竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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母親が鈴に伝えたかったこと
冒頭の母親が見ず知らずの子供を助けに川へ飛び込むシーンは喉の奥が痛いほど熱くなりました。
なんとなくそうした理由がわかる気がしました。
母親は根っからの優しい人だったのだとも思いますが、娘の鈴にも知らない誰かが困っていたら自ら行動を起こして助けてあげるような人になってほしかったのだと思います。
そして実際鈴は自然と優しい子に育ちました。(前脚のないワンちゃんに優しく接するシーンが印象的でした。)
名前も顔も知らない龍を助けに行くということにこの映画のメッセージ性を感じました。
話は変わり、大きな鯨が出てきましたが、バケモノの子にも白鯨がでてきましたよね!
アメリカの文学書に白鯨がありますが今回もなにか関連性があるのか気になりました!
想像力を膨らませて観てみると非常に面白い作品だと思います。
はなればなれの君へ
この物語はもちろんすずの成長ストーリーだけど、最後の曲「はなればなれの君へ」にこの物語の全てが詰まってる気がする。
この曲を一見聞くと竜の為に歌っているようだが、実はこの曲は前から作ってた曲で、あの嘔吐のシーンで必死に歌おうとしていたのがこの曲だ。
そうこの曲は母親の為に作った曲なのだ。
母に会いたいという想い、でも現実には会えない目を閉じた時にしか会うことができない。会いたい、はなればなれの母。
そして母親の事を想ってこの歌を歌えたその時、自分のしているケイ達を助けようとする想いが、母親の行動と重なり、母親の行動の意味を知る。
この事を知った時の、母親と和解できた悲しいけど嬉しい不思議な気持ち。世界が生まれ変わったように輝き出す。
母親と紡いできた「歌う」ということが、母と共に生きることであり、自分の一番の幸せであることに気づいたすずは、もうベルというアバターに頼らなくても歌うことができる、いやすずやベルという姿はどうでもいい、歌うことこそが私の喜びであり幸せだと気づき、最後に母親にいつまでも歌を歌い継いで行く決意と愛してるの一言。
だからケイにも、しのぶにもありがとうだったのか。
見守ってくれた周りの人達の為にそして母の為にこれからもずっと歌い続けてほしい。
どうにも最後まで腑に落ちなかった
仮想現実と高知県伊野の現実の間にある繋がりが、どうもしっくり来なかった。そして突然出てくる多摩川でのDV。その辺が繋がるのがインターネットなのだが、どうもしっくり来なかった。
それぞれ面白かったのだがシナジーが感じられない。そこに馴染めないのは歳を取ったからなのだろうか。
誹謗中傷やデマの拡散などネットを取り巻く問題を取り入れていたが、正義感のヒーローもまた後ろ盾をなくし叩かれる側になるのだろう。解決など出来ない事だろうがモヤモヤが残る。
多摩川の件もまた解決されないが、伊野の人たちは達成感に包まれる。うーん、しっくり来ない。率直に言うと評判ほどいいとは思わなかった。
個人的には専門学校の同級生の郷である伊野町が描かれたのが嬉しかった。一度行ってみたい場所になった。
後日。。。
劇中歌が印象的だったのでサントラをダウンロード。中村佳穂?あ、そうだったの?!調べると声も当ててる?!えっそうなん?!森山良子?清水ミチコ?坂本冬美?岩崎良美?何なんこれ?!
知らずに見てよかった。
とにかく萎える
歌声と、それに伴うPVシーンは素晴らしかったので★1です。
・母親の死因は父親にはないのに、なぜああも親子関係が拗れているのか(母親が亡くなった当時からすると約10年?)
・毒舌すぎる友人(友達やめるやろ……というレベル。もしくは主人公はドMなの?)
・竜と心を通わせるシーンはどこに?
・あれだけ嫌われ他プレイヤーに害なす存在なら、運営が動くのでは?
