竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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Uは何するところなの?
タイトルの通り、終始頭にあったのはこの疑問でした。
ベルがライブをしていましたし、他にもベルが現れる前にスターがいたようですが、Uはライブをするところ?ライブ以外の時はみんなは何してるの?あの大名行列のように行き交ってるだけ?
みんなはただ行き交ってコメントしてるだけなのに、竜はなぜ家(城)があるの?
メタバースというにはあまりにもすることがない世界に見えた。せっかく本人の感覚とシンクロまでしてるのに、さほど意味がないような…
そもそも若い方向け映画なのかもしれませんが、Uの存在がよくわからないので入り込めなかった…
あと竜とベルの下りは完全に美女と野獣でした。オマージュとのことですが、もうちょっと別のひねりがあっても良かったのでは。
有能すぎるお友達やイケメン幼なじみなど、すずの置かれている環境が都合良すぎてこれまた?です。
良い点としてはヒロインの吹き替えの方、セリフはイマイチでしたが歌がとてもお上手でした。
全体通して私には今時すぎました…
雰囲気と歌に騙される
まずUの中に入りたいと思わないほど質素なコピペビルが乱立してる中での話、最初からワクワクできないし多分他の無駄な要素にお金を使いすぎたんじゃないのかって感じ。
序盤の世界観の説明ももう少ししっかりしてほしい、少し置いてけぼりな気分で見なきゃ行けない、
置いてけぼりの中で重要なのか重要じゃないのかわからない会話シーンが多いから話が全く入ってこないし、名言を作ろうってのが見え見えでうすら寒い。
いくら歌がうまくても同時視聴で二億人ってのは無理があるけどまあ映画だからそんなもんかで流せるが、竜の正体を探そうってみんなが血眼になるほど探すには理由が乏しすぎない?
竜のことを何もわかってないのにわかったつもりになった主人公が慰めて歌う感動シーン(笑)は共感生羞恥が働いたのでコップに水を汲みに行った。
終盤はまあまあ面白かったがラストは良くなかった。
説明とか伏線回収とか"分かり易さ"を求める観客の多さよ。
最近、説明過多の「甘やかし作品」が多いからなんだろうけど、説明のない箇所を欠点としてレビュー・批評している人が多すぎて、残念。
物語の本筋はきちんと分かりやすく描いてるし、そしてテンポが素晴らしい。終始引き込んで離さず勢いのまま駆け抜ける。これこそ細田監督の真骨頂。と思う。
セリフやナレーションで意味を説明せず、繊細な表情から心情の機微を読み解いたり、片足を失う犬を飼っているシーンも弱ったものをほっとけない鈴(母?)の性格がそこで垣間見えたり(←あくまで個人の主観)、観る度新たに感じる各キャラクターの心情が、また観たいわくわくに繋がっていく。
特に、表情の繊細さでは、殴ろうとするDV父に立ちはだかる鈴の目と口。残念なものを見る諦めの目でありながら信念を持った目でもあり、そして、食いしばることのない口が恐怖を感じていないことを表していて、おそらく亡くなった妻が子を守るときにこういった表情で見据えていて、それを彷彿とさせたことでDV父は腰を落としたと読み取れる。
理解できないことは作品のせいにせず、分からないなら想像したら良いし、何度も観ればいいと思う。
原作小説がある作品なのだから、2時間にまとめつつ、そちらにも忠実でなければいけない。想像で補う部分が多いのは当然。
むしろ想像こそが本来、物語を観る楽しみであるはず。
SNSで"わかってない"感想が可視化されたから
