竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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細田守監督作品は大好きです。だからこその評価。
※滅茶苦茶ネタバレを含みます!
と言うか内容に滅茶苦茶言及しているので見る前はこのレビューを見ることはお勧めしません
あと批判コメ注意!
まずストーリーもキャラ設定もあまりにもとっ散らかりすぎてる様に感じました。と言うかツッコミどころ多すぎる。
まず第一に主人公の友達のヒロカちゃんはサマーウォーズでの佐久間ポジなのは分かりますが、過程も何もかもすっ飛ばしていつの間にか主人公ベルを歌姫に仕立て上げ終わっていて、セリフで説明させる始末。その時点で視聴者としてはいきなり置いてけぼり食らった気分で既に集中が切れてしまいました。
一応説明がましく主人公にいきなり「貴方が売れたのは何でかわかる?」と問いかけ、無理やり主人公との会話で説明を済ませてしまう始末。
と言うかそもそも何でわざわざ仮想世界でバズらせる事で歌えなくなったコンプレックスを改善させようとするのか。荒療治が過ぎる。
そもそもいきなりバズった理由をわざとらしくセリフで説明した割には主人公当人のコンプレックスについては行間を読めとばかりに同級生から虐められるシーンを挿入。このシーン自体もリアリティに欠けるものでした。
そして母親の死ぬシーンも母親が見ず知らずの子供を助けるために氾濫した川に飛び込む際、救命胴衣のみ着用し、ロープもなにも使わず飛び込むのも本当に大人の判断か?と言う疑問が浮かぶし、何でほかの大人がたくさんいたにも関わらず誰も止める素振りを見せないのか。
そして主人公は母親が飛び込む場面を見ていたのに溺れている所を見ていないかのように首を振って母親を探し始める。これも飛び込む時に周りの大人が主人公の目を塞ぐとかしていれば納得が行くけど、そんな描写は無い。
母親との思い出の回想シーンについても、主人公と一緒に歌ったり作曲している事で、主人公が歌うのは本当は大好きで、そのルーツは母親にある事が判明するシーンなんだけど、そもそも年端の行かない子供と一緒に作曲している事から音楽関係者なのは何となく分かるが、そもそも情報が少なすぎて感情移入出来ない。
この母親についてわかることと言えば、見ず知らずの子供を助ける為に増水して氾濫した川に飛び込むほどの正義感を持つ反面自分の娘を置いていく程無責任な性格で、音楽好きって事以外が全く見えてこない。
強いて言うなら恐らく、音楽に興味を示した娘を後ほど登場する合唱サークルに参加させていた事くらいは想像できるが、そもそもそんな回想シーンも無いため見てる最中に気付くのも時間がかかる。と言うかこの確信得るためにラストシーンにまたまたわざとらしく映る生前の母親と小さい頃の主人公と合唱サークルの皆さんの集合写真を見てやっと察せるくらい。
むしろそれを映すことでモヤモヤを残させないための良心なんでしょうけれど。
そして合唱サークルの皆さんについてもツッコミたいところだらけだけど、ひとつだけ。
なんでラストのとこ、主人公ひとり向かわせたの?途中まで車で送る良心を持ち合わせながら相手は見ず知らずのDV親父だよ?そんで結局本人顔怪我してるし。
「あの子の決めた事だから」みたいなセリフでエモさを演出しようとしたんだろうけど、いや無理ですよ?この世界の大人は皆どこまで無責任なんですか?
そして、カミシンとルカの茶番は何?取り敢えずルカが中盤で言われてたような性悪女じゃない事は分かったけど、主人公がルカにチャットで「好きな人いるんだけど協力して欲しい」と言われてそれがシノブのことだと誤解して「そうだよね。ルカちゃんの方がシノブくんとお似合いだよね。うわーん」みたいにボロボロ流した涙は何だったの?
