劇場公開日 2022年1月21日

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さがすのレビュー・感想・評価

全214件中、21~40件目を表示

4.5まさに日本の映画お見事。

2023年6月17日
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この監督の「みさきの兄弟」にも唸らされた。この映画もしかり。これからの作品も注目していきたいと、意を強くしました。

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shigesaku 007

2.5父ちゃんよりも山内を見せられる(泣)

2023年6月8日
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もうこのポスターからして佐藤二朗さんの何かこう、、、(笑)とにかく観てみたくなるような雰囲気がプンッップンッッに漂っていて思わず観てしまった方も多くいらしてそうですね。

物語は冒頭から原田(佐藤二朗)が頼りないを通り越して、何かしらの障害も疑われるような奇行に走っている様子から始まり、それをまだ”高校生どころか中学生の娘が向かいに行く”という場面からスタートする。

「おいおいこんな親子関係嫌すぎるだろこれから受験に青春に忙しい娘さんがマジで気の毒だわ」、なんて思わざる得ない家族の様子を見せられ、と同時にこんな父ちゃんが失踪したら検討なんてつかねえわ(笑)と早くも推理お手上げ状態だった僕。

まあ【さがす】のタイトルの通り少なくとも誰かしらをさがすストーリーになるのは明白なわけで、一体どのように展開されていくのか?このちょっと遅れてるっぽい父ちゃんからどのような物語が紡がれていくのかが全く想像できない。

そんなワクワク感と最初の三分の一ほどでは娘(伊東蒼)がひたすら父ちゃんを探すという展開になるため、期待を裏切らず惹きつけられるストーリーが展開される。

この娘役を演じた伊東蒼さんがもう本当に素晴らしい演技でこれは大成しますね。表情から読み取れる情報量や説得力がもう大物のソレなんです!!しかもよく見ると可愛い(失礼)

さてさて、それでなんやかんや有って実は衝撃の父ちゃん裏稼業してましたオチが明かされる。

のだが、ん~やっぱりこれ邦画あるあるなんだけども、冒頭の父ちゃんいくらなんでも痴呆すぎやしないかと。。。。。
騙す方向に力が入りすぎてて、「そういえば!!」みたいな閃きは無くて「あ~冒頭の父ちゃんは普通に”鑑賞者に向けてるくらいの”痴呆ボケをしてたのね」っていう。

そもそも冒頭の万引きは結局なんだったのかは明かされていない。なのでてっきり若干遅れてる父ちゃんを介護しながら学生生活も送ってるすげえ女子中学生という組み合わせの物語かと思いきや、実は普通に普通の父ちゃんで何ならちょっと前まで母ちゃんも居ましたという事実が明かされる。

そしてその母ちゃんは筋肉的な病気で身動きが取れないまさに障害者の方なのだが、この”母ちゃんが登場するシーンで娘の影が薄すぎる”。というか一切登場してなかった?のでてっきり十数年くらい前のシーンかと思ったレベル。

この勢いで触れておくとこの作品重要な要素が小出しでかつ一瞬なので後から「アレ?」「アレ?」という具合でカタルシスも薄い。母ちゃんの首吊り幻影を見ている娘のシーンが前半に有ったそうなのだが、ナニソレ有ったっけというアハ体験レベル。

で、実質的な主人公とも言える山内(清水尋也)も邦画的気狂い系殺人者という感じで魅力が無い。そして特に過去に「陸上部で賞を取っていたアイツが・・・」みたいな背景も語られないので説得力に欠ける身体能力と手際の良さを見せられて何か宙に浮いているような感覚が否めない。

本作ではやや希薄な親子関係と、介護問題と、自殺者問題の大きく3つが扱われていて、そういった社会に根ざす問題に焦点を当てつつエンタメにも昇華したようなバランスなのだと思う。

しかし、このなんとも言えないやはり邦画らしい消化不良感の正体は、【原田と娘の親子関係】にもっと焦点が当たるのかと思いきや、”物語の大部分では山内の逃避行や原田との協力関係”が描かれて、娘はさっぱりな部分に有ると思うのだ。