一層説明の多い作品が増えているのだろうけど
観客の幼稚化を助長する作品が増えず
わかる人だけわかればいい、と、クリストファーノーランくらい、観る人をバタバタ置いて、振り払っていき、想像力を育む難解作品が増えることを願う。
分かりやすい=面白い、ではない。
分からない=星の数にしないでほしい。
結局のところ、竜はベルのソウルメイト的なモノ
アマプラで鑑賞。かなりの酷評が多く最初みるのを躊躇ったが無料なんでながら作業で観る事に(でもしっかり見ました)。
確かにストーリー的にクビを傾げたくなる展開がチラホラと出て来て、最後の兄弟探しに至っては余りにお粗末な展開であっという間に居所を突き止めるところなんかは「ハァ???」って感じだったが、まぁ〜無料だから良いやって思えるラインだった(コレ、お金払って見た人達からしたらブチギレるのは当たり前だなぁって思う)。
それと、竜とベルの関係って、結局の所は兄弟的なソウルメイト関係なんだなーと思う。観る前は恋愛趣向が強いのかなとか思っていたけど実際は全く違うと分かり、正直ホッとした(美女と野獣を彷彿とさせる〜と言うレビューが多かったので、観る前まではそんなイメージがあったが、実際観てみると個人的には美女と野獣のイメージは感じられなかった)。兄弟と三人で抱き合いながら好きだと軽々しく言ってるし(その前に信用出来ないとか散々喚いてたくせに、助けてもらったら好きだとか会いたかったとかよくも言えたなと)、なーんか取ってつけた流れがイマイチ。
寧ろ、成田凌の役の幼馴染と互いに何を言わんとしていたのか?が結局最後までキチンと言及されずに終わったのが気持ち悪い(恐らく、ただ単に成田凌的には主人公がベルだろ?って言いたかっただけなんだと思うが、主人公の性格がウジウジタイプで車が態とらしく通り過ぎて聞こえなーい&主人公フェードアウトで有耶無耶に終わる流れが今どき面倒くさいパターン)感じで、二人は恋愛的に上手く行ったのかどうかも怪しい。
時をかける〜、サマーウォーズを観てきて思うが、私はこの作者のドタバタ騒動アニメがどうも性に合わない。まぁその中でも時をかける〜はまだ良かったが(古い方の原作観てるしファンだし現代版との違いとして楽しめたので良いかなと)、それでも他の二作品を含め総合的に観ると余り落ち着かない感が強い。
この作品の見どころはたった一つ、中村佳穂の歌声である。正直映像はそこまで良いとは思えない。
ベルも含めて別段可愛いや突出してカッコいいとか魅力的だと思えるキャラクターが存在しないから。
それと、ヒロちゃんとか言う子は今時の毒舌眼鏡隠キャリケジョなんだろうけど、この手のキャラって最近どのアニメでも出て来て食傷気味で飽き気味。取り敢えずこの手のキャラ出しとけは世間受けしそうとか思ってんのかなぁ?正直口の悪い眼鏡ブス位にしか思えないのでいい加減、こう言うキャラはとっとと淘汰されて欲しいなと思ってる位なんだけど。
終わりの方が、うーん。
ベルの歌声は綺麗だったし、仮想世界のお話も好きなので楽しく観れた。
ただ最後のくだりがあんまり納得出来なかった。
松山から東京の知らない場所にひとりでいくかな?
土地勘もないのに、そんな運良く外に出てた兄弟に会えるかな?なんで外に出られたの?
あんな虐待してた人が急に弱腰になって逃げ出すかな?
会えたから、もう大丈夫っていうのはドラマすぎる。
あの後、本当の解決は出来たのか謎に思う。
ちなみに。私は途中まで、竜の正体はすずのお父さんなんじゃないかと思ってた。娘に話しかけても避けられることに傷ついたお父さんが、、みたいな笑
お父さんに非はないのにあんなに拒否されるのはかわいそうだなと思った。あとワンちゃんの足が怪我してるのはなんかあったのかな?
