竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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映像・音楽は業界最高峰
タイトルにもあるように、映像と楽曲の美麗さと迫力には終始圧倒されました。特にCGアニメーションは素晴らしく、何度も鳥肌がたちました。
一方で、ストーリーは「結局何だったの?」という感じが拭えません。
現実世界と仮想世界の対比、幼なじみの協力やDV男の登場など様々な要素が乱立しています。
伝えたいことは自分なりに分かったつもりですが、色々な出来事が起きすぎるあまり個々の事象についてはあまり深堀されず、描かれたシーンや登場人物に何の意味があったのか理解出来なかったため、ストーリー全体としてのまとまりを感じられませんでした。
最も、全ての事柄に意味を見出そうとしてしまうのは、私個人の映像作品の鑑賞の仕方によるものですので、全ての方にこのレビューが当てはまるとは到底思いません。
むしろ、作者の伝えたいことに重きを置く方や、映像や楽曲、世界観を重視される方にとってはこの上なく良質な作品であると思います。
是非一度、映画館に足を運んで鑑賞して頂きたいと思う作品でした。
歌が素晴らしい
最初の約5分間でUの曲でまず引き込まれてしまいます。ミュージカル要素も有りサスペンスあり学園ドラマ要素もあり、盛り込みすぎて分かりにくい面があります。現実とインターネットの間での行き来きも分かりにくい原因かと思われます。比較の為に美女と野獣も見ましたがまず出会いが違いますし、共通2人はどうやって心を寄り添っていけるか?ですが美女と野獣は2人が結ばれてハッピーエンドですが、この作品は人の救済になってしまっています。この点が曖昧な感覚を感じるんでは無いでしょうか?
あとミュージカル要素はあるもののコンサート場面があるがクジラと戯れて終わりはちょっと物足りない感じがしました。
母親の死も長い間悩んで選んだのが母親の気持ちを理解する為に竜の救済を選んだように私は感じ取りました。そうで無いと話の筋が合わない、後半で父親の虐待されてた兄弟を助けに入って今後本当に立ち直る事が出来るんだろか?
すずの顔バレしたベルを皆んなどう向き合うんだろうか?うーむ考えさせられる作品でした。
中村佳穂さんの歌声は文句なし感動それだけで
涙が出ます。映画と関係有りませんが娘が高校時代に中村佳穂さんと知り合いだったのが余計意味深い映画となりました。
面白かった
ベルが竜に「貴方は誰?」ってとにかく言い過ぎだな…とは思いました。
まあ、それ以外は細田守監督の中でもわかりやすいし面白い内容でした。
ただ、Uの中のジャスティンが虐待していた父親にするとか、スズの周りの人達もUの中での役割がもう少し活躍する人にするとかすれば良かったのになぁと思います。
とりあえず推しは忍くんとお父さんですね
文部省推薦?
ストーリーは超平凡、NHKの朝ドラと同じ。仮想世界と現実がシンクロしてどーしたこーしたも何か飽きたなぁ。ラスト、いきなりの展開に、唯一驚いた。このヒロイン、最強か?映像美は凄かった✨
ストーリーがモヤモヤ
今日見てきました!金曜ロードショーで本編10分公開シーンを見て、久々に映画館で見たいと思った作品でとても期待していました。
たしかに、音楽や映像はとても綺麗で迫力があり、心が打たれました。
ベルの声はとても透き通ってるし、色鮮やかな衣装など、とても華やかで綺麗でした。
しかし、ストーリーが……ツッコミどころが多かったかな。
まず、竜の正体を何でベルがそんなに知りたがるのか、と。自分のライブに侵入されて怒って「あいつなんなの!一体!」とかなら分かるんだけど、「あなたは…誰?」ってなんか最初から城に忍び込んだり、追い返されても近づいたり……💧なんか彼の思わぬ一面を見たとかいうシーンがあったら分かるんだけど、最初から馴れ馴れしいしいきなり、美女と野獣シーンみたいなの出てきて踊って心通じ合うし。あれ?って。
竜のお城にあった秘密のバラ?の役目もちょっと分からないし。竜の召使いのAIも最初はベルの邪魔してきたのにいきなり味方に変わるし。経緯が分からんのよ。
あとジャスティスだよね。あれがあの虐待の父さんが正体だったとか、そういうんなら分かるんだけど特に最後はなんも書かれてない。
幼なじみの存在もよく分からない。たしかに、幼少期から気にかけてくれてた、とかの描写があって主人公にとって大事な存在はわかるんだけど、ベルってなんでわかったのかなー、とか最後「これからは付き合ってける」とか言ってるし。何が言いたいのか、と。
後、あの虐待一家、東京にあんのに、高校生しかも女子に一人で行かせる?!?!
