劇場公開日 2022年1月21日

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さがすのレビュー・感想・評価

全214件中、161~180件目を表示

4.5やられた

2022年1月30日
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伊東蒼と清水尋也が上手い。
特に清水は『おかえりモネ』のさわやかお天気キャスターとの落差がすごくて、怪演。

ミステリー要素は少なく、どちらかというと絡まった精神の崩壊を突き崩すタイプのサスペンス。
介護が必要な難病の要素など、社会問題から人間の心が闇に落ちていく様を描くあたりは、ポン・ジュノ監督っぽい仕上がり。

かなり好みは分かれる作りながら、想像と違う方向へと走り出す脚本の妙と、二つのシーン(服をたくし上げるシーンと、ラストの卓球シーン)で「やられた」と思いました。

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コージィ日本犬

4.5心が激しく消耗する映画

2022年1月30日
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鑑賞方法:映画館

フォロワーさんのレビューに魅了され急遽観に行くことにした映画。まったくノーマークだった映画なため前情報一切無しで挑んだけどそれが良かった〜非常に惹き込まれました😊

⚠️ジャンル:胸くそBAD⚠️
どんな風に解釈したとしても胸くその悪さは否めないため、そーゆーのが苦手な人にはオススメしません❗️

人生を生きるうえで何度も直面する「選択」の場面。そこで何を選ぶかでその後の人生が大きく変化していく。一度の選択ミスは修正できる可能性は高いけど、間違った選択を重ねてしまうと軌道修正が大変だったり、最悪の場合は後戻り出来なかったり。
また、自分とは関係ないところで自分の選択に及ぼす外的要因が大き過ぎる場合もあったり。

お父さんはいつまでもお母さんの死に囚われていたけど、お母さんを死に追いやった決定打はお父さんのキスを拒む行為だったと思う。あの時お父さんが応じていたら、お母さんをオンナとして見ていると態度で示せていたら、お母さんの絶望に少しの光が差せたのではないかと勝手に思ってしまう。でもそうならなかったから、結果としてのお母さんの決断、お父さんのトラウマ、そして全ての始まり、と些細な選択が大ごとになっていってしまう……
この拒絶の行為に関してはお父さんが悪いわけではないし、みんなの気持ちを考えるととにかく苦しい。
娘の胸チラ場面もそう。あそこに遭遇さえしてなきゃ振り切れなかっただろうに……

こんな話が自分の人生の中で起きるとは到底思えないけど、選択と行動の積み重ねが人生を作り上げるんだと思うと、一瞬たりとも気は抜けないと少しばかり怖くなってくる😱そして、とにかくこの映画は心が激しく消耗する_| ̄|○

余談
内田くんと野坂さんの朝ドラコンビがまさかそーゆー形で共演!?とビックリしてしまった😲

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らまんば

4.0みつける

2022年1月30日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

佐藤二郎も良いし
伊東蒼さんも良いんだけど
わたしのツボは

森田望智さん!笑
あーゆーキャラ上手いんだよねーこの女優さん

サスペンスで、どんどん引き込まれて行くんだけど、ちょいちょい笑える
展開が良かった

もっとダークな感じだと思いきや
後半、佐藤二郎が役ではなく、佐藤二郎に見えちゃう笑

片山監督の岬の兄妹はあんまり好きじゃないんですが、こちらは好きです。

清水君はもうちょっと怖い感じを期待したけど、そんなに怖くなかったなぁ

伊東蒼さんはドラマひきこもり先生、映画空白と、観ていますが、これからも期待値上がる女優さんです⤴️
森田望智さんも✨

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アプソ

4.5いや、絶対面白い。

2022年1月30日
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 毒っ気とユーモアの混ぜ具合にすごくセンスがある。作品内の世界観・人間観に対して云々されがちだけど、そんなのはどうでもいいことでは? この監督は「映画としての面白さ」が全てであって、その誠実さの結果でしか観客と繋がれないことをちゃんと分かっている。僕は個人的に今の日本で一番いい監督は西川美和じゃないかな~と思ってたんだけど、彼女の脚本や演出の毒っ気はあまりにも「女性の部分」に依拠しすぎている。濱口竜介の誠実さは、すごくひんやりした認識の上に立っていて、映画としての語り口がくどくなりがちなところが弱い。いや、この人、長編二作目らしいけど、絶対まぐれじゃない。次回も面白い映画で楽しませてほしい。

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つくねと皮以外は塩

1.0なんでこんなに混んでるの?