自分が良いと感じたのならそれで十分では
映画を見た後に本サイトで皆さんのレビューをさっくり確認させていただきました。思ったより評価点が低いと感じたからです。
総論としては「歌と映像は素晴らしいがストーリー展開、特に終盤で賛否が分かれる」ということのようでした。
後半を説明不足と見るか表現の余白と見るかは人によって異なると思いますが、
作品は文芸であって家電の取り扱い説明書では無いのであるから読み手が読み解く要素があってしかるべきではないか。というのが私の結論です。
いくつかの要素が最終的に説明が無いまま提示されています。自分としてはそれらは製作者から渡された読み解きの鍵ととらえています。
(竜の城にあったひび割れた写真、忍と合唱隊はBelleが鈴であると気づいていたほか)
見解が分かれている疑問について個人的な見解を記します。
・恵(竜)の自宅の場所は特定可能なのか?
ビルの正面と側面の面積比が映像の通りになる方角は一箇所しかない
室内の物品から窓の大きさは推測可能であり窓に映り込んだビルの大きさから三角測量原理でビルからの距離がわかる。方角と距離の交点が当該場所となる。
高知には後方支援部隊がいて(ヒロとしのぶ)逐次計算結果を伝達したのではないか。
・なぜ鈴一人で出かけたのか?
この事案は中州に取り残された子の救出の投影であり自分が追体験することで長い間の疑問に自ら答えを見出すためだった。
未成年者の単独行動にはリスクが伴うため、あるいは父親が隠れてついてきていたのかもしれない。合唱隊から情報は入手可能であり描かれていないだけで可能性は否定できない。鈴のスマホは父親が与えたものであろうしMDM(位置情報確認)が入っていてもおかしくはない。
・男親の行動には違和感がある?(鈴父もも恵父も)
配偶者の喪失は大人にも影響を与えると考えるべきではないか。
・恵(竜)の父は鈴を見てなぜ狼狽したのか
全くの個人的な解釈としては次の通り
恵の母は夫とのトラブルにより自ら死を選んだ、それを憎んだ時期に恵が写真を傷つけた。恵の父は子供たちをを守る鈴の姿に亡くなった妻を見たのではないか。
この作品は2時間1分の映画部分だけでなく、視聴前後も含めて評価すべきかと感じました。
最後以外よかった
途中までは普通によかった。美女と野獣全面に押し出してるのも別によかった。可愛かったし。
最後がご都合すぎて謎。
ベルが歌って光がみんなに共鳴してそれで鯨が出てきてなんの意味があったん?
Uの世界で竜が敵対視されてるのは変わんなくね?ベルだって信じさせることはできたけど。
排除実行する正義のやつの力弱まったからあとどうとでもできるでしょってこと?
現実世界でもあの手の男が小娘に睨まれただけで怯えるか?
そこらへんの話の流れが微妙だなって思った
この先どうなるか想像すればわかるけど描き切らないのも微妙。
仮想空間の世界
思いも依らない世界を観た感じです
私には疎い世界です
まあ。SNS の世界はあんな感じなのかな(イメージは)
…いまいち
何を言わんとしているのか分かりずらかった
仮想空間の世界の方が
自分を素直に出せるのか
主人公の滑舌の悪さが気になった
それだけで作品の完成度が低くなる
歌だけの印象しか残らない
台詞も突拍子に言ったり
急に泣き出したりして
情緒不安定な子に感じたり…する
いまひとつ。
歌に頼りすぎて
印象に残らない作品でした
ちょっと思ったこと
…竜の家が焼かれたシーンは
ハウルの動く城の様な…竜がハウルに思えた
人を助ける時は必ず複数で、装備をきちんとする。
人を助ける時は必ず複数で、装備をきちんとする。
