才能を再確認できる。あそこまでチンパンジーを怖く撮れるなんて。。ただチンパンジーと本作のテーマの関係性が最後まで謎だった。
AKIRAやダフトパンクなどの小ネタも楽しかったです。
今度は〝獣害〟をテーマに映画を撮ってほしい。
鑑賞動機:ジョーダン・ピール9割、ネタバレされる前に観たい1割。
うすうすネタバレ気味だったけど、肝の部分はセーフだった。
またこれも細かいネタが色々仕込んであるみたいで、それがわかってもわからなくても楽しめた。途中でどんどん雰囲気というかジャンルも形も変わっていくので、余計楽しかった。社会風刺も以前よりはあからさまではないので、わかってもわからなくてもいい。
撮影がホイテマさんだからか「撮る」ことへのこだわりが感じられた。どんどん原点回帰というか…。
音響では派手なシーンよりも、むしろ日常の何気ないところでサラウンドで聴こえてくる風の音や虫の声にこだわりを感じた。
金田のバイクにその場で気づかないくらいなので、もう一回観たら、他にも色々気付けるかも。
案外良かった
火曜日、平日のレイトショー。
お客は自分を含めて、10名ほど。
女性は2人。男性は、おじさんが多め。
平日のレイトショーはあまり来た事ないこら、わからないけど、観客が少ないよなぁが第一印象。
あらすじから、好みだから観に来ようと思っていたけど、皆様のレビューがいまいちなのと、ブラピ様のブラットトレインを先に観てしまいました。
音響効果が素晴らしく、音で怖さが倍増でした。
電気屋のお兄ちゃんと、元子役の方が良かったです。
純粋にハラハラドキドキをら楽しめました。
この手の映画は嫌いじゃないはずだが
全然ダメだった。予告編を見て勝手にMナイトシャマランを期待していた。ようは「サイン」みたいな映画なのかと。悪口も言えないほどコメントできるところすら見つからず、ただ茫然とスクリーンに流れる動画を眺めていたらエンドタイトルが流れはじめた。まぁこれは完全な自己責任だ。責めるなら自分だ。映画に罪はない。この手の映画が好きな人もいるし、こうゆう映画だって認められるべきだ。アリなのだろう。
予想以上に面白かった
予想を超えた面白さ。
何を書いてもネタバレになるけど、ジョーズと未知との遭遇とAKIRAとクローバーフィールド等々の良いところを合わせた感じ^_^大画面の映画館で見るべき。
スカッとした終わらせ方も素晴らしい。
兄妹愛に泣けました。
予想外でいい
おっかなびっくりの一言につきます。映画のジャンルすら知らないで見た方がいいです。得体の知れない感を楽しむ映画かな思います。あと映画館でやっている間は映画館の大スクリーンで鑑賞をおすすめします。
よかった
UFOなのか怪物なのか変な存在で、UFOだと思ってわくわくしていたら別のものを出された感じだ。どんどん変形して風にあおられたテントかクラゲみたいになって嫌だ。電動バイクのが電気が切れてもあんなふうにタイヤがロックはしないと思う。最後は兄妹で互いを守ってうるっときた。
猿が凶暴化して番組収録が地獄と化す回想場面が面白い。
邦題をつけるなら『人食いUFO』がいいと思う。
ど直球な映画と思わせておいて、やっぱりジョーダン・ピール作品になってる一作
意味の良く分からない短いショットが連続する予告編が、何とも興味をかき立てる作品です。不思議現象に巻き込まれた人々がそこからなんとか対処しようとする過程で、徐々に巨大な謎が明らかになっていく…、という過程は、M・ナイト・シャマラン監督作品にも通じていて、もっと先を観たい、という欲望がくすぐられます。
ところが中盤頃に、もうこれで謎は出尽くしたんでは?と思えてくるような展開となり(そう見せかけてる訳なんですが)、見ようによってはそのまま結末に行き着いてしまうため、大どんでん返しを期待すると肩すかしを感じてしまう可能性もあります。また『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)での、ホラー風味の作品に鋭い現代批判を盛り込んだピール監督の作品作りを知っていると、今回はそこまで批評的な側面を入れていないのかな?とも感じるかも知れません。
