竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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サマーウォーズか美女と野獣か?
別に細田守が嫌いなわけではないので悪しからず。
プロモーションでその両方が目に浮かんだのは自分だけではないでしょうか。
まぁサマーウォーズは本人の作品だし年数が経ち進化。
鯨もリアル鯨でびっくり!
公開前に細田監督のインタビューをテレビで見てディズニー美女と野獣の監督?との会談で日本版を作成したいと語ってたのを思い出しました。(多分スッキリ)
内容は幼少期に母親を事故で亡くし心を閉して高校生活を送る少女の物語
Uに登録して成功と出会いを経験し心境の変化が起き始め物語が進む。
仮想空間Uのアバター能力は精神の抑圧が高いほど強い?なんか分からん設定が後半に判明し冒頭の説明接続時に身体能力?等はどうなったのかと思った。
↑の説明は違ってたらすいません。
どんなオチになるのかと思いながら観てましたが、まぁ結果オーライで大円団。
余談ですが校舎での部活勧誘のとこでそれぞれの視線を見て覚えてるとちょっとだけ面白いです。
楽しかった
すごい詰め込まれた作品だった。
映画というよりは1つのパレードを見ているような感覚で見終わったあとは面白いというより楽しいという感情表現に近い。
次から次へと違うものが流れてくるそんな内容。
そして、中村さんの歌の表現力が素晴らしく、ストーリーと曲が分離せずしっかりとストーリーでの主人公の感情が歌に入り込んでおり正直感動してしまった。
しかし、ストーリーはいろんな展開が詰め込まれ過ぎた結果、見終わった後にこの映画が一番伝えたかったこと、つまりテーマがあまり伝わってこなかった。4時間くらいのストーリーをぎゅっとしたような内容。
でも、見なければよかったかと聞かれればそんなことは無いと言える素晴らしい1つの作品だった。
映像が綺麗だった!
絵はとても綺麗で、動きも気持ちかったです!
uの城のテラスみたいなトコでの夕暮れな色合いとか、雲の感じ良かったです。
現実の方のちょい坂の上にある家の感じとか、手すりもない橋っぽいとことかあーゆのワクワクして好きです。
ストーリーはちょっと乗れなかったです。
鈴が竜をあんなに気にかける理由がわからんし、唐突に見えました。
そもそも竜がUの世界でそんな悪いことしてるようにも見えないし。
ネット内の集団虐めみたいな悪口言ってくるあの感じが、ちょっと今更感があるというか。
いや、たしかにまだ解決されてない問題ではあるんだけど、ちょっと雑ってかステレオタイプな感じがしました。
ベルがどんどん人気になるとこも、もうちょい丁寧にやって欲しかった。地味な鈴がUだと認められるという、いっちゃんテンション上がるとこだと思うんですが。
50億人が参加してる世界の割に、結局日本人かい!ってとこもちょっと都合いいかなって思っちゃいました。あれなら最初から日本だけのコンテンツです!ってしてくれた方が変な疑問が湧かなかった気がします。
言語はどうなってんの?とかログインの時間帯で大体絞り込めそうだとか、、
抑圧された環境が、アスを強くするなら、もっと悲惨な子供もいるのでは?とか。
しのぶ君、すげぇ簡単に、信じてもらうには顔晒せよって言ってくるけど、お前ノーリスクだからって簡単に言うな!って思うのはモテない男のひがみでしょうか?
守るとか言うんだったら、東京ついてこいよ!!
Uの世界で城焼かれるとなんか困るんですかね?
Uの世界では実名晒さないのが当たり前なのはなんでなんでしょ?みんなLIVEチャット的なやつではガンガン顔晒してるのに、Uの世界だけは嫌なのね。
デザインとかディズニーの美女と野獣に寄せたのはどういった理由があったんでしょうか?