最後が少し引っ張り過ぎたけど、やっぱり、いいね。全てが共感出来る。昨年からIMAXで3回ほど見たが、テレビでも充分。
インターネットをやって傷つかないことはない。
ベル、鈴役の歌手、ミュージシャンが素晴らしいのは大前提として、細田守監督の作品は本当に大人、主人公の親が素晴らしいと思う。あんな風に子を導くような接し方をする親、現実でいるのかな笑
人とは違う行動を取る人に対してひどく中傷する人は必ずいます。
勇気ある行動を取った鈴のお母さん、増水した川を渡って実の子を置いて見ず知らずの子供を助けに行くべきではなかったという心ないコメント。ですがこれは正論ではあります。そう思う人もいるでしょう。
ヒロちゃんが、アンチがいるのは本物の証拠と言っていました。
細田守は誹謗中傷は絶対的悪。なくさなければならないではなく、主人公に強くなる道を選ばせた。
誹謗中傷は悪いこと。その人を訴え、誹謗中傷がこの世からなくなるように戦うのも正しい。
ですが誹謗中傷する人は必ずいる。その上で自分はどう強くなるか。これも正しい。
この作品のレビュー自分は星4.5にしましたが、5の人もいるし、1の人もいるし、0の人もいる。
素晴らしいと思う人もいれば、くだらないと思う人もいる。
虐待について詳しい人から見れば、この映画はぬるいだろう。ご都合主義が多いだろう。
私も他映画のレビューで1をつけることもある。
人それぞれ意見があって当たり前なのだ。
誰の意見が正しくて、誰の意見が絶対におかしいなんてことはない。
個人的には、ベルは日本人。アジア人が世界一の歌姫になるのは現実的に違和感がある。
竜をアメリカなど外国人にして、U自体を自動的に共通言語に変換できる。とかならベルが世界一の歌姫になるのも納得できたかもしれない。
全部日本の出来事にするのは、せっかくグノーバルインターネットなのに、もったいないなと感じた。
ですが起承転結、物語的にはものすごく良かったです。
人助けをする。鈴は自分を置いて見ず知らずの子を助けに行った母親をずっと理解できないままでいました。
でも母親は誰に止められようと、罵られようと自分の意思で助けに行ったんです。
鈴が1人で東京に行ったのも、誰もそこについて行かなかったのは、合唱団のおばさまは、1人で行くのはあの子が決めたことと言ってました。1人で自分の意思で鈴が行動したことを示したかったんじゃないかなと思いました。
心地よいファンタージーで観たかった・・
今、若者たちの関心の高いメタバースを舞台にして細野流の美女と野獣の物語が花開く。
メタバースを実写セットで描いたらとてつもない手間と予算だからアニメだからこそ実現できたと言えるでしょう。お馴染みの空飛ぶクジラも登場してステージは見応え、聴きごたえ十分でした。
ただ、物語構成はちょっと疑問符、テーマは自己犠牲は美徳か?と言うことでしょうか。
観客の共感を得やすい薄幸のヒロインを作りたいのだろうが劇中では娘が行かないでと懇願するのに振り切って濁流に飛び込む母親を描いているが泳ぎに自信があったとしても単独では無謀としか言えませんね。
DVの父親も登場しますがこれまた極端、昨今は例のテロ事件のせいでカルト宗教に嵌った親のせいで子供は地獄、家庭崩壊という報道が喧しいですが親の主義や信条などで子が犠牲になる例は胸が痛みます。
長じた娘は現実逃避の効用かメタバースでは別人のよう、ただお節介は遺伝なのだろうか、繰り返される自己犠牲、何の勝算も無く上京する無謀振りまで母親ゆずり・・・。
ディズニー顔負けの技量があるのに何も社会派ドラマ風に寄せなくてもよいでしょう、できるなら心地よいファンタージーで観たかった。
巨大SNSで、、、。
美女と野獣?