皆であの虐待の様子見てたよね?!普通一人で行かせんやろ、マダムたちもどういう役割してんのかよくわからなかったけど車で駅に送っておきながら着いてかないって……ありえん。
全体的に伏線回収とか全くなくて、モヤモヤが残った。でもルカちゃんとカヌーの奴のシーンは楽しかった。
歌が魅力。
歌うことが自己表現と捉えると、その歌声が本当に魅力的だったことが本作の肝だと思います。
以下は自分なりの解釈です。
鈴は幼い頃に母親を亡くしています。母親が見ず知らずの子を助けるために死んでしまったことで、鈴は母親に自分を選んで貰えなかったと感じ、自分の存在価値を見出せず、自分に自信を持てない子になってしまう。
そんな鈴にとって、可愛くてみんなに人気なルカや、理解者が少なくても我が道をいくカミシンは憧れの存在。
ベルとなり歌えるようなった鈴の前に、嫌われものの竜が現れます。鈴が最初から竜に興味を持った理由は背中のアザ(傷)。同じく傷を抱える者として気になったということでしょう。鈴が飼っている犬の足が一本ないのも、鈴がそういった存在にシンパシーを感じる性格だということの暗喩なのでしょう。さらに、竜の正体である少年にも母親(城にあった写真の女性)がいない。恐らく竜の母親は本当に竜を捨てたのでしょう。同じ傷を持った二人が惹かれあっていくというお話。
終盤、鈴は竜を救う為にネット上で正体を晒す。そこで母親が川に飛び込む場面がフラッシュバックする。見ず知らずの子供を助ける為に自らを犠牲にすることで、初めて母親と同じ立場となり、自分が母親から捨てられた訳ではないと自覚する。=自分に自信を持って行動出来るようになる!といったところでしょうか。
夜行バスの中で父親と連絡をとるシーン。父親の「お母さんに育てられて優しい子になった」という言葉。これは、死んだ人間も今の自分を作っているという、未来のミライでも語られたテーマです。細田監督の思想なのでしょう。実際、鈴は母のコーラス仲間、幼馴染、友人のヒロちゃんというように、死んだ母親の意思を継いだかのような存在に囲まれて育っています。
ラスト、空を見上げての「ありがとう」は紛れもなく母親に向けての言葉。物語中盤では大きな雲に隠れていた太陽=母親が顔を出して終わる。
所々、ご都合過ぎやしないか?と首を傾げる場面もありましたが、僕はこの映画、好き派です。
とにかく歌が良い。これが無ければ−0.5点でした。
今後も細田監督の活躍に期待しています。
すずちゃんのお父さん
母親を幼くして亡くしてしまった娘のことを信じて温かく見守ってきたお父さん(声:役所広司)が素敵だった。その他、すずちゃんを取り巻く温かい登場人物が出てきて、こういう所が細田作品の好きなところ。久しぶりに娘と映画館に行って、思わず嗚咽しそうになるのをさとられないように必死に抑えてました。
しっかり泣かせて頂きました!!
観る前に口コミを見て不安になっていましたが、私はとても面白かったです!デジタルな世界観?が大好きなので!
