竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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なぜ?どうやって?などの疑問点がありすぎてモヤモヤだけが残る映画
映画を見てここまでモヤモヤが残ったのは初めてだった。
モヤモヤの吐きどころとして映画.comに登録までして評価を書いている。
少しでもこれから観る人の参考になればと思う。
マイルドに言ってストーリーが雑。
多くの場面で、その理由がわからずにモヤモヤする。
なぜ、すずは現実世界でゲロを吐いてしまうほど歌が歌えなかったの?
なぜ、竜はコンサート会場の中に勝手に入れたんだろう?そしてなぜ、そんなに強い?
なぜ、竜は正義の集団に追われているの?そもそも、そんな悪いことをしたの?
なぜ、突如としてすずは竜を守りたいと思ったの?思わないでしょ。あの場面で。
なぜ、正義の集団はオリジンを暴くチート兵器みたいなものを持つことを許されてるの?
なぜ、すずは片足がない犬にずっと餌をやっていたの?
なぜ、すずを守った時の竜は正義の団体にボコボコにされるくらい弱くなったの?
なぜ、しのぶくんはすずがベルだと分かった?分かる要素あった?
なぜ、しのぶくんの一言ですずが突然うたえるようになった?
なぜ、すずが家の近くに着いた時、ちょうどいいタイミングで恵と弟が家の外に?
なぜ、恵の父はすずの顔を見てあんなに顔を引き攣って逃げた?ジャスティンの正体だから?
私の理解力不足ももちろんある。
でも、他のレビューを見てみると多くの人も、場面の理由がわからずに困惑しているようだ。
脚本は他の人に任せた方がいいという意見にもある程度賛同できる。
ただ、これまでの細田監督の作品は好きなので、
酷評に負けず次の作品も頑張って作って欲しいと思う。
責任感のない大人が作った雰囲気社会風刺映画
社会問題つまみ食いセット。
前片足のない犬や母の死、トラウマを抱えた少女、児童虐待、知的障害、クラスにおける女子同士のいざこざ、ネット社会での批判など、「細田守が想像した範囲」の社会問題をかけるだけ全て描写して、ありえない方法で秒速解決していく胸糞映画。
実際に同じような問題に直面したことがある人が見たらあまりの安直さに怒りを覚えるかもしれない。
アニメ映画だから、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、細田守本人はここの映画で描かれている問題全て、自分で体験したことはないのだろうか?
社会問題が起こる背景や世界観がリアルな分、解決パートが雑すぎて気持ちが付いていかない。要素詰めすぎだし、深掘りできないのならいっそ触れないほうが良かったようなテーマばかり。
最後のシーン、主人公が一人で東京に行き、周りの大人が誰もついていかなかったこと、
子供に暴力をふるう成人男性が女子高生の凄みにやられて逃げ出すこと、全ての描写がご都合展開すぎる。違和感てんこ盛り。
この表現で観客が感動する!と思ったのであれば、もはや細田守本人の人間性に恐怖を覚える。随所随所に感じる大人としての責任感のなさには心底がっかりした。
「様々な社会問題が起きていることだけは知っているけど、具体的な解決策は知らないし興味ないです。アニメはアニメなんで、解決パートはアニメらしく綺麗に描きます!」みたいなスタンスを貫く、雰囲気社会風刺映画だった。
歌や表現が綺麗なことに関しては良かったのかもしれないが、私としては上記不快感が強すぎたためただのトラウマフラッシュバック映画となった。
人生の中で辛いことが多い人は観ないほうがいいと思う。
ミュージカル映画として見たかったです。
歌と映像、キャラクター(ヒロちゃん推し) ☆4.5
シナリオ ☆2
私自身ミュージカル映画かな?と思い見てしまったこともあり後半以降テンション駄々下がりでした。
映画なんでご都合や伝えたい事があるのは重々承知だとしても、後半部分はうーん。と感じました。
フェイスなんちゃらを使った歌ってる表情の作りなどすごいと思うところはありましたし、ディズニー要素もあったので歌推し路線で行くのかと思ったのに残念に思えました。
あと、正義マンはジャスティスを見てよく考えて。
最後に!