belleはフランスの小説、またディズニー映画のベルなの?ベルもフランス語で美しいって意味。
竜は野獣なの?薔薇育てている所。野獣は薔薇を守っていたけど。ルカちゃんがいい子だった所くらいからちょっと見方が変わった。巨大SNSでリアルな絆に辿りつけるってすごいね。凝ってるけどちょっと映像がうるさいかな。
娘に「君・・・」と呼びかける父親って
過去のトラウマから自分の殻から抜け出せない少女が、仮想空間をステップに成長する物語。
ネット等で低い評価を観ていた為か、想像していたよりは悪くはなかった作品だと感じました。
少女の成長譚というテーマが良いですね。母親を目の前で失ったトラウマ。大好きだった歌を歌えなくなった少女が仮想空間でそのトラウマから抜け出して・・・そしてそれが現実のすずのステップにもなる。カタルシスを感じる良いストーリー展開だと思います。
音楽シーンは歌唱力を含めてレベルが高く、迫力を感じました。特に、「ベル」が「すず」に戻り歌う後半のシーンは、ストーリー的にも相まって感動的ですらありました。
ただ、それでも全体として薄く、整理出来ていない話だとも思います。
例えば、すずが竜に執着した理由が分かりません。逆に、竜がベルに心を許した理由も分かりません。
これが分からないので、物語に入っていけません。
すずの執着で言えば、例えば、ルカの気持ちを勘違いして失恋を覚悟したシーンの後に竜との出会いを描いていれば、少しは納得感は増したかもしれません。少なくとも製作者が「理由付けをした」と理解することは出来ますが、この作品はそれすらありません。
キャラの設定も極端で微妙。そして、それぞれ折角のキャラを上手に活かし切れていません。
例えばしのぶは高校生とは思えない落ち着き。竜も虐待されている14才とは思えない・・・
逆に、コーラスサークルの大人達は何の役にも立っておらず、結果として、物語のリアリティの邪魔にすらなっています。
例えば、姿を晒して歌うことをすずに提案するとき、しのぶがもっと気持ちを高ぶらせ叫んでいれば、高校生らしかったかもしれません。そして、それを大人が窘める。或は、冷静な言葉でその気持ちを引き継げれば、大人を描いた意味があったかもしれません。
クライマックスは否定的な意見が多いようですね。私もその一人。
独り立ちするすずを描きたかったのかもしれませんが、物語のリアリティを損ねるだけのように思えます。
仕事もお金の問題もあるのでしょうが、大人も含めて可能な人数で行かせれば良かったのに。そして、大人とヒロは警察に相談に行き、他のメンバーは手分けして竜の家を探して・・・最終的に一人で竜とその父親と対峙出来れば、独り立ちのシーンとしては十分だったと思います。
また、警察官が、父親の暴力を現認するシーンを描ければ、あんな中途半端な終わり方にしないで済んだのではないでしょうか?
映画としての私的評価は、当然厳しめです。ただ、物語以上に、サマーウォーズを焼き直したような設定や、美女と野獣の『真似』をしたシーンなど、細田監督の姿勢に厳しい評価を付けたくなる、そんな作品でもありました。
虐待児を殺す映画
私は、身の回りに虐待を受けて育った人がいます。
虐待から救われるシーンについて私は
「鈴にとって都合が良すぎる」と思いました。
正義感に燃えてる人間がただ気持ちよくなれるだけのような、
これを観る当事者の事なんか何も考えてないご都合主義的展開。
虐待されて人間不信に陥ってる子供が、あんなに短時間で
たかだか歌と少し話した程度で他人を信用するわけがないでしょ。
虐待児が「頑張って戦う」なんて言わされてるシーン。
これをみた虐待児が「自分も頑張らなければならない」と思ったらどうするんですか。
虐待されてる時点ですでに彼らは頑張っているんです。
これ以上頑張ったらストレスで体に障害が出るんですよ。
そんな人をさらに追い込みたいんですか。
虐待に関する描写や配慮の何もかもが足りない。
おかげでストーリーにまったく集中できなかった。
せっかく楽しみにして観に行ったのに、あまりにも虐待問題の描き方が雑で表面的で失望した。
残酷な映画だなと思いました。
希望の押しつけで人を殺す映画です。
他の部分が好きなだけに、とてもとても残念でした。