SNSが普及している今だからこそ通じるものがあるような気がしました。ネット内なら現実で言えない事を言えてしまうとか自信無い事もやれてしまうとか。
ベルがなぜ竜に惹かれていったのか、
私は、
目の敵にされて孤高の存在に見えるものって自然と目がいって気になってしまうものだからだと思いました。全く知らないものや人は特にそうだと思います。
所々の歌も圧巻でしたね!鳥肌立つし、引き込まれてました。引き込まれてすぎてみんなが泣いてるシーンで同じタイミングで泣きました。笑
竜の正体をずっと忍くんと勘違いしていたので、まさかの子供で「そっち!!???まじで?!」ってなりましたww
忍くんがすずに正体を明かして歌う事を提案した事や、みんながすずを東京へ行かせたのは、今の貴方なら出来るよ!貴方だから伝えられる事があるんだよ!と背中を押してくれてるんじゃないかなと感じました。
話にあまり関係ないかもしれませんが、忍くんが個人的にカッコよくて好きでした笑
あとベルの衣装が可愛くてタイプだったのでベルの衣装集的なものが欲しいなと思いました。もちろんベルも可愛いかったです。
話したらキリがないですねぇ。
とりあえずCD買います。
す、凄いですね
とにかく凄いですね。何が凄いって7月から上映してるのに9月末でも上映してるっていうことですね。基本的にアクション映画しか見ない自分ですが日本のアニメ映画の凄さに改めて認識しました。格闘場面はなかったけど最後の子供たちとを助ける場面は少し心が動くような・・・そんな感じがしました。
中村佳穂の凄さ
IMAXの2Dで鑑賞
一つ置きの座席でほぼ満員
鈴の父親がイケメンなんだよなぁ
声は役所さんなんだけど
中村佳穂さんの歌声に涙が出てしまう
高知の背景が本当に綺麗でした
竜が虐待をうけている子供だとすぐわかった。
竜を助け出す為に向かい、アレで助けた事になるのかなぁと疑問
アレで父親が退く?
忍君と付き合うの??
展開の流れが突拍子ないかなぁ
ただただ中村佳穂さんの歌声、Uの世界、高知の綺麗な自然が良かったです😊
歌は良い…が…
序盤と終盤の歌と映像は凄かった。鳥肌が止まらなかったし涙も少し出た。
が、それがこの映画の最高場面だと思う。肝心のストーリーが矛盾だらけ。
なぜ?が多すぎて後半はもう見てられなかった。
監督の伝えたいことは理解したが、伝え方が映画として酷い。そうはならんやろの連続だった。
序盤から
コンサートに乱入←どうやって?
正義マンが個人情報チート武器←は??
ベル「あなたは誰?助けたい!」←なぜそうなる???
結局最後までわからずじまい。
個人的に最後の廃校でみんな集結、「どうすれば…」は笑いそうになった。ベルの正体は知ってるが、ベルと竜の関係を全て網羅してたというのか、怖いよ 笑
そして他の☆5の評価が、歌が凄い!とかbell可愛い!とかそればっか。
たまに内容についてベタ褒めもあるが、雰囲気だけで褒めてる気がする。細田監督だから最高だ!感がする。
書き足りないけど、
なぜ竜はそんなに追われてるの?秩序を著しく乱した場面が一切ない。
戦い方が酷いとか言うが、仮想空間での戦いなら別に問題は無いでしょうよ。運営が対処してない訳だし。
そして正義集団のチート武器。Uの根本を覆す武器なのになぜ1人のユーザーが持っているのか。
竜とAIの関係も謎。不正ハックでもしてAIを味方につけたんか。
そしてなぜかベルだけご案内する???
そして最終場面。
ユーザー50億万人で、現実社会ではなぜか全世界共通語を喋る世界。
竜は偶然にも日本人で、さらにベルも日本人で、偶然にも情報が集まって、奇跡的に外で出会う。
都合よすぎて感動する前に笑った。
細田監督の映画は好きだけど、期待は出来そうにない。
映像と中村佳穂さんの歌声は素晴らしいが
ストーリーに問題ありすぎ。
細田守監督の作品は結構好きだったので、正直がっかりしてしまった。
台詞ひとつひとつにも違和感を感じる。
良いシーンにしたいんだろうな、って所で台詞が不自然。お父さん、娘に「きみ」って言うか?
声の演技もところどころ無理があった。
ネット世界の人達、あそこまで子供っぽいアンチばっかりかな?
現実はまともな人達の方が多いと思うが。
もっとちゃんと人間の本質を描いて欲しかった。
匿名社会=悪口言うだけの場所 みたいな表現に思えて、なんだか感じ悪かった。
それなのに最後はベルの歌でみんな浄化?
キャラにも物語にも芯が無さすぎませんか!
竜との関係にも謎しかない。
ベルが竜の正体を最初からあんなに知りたがる動機も不明だし、一人で竜の城に行きたくないなら友達が補講ない日に改めて行けばいいし、急に踊り出したと思ったら急に心結ばれててついていけない。
無理矢理『美女と野獣』の名シーンを再現したかったんだな感。。。
結局竜の召使いAIたちの存在はなに?
AI達、ベルのことあんなに嫌ってたのになんで急にベルの味方になった?
結局「秘密のバラ」ってなんだった?