エンドロールは歌って欲しかった。
アナ雪は思う存分歌ってました←
少女が心の傷を乗り越える
1人の少女が心の傷を乗り越え成長する作品。
現代的映画。
情報量過多。最近流行りの邦楽が、歌詞を詰め込み、たたみかけるように歌うのと同様に、この映画も大量の情報に溢れ、その海の中から拾える範囲だけ拾っていくしかない。情報を拾う力が問われる作品かもしれない。受け身で見ていても細かい説明などしてくれない。
テネットといい、観客はストーリー展開から置いていかれるもので、何度も映画館へ来場させようという魂胆なのか。
◆素晴らしかった点
・孤独感。
母を失った孤独、意中の人と結ばれないという孤独。クライマックスに向けてこの孤独が、別の孤独へと変化していくところが素晴らしい。
・映像の美しさ。美しいが不自然ではない、違和感なく体感出来てしまう。
・声優陣のナチュラルさ。
その現場にいるかのような生々しさがあった。
各人の個性が出過ぎていないので、全体的にまとまりがある。
◆情報化社会
インターネット、SNSの威力をファンタジックに反映した映画でもある。
・U
批判のコメントなど、ネット社会の残酷さをありのまま描いた。
・ネットによって、物理的に遠くにいる、面識のない誰かと深く共感できる、分かり合える、というネットコミュニティの生々しさ。
・部屋の窓の外の景色や、夕方のチャイムが2回鳴ることなど、ネット上に晒した情報により、ある程度の住所を特定されてしまう恐ろしさ。
◆そのほか覚え書き
・なぜベルと竜が心を通わせたか?
鈴は母親を失ったあと、狂ったように心の声を紙に書き出し、何枚も何枚も書いては捨てた、狂気的な時期がある。
現実世界の竜も、父親に罵られ、心に傷を負い抑圧された。そして助けると言ってくる人たちがいても解決しない現実に対する不信感、怒りを抱え、Uの世界で過激な戦いを繰り返す。
鈴の狂気的な時期があったからこそ、竜の痛みを理解できたのかもしれない。
・ベルのAsの見た目
まるでルカちゃん→最初からルカに憧れていた描写あり。深層心理が反映された?
・現実世界の描写が生々しいのは、Uの世界との差を出すためか
・現実世界の竜を助けるのは、母親の死の理由を理解するための流れであったために、細かい描写はなかったのかもしれない
オープニングの歌が最大の盛り上がり
正直オープニングが始まってその歌の勢いや構図にはこれから始まる物語へのワクワクが止まらなかった。
残念なことに物語中盤からはその曲も出番が減っていき、ディズニーの美城と野獣の構図を完全になぞったような演出に権利関係大丈夫なのかと現実に引き戻される。
無意味なミスリードに最後主人公の謎のオーラ?で撃退。
もう最後にオープニングの感動を思い出す曲をエンディングに聞けたらいいかと思ってクレジット最後まで見てもそれもなし。
昔FF Xー2をプレイした時のオープニングで感じたワクワクからずっと続く微妙さを何倍も悪くした感じ。
正直呆れてしまうような作品。
大丈夫?
低評価のレビューが多く、その内容も曲解したものが多い。日本人の理解力と感性はこの程度なのだろうか?大丈夫、国際的な評価はこれまでの日本映画よりも遥かに高いはずだから。無償の愛の尊さと、独善的で対価を求める賤しさへの批判を伝える素晴らしい内容だったと思う。
この映画が好きな人はレビューを見ないでください
クレヨンしんちゃんと美女と野獣と虐待ドキュメンタリーに青春ものと親子愛と学園ものを混ぜたような物語です。
あとはわかりますね?カオスです。
正直、青春パートがずっと続けばいいのにって思いました。
自信のない女の子がsnsでバズって、仮想のアバターを通じて人との関わり方を学んでいき、現実世界にも段々と自信がついてきて、でもちょっとしたドタバタが起こり、好きな男子に告り告られ、、、、みたいな青春群青劇でよかったのに。
細田監督作品ならこれだけで充分お腹いっぱい満足になるはずなのに泣
ナンダこれ?
