余命10年のレビュー・感想・評価
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桜が咲く度思い出すだろう…
死にたい人と死にたくない人の出会い。
映画館で観た時も、げんさんの言葉「愛する人に出会えるなんて奇跡みたいなもんだよ。お前は運がいいよな。そういう人に出会えたんだから。」が心に留まった。
余命宣告されてからの、その余命10年をどう生きるか?
誰と生きるか?
こういう内容の映画、どこまで共感出来るか…今の私には分からない。
ただ、持病が再発したら、きっとその時は余命◯年と宣告されるだろうという恐怖心を、この映画を観た頃から持つようになった。
最後の時、自分の隣に誰が居てくれるだろうか? 愛する人は存在するだろうか?
スノボに行った翌朝から、お家に帰り母親に本当の気持ちを告白するシーンまでずっと…涙腺崩壊😢
あんな、まるごと受け止められる母親でいられるだろうか?
桜が咲く度、どの春を思い出しますか?
その時、愛する人は居ましたか?
ありふれた話だけどそれがいい
小松菜奈好演
桜が引き立て役!温かく切ないラブストーリー
号泣必至、猛烈に心を揺さぶられる、暖かくて切ないラブストーリーです。この感想を書いているだけで泣けてきそうでした(笑)。
主役の小松菜奈さん(茉莉)、坂口健太郎さん(和人)の演技も素晴らしかったです。
小松菜奈さんに関しては、茉莉(まつり)は退院後、日常生活を送れてはいるのですが、余命10年もないという難病に侵されて耐え難い不安を感じながらの日常生活です。そんななかでの不満や、小さな喜びを絶妙な表情で演じていると思いました。
茉莉には余命10年のタイトルの通り、最後には厳然たる死が避けられないことは、視聴者は誰もがわかっています。そしてそのときが来るのですが、悲しいけど本当に美しくうまくまとまっていると思いました。号泣してしまいましたが、悔しさや嫌な感じはまったくないです。天国に旅立ってしまった、という感じ。「死」というものを感じさせない脚本がいいな、と思いました。
そして、ストーリーをさらに引き立てる背景となるのが、何回か出てくる美しい満開の桜が舞うシーンです。
後で知ったのですが、原作者の小説家・小坂流加さんが体験されたことをもとにした実話ベースなんですね。そして、小坂さんは小説を書き終わった後、出版の陽の目をみることなく逝ってしまう…。この映画のストーリーと重なるところがあります。そりゃあこの映画の重みが違うわ。。
茉莉と和人は最初は立場が全然違ったのですが、お互いが近づくにつれ、相手がそばにいることで生きる気力を取り戻し、お互いの人生が変わった存在です。
私自身は、とても健康に生きられていますが、人生の時間が限られているなかで、こんなに恵まれているんだから全力で生きないと!と刺激をもらえました。やっぱり、心を揺さぶられる映画は定期的にみたいですねー!
とても繊細なストーリーわざとらしくない感動
最後のお願い、受け入れたらダメダメ
茉莉が10年で殆どの人が亡くなると言っていたなぁ。長く生きても10年だとすれば、やはり短く感じる。
更に後半は恐らく思うように動けないだろうし、病人ぽくなく元気にしていられるのはどれくらいなのだろうか。
明日交通事故などで突然死ぬのと、あと10年しか生きられないと思って今日という一日を過ごすのとどちらが幸せなのか??
一日一日を大切に、楽しく暮らすのが良いそれは皆が思っていることだ。
いつ死んでも良いように思って生きられれば良いけれど、なかなかその視点で毎日を真面目に一生懸命を続ける事は凡人の私には出来ない。
あと数年で突然死ぬかも知れないと思って過ごせたら丁度良い具合に生きられるかも知れない。
キャストは皆良かったと思うけど、母親役だけは・・・
茉莉の『最後のお願い』これ素直に受け入れたらダメでしょう。
それだけは受け入れられないって言って別れないで欲しかったな。和人は真面目すぎるって言うか、そこが和人らしさなのか。
坂口さんの演技が特に新鮮で好感!