あとカミシンはもっとしっかりしろ。
あとラストで1番納得出来ないのはお前どっちが好きなん?竜としのぶくんどっちが好きなんかはっきりさせんかい。
これも合唱サークルの1番しっかりしてそうなおばはんの昔話が伏線になって竜とは結ばれんのは分かるけどそれ結局メタ的な話で主人公の感情の揺れ動きが全く見えなくてなんかモヤモヤする。
そして話の流れが前後に行ったり来たりして申し訳ないけど、主人公がアンベールして歌うシーン。
そういやぺギースーおったな!?お前捨てキャラだと思ってたわ!てか顔晒した程度でなんでそんなに手のひら返せるんよ。「私と一緒で普通の女の子やん」の一言だけで納得出来るかい。
もうツッコミ所多すぎて大衆が感動してるのにもついていけなかった。
なんかこう、いっそ実は私の勘違いで細田守監督じゃ無くて別の人の作品であってくれとまで思ったけど、思い出したかのように入道雲シーン入ってきて落胆してしまった。
とまあ、めちゃくちゃ批判したものの、やっぱり作画やキャラクターデザインはちゃんと細田守監督って感じでしっかりしてたし、歌もエモかった。
今作みたいになったのは2時間の尺に対して要素や事件や、テーマが明らかに多すぎて何したかったのかよく分からないことになってた。
要素が多すぎると言ってもそれぞれ単品で見ると細田守監督らしい物だし、もっと深堀り出来ればもっと面白かったかも知れないです。
おそらく主題はネット社会の匿名性に対するアンチテーゼなのかなと思ったけど、登場人物減らしてでもこれを深掘りして欲しかった。
内容が…
オープニングにメインテーマ持ってくるのって、ララランドみたいだなぁと思いながら始まった。でもこの歌は何か気に入った。
バーチャル世界はサマーウォーズのオズの進化版で映像は綺麗だった。
が、ストーリーについては色々ツッコミ所がある!
・主人公の母親、助けに行くなら命綱しようよ。増水した川は人の足では簡単に掬われるよ。最初から死ににゆくのかとしか思えなかった。
・正義の味方的な悪役?アメコミのヒーローと特撮の雑魚キャラに見えて仕方なかった。
・途中から、美女と野獣を見ているのかと思いたくなるシーンの連続でした。。。
竜の正体は誰?
を Who is the BEAST?
としている所も。
・最後に虐待をぶっこんできたけど、中途半端に扱いすぎてる。あれは何の解決にもなってないからなぁ。
他にもあるけど、映像と歌を楽しむ作品としてみれば割と面白かったかな。
それにしてもこの監督、鯨好きなのかなぁ。
映像はとても綺麗でしたが、内容と展開はいただけません。
映像が美しい
仮想空間のシーンがどのシーンも素敵でした。
ベルの衣装がとても気に入りましたし、ベルの顔も女神様感があってよかったです。
特に竜とのダンスシーンが印象に残りました。
映画館で見たらすごくキレイなんだろうな〜。
ストーリーについては、結末まではとても良かったと思います。
人間誰しも抱えているものがあって、それは他人からは分からない、という部分について、登場人物それぞれ丁寧に描写していたと思います。
結末がちょっと残念感はありました。
ここまでの大きな波が、最後子供が竜で、虐待が原因、というのが、、、
解決しようがないというか、ここまでの丁寧なムーブと軸がズレてしまったような印象を持ったのは私だけだろうか、、?
あまり意味がわからない
私の理解力がないのかもしれないけど、鈴がUのアカウントを作って歌姫になる流れまでは理解出来たがなぜ鈴が龍にこだわって危険を犯してまで龍の正体を暴いて会いに行くのかが理解できなかった。
面白いがサマーウォーズと似たような感じ、二番煎じみたいな感じがした。
Belleのキャラ性と歌声だけで映画の存在は支えられている
音楽◎表現◎映像◎脚本△製作陣の器×
映画館では見れず、アマプラでこの1ヶ月で5回は観ました。
結論から言うと、
とっっっっっっっっっっても、勿体ない作品。
ここまで映像や音楽が仕上げられていて、世界的なキャラクターデザイナーと音楽のために生まれてきた日本の最高のシンガーの力を借りながら、なんでこんなことになってしまった?