あれほど序盤に『お父ちゃん!お父ちゃん!』と見せつけてそのお父ちゃんをもっと見せてくれるのかと思いきや、いきなり何の縁もゆかりもない山内の狂気を見せられる。

まあネットに疎い方からしたらニュースで聞く”自殺者同士が集まって~”みたいな背景は実際こういう感じなんだっていう学びは有ったかもしれない(笑)。

それでも最後の最後で原田と娘に焦点が戻ってきて一回もミスれないピンポンの名シーンを見れたのは良かったと思う。伊東蒼ちゃんのどこかモヤモヤしながら会話を紡いでいる様子が最高だった。

で、、、、

結局冒頭の万引きはなんだったんだい

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真中合歓

むなくそ?!

2023年6月2日
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怖い

興奮

ストーリーの中に伏線がしっかり貼られていて、わかりやすいと感じた。しかし、見終わった後に感じるのは胸糞の悪さ、なかなかぐろかったが、俳優陣の演技は非常に魅力的だった。

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アンガス?!

2.5伊東蒼さんの名演を評価します

2023年5月30日
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この若さでこれだけの名演。
唸らせる。
あの「空白」で見せた実力そのままにこの作品でも見事でした。
佐藤二朗さんがこんなキャラでこんな主演をすると「はるヲうる人」とかぶってしまう。上手いんだけど同じやん、みたいな。

作品の中身的には、これと言って引き込まれる展開ではなかった。
自殺志願と幇助する人。
どちらも正論⁉️
いや答えはない。
そんな切り口の映画だ。

コテコテの関西弁と西成を舞台にとんでもない展開を期待してが単なるダークストーリーでした。

ラストシーン
彼女はなんと言ったんだろう…

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零式五二型

4.0さがしてはいけない。

2023年5月30日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

知的

人間の心の闇を軽はずみに探ってはいけない。その暗闇をのぞき込むものなら自分もその暗闇に引きずり込まれてしまうから。

当時世間を騒がせた自殺サイト殺人事件。自殺を望む者同士がネットで仲間を募りともに死ぬ。それだけでも闇が深いのにさらにそんな人たちの弱みに付け込み自らの快楽のために殺人を行った犯人たち。
この事件の概要を検索して読むだけでも陰鬱な気分にさせられる。本作のモデルとなった犯人の性的倒錯っぷりは通常人ならばとうてい理解できず、ただそのおぞましさに気分が悪くなる。そしてしばらくは犯人の心の闇の部分に触れてしまったことでなかなか陰鬱な気持ちから抜け出せなくなる。

妻の難病介護に苦しむ智はそんな人間とかかわりになってしまったことからどんどん深みにはまってしまう。そんな父をけなげにも探し出そうとする娘の楓。
ようやく父を探し出したものの、知りたくなかった父の秘密まで知ってしまうことに。

前作と同様、この監督の作品は人が思わず目をそむけたくなるような人間社会の闇を否応なく見せつけてくる。
快楽殺人者の心の闇だけでなく、難病に苦しむ患者やその家族が抱える生き地獄ともいえる苦悩。ただ平穏に暮らしてる人間にとっては目を覆いたくなるような描写が突き付けられ頭をガツンと殴られたような感覚を覚える。しかしこれこそ映画でしか味わえない醍醐味ともいえる。

「セブン」を撮ったデビット・フィンチャーはラストの衝撃的シーンのカットを要求された時、頑なに拒んだそうだ。このシーンがなければ、本作は十年もたてば忘れ去られてしまうだろうからと。確かにあの作品を観た時の衝撃は今も忘れられない。

片山作品もそういった人が見たくないような不快感を覚える描写をあえてスクリーンに映し出す。まるで見た人の心にくさびを打ち込むかのように。自分の表現したいことを相手の心に奥深く刻むことができれば監督冥利にも尽きるだろう。

ただ観る者を不快にさせるだけではなくてユーモアを交えながら人間の持つ業の深さを描いてる点でポン・ジュノ作品を想起させる。やはり少なからず影響を受けてるのだろう。

本作は前作ほどメッセージ性は強くないが、前作同様人間社会の嫌な現実をこれでもかと見せつけてくる。見たくないけど見ずにはいられない人間社会の闇をのぞかせてくれるこの監督の次回作が楽しみだ。