2022年1月29日
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私も期待して観に行きました、が、こんな展開とは。
あえて見どころとしてあげるなら教室でお付き合い申し込んでクラスメイトが湧くシーンや伊東蒼(あおい)さんと佐藤二朗さんの長く続くラリーとその間に交わす会話、だけ。伏線回収でさえない回想。

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なうなぱぱ

5.0満席のミニシアター

2022年1月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

開演10分前に行ったら、最後の席とのこと。
どこでも見られれば良いと思ったら、1番前の中央。
ミニシアターでも満席とは。スクリーンと席が近く、首が厳しい涙。

あまり前情報無しで観ましたが、とても良かった。
重苦しい暗い感じという所は、予想通りでしたが、話が何回か展開して、予想以上の展開に。

3人とも演技が凄いというか、キャラになり切っているというか。とても良かった。

また、カメラワークというか、心情の表現が映画だなと。

ストーリーも切ないね。
悪人と善人の境界が曖昧で、考えさせられる。
とても良い映画です。

ちょっと韓国映画っぽいけど、リアリティはこっちの方が良いかも。日本人だし。西成だし。

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だるまん

4.0伊東さんの演技に感心した。中盤で個人的にピークがあったので、後は脱...

2022年1月29日
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鑑賞方法:映画館

伊東さんの演技に感心した。中盤で個人的にピークがあったので、後は脱力感で観ていた感じだった。

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あすきち

3.5#08 探し物はそっちか〜

2022年1月29日
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鑑賞方法:映画館

娘役の伊東蒼ちゃんの演技が光る。
ダメな父親をとことん慕い、必死に探す姿が愛おしい。
なのに実際に探していたのは別物だったラストにビックリ。
本当に欲しかったのはダメでも優しい父親だったのに。

昔から悪役が似合ってた清水尋也クンの悪役ぶりが振り切ってて良い。
でもたまには爽やかな恋愛ものとかもやって欲しい〜。

本当に死にたい人っているのかな。

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chicarica

3.0サスペンスってほどでは。

2022年1月29日
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どうなるのどうなるの?ハラハラドキドキとはいかなかったかな。まあどうせ何処かで生きてるんだろとは思ったし。殺人犯とつるんでいたのは、なるほどそう来たかって感じで。300万円が36000円だったほうがやられたと驚いた。

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あらじん

4.0今まで見た佐藤二朗出演の映画で一番よかった はるヲうるひとの10倍よかった🙏

2022年1月28日
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笑える

悲しい

楽しい

キャスティング担当の人、さすがだなぁ。かなり変態だと思う(🙏)
伊東蒼ちゃんと佐藤二朗の親子。
最強のふたり。
座間の例の事件を膨らましてきた。
果林島行きのフェリー。
みかん🍊のおじいちゃん(品川徹)も相当な変態w
清水尋也がめちゃくちゃキモい。
有料コンテンツっていうのも、秀逸。
車椅子の女役の美人さんもすごい。
薄々わかっていながら、見逃しちゃう刑事も最高。63000円も最高。
最後の卓球のラリーの場面は合成?実写?ピンポン玉の音も最高。
ジャージのズボンの尻ポケから出てきたスマホが最後に大活躍。
伊東蒼ちゃん似の相当クセモノの女が昔いて、思い出していましたw
今まで見た佐藤二朗出演の映画で一番よかったです。はるヲうるひとの10倍よかった🙏
NHKの番組でMCなんかやってないで役者に専念してよ。

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カールⅢ世

5.0決していい話ではないけれどめっちゃおもろい

2022年1月28日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

知的

実際にあった事件や現代社会のリアルな雰囲気を作品に反映させていて、その内容が気持ちのいいものではないので、問答無用で拒絶してしまう人は結構いるんだろうなぁと思いつつ、グロい表現にそれほど抵抗感を持たなかった自分のような輩は、めちゃおもろいと感じてしまうような映画なのかもしれません。
サスペンスなのかブラックユーモアなのか社会派なのかホラーなのかよく分からないところが結構あるんですが、それだから面白いと思えるわけで、展開やストーリー的にもかなり引きつけられるものがありました。
個人的に佐藤二郎さんは少し苦手で、登場してきてこれはヤバイかも面白くないかもと思ってしまったのは完全に間違えで、見事なパフォーマンスにこの人は違う意味でヤバいのかもと思い直しました。

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SH

3.5面白かったけど、愛の夢にがっかり

2022年1月28日
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鑑賞方法:映画館

韓国で撮影したの?と思うくらい風景が韓国映画っぽかった。あの日雇いの人たちの作業現場とか逃走先の島とか。
ストーリーは面白かったし、かなり苦手だった佐藤二朗がよかったし、常に眉毛が八の字の伊東蒼もよかった。
清水尋也はルックス的にも適役で、ドラマより映画に向いている役者だなと思った。