ちょっと読み取れなかったです。後で調べます。
監督大好きなので、めっちゃ書きまくってしまった。
ハードル上げ過ぎてすみません。
次は青春物じゃないやつ作って欲しいです。
竜があんまり
・竜登場までのシーンを見て、この後の展開でもっと高校生活を掘り下げて欲しいと期待してしまい、竜が邪魔に感じました。
・↑の理由から竜を追いかけるシーンが長いなあと感じました。
・竜とのやり取りですが、竜のビジュアルに人間要素が無くて感情移入できませんでした。
・竜がなぜ追われていたのか、はっきり分かりませんでした。罪を犯したなら捕まるべきですし、そうでないならきっかけを知りたかった。
・竜の正体が分かるシーンは、最後の最後で新キャラが登場して主役を奪われたように感じ、少しイライラしました。
竜とのやり取りを半分くらいにして、学園生活の話をメインにして欲しかった。
子供向け、、、
見たあとに何も残らなかった。
自分の道を進もうというベタなメッセージではあるが。
竜との急接近に全く感情移入もできず、最後まで何も起きない。
竜の最後の大好きだよという台詞や、あなたも自分なりのUの世界をとかいうくだりがくどく、全くエモくなかったししんどかった。
大人が腰据えて見るにはきつい。
新海誠とストーリー性、構成、映像美において大きな差があるとおもう。
非常に綺麗な映像演出
映像演出のクオリティに圧倒された。
Live2dを駆使したキャラクター表現や、楽曲や歌から得られる情景を非常にうまくビジュアルとともにミックスさせていると感じた。リアルでは冴えない主人公が仮想世界ではトップクラスに輝いて脚光を浴びるのは王道なストーリーだが、その基本の主軸を守りつつ、いかに世界観に引き込むのかが巧みなCG技術と相まって表現されている。50億人の利用者がいるオンライン世界上では、そこはもはや現実と変わらないという世界は、現代よりは少しすすんでいるが突飛すぎる世界ではなく、むしろ近しい感覚を得られたのは、youtubeなどで話題になりレーベルなど関係なしに人の心に刺さる表現が昨今多くなってきているのを見ているからだろう。故に現代をテーマとした作品に近いと感じた。
奇しくも母親と同じく自分を犠牲にして他人を助けることを選んだ主人公の話だが、実際には危険な行為、親としては止めたい決断。ほとんど自殺行為かなと。しかし希望を捨てずに突っ走って、綺麗な終わり方を期待したい気持ちがあるので、映像作品としては大変満足。
MVとして観るならアリ
MVとして観るなら凝った映像とキレイな歌声でクオリティ高いな、と思う。でも映画として観るなら、しばらく歌えなかった女子高生にしては歌声も曲も完成されてる。かと言って何十億人がファンになるほど万人受けするかな、とも思ったり。なんで折角わかり合えた人達を置いて一人で東京へ??そんな簡単にたどり着く?とか、そもそも合唱部のおばさま方はそんなに濃い関係なの?とか、色々わからず置いてけぼり。
児童虐待とかネットの荒らし行為とか無理矢理に社会問題絡めなくても良かったし、やるならちゃんとやって欲しい。
バーチャル美女と野獣を観たと思えば良いのかな。
安定の世界観・足らぬストーリー
前評判も高く、多くの広告が入ったこの作品
監督も評判の細田守監督
前作を通し魅力ある映像と音楽
CGを駆使した表現や
イラストレーターや今回は衣装担当者の力が入っていて
細部に至る表現や色映え、主人公・ベルの遺書などは
目を見張るものがあり
それだけでも観て楽しむことのできる作品であると言える。
音楽も世界観を意識して作っているだけあり
流石のマッチング
盛り上がるところは盛り上がり
バラードのところはシリアスしっとりと作品を
良く表し表現されていた。
CMにもあったライブシーンなどは
今回IMAXで見たこともあり納得のでき!