どんなに映像と音楽がよくても、脚本が悪ければ伝わるものも伝えられない。
視聴者が想像して楽しむのは伏線だけでいいのに、想像を楽しむどころか脳内フル活用してストーリーの背景を補填しながら観なきゃいけないなんて、見ていて疲れるだけ。
やりたいことが一杯あるのはわかるが、そのやりたいことを主人公と主人公の親友に詰め込みすぎ。全部主人公と主人公の親友だけにやらせて、都合の悪い部分は作中何回しゃべったかもわからないAI、友人、母の友人らが助ける。
周りをちゃんと動かせてないから、背景が生きない。背景が生きないと人はちゃんと共感できない。
描写されないストーリー背景を脳内補填し疲れた上に、最後があまりにモヤモヤする終わりなので、達成感もない。
今回は歌の天才が主人公なんだから、歌の力で解決や平和を示唆するエンドになったのなら、一貫性があってもっといい評価がついたはず。
終わりよければすべてよしってのは映画にももちろん言えること。
サマーウォーズはネット世界の混乱を先輩の花札で解決ではなく、数学の天才が200%の力を使って問題解決した。花札という意外性で温度差が開いたところに再び天才が通常以上の力を発揮して解決っていうエンド、という最後に調整が加わってまとまりができた。だからこそのあの評価。
難しいテーマに取り組むのはいい、その難しさで葛藤があるからこそ主人公の歌声にリアリティーがでる。歌に没頭できた。
まあ脚本がダメな時点で、結局歌で支えられてる。
個人的には何回も見て努力して理解したいと思える好きな作品だが、テーマを絞って脚本をしっかりさせればもっといい評価を貰えたはずの映画だと思う。
細田監督率いる製作陣の器は、テーマの難しさと、Jin Kimさんと中村佳穂さんという才能を、受け止めるには小さ過ぎた。
非常に悔やまれるし、お二方に申し訳ない気持ちだ。
製作陣は反省してほしい。
終盤の展開についていけない
気になってはいたものの観れず終いだったので、地上波での放送を録画してやっと観れました。評判が微妙なのもなんとなく知っていて、あまり期待せずに。たしかに、ベルという名前も竜が城で孤独な様子も、美女と野獣を思わせる部分がありますね。なぜベルが竜に惹かれるのかはよくわからないものの、歌も歌声も良く、終盤までは、竜が誰なのか、竜は何に傷付いているのか、ベルと竜はどうなのか、ワクワクしながら観ていました。しかし、竜は全く関係のない虐待されている子供で、主人公が一人で助けに行くけど、本当に助けられたのか、彼らは幸せに暮らせるのかわからないまま終了。終盤まで悪くなかったのに、最後付いていけずに残念な気持ちになりました。わざわざ虐待されてる子供達を出してきておいて、あんな終わり方でいいんですかね。あの子達の今後が気になってモヤモヤ感が残ります。
良かったです。毛嫌いしてる人こそ、見てほしい
レビュー評価があまりよくなくて、
過去作と同じじゃんとか。
そんな評価を見ていて、この作品を毛嫌いしていました。
地上波で放送されていたので、
期待値0で視聴。
結果としては、とても感動して涙が出てくるほどでした。
この内容であれば、劇場で見たかったとも思いました。
展開の破天荒さや色々なダメ出し(一人で東京に向かった件)の酷評が目立ちますが、
私ももちろん気にはなりましたが、
この作品の一番のポイントはほこじゃないと感じています。
ラストの虐待ではなくて
主人公が、
自分の心の中のトラウマと、戦い続けて、
仮想世界や現実世界での出来事などから成長し、自分の心と向き合い、克服したこと。
自分一人では無理だった。
誰かを救いたいという、自分の中の別の気持ちから、克服することができた。
自分の心を、他人に曝け出すことが出来た。
自分の心と向き合うことができた。
そういう映画だったと思います。
人の、想いは、
必ず伝わる。
とても良い映画でした。
私もフィクションの中にも、
その世界の中での辻褄合わせ、はかなり気になる方ですが、
この作品の中のコマかなことは
気がつきはしましたが、そういう世界観の映画なんだ。と納得しながら見ることができましま。
説明不足すぎてモヤモヤ
クチコミを読んでいたから期待値は低い状態で観たのに、モヤモヤし続けて最後まで「?」で終わった…。
仮想空間にするなら、ログインデバイスはスマホやイヤホンにしないでもっと今は開発されてない想像上のテクノロジーにしてほしかった…。
中途半端に現実味のあるデバイスにすると、整合性が取れないってことや仕組みを考えちゃって破綻部分が想像できちゃってしんどい。
ベルと竜のアバター(AS)は普段抑圧されてるからキレイだったり大きかったりするから、アバターなのに醜い姿や小さいヤツがいっぱいいるのはみんな抑圧されてないってことなの?そんな人がもう一つの世界に生きたいって思う?ここも謎。
初めてのデカいライブを邪魔されて、ぶつかりそうな速度で飛んできて危ねぇっ!!ってイラッとするんじゃなくて「あなたは、誰…?」ってなんないでしょ。
なんでAIは竜のこと知ってて、ベルには城を案内するん?そんで、なんで竜だけあんな立派な城持ってるの???????