てか他のアズには家とか無さそうなのに、なんで竜だけ城に住んでるの!?笑
あと学校の人気者るかちゃんの恋愛描写、あれいる??
物語に関係ないし、そこに時間割くならもっと補足すべきシーンがありすぎる。
合唱団の人達のわざとらしい「幸せ」談義もいる?
そして最後。
竜があの男の子だろうなっていうのは多分ほとんどの人が気づいてたと思うけど、予想通りすぎて……
やっぱ虐待か。
50億人もユーザーいるのに歌姫も竜も日本人ってのもなんだか、、結局狭い世界なかんじ。
そんであんな奇跡的に住所特定とかできる?
あんな高いビル2つくらい東京のどこにでもあるよ!笑
さらに暴力振るう男がいるあんな危険な場所に、女子高生を一人で行かせる?
そこはしのぶくん、または合唱団の大人たち付いていけよ!
一人で急に手ぶらで東京行かせるとかリアリティ無さすぎ。
多摩川駅から必死に走ってたのも謎。
住所わかってるならスマホでGoogleマップ見ながら行こうよ…あんな仮想空間がある時代なんだから……。
ラストの投げやり感も半端ない。
暴力振るうお父さん、女子高生一人にあんなビビるか?笑
すずの怪我の感じはもののけ姫のオマージュかしら。
けいとすずのやりとりには違和感しかなかった。
「大好きだよ」って!!!
なんでそんな感情に至ったの!!?
ダメだ、ツッコミ所をあげるとキリがないです。笑
せっかく綺麗な映像と音楽、膨大な予算があったろうにストーリーで全てを台無しにしている。
本当にもったいない。
次回作に期待します。
歌を聴かせるために
ミュージカルではないけど、歌を聴かせるために作った作品の様に思えました。
物語は主人公のトラウマからの脱却、そして成長物語だとおもうのですが、いろいろな要素を加え過ぎてて、軸足がブレてる感じになってます。
キャラクターたちとの掛け合いなどライトに描いてるので、楽しめるんだけどネット(U)に登録するとこから物語を進めるのであれば、皆が注目にいたり、その輪が広がる雰囲気を醸し出すためにベルのライブを描かなかったのは残念です。そのためベルの人気が鰻登りのようなイメージがなく、なんとなくニュース映像の断片だけで描いてたことが残念です。
また最後の曲に大きなインパクトと高揚感を与えるなら、他にスローな曲調は控えアップテンポな曲などを多めに後半まで進めて欲しかったです。
裏切られた
2ヶ月前たまたまYouTubeの広告に流れて、曲に一目惚れして細田守の最新作ということで胸踊りました。
初めてYouTubeの広告に有り難みを感じてたのも束の間。
冒頭のからいきなり引っかかっるようになってそっから最後まで粗探しのために観てるような感じになりました。
まず冒頭のベルが歌ってるシーンもう少し動きが欲しかったなぁと、踊れたとまでは言いませんが身振り手振りが欲しかったなぁと。
その後も鈴の過去回想も長ったらしかったし、いきなり出てきたマダム達も意味不明な上、全体的にモブの罵詈雑言が多くて不快になったのもしんどかったです。しかも内容も酷いから余計。
あと鈴がベルでログインした時、いきなり歌い出したのも意味不明。
個人的にあのシーンは急に異世界転移した歌が好きだけど過去に色々あって歌えなくなった子がいきなり街中で異世界転移できた喜びで歌い出したヤバいやつみたいな感じなのが無理。せめて歌自慢大会的なのに参加して的な感じにして欲しかったです。
ライブシーンも色々気になる点が多く、
ベルの衣装がコンセプトがまるで分からなくて、バイキングのヘルメットみたいなのに丈が短いドレスでもう少しどうにかできなかったのかと。
そっから何故か竜が乱入したのも意味不明で、戦闘シーンもただ殴るだけしかなかったのもがっかりでした。爪の斬撃とか蹴りが欲しかったです。
そしてベルの竜に対してのあなたは誰も訳がわからなかったです。せめてあなたは、何なのとかのほうが納得できました。
そして竜をアンベールしようとしてた奴も、小物感が酷くてイライラしました。悪役キャラとしてブレブレでこいつ何がしたいの的な感じで気持ち悪かったです。
そこから鈴と幼馴染の彼がいちゃついてたせいでモブ女子荒れとかあのサブカップルとか竜の正体探りとかやたら尺使ってたせいでメインのベルと竜の絡みシーンがなくてお互いの好感度の段階がすっ飛ばされた感があったのは最大の不満です。