作中に出てくるシステム「U」も近未来的であり
現代を表し又、進化させた表現で
既視感もある中でより良いものを求めたくなる
気持ちを良く刺激される
こらは「サマーウォーズ」にもみられ
デジャヴを感じるがおおむね好感である。
しかし、多くの人が言っている様に脚本に問題がある事は否定できない。
細田監督の作品はストーリー性に脆弱を感じざるおえない。
全体的は構成自体は良いと思うし
流れからの判断的には私的には好きな作品ではあるものの
限られた時間の中で表現する事においては御粗末である。
物語の重要で無いところのピックアップや起承転結の多寡、結末はありきたりでも
そこへもっていく渦中で結果の受け取りテンションは変わるはずなのに
「あゝやっぱり」となってしまうことが残念でならない
星5にならない所以である
しかし、上記のの通りハマるところも多くカジュアルに観れる事からリピート視聴決定かな
都市では生きずらい現代に
これまでの作品に比べると、より分かりやすい作品だったと思う。そういう作品は最近、批評家気分な人たちの餌食になりやすいから切ない。短時間エンタメなんだからいーじゃん。と思っちゃうんだけどな。
本作は、Uで表現されるBell周りの絵が、都市部にいると出会うことのない景色、自然の中に住んでいると不意に出会える心を打つ景色の鮮やかさとが紐づいて、歌声と音楽と、景色がぜんぶ気持ちよかった。だから、高知が舞台であることは当然だし、田舎を知ってる人にしか馴染めない感覚であり、優越すら与えたんじゃないかな。今っぽい。
そして、老若男女、アバターも含めて、色んな登場人物がいたけれど、あのお父さん含めて、それぞれの良いところを少しでも引き出してみせたところは、現代社会に対する描き方としても、心地良かったな。楽しかった。
ひっかかりを残すところも確かに多々あるけれど、またの機会で見直すと発見がありそうですね。テレビ放送を待ちます笑
美しい映像と音楽、理解しやすいストーリー
細田監督作品と知って、劇場へ。
劇場の大きなスクリーンで描かれる仮想世界は美しく、深みのある唄や音楽で冒頭から惹き込まれました。
主人公は高知県に住む高校生の普通の少女。
幼い頃に事故で母を亡くしたショックから内向的な性格になっていた主人公ですが、仮想世界Uで唄う事や、謎のアバター竜との出合い、現実世界にまで影響を及ぼす出来事を通じて意思や優しさを見つけ心を開いて成長していく、というのが大筋です。
このストーリーが素晴らしいと思うのは、ただのラブロマンスでは無いという事です。
ストーリー冒頭にある幼い頃の母との幸せな思い出、突然訪れた別れ、なぜか知らない子供を助ける為に命を落とした大好きだった母。
この「なぜ?」が残されたままストーリーが進む事が、最後で生きてきます。
顔も素性も分からない仮想世界での相手のために、自分が積み上げて来た物の全てを投げうってでも助けたいという想いや愛情、自己犠牲。
昨今のネットやSNS事情における匿名での暴力が多発する中でも
「繋がるのは人であり、愛情や思いやりを忘れてはいけない」
というメッセージを感じます。
最後、竜のために主人公が暴力に立ち向かうシーンでも、暴言や暴力に訴えない、静かに立ち塞がるという事がその意味を大きくしているのだと思います。
ストーリー上、ご都合主義的な所やインパクトの為大きな数字が使われる所もありますが、話が破綻するようなものではなくエンタメ的側面だと感じます。
確かにもう少しストーリー途中で観客にフォローを入れてあげればもう少し受け入れやすくなったのかなと思う所があったのは残念です。
また美女と野獣的な演出をする事で、誤解されやすくなっているのも事実です。
おかげて竜のバックストーリーを深すぎるテーマと捉える人が散見できるのが勿体ないです。
総括として、観終わって満足感があり、少し涙もできる良い作品でした。
紗に構えたり、わざと難しい解釈や考察などをせず観るのがいいと思います。
個人的に、主人公と父のやり取りが変化してゆくところ、メッセージや最後の「ただいま」が好きです。
映像と音楽 ストーリーはしっかり見ないと理解不可
細田守監督のスタジオ地図作品は全て鑑賞済みですが、今回のは映画館で見るべき作品だと思います。
大音響大画面で是非見るべきですね。
ストーリーについては破綻しているとか色々言われていますが、個人的には描写は薄いが理解できる範囲だと思います。
母親との思い出だった歌うことが母親の死をきっかけに歌えなくなるほどトラウマになってしまうことに薄いと感じる方もいらしたようですが、トラウマは人それぞれなので薄いとは思いませんでした。
母親の死後父親に対して反抗的態度とか言われてましたけど単純に接し方がわからないのでは?