娘を演じた伊東蒼、そして佐藤二朗氏も素晴らしかった。

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レント

3.0やっぱり湿ってる

2023年5月28日
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悲しい

片山監督の映画は独特の湿り気を伴う作品が多い。
ある意味、日本らしい作品といえばそうだが、

ご本人の持つ明るさからは到底思い付かない、
この湿り気は一体どこからくるのか探してみたくなる。

ちなみに、僕はひょんなことから本作のエキストラに参加してみたけど
出てるかどうかをチェックするための鑑賞はするつもりがなかった。

だが、縁とはこんなところにもあるんだな。ってびっくりしたことも事実だ◎

実は佐藤二郎さんがかつていた企業の先輩だったと言うこと。
佐藤さんは入社2ヶ月で退職されたそうですが
先輩は先輩です。

この湿り気から出てくる椎茸を見つけないとね!

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tomokuni0714

3.5邦画らしさのあるサスペンス

2023年5月24日
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連続殺人犯を見つけたと話す父親が翌日姿を消した。娘の楓は父を探すうちに父の名前を語る男と遭遇し…。
佐藤二朗と清水尋也の演技が冴え渡る作品。導入部分は誰も好きになれなかったが、中盤から安楽死を題材とした心に来る物語に変化。静かで残酷な邦画らしい湿度高めの映画でした。

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shotgun

3.0物語の題材としては面白い

2023年5月24日
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ディープな大阪を舞台にしていて
大阪人としては身近に感じられた。
物語の題材としては面白かったけど
ツッコミどころも多々あったし、
指名手配犯の人物像にもうちょっと奥が欲しかった。
娘役の伊東蒼がいい演技していたのがこの作品の見どころ。

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tom

2.0掘り下げ

2023年5月24日
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怖い

登場人物の掘り下げ方が物足りなくて、途中で飽きてしまいました。殺人犯の心情がリアルに感じなかったというか。前作の方が良かったです。

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ミカ

4.0怪演ぶりがすごい。

2023年5月22日
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鑑賞方法:VOD

全員といっていいほど怪演が詰まった作品。
こちらはずっと気になっていて配信を楽しみにしていた。
思いっきりトラウマ映像みたいなものはないから見やすいと思うけど、
むかし住んでいた地域がちょっと治安悪いところだった人とかはいろんな意味でフラッシュバックするかもしれない。
コメディっぽい佐藤さんが好きで見たけどもっさりした佐藤さんも好きだな~って思った。
存在感がすごく確立しているというか、人殺し役の彼に全然負けてないんですよね。
娘役の子すごいな。濁りのないまっすぐでクリアな演技、どんよりした空気の中で光り輝いていた。
自分は死ぬほどつらいんだということをわかってもらうための場合の自死もたしかにあると思う。もっと心の声を聴く場所があって、解決できる道があったらいいと思う。SNSで初対面の人に言うんじゃなくて、勇気を出して正しい機関に相談することが大事だと思う。自死についても考える映画だったと思う。

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にん

4.5結局

2023年5月20日
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監督がポンジュノの助監督やってただけあって変な間とか 訳わからんところでコミカルになったり韓国映画のサスペンスとかが合わない人は完璧にダメってなる作品ですね
やはりこの監督緩急の付け方が上手いのと予定調和の崩し方が上手いって思います
ガンニバルを中田や清水に任せなかったのが正解だってのを再確認できますね
ラストの卓球いいですねー

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お主ナトゥはご存じか2世

4.0さがす

2023年5月20日
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泣ける

怖い

難しい

映画を観た後
タイトルどおりの内容で
色々考えさせられました。
役者さんの演技が素晴らしく
展開も飽きさせなく
また深い悲しみを感じる映画です。
娘が強く、たくましい
だから最後は余計泣けた。

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T-KAZU

4.5映画も清水くんも好き

2023年4月22日
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普通に話も面白い

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なつ

2.5オチをさがす?