この2人が観たかったのにそれほど本編に重要でもないシーンのせいで少なかったのが理由が知りたいです。
その分2人の絡みシーンはよかったのですが。
そして後半のベルがアンベールされたシーンもあの最初ベルを批評してたアーティストの女性も何かあるのかなって思ってたのにたいして何もなかったのが理解できませんでした。
そこからクライマックスシーンで鈴が2人の元に駆けつけるところもあのマダム達5人のうち3人くらいしかアクション無かったのに何で5人もいたのか、だったら1人か2人削れば良いのではと感じました。また、ベルが2人の所に着くのに時間差がかなりあったのも訳がわかりませんでした。何故一刻も早く着かなければという状況なのに、半日以上もかかったのか、いざ着いてみれば何ともなかったのが気持ち悪かったです。
そしてその父親が鈴を襲うシーンも何故鈴に怯えてたのか、40代くらいのおじさんが普通の女子高生にビビることに違和感を製作陣は感じなかったのか、何か鈴に怯える正当な理由があったのなら話は別ですが特にそういった描写もなく、
曲と告知切り抜き、一部のシーンしかいいところが無く、何故ここまで評価されるのか理解できない作品でした。
悪くもないけど
さっき見てきました。
前提として歌声、歌、映像は良いです。
ただ、前評判が持ち上げすぎたな、と言うのが見終わった後の率直な感想。確かに歌と映像を推して見せてたからある意味前評判は合ってたのかな?ただ、全体的になんで??とか、こうして欲しかったという箇所が多くて消化不良でした。
まず、ベルはなんで竜をそんなに気にしだしたの?初対面で助けてくれたとか、どこかで辛そうにしているのを見かけたとか、きっかけがあれば納得も出来たのだけど。
幼なじみの意味って?背中を押してくてた存在ではあるけど、だったらもう少し必死さが欲しかったといか。幼なじみが竜なのかなと最初思いつつ、そんなに分かりやすい展開はないかと思いながら見てたけど、もっと現実で関わりのある人かと思ってた。
合唱のおばさま達がベル=鈴って気づいてたのはなぜ?鼻歌をたまたま聞いたとか、これも何か気づいた描写があれば納得出来た。世界で注目されてるベルがこんなに身近にいるなんて普通は想像出来ない。
美女と野獣と同じ描写がだいぶ出てくるけど、これも予告の時点では、鈴が美女と野獣が好きで、自分でベルに似せたアバターを作っているのかと思っていたけど、勝手に判断されたアバターなので、見ながら、ここは美女と野獣のあの場面だなぁと気になりすぎた。このストーリーと美女と野獣を結びつける理由とか描写か欲しかった。
友達のひろちゃん?トレーダー並にパソコン扱ってて、そこもあまりに現実感がないなと思った。
竜の正体の子の家族は外人かと思っていた。虐待お父さんの正体はジャスティンだと思ったけど、それは結局不明のまま、ここも虐待動画が拡散されてお父さんが捕まる展開があると思ったので、イマイチスッキリしない。
と、色々とモヤモヤするまま終わってしまったのですが、1番残念だったのは、あんなに予告で流していた歌の場面がさわりくらいしかなく、もっとライブ感満載で感動する映像と歌が見られるかと思ったのに(アナ雪のような)、エンディングですら流れなくて、ここは本当に期待外れでした。
あと、メインのキャストはちゃんと声優を使って欲しい!全体的に棒読みで、抑揚がなく、場面に盛り上がり感が無かったです。
同じネットの世界を描いた物なら、サマーウォーズの方がドキドキして、面白かったです。鈴の心の成長等がテーマなら、仮想現実じゃなくても正体不明のアーティストとかでも良かったのでは?でもそうなら竜との出会いがないのかな?いずれにしても、この2人ありきの『U』の世界だなと思いました。
色んなテーマを詰め込みすぎて、どれも回収不可能という感じで終わりました。
補足ですが、カミシンが部員を勧誘する為に必死になって出てきた所、鈴のお父さんかと思いました( ̄▽ ̄;)こんなお父さんなら、そりゃ距離おくわな、と。あと、最初に出てきた歌姫、鈴の身近な子なのかなと思いました。可愛い同級生の子とか。
私的に1番ウルっとしたのは、東京に行く時の、お父さんとのLINEのやり取りでした。
観る人を選ぶ映画