思い出の描写にも父親は殆ど出てきません。
父親は仕事ばかりで、子供との時間を作ることができなかったことは明白です。
母親の死後もおそらく子供の世話は合唱団の皆さんに協力していただいてた可能性もあります。
合唱団の方と父親は連絡先を交換しており、鈴がベルだということも理解していました。なにより歌えない鈴が囁く程度には歌えていると考えると古い中なのではないでしょうか?
距離がある状態のまま思春期を迎え、さらに距離が開いたと言った感じでしょうか?
ベルが初めて歌ったとき話しかけて最初のフォロワーになったクリオネは知くんですね!クリオネ可愛い。
竜にする必要はどこにあったのかちょっとわからなかったけど、14歳の少年が弟にヒーローを見せたくて闘技場に参加したが、心の強さ元々のポテンシャルをさらに引き上げるUの世界で、言葉の暴力で図らずも鍛えられた恵は他のAsを破壊するまで強くなってしまうという悲しいものですね。
そしてベルがアンベイルを自らする描写とジャスティンからスポンサーが離れるシーン、最後知と恵の父親に立ち向かうシーンで、あぁジャスティンは知と恵の父親なんだと理解しました。
だから怯えて顔を見た瞬間殴ることができなかったのだと。
スポンサーが離れる理由はベルをアンベイルしたからではなく、虐待の映像が拡散されたから。
虐待については直接を手を下す描写はなく、言葉の暴力を指しているのだと思います。
痣が増えるのは物理的ダメージではなく心のダメージ。だから痣が震えている。
あの父親は本人たちに暴力を振るのではなく自分の言う通りに操りたいから暴言を吐いているわけですね。
考察しきれなかったのはカップですね。
あんなにピンクのかけたカップを使っている描写を増やす理由はなんなんでしょう。母親の形見なのかな?
また見に行って確認したいですね。
気に入ったシーンはAsの名前をsuzuと打ってから消してBellにしたシーンですね。
新しいもう1人の自分になるためにローマ字表記ではなく鈴を英語で言い換えてbell。
本人のアカウントはBellだったかな?周りが美しいという意味のeを付け替えたBelle表記にしてるだけで最初は単純に鈴の英語表記のBellだった気がする…それもまた見に行って確認したい!
感動的、かつ考えさせられる作品。
面白い、感動しました。
ただ、ストーリー性はサマーウォーズに
比べると乏しく、スピード感もない。
映像美と歌を楽しむ感じにはなる。
個人的には好きですが。
良かった点
・感動もしたけど、テーマは現実的な、ネットの秘匿性や、児童虐待に対するメッセージ、諦め無ければ変われるという強いもの。
それらをネットと現実から上手くまとめていて流石です。
・映像キレイ。
・歌、上手い!聞き惚れました。
・佐藤健さん、竜も恵も上手い。年齢違くても出来る演技力に感動。
気になる点。
・サマーウォーズみたいな描写が非常に多い。
仮想世界から始まるのが一緒、
同級生と二人でPC前で何かするのや、
仮想世界の守り神的なのもくじら、
くじらが潮吹いて、祝福するイメージも一緒、
囲まれて動けなくなるとか、
どこかの空間の扉を閉めて封鎖するのや、
飛ぶ姿も同じ。
さらに、現実世界での主人公の仕草とかもかなり似てる。
最終的な結末は違うが、
最初はBellはキングカズマ、
竜はラブマシーンに近い印象があり、
映像美以外の新鮮さはほぼない。
サマーウォーズの方が面白いという意見は出そう。
・クライマックスが物足りない。
かなり残念だった点はストーリーです。
大人がポンコツすぎる。
鈴たちは恵のところまで行く前に、
Uの中でこんなことが!みたいな話をして、
これどこ!?って聞いて、
恵たちの近くの大人に助けを求めるべき。
それができるくらいBellには知名度があったはず。
後、少なくとも忍は鈴に付いていくべきだ。
いや、お前を守る、じゃなかったのかよ。
結局晒すだけで、何を守ったんだよ。
鈴が来るまでの数時間、恵の父親が何もしてないなんて有りえない。
逃げるかさらに監禁するかしないのは何故だ?