変なところその1
仮想空間内が無法地帯だったり、個人情報を簡単にぶちまけたり(アンベイル)するのがわけわからなくて鳥肌モノ。クレヨンしんちゃんの映画ですよ、とか、じつはラブマシーンが作った世界なんですよ、とか言われたら全然すんなり見れるのに。
変なところその2
属性を混ぜすぎ。仮想空間モノと思わせといて、親子ものと思わせつつ、やっぱり青春ものと思わせといて、美女と野獣のパクリと思わせつつ、結局虐待の少年を助けるという、属性もりもりすぎて、感情移入が無理。
変なところその3
評価高すぎ高杉くん
変なところその4
最後の身バレ前は仮想空間のみんな散々口悪い連中ばっかりだったのに、最後に手のひらくるくるドリルで一緒に歌い始めるの草
辛かったことその1
誰向けの話なのだろうか。彼女と見に行ったけど、ゲロと虐待と目が見えない少年で最後憂鬱になって帰りましたまる。心の準備をください。それとファミリーで来た方たちはどういう気持ちで帰ったのだろうか。
辛かったことその2
ドラゴンはいつ登場したの?あ、その竜じゃないん?名前なの?
辛かったことその3
カツオのたたき食いたい
苦痛その1
推理が寒い
苦痛その2
おばあちゃんずとか、お父さんとの絡みがもっとみたい。そしてしのぶくんは彼氏になるのかならないのか分からんのかい〜。アクションを省いてそっち描写しません?中身ないから安易に映像美がすごいとかしか言えないんちゃう?
総評
今後の期待を込めて星0.5で。そして、奇をてらいすぎる傾向なので、しっかりとヒューマンドラマの描写をして欲しい。青春パート8割ぐらいでも全然大丈夫です、、、
逆に、はちゃめちゃな描写するなら、ファンタジー寄りとか、アクション寄りとか、不思議系寄りとか、テーマを決めて欲しいと思いました。ファンタジー設定じゃないのに、仮想空間の描写がファンタジーすぎて気持ち悪い。暴走しているAIが作った世界なら全然受け入れられる。
結論、1900円あればうまいラーメン食いに行けるぜ!
Belleに恋してしまった。
3回観ました。
地元の映画館で1回、茨城県のIMAXで2回。
ストーリーも、キャラクターも、音楽も、映像も、全てに感動した。
で、昨日3回目を観た時に思いました。
Belleというキャラクターに恋してしまったんだって。
可愛い表情、悔しがる表情、悲しそうな表情、情感込めて歌う姿、全てに恋しました。
美しい。
そしてBelleのオリジナルたる鈴も、物語が進むにつれ、表情が明るくなり、観ていて「良かったな~」って喜ばしい思いになる。
ストーリーについて酷評されている方がいますが、そんな風に思わないし素直に楽しめました。
声についても、確かに一番最初に鈴が声を出したシーンでは「?」と思いましたが、すぐに馴染めました。
鈴の表情がだんだん明るくなるにつれ、すごくマッチしていると思いました。
その他のキャラクターの声も素敵でした。
ラストのシーン。
最初はふさぎこんでいた鈴が、いろんな事を乗り越え、仲間に即されて笑顔で歌いだそうとする表情。
あれでこちらも笑顔になれた。
エンドロールの回想も好きです。
また観たいし、映像コンテンツ化される際は、ぜひ4KUHDでの販売を望みます。
表面しか見れていない人に軽んじられているのが残念。
今作ではそもそも現代社会のインターネットの匿名性等の点から色々な部分を敢えて詳しく描写していない作品だというのは恐らく映画を観た方全員が分かっていると思います。
ただ口コミを見る限り映画のテーマを匿名性という部分だけに着目している表面でしか観ていない人にとっては滑稽に映るシーンがあったのかな?と感じます。
過去の母親の行動を理解出来なかった筈の主人公が実際に現実と仮想の世界での両方で起きて感じた出来事により名前も知らない筈の子供を守るというような母親、一人の大人としての行動を取っていく事でかつてのトラウマに囚われていた子供の自分から大人の自分へと成長を遂げていくという点ももう一つの今作のテーマであると思います。