衝撃的でした
ネタバレだらけのレビューです。
普段映像作品はあまり観ないのですが、中村佳穂さんが声優をしていると知ってDVDを借りて鑑賞しました。
観終わった感想としては、映像・歌声が素晴らしく、テーマはどれもよく、演出も最高なのに、ストーリーや設定がツッコミどころ満載。
なんでライブをぶっ壊されて竜に惹かれるの?竜だけ城があるって、仮想空間の世界観どうなってんの?竜が日本人である確率低くない?なんで女子高生がひとりで飛び出して関東行ったら決着つくの?など、ハテナが尽きなくて苦笑しながらレビューサイトを開き、星3くらいの評価を読んでは「そうだよね」と思いました。
20分後、2021年8月12日にmogachyoさんが投稿されたレビューを読んで世界が一変しました。
先述したストーリーの違和感と、気付いてはいたのに気に留めていなかった映像上の要素(欠けた湯呑みや壊された母親の写真など)が全て美しい一本の線で繋がり、目の覚めるような思いとともに、自分がこの作品を全く読解しようとしていなかったことが猛烈に恥ずかしくなりました。
元レビューの方が文学的と表現されていたように、映像で描写された小説のような作品だと感じます。観る中で感じた違和感をひとつひとつ拾い集めて、点と点を繋いでこそ理解できるストーリーに対して、点だけ見ててもそりゃよくわかんないですよね。
今までは(軽度な伏線は理解できるにせよ)そんな映像作品の見方をしたことがなかった私にとって、文字通り衝撃的でした。
レビューを閉じてお風呂に入りながらもう一度ストーリーを辿り、共感できなかった登場人物の心情を理解しながら、ストーリーに再び新たな発見を得ました。「仮想の城が燃える」「大量の人がいる巨大空間なのにミクロなやりとりができる」みたいな設定も演出上なら仕方ないし、オマージュもアニメでやるって新鮮なんじゃない?と思えてきました。なんだか映像に見落としている要素がある気がしてきました。
多分、明日もう一度観ると思います。数十円しか変わらないからという理由で1泊じゃなくて7泊を選んだ数時間前の私とGEOの価格設定、ありがとう。
ついでに、こういった小説的な映画をもっと他にも観てみたくなりました。それとも、私が知らなかっただけで映画って全部そうなんですか?
映画の開拓のしかたはまだわかっていませんが、いくらか探してみようと思います。
もったいない
映画をみた友人はつまらないと言っていたので期待してなかったけど、なんかもったいない作品で作り直して欲しい気分になりました。
とりあえず歌は良すぎて感動!
それ以外はほんとイライラ要素たっぷり。。
美女と野獣は大好きな作品なので中途半端に真似された感じでショックを受けました。踊らないでっと心の中で叫んだけどやはりダンスシーンもあるのねっ(。-`ω-)
現実と仮想空間の切り替えが雑というかいきなりすぎる展開が何度もあり見にくかった。
最後に虐待お父さんから2人を守るシーンは
お父さんが情緒不安定にみえてなんか救われない感じがしました。
それで娘が怪我して帰ってきてるのにそこは誰も心配しないし
ツッコミ所たくさんの映画でした。
歌がきれいな雰囲気のあるアニメ
面白かった。歌はきれいだった。歌がきれいな雰囲気のある素晴らしいアニメだ。
だが主人公の周りにいる人に、人間味がない。セリフから発せられるはずの人となりを感じられない。仲間にも、敵役にも、一人ひとりにあるはずの人生が表れない。50億のアカウントは、主人公の周りをうろつく奇怪なアバターとしてしか描かれない。ただ主人公の不幸と恋が、誰かの言葉として説明されていくだけだ。
そもそも世界規模の話にする必要あったのか? コーラスのご婦人は必要だったのか? 描いてるのは主人公ただ一人に過ぎない。描けない人を登場させる必要はない。
引きこもりの少女が暗い部屋で仮想空間に入り浸り、歌をうたったら誉められ、フォロワーが付き、その一人に虐待を受けてる同世代の男子がいて、親に内緒で会いに行く。
そんな規模の話だ。登場人物は二、三人で良い。ちゃんと人物を描いてほしい。
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