ところが実際には、ピール監督は画面内のあらゆる要素、メタファーを通じて、「うち捨てられ、周縁に追いやられた人々」による巻き返し、というよりも復讐を描いています。それは一見本筋のドラマとあまり関連してこないような、テレビドラマで起きた事件とそれに巻き込まれた元子役の男性の挿話が含まれることで、一層明瞭となっています。ただ作中での二つのエピソードの結び付きがちょっと分かりにくいので、どちらかというと物語の筋そのものに不思議さを感じるかも知れません。ストレートな怪奇ものとしても、ピール作品ならではの深読みを促す作品としても楽しめる作品ですが、特にテレビドラマのパートはちょっと恐いシーンがあるので、この点は注意を。
スペクタクル映像でおくる、人間の傲慢さへの警鐘
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督3作目
いわゆるサスペンススリラー、ホラーではないですね
前2作の不気味で体が硬直するような緊張感漂う作風を期待してましたが、少し毛色が違いました、でもこれはこれで普通に面白かったです
オープニングから旧約聖書の一節、ナホム書3章6節が映し出され、聖書に精通していない人が多い日本人にはピンと来ない人が大多数かもしれませんが、この時点から方向性が明確に示されています
その象徴的なエピソードとして登場する冒頭(後半でも再度来ます)のチンパンジーの暴走映像はおぞましく、想像をかきたてグロいので、戦慄という意味ではここが一番すごかった、終始こんな調子でいくのかと不安になりましたが、それ以外は大丈夫でした
広大な灼熱の大地とかんかん照りの陽の光、闇夜のシーンなど、IMAXカメラで撮った映像がすごく綺麗で一級の大作の風格を纏った作品となっています
キキ・パーマーさん演じる主人公の妹エメラルドがバイクでスライドブレーキをかけるのは「AKIRA」、そして謎の飛行物体は「エヴァンゲリヲン」の使徒と、ピール監督の好みで日本映画のオマージュが散りばめられ、観ていてとても楽しかったです
キキ・パーマーさん演じるエメラルドは最初はうるさいキャラだと思ったけど、どんどんストーリーに巻き込まれていくうちに、とても力強く勇敢で頼りになる妹へ進化していき、とても魅力的でした
解らない!空に浮かぶフワフワは何?
評判の高い作品なのですが、私は一向に内容を理解しないまま、エンドロールを迎えた。
空に浮遊するフワフワは一体何?UFOと言うなら、
未知との遭遇 然として、まだ理解もするものだが。
ジョーダンピル監督作品と。
映像が?カメラアングルが?空の青とフワフワの対比が?何かが秀逸。
ケチつけるつもりはないけれど、解りにくい…いや、
解らない作品でした。私の選択ミスですが、酷評して
しまったこと、御容赦。。。
靴の謎
GETOUT、USが好きで期待しての鑑賞。前2作とはまた違った(スケールが大きくなった)感じで、ダークさはやや減ってますが緊張感がありました。好きです。登場人物が少ないけど、皆さん魅力的。
最後の外敵が布っぽすぎて、そのままかもっと肉肉してもいいのかなと想像してみたり。
ラストシーンは嫌いではないです。にやっとなりました。
チンパンジーの暴行シーンで、立っていた靴が気になりすぎたけど、答えがでませんでした。違和感しか。
馬好きなので萌え+。
あなたの知らない世界
好き。IMAXlaserで観られたのも高評価(?)に繋がったかも。「ゲットアウト」でヤられて「アス」では乗り切れませんでしたが、監督のリズムへの慣れもあるのか、抑揚の薄い展開のわりに前のめりになっていた様です。
だもんで中盤の「ドーン!」の時には背もたれに「ドーーーン!」となる位にビックリしてしまいました。お恥ずかしい…笑
大不評なアレの造形なんかも個人的には、昔のアレコレを彷彿させるので好きでしたし(ラスト間際のビローンの形はフラットウッズっぽくて慄えた)、ちょいちょい西部劇ぽいのも美味しく頂戴出来ました。
予告編をもっと工夫すればより面白かっただろうなぁ。そこは残念。
音が良い環境が推奨です。
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