そのため、最後ストーリーがペラペラな印象。
恵の父親とジャスティンが同一人物で、
ジャスティンがBellを誘拐かつ脅迫したとかがバレて、
さらに恵の父親の虐待もバレて、
両方失脚とかまであれば良かったのでは。
単純な疑問類
・あんなデカイPC系統、どうやって同級生は担いだのだろうか?
・なぜ竜にはAIの部下がいるのだろうか?
・なぜ恵の父親は、ネット、PC、デバイス系を没収、かつ禁止にしないのだろうか。
結論:もう一度見たい
【今現在自分にやりたいことがあるけれど皆に理解されるか心配で行動できない】そう思ってる人に【思いっきりやれば皆は理解してくれる】と思えるようなシーンがあった。そのシーンでは思わず涙が出てしまいました。また、正義が必ず正しいとは限らないと思えるシーンもあった。いろんなメッセージが隠されていると感じた。映像は素晴らしいが内容は物足りないと感じる人もいるようですが色々自分で考察しながら見るのが面白いと思います。我々が生きている現代では謙虚で気弱な者、SNSにどハマりな者、正義に縋り我を見失う者、いろんな人がいる。その現代にフィットしている作品だと思いました。
歌と映像を期待して観に行くなら大満足
初めからストーリーはあまり期待せず、映像の美しさと歌を観に行くつもりで行ったので、満足でした。
おおかみこどもの雨と雪やサマーウォーズはストーリーも感動もので好きな作品でしたが、今作は歌と映像に力を入れすぎてしまったかなと感じます。
特にストーリーはとにかく薄っぺらいです。
薄っぺらいがゆえに共感が全くできず、アズの警備員?のキャラが緑色の武器を取り出した所は何かの茶番かな?と笑え、竜の存在が海外の有名人の可能性があると騒然になったのに、何故か日本の東京で、それも窓に映し出されたビルをカミシンの写真と一致はさすがに都合良すぎて呆れました……。
それに最後の虐待?していたお父さんが鈴にビビって幽霊をみたかのように腰抜かしたのには堪えきらず笑ってしまった。
なんでしょうね。
そもそも、序盤の泣き叫んで助けを求める子供の実親は何してたんでしょうかね。それにお父さんは?
それに世の中表で出てないだけで子供の虐待は多くあると思いますし、虐待されてた子が竜になってたなら、竜は1匹だけじゃないと思いますし、少年が虐待するお父さんに立ち向かうと話してましたけど、そうそう立ち向かえるものなのでしょうか。
何だか色々あげれば?の部分は多いですけど
都合良くハッピーエンドストーリーを作り込みすぎて、学生や子供は楽しんで見れると思いますが大人はちょっと物足りない感はありますかね。子供心で見ればちょうどいいかも。
ストーリーが薄っぺらいと言うよりも……
1人ずつのモブもそうですけど、キャラクターに寄り添えきれず、感動的なハッピーエンドを作るための駒のような気がしました。
歌と映像は◎、ストーリーは説明不足・ご都合主義
■歌
Belleの歌声は本当に素晴らしいものでした。
ミュージカルという程歌が続くわけではないですが、要所要所で歌われる楽曲はどれも美しいものでした。
■映像
バーチャルSNSのUで繰り広げられる壮大な空間は迫力満点。
高知の美しい田舎風景も素晴らしく、もしストーリーも同じくらい素晴らしければ舞台探訪のために高知まで旅行に行く人も続出したのではないかと思うくらいでした(コロナ禍なので今は難しいですが……)
■ストーリー
視聴者が納得を得られないまま物語が進んでしまう展開がとにかく多いです。話の流れは理解できるものの、万人からの共感は得づらい話だと思いました。
但し、鈴/Belleの物語としてフォーカスして観ればそこそこ良い作りにはなっていたと思います。