そういう点を理解した上で各シーン・物語の展開・各キャラの物語上での役割・心情を観ていくのと、何も考えず素晴らしい映像と音に目を奪われ惰性で映画を観て本質的な部分に触れずに表面的なストーリーの解釈だけで理解しようとするのは物語の流れ的にも不自然に感じてしまう点も多くとても勿体無いと思います。
深く触れられてはいないもののUがどのようにして生まれたか?だったりUの中でのキャラの人格形成に関わる部分の仕組み等、作中で最初に説明がしっかりされているにも関わらずその点をストーリーに繋げて理解出来ていないのか見ていて???となる点を疑問として挙げてる人もちらほら…
自分の浅慮さに気付かずにそういった点やシーンを揶揄している事で作品の価値そのものを貶めているような口コミが多く見られることが自分にとっては非常に残念です。
DVの父親が逃げたシーン等も特に笑い物にされていますが、あのシーンは主人公が最初理解出来なかった自分の母親の行動と同じことを図らずもなぞるような行動を取ったことで初めて子供の側から大人へ…母親の側へと成長を遂げられたシーンだと思います。
DV父親もどのようにして暴力をするようになったのか直接描かれませんが妻を亡くして、かつ片方は何かハンデを抱えている子供を育て上げていく不安や重圧に負けてしまったというような現実的にはあり得なくもない無い境遇でしょう。
子供である竜が母親の愛に飢えBelleに甘えるような描写がありますし、あの父親は子供達を庇うまだ完全に大人とは言えない鈴の毅然とした態度に亡き自分の奥さん、子供達の母親の姿を重ねてしまい自分の"親"としての在り方過ちに気付き怖くなってしまったと考えれば自然かと思います。
そういう点で鈴の父親とあの父親とでは対比になっていると思います。
子供達の母親の写真であったり、既に大人な幼馴染の忍が見守る側としてまだ子供の鈴を過去から解放するために大人になるように仕向ける行動、発言であったりしっかりと意味のある描写もされていますし。
作品の受け取り方は人それぞれとは言え限度があると思います。
感じ方に玄人も素人もありませんが、今まで数ある素晴らしい作品を生み出してきた方が今回敢えて私達にも気付けるようなこういう展開のストーリーを描いているのに対し、物語の奥底の別のテーマに対して深く考えず表面上だけでしか見ていない捉え方で批評をするのもおかしいと思います。
美女と野獣のパクリ
美女と野獣を現代的にアレンジして、かつ高知の内向的な女子高生が、トラウマを乗り越えて心を開いて行く様を描いた作品。
しかし、他のレビューにも言われている様に雑な面が有るのは間違い無いかと。ただ、インターネットの負の側面を描いていて、ネット環境の誹謗中傷と、不特定多数が使うツールに素顔を晒す恐怖は丁寧に描けていると思う。他人を助ける為に素顔を晒した勇気等、人の為に動く事の重要性を物語序盤から終盤迄一貫して主張している事から、テーマまさしく医療に代表される滅私の精神だろうと思える。
同業界の人間としては、終盤の虐待されている子供達を助けに行くくだりが、唐突だったかなと思う。締め方は、前作の方が綺麗でした。ただ、美女と野獣のパクリ感が全開なので、ディズニーにキレられるんじゃないかと正直不安に思う。
映画館で聴くべき音楽
ずっとyoutubeで曲を聴いていたのですが、映画の中ではどのように流れているのか気になって鑑賞しました。
やはりこの映画のために作られた音楽ということもあって映画館で聴いてこそだな!と高まり、歌のシーンはまだかまだかと音楽を求めてました。
ただ、ストーリーの統一性はなく評価は全て音楽点といっても過言ではありません。
素人目にみて悲しみの要素詰め込みすぎて無理やり回収して軽い映画になったなと思います。
1番わけがわからなかったのが初めて対面したシーンの次のときにはもうベルが竜に結構入れ込んでて竜を探していたところです。
惹かれる理由は大体予想はできましたけど、そこのシーン全部すっ飛ばしててとにかく軽かったです。
もし、母が人を助けて死んだことに理解できず現実世界で内気になってしまったJKが初めて殻を破って他人に全力になったことで母の気持ちが分かり前を向く、というテーマなのだったとしたらもう少し要素を絞って内容を濃くしてほしかったです。