最後の父と娘のエアーピンポンもいい。
母親を亡くした後、父親の弱さを受けとめて共に生きる道を娘は必死にさがしていたんだと思う。

ただ、椋鳥を絞殺するときのBGMの愛の夢にがっかり。園子温の愛のむきだしでコリント人への手紙が叫ばれた時と同じあざとさというか短絡的というかチープさを感じてしまった。あれがなければなあ…。

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はち

1.0これを「おもしろい」と言えというのか…。

2022年1月27日
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どうしようもない結末に向かい時系列をさかのぼり、そして、どうしようもない結末に戻ってくる…。
何が言いたいのかは、さっぱりわからない。台本こねこね、さぞ満足なことだろう。
あら、これは園子温か?と思うが、ちょっと違う。
今年の評価不能作品、第一弾だ。
これを、どうやったら「おもしろい」となる?
おすすめ度、最低ランクですが、暇な方は劇場でお確かめください。

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caduceus

4.0後半のテーマが分からなくなってしまった

2022年1月27日
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カメラ、照明、演技、ロケ地、すべてがうまく絡まっていて、素晴らしい。池田直矢のカメラはいつも素晴らしい。短いけれどチェイスシーンの緊張感は海外の映画と比べても遜色ないというか、日本の都市の地理感ならではの細かい動きでハラハラさせてくれた。
ネットのレビューで中学生がおっぱい見せてというのは、男性的で嫌だったという感想を見たが、私はむしろ中学生でも残酷で相手の足元を見て欲望を満たそうとするのだという演出意図を読み取った。父親が観ていたというのはそのメッセージを分かりやすく説明的にし過ぎだと思っていたが、これでも男性的だという意見があるのは驚いてしまう。私は「17歳の瞳に映る世界」と全く同じテーマを読み取った。
後半で独自の死生観がテーマになるが主人公一家の安楽死は理解できるが、他の人の自殺は全く理解できない。私は自殺をする人に対して一切共感をしないので、申し訳ないけれど、興味のない人を興味のない人が殺しているので楽しめなかった。

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タカシ

4.0振り回される

2022年1月27日
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佐藤二朗って、個人的には苦手な俳優なんだけど、本作はその嫌いな感じが功を奏している。

どうなっていくのか読めない展開に観客は振り回されて、それでもラストはしっかり泣かされる。

人間、決して100%の善人ではあり得ない。それでも、自分にとって「正しきコト」に向かって生きていくしかなくて。でもその正しさとは、決して「法律」や「モラル」ではない。

いろんな意味でキツいシーンも多い作品だが、娘役の伊藤蒼が出てくるとホッとする。
そのくらい映画全体を彼女の存在が支配しているのは間違いない。

特に物語が転がり出す手前。
彼女の周辺で描かれる大人たちの姿が、まさに我々であり、子供たちにとっての世界そのもの。
「悪意なく、子供たちを追い詰め、傷付けていく」
映画のラストシーンのあと、彼女はこの世界で独りで生きていくのだ。

こんなバッドエンドがあるだろうか。
でも、これが大人のしつらえた「ベストエンド」。

「何を探してるの?」
劇場を出ても、心の中で皮肉に繰り返される。

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キレンジャー

4.03.8ぐらい

2022年1月27日
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前半は韓国映画でも見ているようなストーリー展開なのですが、中盤から後半は日本映画です。
関西の人との距離感が近い感じが、韓国風に近いのかなぁ。
中学生くせに”おっぱい見せろ”とか…だから眼中にないのよ。

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Oyster Boy

4.0予告も含めて上手い

2022年1月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

佐藤二朗主演作。もうこれだけで惹かれます。
しかも、清水尋也と「空白」の伊東蒼が共演。ジャンルはヒューマンサスペンス。その上予告、めちゃくちゃ面白そう。かなり期待値は高め。絶賛の声も多いですし。
案の定、めちゃくちゃ面白かったです。

3人ともええ演技するんですわ。(エセ関西弁)
まずは伊東蒼。空白では事故死してしまう娘の役であまり演技が見られなかったが、今回は長いこと見れて改めて「良い女優さんだなぁ」と思いました。なんだろ、この安定感。楓というキャラクターも良かったし、マッチしていたし。大注目の子役ですね。

そして清水尋也。まぁ、狂ってること狂ってること。幾度となく頭おかしいキャラを演じてきた俳優。「ミスミソウ」や「妖怪人間ベラ」でも気持っち悪い役をやってきましたが、今回もまた気持っち悪かったです。(褒め言葉) ネタバレになるので、このキャラについて深く言うことは出来ませんが、目や唇の動きで優しさと恐ろしさを同時に表す彼の演技に鳥肌が立ちました。