見知らぬ子を助けて亡くなった母のことを乗り越え、歌も再び歌えるようになり、終盤はUで出会った竜を助けることに成功し、塞ぎ込んでいた日常から前に進んで、忍や父親との関係を筆頭に日常もきっとより良いものになっていく。
そんな単純な構成として捉えれば決してつまらない話では無かったです。
しかし、それでも説明不足な感は否めませんでした。
例えば忍は「鈴=Belle」だと気付いてましたが、理由やキッカケは劇中で言及されていません。自分の場合、「幼馴染の忍は鈴の昔の歌声を知っていて、それ故にBelleの歌声にも聞き覚えがあったのだろう」といった形で、脳内で納得のいく理由付けをしていました。
他にも説明不足な点は多々あり、またそれが致命的となっている面も否定できません。
下記に具体例を示します。
・母の死がキッカケで鈴は歌えなくなったのだと思うが、その因果関係は何なのか
・Belleが竜を詳しく知ろうと思った動機
・母の死の後に鈴が父親と溝を作っていた理由
・母が鈴の制止も振り払って見知らぬ女の子を助けようとした理由
・恵と知が虐待されるようになったキッカケ
・終盤、恵と知が虐待されている光景を同級生や大人達も見ていたのに、鈴がそれを助けに行く時に誰も同行しなかった理由
(また、この時はBelle=鈴だと公表した直後である。名前は田舎の無名の子だとしても、顔は全世界に知れ渡っている状態。公共交通機関を使って1人で高知から東京まで行くのはリスクが大きいと想定してほしかった)
他にも挙げればキリが無い程出てきます。
全体的に、「物語の展開を優先した結果、視聴者が納得しないまま話が先に進んでしまった」部分が多く、それが本作の評価を下げている一因だと思います。
その割に、瑠果とカミシンの恋愛模様等物語の本筋と関係ない話も描かれてますが、そちらも中途半端で説明不足な感がありました。
このように、「説明不足な本筋を削ってまでやる必要があった話なの?」と思う部分も少なくありませんでした。
総じて言うと、歌と映像の美しさを目的に観に行くなら十分過ぎる程に感動できるものの、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」のようなストーリー面での感動ないしはワクワクを期待すると肩透かしを食らうでしょう。
交わらない世界
歌声が綺麗
かつてのトラウマに引っ張られ現実ではうまくいかない主人公が、Uという仮想世界を通して変わっていく
伝えられなかった気持ちが...
歌えなかった歌が...
さまざまな葛藤を乗り越え、考えるより先に行動した最後の姿は最高にかっこよかったです
そしてタイトルにもある竜
孤独で凶暴な竜と出会い描かれるシーンはまるで美女と野獣
既視感がどうしても否めなく、途中で飽きが入ってきてしまいました
そしてタイトルにも竜とそばかすの姫と入ってきているのにも関わらず、最後竜のピンチを助けたそこで終わり
これ以上の続き描かないことに驚きました
こっちで恋をするのね、、
無駄な人物は誰1人として描かれていなかった
それでも主人公が恋するべき相手は違ったんじゃないでしょうか。
人として私はしのぶくんが好きでしたけど。笑
着眼点はとても今の時代にあっていて、見ていてすんなり入ってきました
現在のSNSが進化する世の中で、こうして誰が誰とわからない状態で自分を表現することの楽しさを表現した一方で、SNSで伝える必死のSOS
SNSがどうであるべきなのか改めて向き合わなければいけないなそう感じました
それでもこうじゃなかった感が
もう少しずつ描いたところを追及できていたらもっと好きな作品でした
あなたは、誰?