んで、美人と野獣のオマージュというかそのまんまな感じとか大丈夫なの????????
忍くんに手を掴まれてやっかまれたあたりの陣取り合戦みたいな映像、必要でした??ノイズに感じてしまったし、女子のやっかみは本人に知られないように水面下で巨大化していくから、そもそも本人はすぐには沈下できん。女の集団心理がわかってないな…もっと粘着質なんよ、こわ。
もう一つの世界を生きよう、っていうわりに、そっちも結局、陰口・ヘイトだらけの世界で埋め尽くされて圧迫された空間だし、だったら空と海がある現実世界だけを生きてる方がよくない?って思っちまった。
ジャスティスも、昔のヒーローモノっぽくてテンション違うし、なんでスポンサーついてんの?金銭授受できるの?バーチャルシンガーとかも、放送メディアでインタビュー受けてる感じだったけど、そのメディアはどこが運営してんの?ほら、こういうのもデバイスを未知のものにしとけば、ああそうゆう世界がもうあるのね、で終われたのに…
最後の兄弟を助けにいくのも、高知の田舎から大田区のビルが目印の家にいくって非現実的すぎて。二つの大きいビルなんて死ぬほどあるわい。
しかも高校生といえど、初東京なのに大人は誰もついていかない、忍くんも行かないんかい!!急いでるのに高速バスだし。お金はおばさまが貸したとして、いや、一緒に行こうよ。パパに伝えます、じゃないでしょ!いくとしてもパパに一緒に行ってもらいなさい!でしょ。
んで、調子よく見つけるものの、なんで雨の中傘もささずに外出てるんよ、少年。
虐待パパがほっぺたに指引っ掛けたくらいで頬の肉裂ける?どんだけ爪が鋭利なんよ??
そんで常時虐待してる男性で外ならもっと猫かぶりして子供だけ家の中に連れ帰るでしょ。
最後、土砂降りの中で制服も濡れたし頬の手当ては誰がしたの?!普通に帰ってきて「おかえりなさーい」って一件落着♪って感じでお出迎えしてたけど、いや、もっと心配しない??
めっちゃ大きなツッコミどころだけでもノンストップでここまで書いたけど、細かいところはこの10倍あるな。
作画も背景がリアルすぎて、キャラクターが貼り付けみたいに見えるのよ、逆に残念。背景はキャラクターに合わせたレベルでもいいのでは…?
唯一いいところは、歌は美しかった。
(PROレビュアーの方々は評価高いから、私の知見が浅いのかもしれないけども…)
あまりにも駄作
金ローで鑑賞。
ネット世界の話だということで、サマーウォーズや僕らのウォーゲームみたいな感じなんだろうなぁと期待してましたが、「みたいな感じ」というか「まんま」でした。
公開当時、「あまりにも駄作」という口コミを見て映画館で見るのをやめましたが、やめてよかった。これはレイトショー1200円の価値もない。
登場人物の掘り下げが少ない…というかほぼ無くて、話全体が薄っぺらく感じる。
幼馴染、マドンナ的な子、カヌー君、竜の中の人、その弟、全部不要。
竜の中身は幼馴染のスカした彼でした!とかのほうが収まり良くないですか?