細田守監督の卒業作だった
これには細田守監督の作品たちを愛する人へのファンサービスのような作品という側面がある。
これまでの時をかける少女から未来のミライに至るまでの作品のオマージュと対比が随所に散りばめられている。オマージュには些細なものから本質的なもの、スタジオの好みまで多岐に渡る。
【今作におけるオマージュ】
最も小さなものではおおかみ子供の雨と雪のような家族団欒で焼き鳥を食べるシーン、大きなものでは終盤の時をかける少女のように下り坂で転ぶシーン。なかにはバケモノの子の渋天街を思わせる迷路や、サマーウォーズにもあったセーラームーンを意識した変身シーンが再登場した。
またオマージュとは違うが、ストーリーの展開内で初めてカップルが成立するというファンサービスもある。
これらは物語の本質とは関わりのないものだが、これらによって本作が細田守監督の総集編的な意味合いを持つことが十分すぎるほどに感じられる。
そして細田守監督が実際の体験を基にストーリーを組み上げるのはスタジオのプロモーションで知っている人も多いだろう。それが今回はなんだったのか。
それはインターネットへの怒りだったように思う。
時をかける少女で名を揚げ、サマーウォーズで世間が抱くイメージと期待に応えつつ大きなヒットを生んだ。結婚して親戚が増えた体験からサマーウォーズを描き上げた監督は、おおかみ子供の雨と雪から1作挟んで自身の子供と子育てをテーマに作品を作ったが、それらは監督への世間のイメージから離れた受け入れられにくい作品だった。特に未来のミライに対するネットの声はすごいものだった…今作はそれらに対する気持ちが噴出しているように見えてならない。
今回の作品は視聴者目線で明確な敵が存在する。ジャスティンという行き過ぎた正義を振るうキャラクターで、世に言う正義マンを揶揄した存在である。しかし敵として描かれる彼が裁きを受けることはない。スポンサーが剥がされるくらいである。社会の実情を強く映し出した存在と展開だが、これと同じキャラクターとして竜の父親がいる。彼も映画内で何らかの裁きを受ける描写はない。DVを働き、見ず知らずの少女に暴力を振るうような、人の道から外れた存在に然るべき罰を与えることのできない現実を描いている。彼らはこの物語が監督から見た社会をそのまま描き出した作品であることを示すキャラクターである。
【今作における対比】
全編を通して、一貫して監督の出世作であるサマーウォーズとの対比が描かれる。
インターネットのよい面に強くフォーカスしたサマーウォーズと、負の側面を嫌というほど強調した竜とそばかすの姫。仲間や親戚がアバターを通してインターネット上で集まることをメインとしていたのに対して、仲間たちがASより先に現実で駆けつける今作。
監督自身が作り上げたインターネット像に対して、経験を以って否定をする今作は、観る人が「つまらない」という感想をインターネット上で述べることに野暮ったさを感じさせるものである。不特定多数相手に本当に聞いてるかも分からないような言っても言わなくてもいいことを、顔も出さずに述べることは今作に限ってはよしておいた方がいいんじゃないか…と。
実際今作の感想として「つまらない」とだけネット上に記した知り合いに対して、本当に映画を観たのかと疑ってしまった。
作品単体だけでなく、監督が今作を通して伝えたかったことを受け取るべき時間だったように思う。
最後に、今作は歌がとても素晴らしい作品であることは疑いようもない。観終わった後も楽しみのある良い作品だった。
映像と音楽が素晴らしい
これまでの力を総集させたような、映像の素晴らしさは良かった。特に最初の「U」での映像は、映画館で引き込まれるような魅力を作れていた。
音楽についても、ベルの歌には多様性と魅力が作れており、中村佳穂さんの声がきいていた。
ただ、残念なのが内容。これまでの総集編のような細田作品のワンシーンを入れており、ファンの心をくすぐるようなシーンは作られていたが、全体的に少し内容が浅い気がしたので、この内容に対して詰め込まれたのは少し寂しかった。また色々な調整があったかと思うが、忍などへの回収の少なさ、Uの説明の少なさ(多言語対応や、感覚共有できる設定と現実世界での状態など)、母親との唯一の繋がりなっている音楽という存在とそれを乗り越えるシーンの心理描写の少なさなどは残念だった。