感想
細田守が辿り着いた、渾身の最新作。
細田守作品は初めての鑑賞でしたがまずまずでした。
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖…。
音楽と声優がよかったと思います。ベルが歌ってる所は映像美を含めて鳥肌が立ちっぱなしでした。
また声優陣も豪華でした。
インターネットは誹謗中傷、フェイクニュースなどネカディブな印象はありますがすずの成長を通してインターネットを肯定する映画だと思いました。
カミシンとルカちゃんの改札でのやりとりは微笑ましく思えました。
しのぶくんはかっこよすぎです。
ラストのDV親父に女子高生一人で立ち向かうところは?とはなりました。笑
※50億人の中からたった一人を探し出せー
映像音楽良し ストーリー微妙
一言で表せば、サマーウォーズと美女と野獣の世界観を無理に組み合わせたような作品だった。
映像と音楽はとても美しくて感動できた。アズのキャラクターデザインはとても可愛いし、生体認証から自動生成されるという仕組みはユニークで現実にあれば面白いだろうなと思わせるようなUの世界観はすごく良かった。
けれど、ストーリー単体で言えば、全体的に取ってつけた感がすごく、違和感が残りすっきりしない。まずキャラクター達の行動理念に説得力がなく、感情移入しづらい。えぇ…??と思うシーンが何度もあった。たぶん、色々な人間関係が広く浅く描かれているせいだと思う。主人公親子の関係、幼馴染との関係、竜との関係、同級生達との関係どれか一つでも深堀りされていればまだ感動できたのかもしれない。どれもいまいち釈然としないまま終わった。
以下、残った疑問違和感。ネタバレ注意
・主人公が現実で歌えなくなってしまった理由
いくら歌が母との思い出深いものであったとしても死因と関係なさすぎてトラウマ的理由として微妙と思ってしまった。
・しのぶくんは結局何者?
なんでそんな主人公のことお母さんみたいに気にかけてたん?幼馴染だからという理由だけであんな気にする?2人の関係性が深堀されてなさすぎて説得力がない。
・ひろちゃん何者?
なんであんな技術お持ちなの?
・竜の行動理念がいまいち理解できない
結局竜は何がしたかったの?どのシーンでBellのことを信頼しようと思ったの?あの秘密の薔薇って結局何?なんでBellが歌うと現れるの?
・カミシンとルカちゃんの関係性描写必要あった?
あんな時間かけてこの2人の関係表す理由あった?あの駅でのシーンは何を見せられてるの感が強かった。
・主人公と父親はなんであんなに関係に溝があったのか。
・普通、虐待親父のところへ女子高校生一人で向かわせるか?
ぶっちゃけ女子高校生が一人で向かったところで何ができるの?と思ってしまったし、普通に危険。
・兄弟の父親にバレて、兄弟との通話が切れるとき、あんなに鬼気迫る感じだったのに結局何事もなかったんかーい。
普通に兄弟何も怪我なく外に出てきてますやん。あの危機感なんだったの。
・あの兄弟は結局どうなったの?
普通に主人公帰ってきたけど兄弟どうしたの?
他にも細々あった気がするけど思い出せるところだけ書いてみた。
ハッピーエンドなんだけど、すっきりしない映画だったなと思う。たぶんもう見ることはない。
期待が大きかっただけに残念だった。
ストーリーを楽しみたい人は裏切られます
まず良かった点として音楽と作画が挙げられます。作中で流れる曲は文句のつけどころがありませんし、映像のクオリティも高かったです。
しかしそれだけでした。肝心のストーリーは手抜き感が半端なかったです。キャラクターの心境が描写されないため、(なんでこんなことしてんの…?)ってことが多々ありました。本っっっ当に多々ありました。また、描写が足りないのは心境だけでなく、時間の経過もです。作中で「今まで積み上げてきたものが〜」というセリフがありましたが、そういった描写がないため、見ている方からすればどれほどの間どうやって積み上げてきたのかわからず、一切の感情移入ができません。ストーリーは進んでいくのに私たちの理解と感情は置き去りにされてしまいます。
さらに言えば、冷める要素が多すぎました。これに関しては賛否あるでしょうが、特に冷めたのは、主人公が現実世界の竜を助けて帰って来た後、みんなで迎えるラストシーンです。サマーウォーズのように感動させたかったのでしょうが、話の大筋に関係ない人たちに満面の笑みで迎え入れられておしまい!wって本当に最悪な終わり方だと思いました。
特に酷いと思った部分だけしか触れていませんが、これ以外にも悪い部分、というか嫌悪感すら覚える監督のおままごとはたくさんあります。それでも見たいと思える人は見てみたら良いのではないでしょうか。
私は映画マニア!と言えるほど映画を見ていませんし、基本的にはどんな作品も楽しめるのですが、これは人生で最も退屈だった映画の1つとなってしまいました。
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