後から気付いたのですがドライブマイカーの三浦透子さんも友人役で出ておられました!
自分を投影したヒロイン! 最後に愛した人と残した軌跡の作品
20歳のまりが原発性肺高血圧症と言う難病になり、自分が余命10年と言う宣告を受けたら
どう感じるか、どのようにして生きるか?
と言うことを見ている人に問いかける
ストーリーでした。
同窓会で出逢いをした2人、まりと和人が
すれ違う感情がありながら、人間として
成長していく姿
家族や大事な人を想いを馳せる小松菜奈さんの横顔が美しく見えました。
絶望的な気持ちになっていた和人が
社会復帰して立ち直る場面は、まりが亡くなってからもこんな風に生きて欲しいと言う願望が見えました。
まりがライターとして頑張る姿に応援したいと
思いました。
家族である父親と母親、姉の桔梗が温かい目で見守る姿がありました。
和人が新しくオープンした店に、夢を切り拓くイメージがしました。
薄紅の桜の花びらを見て、亡くなった人との
一途な恋を思い出すシーン
季節の風を感じました。
元気で隣にいてくれてありがとう。大好き。
鑑賞後の気持ち
感動。泣く。
彼女が元気で隣にいてくれることに感謝する。彼女に会いたくなる。彼女と話したくなる。彼女大好き。
鑑賞後の心の変化
自分が大切な人が常に隣にいてくれるとは限らない。そんなことは言われなくても知っているつもりだった。でも多分わかってなかったんだとこの映画を観て思った。大切な人が隣にいる幸せをその有り難さを日々噛み締めながら生きたいと思った。
鑑賞後の行動の変化
彼女、家族、友人に伝えないといけないことは素直にすぐ伝えようと思った。感謝を好意を伝えるべきだと思った。
好きなシーン
全部。悲しくて泣けるシーンも含めて全部。
嫌いなシーン
なし。
何気なく過ごしいる日常を見直す映画
実話に基づいた小説の映画化
坂口健太郎は「おかえりモネ」で見て気に入ったので、この映画を楽しみにしていた。
「余命10年」のとおり、限られた時間をどう生きて行くのか、末期が見えるストーリーである。過去の思い出のスナップがたくさんでてくるし、季節もスノボ、桜、海などほぼ1年通しての撮影で大変だったのではと思う。
二人とも人知れず辛い心の葛藤を抱え、感情抑えめのカップルで、それほど劇的なシーンがあるわけでもなく、時は過ぎていく。私にはあまり感情移入もできず淡々と見てしまった。
これは実話に基づいたものだろうと映画を見終わって思った。
公式HPによると原作の著者小坂流加さんは小説家で、大学生のとき原発性肺高血圧症を発症、「余命10年」の文庫本の校正の後に亡くなる。
この作家の心の葛藤と「生き続けたい」という思いを込めた小説そして映画だったのだと思う。
WOWOW
最初から最後まで泣きっぱなし
せつない物語には、小松菜奈が似合う
なんでかなぁ。こういうせつない物語には、小松菜奈ってめっちゃ似合うよね。目力が強くて、そんな儚いようには見えないんだけど、物語にめっちゃハマる。
そして、坂口健太郎も、実らない恋が似合うよねぇ。朝ドラ『おかえりモネ』では、恋が実ったけど、『今夜ロマンス劇場で』とかでも、叶える事の無い恋だったしね。そんな弱っちい感じの人じゃないんだけど、優しい人にも見えるんで、その優しさがそうさせるのかな。
なんか、泣けた。
悲しくても
小松菜奈さんの魅力とパワーで、月並みさを乗り越えて、惹きつけられるものとなっていた
藤井道人 による2022年製作(125分)の日本映画。配給:ワーナー・ブラザース映画。
静岡県三島市出身で肺動脈性肺高血圧症を患っていた小坂流加(1978年〜2017年)さんの同名小説が原作。