あと、おおかみのときも感じましたが、細田監督は行政職を悪者に描きすぎ。
児童相談所は、映像証拠あれば即動くと思いますよ。世間知らずなのかな?
なぜそうなる、、、?
まじで思考の変遷が謎すぎる。
そしてあなた誰って映画。
なぜ竜に惹かれた?竜の素性を探ろうとする?
小説は読んでないから、もしかしたら小説には書かれてるのかもしれないが。
主人公がバズる過程も、その過程と現実世界のリンクも薄い。
話が全然きれいに流れない。全然乗れない。
最後もなんだあれ。まじで虐待問題に対する思いが軽すぎる。
ここからは素人の妄言です。
例えば竜との関係も、主人公と好青年と悪竜用意して、
Uに初めて来た主人公の歌に好青年と悪竜が共に惚れる。
好青年は純粋に、悪竜はこの歌は金になるって風に。
自身のない主人公に素直な気持ちで勇気を与える好青年。
惹かれ合う2人。
そしてここでネットよろしく、悪竜が好青年のアカウントを奪い入れ替わり、
主人公の歌で稼いでいく。売れるにつれ今までの好青年ではないことに、入れ替わっていること気づく主人公。
主人公は悪竜の罪を着せられ、いなくなった竜を探す。
竜になってしまった好青年は主人公の歌が聴きたくて、竜のままでUの世界にはいるが主人公の前にはいけない。
再会する2人。竜の姿でも好青年であることに気づく主人公。
そして本当のアカウントを取り戻す。とかならベタだけど、現代風美女と野獣のオマージュっぽくなるし、流れも素直。
導入で主人公の家庭の不幸を入れておいて、竜が本当のアカウントを取り戻した後に、実はこの青年も家庭の不和を抱えていることを知る。しかし彼には勇気がない。ネットの中で勇気をもらった主人公は、現実で勇気を与えるため現実で会いにいく。そこで父親に対峙。父激怒。そして青年が勇気を手に入れ父ボーン。とかなら現実での葛藤や、ネットと現実の温度とか自然にできたんじゃなかろうか。
素人の思いつきでお目汚しすいません。
しかし「俺の考えたストーリー」の方が良いと言いたくなるくらいキツい映画だった。
絵と歌は素晴らしい
美しい映像、圧倒的な歌声、映像エンタメとしては素晴らしかったと思います。
脚本、設定、絵作りでは、もう一歩でしょうか。
昔のSF小説は、ツッコミどころを潰しまくりリアリティを高め、文字だけで想像させて異空間へ誘うことに長けていました。
映像は、絵と音を高めることで脳を麻痺させることができるけど、結局は「あれ?」が点在すると映像世界へ一体化しにくいものだと思います。
・母は、自分の命が危ないと思われる環境で、夫もいない?状況で、自分の子供を置いて、見知らぬ子を助けにいったのか? どんなに水泳が得意でも泳げる速さと深さでないと瞬時に分かるはず(むしろ得意ならなおさら)。仮に正義感が勝ったという設定だとしても、この伏線はどこで回収されたのか。すずが塞ぎ込み「U」に行くための動線なだけなのか。
・「U」の世界では、皆んなは何を楽しみに集まっているのか? ゲームとかSNSとか何か楽しめる要素があるのかな? 画一化された空間は、映像美の追求を優先してデザインされたためか、エンタメ的なVR空間としてはリアリティを感じなかった。
・SAOは、身に付ける装置とゲーム内の世界のバランスが良い気がするけど、耳にイヤホンをつけるだけで全身スキャンは無理ではないか?
後半、イヤホンをしながらすずは河原を走る。その後の廃校のひろちゃんや、合唱隊のおばさんたちもそうだけど、イヤホンをしたら何が見えてるのかな?
