劇場公開日 2022年3月4日

  • 予告編を見る

「実話に基づいた小説の映画化」余命10年 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実話に基づいた小説の映画化

2023年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

坂口健太郎は「おかえりモネ」で見て気に入ったので、この映画を楽しみにしていた。
「余命10年」のとおり、限られた時間をどう生きて行くのか、末期が見えるストーリーである。過去の思い出のスナップがたくさんでてくるし、季節もスノボ、桜、海などほぼ1年通しての撮影で大変だったのではと思う。

二人とも人知れず辛い心の葛藤を抱え、感情抑えめのカップルで、それほど劇的なシーンがあるわけでもなく、時は過ぎていく。私にはあまり感情移入もできず淡々と見てしまった。

これは実話に基づいたものだろうと映画を見終わって思った。
公式HPによると原作の著者小坂流加さんは小説家で、大学生のとき原発性肺高血圧症を発症、「余命10年」の文庫本の校正の後に亡くなる。
この作家の心の葛藤と「生き続けたい」という思いを込めた小説そして映画だったのだと思う。

WOWOW

コメントする
M.Joe