タイトル通り、観る人を選ぶ作品です。万人向けとは言い難いです。
自分には余り合いませんでした。
では、合わなかった理由ですが、他の酷評に見られるストーリーや設定の破綻です。音楽映像は大変良かったのですが、全体を通すとその音楽映像で感動の上書き、要は音楽映像で雰囲気を盛り上げ、ストーリーや設定の粗を隠してしまっている。と、感じられたからです。これは、観た当時の感想ではなく様々な賛否意見を拝見した後に思い返した結果の感想です。
キャストが声優かどうかは、上手いか下手かマッチしているかが全てです。この件は違和感はほぼ無かったが特段良かったという訳でもない。ただ、話題性なら有名芸能人の方が集客に繋がるな、とは思います。
さて、自分はあそこまでエゴ丸出しなUの世界で過ごしたいとは思いません。ネットの残酷さを描きたいのかとは思いますが、ネットの善意が殆ど感じられず、あれでは息苦しいだけです。なぜ、50億ものユーザーが集まるのか不思議でなりません。
竜の痣?生体情報を読み取ってアバターに反映させるとして、現在進行形で反映するものなのか?こういうものは、製作時に反映するだけだろう。竜(忍くんだっけ?)の心?身体の傷?を印象付けたいのだろうが、リアルを考え出すとちぐはぐと言うか矛盾などに突き当たる。現在進行形でアバターが変化できるなら、アバターの破壊や再生もまた可だろうと思うのだか。
まあ、肯定派の方にしてみれば、つまらない事突付いているんじゃねぇよ。になるかもしれないが、酷評する側からしてみれば、こういう小さな齟齬が積み重なり違和感となり終いには駄目出しとなる。
結局の所、こういう小さな齟齬などをどれだけ許容できるかが、賛否の分かれ目なんだろう。
この作品は、小さな齟齬は多分にあります。かなり目立つ粗もあります。しかし、それを覆え得る程の映像と音楽があります。気になりそうな方は観ない事をお奨めします。酷評する側に回る可能性が高く、楽しめなかったとなるからです。逆に気にならないかなという方は観れば感動間違いなしなのかもしれません。私には判りませんが。
(あくまで私の意見です。観ろ観るなと強要するものではありません)
良かった
なぜ、すずの母親は他人の子どもを助けるために死んだのか。なぜ、すずは竜を助けるために素顔をさらしたのか。そこがリンクしている。自分も同じことをして、すずはあの時の母親の気持ちを悟った。笑えるところ、恋模様、泣けるところが所々にあり、最初から最後まで圧巻。歌も映像も良いので映画館で見られて良かった。
終わり良ければ?映像は凄いし言わんとすることは(最後まで見たら)わかります。でも……
前評判はある程度調べていましたし、「面白くなくてもVR技術とか考察できればいいか」ぐらいの気持ちで見てきました。
確かにVR世界の「U」に関する描写や、現実の美術風景は素晴らしい映像だったの一言です。
主人公の歌や今流行りの場面展開に用いる間奏もいい感じでした。
これらが映画館で見てきて良かったと思える点です。
が、見せ方の問題というか物語の展開がはっきり言って悪いです。
技術的な考察をしながら観ましたので最後まで観れましたが、物語に関しては没頭するようなことはできませんでした。
むしろ他の方が言っていらっしゃるように苦痛に感じる部分も多数……というか良い場面と悪い場面の方がほぼ同じくらいか、悪い方がちょっと多いと思います。
それも物語の展開的に辛いというより、「ツッコミ所が多かったり人物たちの理解が難しい」という冷めてしまう意味での苦痛でした。
一応、登場人物たちや物語で言いたいことはわかるっちゃわかります。最後まで耐えられ……ゲフン観れば。
序盤に提示された主人公のトラウマや、物語の節々に散りばめられてた伏線なんかは最後の最後で回収されますし、「理屈に合わない矛盾した行動でも主人公が一歩を踏み出す」という成長?理解?の展開も振り返ってみれば「まぁ良いよな」と考えられると思います。
多分ですが、以外にも高評価のレビューが多いのはこの最後の場面の点が印象に残っているのではないかと。
しかし。しかしです。
それでも物語が無理やりだったり、抽象的過ぎたり、リアリティとしてあり得ないような人物・政治・行動になってたり、ツッコミ所が多すぎりゃしませんかね……?