・CGの彩度や解像度とセル画調アニメのそれらのバランスが気になりました。アニメの動きがイマイチだったからかな。
・他の映像作品の主役が、美男美女でなかったならどれだけ感動が薄くなるか?と余計なことを考えてしまった。すず=普通の少女が、歌の力だけであれほど人々を魅了できるかな? つまり、すずの背景、生活、竜への思い、何も知らない人々があそこまで集まるかな。
・最終的に現実世界に落とす必要があったのだと思うけど、DV親子(の子)が竜や天使だったことは、うまく脳内処理できませんでした。
・高校生が初めての東京へ行く時、周りの大人や幼なじみは一人で行かせるかな? 少なくとも大人は。脚本的には、そうすればエモーショナルになると考えたのなら、詰めが甘い気がします。
・歌で押し切る映画なのに、エンドロールがインストゥルメンタルで静かに終わる。色々詰めきれていない映画は、勢いで終わらないと、考えさせられると色々考えてしまう。
なんの深みも無い
主人公がUで歌ったら友人、他人が加工して有名に成る
母親だけが子供の救助に向かい他の連中は止めない、助けない、放置で母親だけ他界
なんの脈絡もなく幼なじみに主人公のアバターがバレる
顔を明かさなくても虐待は普通に助ける動機に成るうえ結局虐待動画から自宅特定する回りくどさ
虐待パッパに主人公一人で向かわせる無能な大人達
主人公に見られた瞬間虐待パッパが逃げ出す意味不明な展開
全体的に過程、描写不足にもかかわらずあれやりたいこれやりたいをやってとっ散らかっている状態
まるでアイデアノートをそのまま映像にしちゃった映画
監督は他の人気映画が何故ウケてるか見て学んで欲しい。
これじゃ他の監督達が報われない
心には響かないが、絵は素敵!
クジラに乗って歌ってるシーンは素敵!
歌以外で印象に残ったシーンは…
DV親父に顔を引っ掻かれシーン!痛たたたたたたた!
ブラクックスワンのささくれ並みに久々の痛たたたたたたたたたたたた!ゾワゾワ!ギャーーー!
何回同じ設定を繰り返すの?トータルでは面白くないかも。
ところどころにいいところはあれど、トータルでは面白くなかったかな、という印象。いいところは告白シーンとかのリアルな青春コメディ的な部分。ここは良いのになぁ。
何万回見たの?ってくらい細田アニメで擦りまくりすぎな仮想空間の話ってのも新鮮味がないし、毎度パターンが同じすぎて飽きる。
また、いきなりお母さんが死ぬという激重い話を持ってくる割に、かなりあっさり処理されるのがなんとも。不快レベルの辛い思い出を、人を思いやる心を持てたね=少年たちを救おうとする、の理由にするのはちょっと事件がデカすぎる。内的動機づけとしても弱い。母親の気持ちを知りたくて、死ぬかもしれない場所に行くの?いやいや、無理でしょ。
歌を歌って世界中の人気になるというのもご都合主義的だし、竜の正体を見抜くのもなかなかにご都合主義的。ほぼ全ての解決方法に納得感は少ない。
あと、ネットの批判とかが露骨すぎて嫌悪感しか抱かない。ああいう声もあることもあるだろうけど、あまりに短絡的に使いすぎて、ネットに対する制作者側の嫌悪感みたいなものをぶつけられた感じ。
ネットの歌姫、という像が30年くらい前から進化してない感じ。マクロスプラスくらいのレベルで止まってません?
2022年には、現実にAdoとかいるし、顔が分からない歌手なんてもはやフィクションでもないんだよねぇ。
ベルって名前もあからさまに美女と野獣すぎて、ディズニーっぽい演出とかパロディレベルなのは苦笑するしかないですね。なにこれ。
本来はスクリーン
映像美は流石、細田監督。 但し、デジタルに過ぎているのが引っかかる。バキバキ過ぎて、柔らさが欲しかった。
オチは賛否両論なのが今回確認出来ただけでも良かった。
自分は、素直に幼馴染みの男の子でよかったのではと思うのだが・・・
この作品の48時間ルールの解釈はなんだろう? 通報された所轄児相部...
この作品の48時間ルールの解釈はなんだろう?
通報された所轄児相部所は
”48時間は動けない”んじゃなくて
”48時間以内に動かなければいけない”!
だったはずだが?