小松菜奈が母親に生きたい!と強く訴えるところは、グッときた。いつもながら、パワーを感じさせる演技で凄い、応援したいと思った。ただ、暴飲暴食して、トイレでゲロ吐くところは、菜奈ファんとしてはあまり見たくもないものを見せられ、少々安易な脚本や演出にコレはイカンだろうと文句をつけたくなった。
小松の父親役松重豊の演技、セリフ無しで表情で、親としての心配とか悔しさ、愛情を表現していて、とても素晴らしかった。RADWIMPSが手掛けた音楽も、アニメで見せてきた饒舌さを抑えめにして、キレイな音楽で好感を覚えた。
原作者への敬意というか、2人の出会いの舞台を三島に設定したのも、好印象。背景の映像としても、映えていた。ただ、四季の風景を映画に取り込むのは贅沢で丁寧な映画作りで基本良いのだが、欲を言えば満開の桜の表現が今一つで工夫が無い様にも思えた。満開を表現したいのなら、いきなりすべてを見せない方が効果的だろうし、風で舞う桜を描きたいとしても、いきなり大量パラパラでなくチラチラから大量に舞う絵となる方が効果的だろうと思ってしまった。
なお肺動脈性肺高血圧症であるが、2000年にエポプロステノール持続静注療法が登場し、さらに新しい複数の飲み薬も加わり、現在では某大学病院ホームページでは当院の10年生存率が85%を超えていると謳っていて、状況は相当に改善されている模様。映画で述べられていた通り、実際、治療法の進歩はあった様である。
バンド「King Gnu」の井口理が大学友人の夫として出演していた。ドライブ・マイ・カーの三浦 透子も大学友人役で姿見せていた。
最後の坂口健太郎がママチャリで走って病院に駆けつけるシーンは、ベタな演出なれど、胸が熱くなった。死の縁にあった小松菜奈が夢見る希望の映像の数々、海で一緒に泳ぐ、結婚、出産、娘と一緒のファミリー団欒、ファンとしては嬉しい映像。月並みなそれらが全てとても難しいことが、胸に突き刺さった。
監督藤井道人、原作小坂流加、脚本岡田惠和、 渡邉真子、製作高橋雅美、 池田宏之、 藤田浩幸 、善木準二、 小川悦司、 細野義朗、 佐藤政治、エグゼクティブプロデューサー関口大輔、プロデューサー楠千亜紀、 川合紳二郎、 瀬崎秀人、撮影今村圭佑、照明平山達弥、録音
根本飛鳥、美術宮守由衣、装飾前屋敷恵介、ヘアメイク橋本申二、スタイリスト伊賀大介、衣装江ロ久美子、編集古川達馬、スーパーバイジングサウンドエディター、勝俣まさとし、
VFXスーパーバイザー大澤宏二郎、音楽RADWIMPS、主題歌RADWIMPS、助監督逢坂元、制作担当柿本浩樹、キャスティングプロデューサー高柳亮博。
出演
小松菜奈高林茉莉、坂口健太郎真部和人、山田裕貴富田タケル、藤崎沙苗奈緒、井口理三浦アキラ、黒木華桔梗、田中哲司平田先生、原日出子百合子、リリー・フランキー梶原、松重豊明久。
小松菜奈×坂口健太郎の凄み
Amazonプライムで遅ればせながら視聴。
映画、物語、起承転結といったことではなくただただ1人の人生の10年を追った映像作品に思えた。
まさに、余命10年、なのだ。
残された命を懸命に生きること、日々を輝かせようとかそういったことではなくて、とにかく胸に真っ直ぐに、こういった人生がありました。と伝えてくれる。それが何よりも胸に響きました。
小松菜奈の体当たりな演技と相変わらずの瞳の美しさに惚れ惚れ。お母さんに甘える姿もごくごく自然でしたね。。
坂口健太郎も年齢差を感じさせず、人生に迷いがある感じがすごくナチュラルでした。
うん、生きること、とは。
そういった真っ直ぐな作品でした。原作小説にも触れて、著者の人生を知りたいなと思います。
RAD WIMPSのエンディングはあまり好みではなかった、、、
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