特に終盤の「冷静に考えるとイケメンが自覚の無いダメDV男へと成り下がるアカンやつ」はもうちょっとこう……主人公への理解や配慮とか加えてほしかったです。あの場面だけだと何も考えず自分のエゴだけで勝手に言って無遠慮に行動しているように見えましたし、考えていたとしてもそれはそれで軽々しすぎ。
冷静に見直せばいい感じにリアリティが出るような設定・展開になったりできそうな所が多く、どこかで聞いた「細田守監督は監督に向いていない。演出家向き」がかなり悪く出ている映画だと思います。
少なくとも「アニメ映画」として観たからこそファンタジー要素としてスルーもできましたが、「SF映画」として観ると酷評の嵐でしょう。「U」の世界も映像美と想像の設定、いわゆる演出だけ。根幹とも言える仔細の技術的設定は崩壊しています。
「U」世界も現実世界も映像だけは「これぞ映画館でしか味わえないアニメ映像」という体になってたのでまだ楽しめました。
しかし物語に関しては……主張はわかりますし同意もそこそこできますが、「大筋として難あり」でしょう。
身も蓋もないことを言えば「脚本が悪い」です。
主人公に全く共感できない
音楽と絵は良いのですが、ストーリーが稚拙すぎて途中で飽きて早く終わらないかなと思っていました。主人公に全く感情移入ができません。自分のことばかりを考えていて見ていてイライラします。
父親や幼馴染を顧みないくせに人を助けたいは笑えますね。毎日夕食を食べてないようなそぶりでしたが、それだったらもっと拒食症の人みたいにガリガリになってるはずでは?それなのになぜそんな健康的な体をしている?
思春期なのでまあ仕方がないかもしれませんが、父親が話しかけてるのにつれない態度を取る理由が分かりません。母親が亡くなったのは父親のせいではありません。
どういう態度をとったら良いかが分からないのかもしれませんし、それはまだ分かるのですが、そのような人間が仮想空間で知り合った素性も何も知らないような人間をリアルで助けに行きたいと思う心情になることが理解不能です。意味分かりません。
学校内でモテまくりの幼馴染が主人公を気にしているってのも少女漫画のようなご都合展開ですね。世の中にはこんな人いないですよ。陰気で性格の悪いヒロインを気にかけてくれるイケメン幼馴染なんてw
そんなイケメンを無下に扱う主人公にイライラします。話しかけてくれてるのにロクな返しもせず、言いたいことを言わずにうじうじしていて見ていて不愉快です。主人公は終始不愉快でした。
最後に幼馴染の忍は「今後は普通に付き合える」的なことを言ってましたが、は?忍は主人公のことを好きなのですか?こんな性格に難ありの女を??ほんと少女漫画か何かですか??付き合えるという意味が人としてなのか恋愛的な意味なのか分かりませんが、後者ならドン引きです。
仮想空間内で竜が最初はベルを突き放していたくせに、急に親しくなる(打ち解ける)流れも全くもって意味不明でした。
この話をすっ飛ばした独特の雰囲気はジブリのようですね。理解できません。
しかもベルは竜を気にする要素なんてほぼない(ライブに乱入されただけ)なのにわざわざ竜に怒られてまでも城に忍び込む理由が分かりません。なぜそうまでして竜の素性が知りたいのか、その流れを作中で表現すべきではないでしょうか。
あと城で竜とベルが踊ってるところは美女の野獣かと思いました。名前もベルだし。既視感がありましたね。
ベルが竜に素性を明かしてそれを信じてもらうためにUの中で自分の正体を明かすのも「は?」と思いました。
どれだけのリスクがあるか分かっているのでしょうか。
主人公は住所や本名を特定されて炎上してその後病む未来が見えますね。
全体的に「?」だらけでストーリーは全く面白くありませんでした。想像力がある人なら話の中で表現されてない部分を上手く想像して楽しめるのかもしれません。
音と美術だけが良かった作品でした。
仮想空間と現実の間に居る人は全員見てほしい!
人を貶める言動ばかりが飛び交うインターネット空間で
誰かを救うために身一つで素顔を晒し、
それでも世界は美しいと歌う女の子の物語です。
もしあなたがネットの空間で何かを表現したことがある人であれば見るべき。
絶対面白いから。
全613件中、81~100件目を表示