2023年3月8日
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違うジャンルの映画をまぜこぜにして作ったような感じで映画を3本見た気分。
いつ終わるんだろうって思いながら見ていた。

良かったのは佐藤二郎の演技。素晴らしい。眉間だけで泣かせてくるシーンは圧巻。
しかし、その佐藤二郎を引き立たせるためのはずの他のシーンが完全に他のジャンルの映画のような気がして、気持ちが落ち着かなかったし最後までしっくりこなかった。
命と真剣に向き合った真面目な映画にしたいのか、ストーリーの構成重視で終わると全部が丸くおさまる笑いながら見れるコメディにしたいのか、人間の異常さをエログロで表現したいのか、いろんなものをつめこみすぎて、それがあまりうまくいっていないような気がした。

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ぽこぽこ

3.0冗長だし、オチも弱い

2023年2月18日
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悲しい

寝られる

岬の兄弟よりは冗長ではないが、それでも気になる。オチのための伏線をこれだけ見せたいなら、その伏線を面白く見せる工夫が脚本や編集に求められると思う。
オチは確かに意外性があったが、その意外性の理由は、そんな事しても面白くならないだろうからだ。そして実際、意外だったという感情以外の感情は湧き出てこなかった。

ただし、主要キャストの仕事は素晴らしいの一言。

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佐ぶ

4.0とんでもない映画を観てしまった

2023年2月5日
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席を立てない程だった。

いちごゼリーをポケットに隠したり、
修道女の顔に唾を吐きかけたりする楓および伊東蒼に
完全に虜になっていた
もう完全に味方!ってな感じで観ていた

また、清水尋也も毎度ながら凄い
いつ見てもあんな役で、しかしあんな役が
異常なほど似合っていて素晴らしかった
この人に「有料コンテンツ」とか「キャラ」とか
「ログアウト」とか言わせるあたりも秀逸だと思いましたよ。

そして森田望智感を一切消した森田望智
マジで素晴らしかった
役者てのはああいうものだと、まざまざと魅せられた
佐藤二郎との絡みは、台詞一つ一つに笑ってしまった
最後、息を吹き返したけど、やっぱり死ぬのは
宿命なのかね。どこまでも残酷。

展開としても、かなり感情を揺さぶられたし、
撮り方も好きで、この人映画好きなんだろうなと
思わずにはいられなかった

笑っていいのか泣いていいのか困惑する場面が多く、
残酷で、滑稽で、人間そのものだった

サイコな清水尋也とまともだけど狂っていく佐藤二朗、
悲壮感の漂う伊東蒼の関係性も面白かった

余計な伏線が気になったりしたが
ピンポン玉にはドキリとさせられたし、
カットの構図、人と人との対立図が良かった
猫と影の画とか格好良かった。

2022邦画ベストでした

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JYARI

4.0救いのない世界

2023年2月4日
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「迎えに来たで」

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たく

3.5ピンク広間の爺さんが最高

2023年2月1日
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悲しい

怖い

前半は娘の不思議な魅力もあってひきこまれた。田舎っけのある志田未来的な?
卓球のピンポン玉が感情の起伏とか状況にフィットした演出をしていて面白かったと思う
山内という人間がサイコパスとしてちょっとステレオタイプすぎるのが気になった。
自分の腹に包丁刺すシーンは痛くて苦手だぁ
なぞにアダルトの城を築き上げてる爺さん あそこまでやるまで時間と労力かかったんだろうなあとか考えてしまった

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UNDO08

4.5面白かったです!

2023年1月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白かったです!

ストーリー展開もリアリティも含めて面白く、それぞれの俳優陣の特に原田楓役の伊東蒼さんの演技が秀逸だったと思われます。

内容に関しては今更ですが、題材に嫌悪感さえなければ面白く見ることができ、評価されているのもよくわかる内容でした。

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komagire23

4.5余韻半端ない

2023年1月7日
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最後どうなんのよってずっと思い続ける内容で
時系列のバラし方が上手くて 流石ポンジュノの助監督をやっただけの事はあるなって思いました
最後の卓球はめちゃくちゃ良かったです

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お主ナトゥはご存じか!