そしてそして、佐藤二朗。最近では彼が脚本と監督を務めた「はるヲうるひと」で役者の新境地を見せていたが、今回はあの作品よりはシリアスではなく、でもいつもの佐藤二朗ではないというなんとも絶妙な位置のキャラで、また新たな一面が見れた。こんな演技を魅せたらコメディ以上にサスペンス映画のオファーが殺到するんじゃない?あの1人でもがくシーン、すごかったなぁ...。

今公開されているコンフィデンスマンJPの新作みたいな作りでしたね。3人の視点に立って物事が描かれ、徐々に徐々に全体像が見えてくる。登場人物全員が何かを求めて探し続ける。様々な「さがす」が出てきて、警察の「君は一体、何を探してんの?」が頭から離れない。もう1回見たくなる作品でしたね。

ラストシーンはうわぁぁぁって感じ笑
ネタバレ出来ないのが歯痒いですが、とにかく後半30分は謎の緊迫感に押し潰されそうになるんです。エンドロールで気付いたよ、ここまで心臓がドキドキしているなんて。その上、あの長回しにビックリしましたね。劇場に音が鳴り響き、ジリジリと観客を追い込む。やられた。鑑賞からしばらく経つと面白さがより感じられます。

ただ、後半までがダルかったかな。
インパクトが足りなかった。後半に差し掛かるまでは、これ大丈夫か?と不安になるくらい見応えが薄かったです。丁寧さが欠けている。伏線が前に出過ぎていて、前半の面白さが伊東蒼に頼りっきり。もっともっと面白い映画にできたはず。

でも、ハードルかなり高かったのに見事乗り越えてくれました。これは、予告の作り方が功を奏してますね。日本映画界に今最も大切な要素ですよこれ。

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サプライズ

3.5父の醸し出す底知れぬ人間味

2022年1月26日
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人の弱さと醜さを詰め込んだ、最後までじっとりとした不快感でいっぱいのなかなかキツイ作品でした。

突然失踪した父を探す娘・指名手配中の連続殺人犯・妻を失い鬱病になってしまった父、それぞれの視点で語られることで次第に明らかになっていく真相。冒頭では謎だらけに見えた場面がしっかり後半の展開に繋がっていくのが分かり易く、とても観やすい構成になっていたと思います。
一方で、父の真意をはじめ、含みをもたせたままの部分も多く、あえてハッキリ描かれないので観る人によってら解釈が分かれそう。父はお金が欲しかっただけとは思えず、でもそうとも見える…このあたりの佐藤次郎の演技は素晴らしかったですし、時折見せるコミカルな演技は重い作品の中での息抜きとしても良かったです。

自らの死への選択や安楽死、貧困や異常な思想を持つ人など、重くデリケートなテーマを扱っているけれど、ギリギリ重くなり過ぎないエグみで良かったです。もっと振り切ったものを見てみたい気持ちはありますが、謎解き(伏線回収)要素などなんだかんだ最後まで飽きずに観れました。

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まだまだぼのぼの

3.0佐藤二朗の親父、ヤバい

2022年1月26日
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『岬の兄妹』の片山慎三監督の新作と会って、かなり期待していたので早速見に行った。

またしても、凄まじい映画だった。
佐藤二朗演じる、父親がとてつもない人間で、松浦祐也氏演じた『岬の兄妹』の兄貴以上に、闇が深かった。闇が深いというか、馬鹿なのか、単純なのか、ちょっとよくわからない。こんな人、いない。
でも、人間の心理や環境が底をついた姿はこうなのか、とも思えてしまう。もう本当救いどころがない。

清水尋也も、現代に潜むか弱き者たちに漬け込む異常者(元ネタはあの座間事件ですよね)。
大事件を犯した後、西成に潜んだり、島に行ったり『怒り』の元ネタである彼を彷彿とさせ、自分の立場を巧く使い、人を手玉に取る姿は凶悪犯罪者の常とう手段のよう。

異なる時間軸から終盤になるほど、ここに繋がっているのかと思った。巧く構成されている。

映画自体観てて面白いし、正直人間の底を巧く表現していると思うが、何とも感情の抜けどころのない、何と言ったらいいのか、この佐藤二朗演じる父親に対する感情がちょっと何とも言えないもので、観終わった後はちょっと上手い言葉が見つからない。

悪い映画ではないが、監督の前作ほど心が揺らぐものはなかった。

あと、西成でロケしたのだろうが、周りに映ってくる通行人たちがクセの強い人ばかりで、
あのお父さん失踪のビラ配りシーンはほとんど記憶にない。

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じーたら

4.0娘が父を探す話かと思ったが

2022年1月26日
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鑑賞方法:映画館

逃げてる殺人犯を見たと、いって消えた父、何かあると探しだす娘の話かと思いきや
ホラー好きが喜ぶ展開でした
娘役適役です
二朗さんいいね~、、邦画でドキドキしたの久しぶりでした

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れこほた