わかり易くお役所を敵役(あるいは無能役)に据えたい監督さんの気持ちは判かるような、判からないような気もするけど
人権への配慮やら警察との連携やら…児相側にもいろいろ事情が有るだろうし
児相職員も必死にやってくれている筈だと信じたいよ!
この作品はそんな児相職員の心情にも配慮するべきだったのではないかな?
追記
伝えたい物語が有るなら伝える努力をおこたらないで欲しい!
誰かが解説しないと真意が伝わらない映画なんか映画とは言えないと思うけどな…
一人上京の展開は…
皆さん酷評している、Jk一人上京の展開なのですが、顔バレしてるワケですから…
上京途中でUの世界で緊急人探し依頼→東京到着するとユーザー皆さん人探し協力に集まっている→DV一家発見して主人公とDV父一触即発→そこにユーザーが大勢集まって来て父ビビる
という、バーチャルと現実が繋がる展開でも良かったのでは??、大道かもしれませんが…
サマーウォーズおかわり作品
ディズニー版のサマーウォーズ。いろんなアニメのオマージュといえば聞こえはいいがパクリが目立ち話の内容も薄い。
竜が主人公に噛み砕くぞ!と脅し文句を言うシーンもアバター噛み砕いてどうなるってんだ?もはや脅しにもならない。SAOのように現実世界に反映される設定でもないだろうにアバターにアバターが物理的に危害加えようが本体にはノーダメージだが。シーンの意味もよく分からなかった。映画として描きたかっただけのシーンであろう。あれはディズニー美女と野獣のワンシーンをそっくりそのまま持ってきている。
あと、監督はリアル世界とアバター世界の対比をしたいんじゃないんですか?なのにリアル世界の描写が荒い…適当な描写が目立ちます。主人公が顔を握られて?怪我をするシーン、あれはなんの怪我?爪で引っかかれたんですか?指の腹で抉られた?皮がズル剥けたんですかね?なんで頬の1箇所だけ怪我したんですか?爪ならわかりますけど明らかに切り傷じゃないんですよ。ということは後者2択になるわけだけどどちらにしろ握力で怪我したのに指5本中なぜか人差し指だけ力入って皮ズル向けさせたんですかね?こちらの監督の作品はこういった描写が適当なクセがありアニメ作品としても入らないところでノイズとなってツッコミや疑問を抱いてしまうのでリアルとファンタジー部分でちゃんと分けてリアルはリアルに描かないと対比もクソもなくなると思いますね。
それからセーラームーン風の変身シーンやらラプンツェル風の光のシーンなどちょっといやらし過ぎるかな。いい作品の良いシーンを詰め込みました。見てください。というような映画です。
犯人探しは現実世界でしてくれ!
ネットサーバーは異世界ではないので、ある程度ルールが有るであろうに 大統領がBANされたSNSがある様に
放置サーバーに書き込む5chなのか?縛りが見えないのでどうでもいい的な作品
Disney+レディープレイヤー1+マクロスFを足して5で割った様な
歌をヒットさせたいのか?鬼滅の刃ブームの様に。
全てが見たことのある出来事でそのほとんどがネットサーバーの中だから、ハラハラもしない
DV live有りなのは運営の落とし穴か?
これが集大成とは思いたくない。映像と音楽は素敵だけど脚本が…。
映像と音楽は本当に素晴らしいです。自宅で鑑賞しましたが、映画館で観たら圧巻だったと思います。この映像と音楽に注いだ情熱の三分の一でも脚本に向けてくれたら…と思わずにいられません。
それくらい脚本はツッコミどころ満載でした汗
まず竜を探す理由がピンときません。竜がそこまで嫌われる理由もいまいち分からない。そんなに嫌われているならアカウント停止したり、ログイン制限をかけたりしてUの秩序を保てばいいのに、管理会社はいないのか…?
ネットに触れているからこそ、Uの作りに疑問を持たずにいられませんでした。
オチや主人公たちの言動にも?が止まりませんが、キリがないので割愛します。
美しい世界を堪能したい方にはおすすめです。
私のような、ストーリーを重視するタイプには刺さりづらい作品だと思います。
全618件中、21~40件目を表示