あとから知ったが、キャラクター作りにディズニーメンバーが絡んでいるようだが、普通にみていると明らかな美女と野獣のオマージュは意味がよくわからなかったし、明らかに上記で表現しきれなかったシーンが多くあるのに、このオマージュを差し込まないといけない理由がわからなかった。
不快なポイントが多い
かなり欠点のある映画だと思う
まず、ストーリーのノイズになる部分がすごく多い
欠損描写のある飼い犬や自閉症気味の竜の弟など、何故わざわざその設定を入れたのかストーリー上の必要性が一切ないように感じる
あと学校のマドンナとボートレーサーの恋愛模様、丸々ストーリーから省いてよかったと思う
こいつらのために使った尺無駄すぎる
こいつらに活躍の場与えたいのか、遠征で行っていた場所と竜の家が近いなんて無茶苦茶な偶然を作り出す羽目になって、ご都合主義が過ぎる
あとママさん合唱団も別にいらないです。
理由は鈴を東京に送り出すときにわざわざ駅まで送ってそのままバイバイって、送り出す先はDVするようなやつのところですけど~~~大人としてゴミすぎるし、意味分らないので
この映画全体的にストーリー上関係のない人に時間を取りすぎ、しかもそれをうまく使いこなすこともできず、肝心の竜とのエピソードが浅くなるという悪循環……
うすーい美女と野獣ごっこやるくらいでそこまで鈴が頑張る理由が納得しづらいものとなってる
幼馴染の男の子が鈴=ベルと知った部分ももっとしっかり理由付けすべきだし
『そこ描くの???』『そこ描かないの???』がぐちゃぐちゃな映画で気持ち悪かったです
細田さんは映画作るときに箇条書きのワードをつないでいってるだけに感じることが多い
「美女と野獣」「自閉症」「DV」「歌」とか上手く扱えないならもっとテーマ絞ってほしい
僕らのウォーゲームやサマーウォーズの頃はできてたのに……
あと歌声メインで主演の女性選んでるんだと思うけど普通に声優としては下です
けど間違いなく歌はいいです、ただ歌ってる時間って作中で20分くらいですあと100分は下の演技聞かされます
面白かったが、オチが合わなかった
周囲の評判が悪かったのと、細田監督のテレビ出演で「監督の人柄がいい……!アニメに対して真摯な人なんだな。あと、出演者がイラスト描いてもらって喜んでるのをみて、すごく喜んでる姿がいい」となったので観に行きました。
・オープニングが物凄い
・キャラもそこまで悪くない
・これからどうなるか分からなくてドキドキする!
・日本の学校や高知の風景など、海外展開を意識しているのかな?
・気になる箇所あるけど、それが気にならないぐらい映像と音楽に圧倒される!楽しい!!
って観ていたんですが。
オチが合わなすぎて「え」ってなりました。
終わりよければ全てよしの言葉がありますが。
終わりが悪すぎる(個人の感想です)と、そこまで気にしなかった違和感が不満となって溢れ出るんですね。
・高知から神奈川まで高速バスで行くようになった
箇所から「おや」となりました。
・周囲の大人の無力さ
・助けに行くときの準備の悪さ
・雨の中走り回って探す無策さ
・結局助けた子供達を放置して高知に帰ってくる
・女子高生に怯える大人
どうして「なんでそうなる???」の連続と「え?折角の設定使わないの?」という疑問が高まりました。
・女子高生一人が危険な大人の男の元に行ってなにができた
・主人公は殺されていたかもしれないのに無責任な周囲の大人
子供達が14歳であるなら、これから4年間子供達はあの親の元で過ごします。
これが、ネットを使って脅迫材料集めていたとか、ネットを使って住所特定してたとかならわかるんですが。あまりにも子供達に未来が不安すぎる最後の閉め方で
「こんなラストにするなら、ここら辺の人たち(につかってた時間)いらなくない?」とまで思いました。カヌーの男の子たちのやりとりを楽しく観ていたのに…!!
