さがすのレビュー・感想・評価
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オチをさがす?
冗長だし、オチも弱い
岬の兄弟よりは冗長ではないが、それでも気になる。オチのための伏線をこれだけ見せたいなら、その伏線を面白く見せる工夫が脚本や編集に求められると思う。
オチは確かに意外性があったが、その意外性の理由は、そんな事しても面白くならないだろうからだ。そして実際、意外だったという感情以外の感情は湧き出てこなかった。
ただし、主要キャストの仕事は素晴らしいの一言。
とんでもない映画を観てしまった
席を立てない程だった。
いちごゼリーをポケットに隠したり、
修道女の顔に唾を吐きかけたりする楓および伊東蒼に
完全に虜になっていた
もう完全に味方!ってな感じで観ていた
また、清水尋也も毎度ながら凄い
いつ見てもあんな役で、しかしあんな役が
異常なほど似合っていて素晴らしかった
この人に「有料コンテンツ」とか「キャラ」とか
「ログアウト」とか言わせるあたりも秀逸だと思いましたよ。
そして森田望智感を一切消した森田望智
マジで素晴らしかった
役者てのはああいうものだと、まざまざと魅せられた
佐藤二郎との絡みは、台詞一つ一つに笑ってしまった
最後、息を吹き返したけど、やっぱり死ぬのは
宿命なのかね。どこまでも残酷。
展開としても、かなり感情を揺さぶられたし、
撮り方も好きで、この人映画好きなんだろうなと
思わずにはいられなかった
笑っていいのか泣いていいのか困惑する場面が多く、
残酷で、滑稽で、人間そのものだった
サイコな清水尋也とまともだけど狂っていく佐藤二朗、
悲壮感の漂う伊東蒼の関係性も面白かった
余計な伏線が気になったりしたが
ピンポン玉にはドキリとさせられたし、
カットの構図、人と人との対立図が良かった
猫と影の画とか格好良かった。
2022邦画ベストでした
ピンク広間の爺さんが最高
面白かったです!
お父さんがさがしていたものは?
いやいやいや…語彙失うわ
めっちゃしんどい爆鬱映画やん!!!片山慎三監督なんちゅー話描いとんねん!!!ただこんなんあるわー西成。めっちゃめっちゃしんどい。二度と見んけど全部良かった皆んな良かった。娘はお父ちゃんの秘密墓まで持っていかんねんな。わーまじしんどい。でも清水尋也かっこええな。つかここに書く事ちゃうけど今日はアバターウェイオブウォーター劇場で見て何故かサムライミ版スパイダーマン見てさがす見るてなんやよけしんどい。なんちゅー順番で私は映画を見てんねん私の情緒はどないなってんねんてなったわ。わー、でも良かった。以上!
消えていない愛情の表れ
本当は劇場で観たかったけど時間が合わず、気がついたらプライムにあがっていました。
始まると物語の導入だけで、もうかなり面白い。
先の展開がまるで見えず、終始引き込まれる脚本は見事。
それぞれが抱える闇が深く、それによって作品のうねりがより強くなっていました。
散りばめられた実際の事件も、パーツとしてよく機能していたと思います。
それと娘との関係というか、親子としての距離が良いんですよね。
そんな親子を演じる二人。佐藤二朗はもちろんですが、娘役の伊藤蒼も素晴らしい。
「湯を沸かすほど」でも難しい役どころをこなしていましたが、もう完全に女優でした。
清水尋也のサイコな役どころもピッタリ。彼のクーラーボックスから溢れるビールは、何とも言えない物悲しさがありましたね。
ラストのラリーによる最後の会話。ここは胸がつまるようでした。
それでもチュウチュウは、消えていない愛情の表れなのでしょう。
いつかもう一度、元の親子に戻れる希望にも見えましたよ。
終わってみると、すごく深く残る作品でした。
日本映画独特の間
其々の『さがす』を見つめる物語。
内容は、日本三大ドヤ街の一つ大阪は西成区に住む二人の父・原田智と中学生の娘・原田楓を中心に、とりまく各人の得難いものをさがす物語。実際にあった事件の座間9人殺害事件・相模原障害者施設殺傷事件・リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を基盤にじゃりんこチエちゃん要素を振りかけた様な作品。印象に残った言葉は前半の『先生!嘘くさいねん!(泣)』周りを取り囲む大人の汚さと偽善者具合に主人公楓が嫌悪する場面。中盤の『お父さんと同じ臭いがする(泣)』自殺志願のムクドリとの多目的トイレで死装束に着替える時に亡き妻を智が思い出し、ムクドリは父を思い出してお互い違う意味で泣く場面。終盤の『やっと見つけた!(泣)』主人公の楓が父のした事の全貌を理解し更に深い愛情で父親の智を認識する場面。非常に愛情たっぷりの表現と会話としての卓球シーンやこれから塀の中で過ごすであろう父に向けての愛情を掛けた呪いのシーンは、見ていて爽やかさと同時に苦しさをも内包して重量感のある終わりは良かったです。印象に残った場面は、小津安二郎監督を思い出す様なローアングルからの煽りは緊迫感があり苦しく見れて面白く見れました。其々の探し物を問われている物語。父は、最愛の母を自分の手で殺したかった程の苦しい思いをみつけた。娘は、父への愛情と狂おしい程の母への愛情と自分への隠された思いをみつけた。殺人鬼の山内は本当に死にたい人をみつけた。ムクドリは、確実な現実的死をみつけた。印象に残ったのは、自殺未遂をしていた妻を玄関越しにじっと見つめて安堵している自分に気が付き自殺失敗の後一息置いて駆けつけるシーンは胸にグッとくるものがありました。自殺幇助に関しては善悪の基準は人其々だとは思いますが、違法なので悪いと言われているだけだとは思います。死に対しては、慈悲の死や人助けになる国もあるので一方的に善悪を論じるべきではないと思いますが、一回は死ぬので其れ迄は生きてみるのも選択肢の一つでは無いかと思いました。でも殺人鬼に殺されて弄ばれるのはやだなー。人間喉元過ぎれば熱さ忘れる手段が目的に変わる浅ましさも上手く表現されてた様に思います。自分なら周りの人が死にたいと言っても自分の為に無理やり生かすかもしれませんし、結果自己満足で大人は嘘くさい矛盾で一杯なのかもしれません。映画を最後から作るプロットは基本通りに、内容を濃くしすぎて突っ込みどころが沢山有りますが、非常に上手く纏まった面白い作品でした。やはり大衆商業映画。最後には父と娘の心からの対話が、お互いの幸せを見つけ出せてる場面はホッコリさせていただきました。
冒頭の面白みと結末
結末は意外ではある。
そのあたりの脚本は考えに考えた末に行き着いたものなのだろうなあと、そう感じてしまった。
佐藤二郎は 悪くなかった。
清水尋也(おかえりモネのマモちゃん!)も頑張った。
娘役の子(伊東蒼)は大河にも出ていて 仕事の斡旋もオーディション情報もきっちりした事務所のようで、今後突発的な不幸さえなければ順調に育って行くだろう女優さん。
なんだけれども
作品の出来として (センスとか)
B級を感じるのは監督の人間性なのではないかなと感じてしまった。
まだ若い方なので今後どう変貌されるかは誰もわからない。
「岬の兄妹」がもう全然ダメだったので、そういう先入観があったのかもしれない。
今作の、娘と彼女を取り巻く人間描写は素晴らしかった。
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