そして「架空現実」の魅力のなさ。
システム説明は凄いなぁって思ったんですけどその世界の魅力がまるでわかりません。
ただ、アバターを着て会話をするだけなんでしょうか?
メンタルケアの役割を強く感じすぎて、宗教のようにも感じる世界でした。
途中までの期待値が高かった分、最後が本当にもったいなかったんですが。
そういえば、ジブリ(すみません、苦手で)もしゃくが足りないのではと思わせる最後のたたみかけが合わないので個人の好みの問題なんだと思います。
結局最後まで見れた面白さ、映像美、音楽。
映画館でしか感じられないので観に行ってよかったです。
歌と映像は良かった、それだけ。
歌も綺麗だし、映像も良かったけど話の内容がめちゃくちゃ。
目的がよくわからないし、身内で盛り上がってるだけで見てるこっちはついていけない。
グローバルに描いてるのに結局は日本内で片付けるのがしょうもなく感じたし、ジャスティスの存在理由が意味不明すぎた。スポンサーってなんでついてるのかも変な緑のビームでアバターじゃなく本体を見れる機能も謎。そんな危険なもの搭載されないでしょ。
美女と野獣とサマーウォーズの劣化版。
ワイスピ見ればよかった。
美麗な音楽と圧倒的な映像、歌える事の喜びの発露
開始から流れる音楽と圧倒的な映像は、これから始まる物語をワクワクさせてくれる。
高知の自然豊かな映像と仮想現実世界の煌びやかな映像の対比は流石、細田監督と映像スタッフさん達の確かな手腕によるものです。
主人公の心理描写や背景が細かく表現され、
歌える事の喜びの発露が見事に描かれていますが、対比となる竜の心理描写があまり表現されてなく、何故そこまで憎しみ、壊したいのか、竜に嫌悪感を向けるのは全て大人のアバター達であるのに対し、子供達は竜を擁護し憧れを抱いている背景が描かれていないのが気になりました。(同じ境遇のアバターを守ったり等があれば)
終盤にかけて圧倒的有能感があったはずのおばちゃんズが主人公を一人だけで竜の元に送り出すのに違和感を感じてしまい、その後の展開も無理があったと思います。そこはずっと見守って来た主人公の父と相手を対比させた方が現実的で、見守る父の描写があれば、相手との差異が明らかになり納得できるのにと感じました。表現したいものが沢山あったと思うが時間、予算の都合でエンディングはこうなったのかと少し悲しくも思います。
歌がダメってなんなんだ。
歌って言葉を伝えるツールでもあるはずなのに言葉が全然入ってこない。。。。
クライマックで音圧、楽器増やして盛りあげるけど音楽映画として恥ずかしくないの??
高知から向かってる間にあの兄弟は???
ゲームを使ってなんとかできないの?
他に方法あるでしょう?
都合よくなんであのタイミングであの子供が出てくるの??
そもそも母親が川で子供を助ける???救命胴衣1着着て??我が子の前で自殺しに行くってことでしょう。慌ててた??作り手がバカなだけでしょう。
観客あほだからこれぐらいの綺麗な映像流しとけば感動するぞって
観客なめんな
なめられんな観客
ダメなもんはダメと純粋に言いたい。
曲と歌は良かったが、、、
内容に絡まない登場人物多すぎ、あれもこれも詰め込みすぎて結局何だったんだ?と言う印象だけ残った。
主人公の成長したきっかけもよくわからない。最後まで疑問ばかりが残った。終わり方も何も解決しておらず、伝えたいこともよくわからなかった。これだけの内容なら歌と映像のPVだけで充分かと。
あ、あと大人たちがあまりにも無能すぎて終始モヤモヤした。父親との不仲はなんで解消されたんだ?
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