・ガストンポジの連中は、なぜああもアバターを剥がすことに躍起になるのか
・オシャレなマントの柄に見えるけど、何故皆あれがアザだとわかるのか
・主人公がそこまで竜に入れ込む理由がわからない
・美女と野獣の劣化コピー
・結局、主人公とその彼氏がお互いに言いたかったこととはなんだったのか
・やたらとシミュレーションゲーム調で描写されたJKたちの大騒ぎっぷりが意味不明
・JKの眼力で腰を抜かす大人
・結局虐待問題解決してない(主人公が駆けつけたからといってなんだったのか)
・虐待親がいるとわかっているところに一人で向かわせる周囲の大人や友人たち
・竜を取り囲む謎の萌AIたちの存在
・一体いつのまに、リアルでも固く抱き合うほどに信頼しあっていたのかわからない二人
気になる点を挙げるとキリがないくらい、まったくストーリーのテンションについていけない映画でした。
本家のように積み上げた時間やエピソードがないから、ダンスシーンとても薄っぺらい……ここは、萎えるのを通り越して不快なくらいでした。
美女と野獣のシーンをいくつも真似、真似るためにわけのわからない萌キャラを取り巻きにしたのも本当に謎。
全然土台ができていないのにインパクトのあるシーンだけを真似ているので、本当に浮いて見えるというか……一体なにが起こったのかよくわからずにポカンとしてしまいます。
竜の正体の子たち、部屋の描写というか父親の話し方というか、醸し出す雰囲気からアジア系外国人かとおもっておりました。
いっそネットの世界という設定ではなく、人気の歌姫×嫌われ者の竜のファンタジーにした方がよかったのではないかと思う……とにかく全シーンに於いて萎える映画でした。
観賞を楽しみにしていたので、とても残念です。
大切にされない主人公
綺麗な映像と歌声を聞く映画でした。
後のことを考えず、全世界に素顔を晒す主人公
夜間、女子高生が1人で東京に行くのに心配もされず資金援助もされない主人公
感動よりも、もやもやが勝ってしまいました。
演技も…です
映像・音楽を楽しむと割り切った方がいい
前情報で映画館で見た方が良いと聞いていたのでIMAXで視聴。
噂通り映像・音楽が素晴らしかった。特にオープニングのライブシーンは鳥肌モノ。
逆にストーリーは酷かった。
前半はまだ観れたが、後半は置いてきぼり状態。
鈴が竜に惹かれる(正体を知りたがる)のが唐突でよく分からないし、美女と野獣のオマージュも無理矢理入れたようで展開についていけない。
高校生の噂、恋愛事情、ネットの炎上、児童虐待、親子の不和、等々重いテーマを詰め込みすぎて結局何が言いたかったのかボケてしまった。
あとは驚いたのが声優陣。
父親の声があまりに合っていないので下手くそなゲスト声優かと思ったら役所広司。声質とキャラクターの年齢が合っていないから?
逆に幾田りらが上手で驚いた。
星1にしようと思ったが、映像・音楽分で星2にしました。
ストーリーが…
■気になった点
・現実世界から離れてもう一つの人生を送れる?のが「U」なのにアバター自動生成なのは何故?自分の本質や才能からは逃れられないってのはデメリットでしかないように感じる…
・完璧に見える歌姫ベルにもアンチがちゃんといるって展開リアルでよかったのに、最後竜を大人は批判子供は賛同ってくっきり分けてるのが結局年代という大きなくくりで分けて判断してるんだって思ってガッカリした。中の人を隠して多様性が許容されるのが「U」(ネット)なんじゃないの?
・最後、主人公が直接会いに行って何ができるの?
未成年が現場に行っても何もできない、大人が通報できたのだけは評価できるけど解決まで見せられないなら虐待なんてセンシティブなテーマを使うべきではないと思う。
あと最後竜と鈴が抱き合った時のスキンシップや台詞が初対面の年下の少年と、と思うと気持ち悪かった。
・要素が散らばりすぎている、とりあえず明らかにいらないキャラを削ったほうがいい
鈴の幼馴染とお父さんの役割薄すぎるので1人削ても問題ないと思う
・セリフに違和感
色々な場面で細々あるのですが竜がライブ動画で「助けて」を連呼する場面あえての演出だとわかりますがリアルな感じが無く嘘っぽくなるし1度で全然伝わるのでやめてほしかった。
あとベルが竜を初めて見て「あなたは誰?」って第一声(記憶曖昧)で言うのも意味がわからない。
・演出は真新しさが無い
ベルの歌唱シーンも特に真新しさを感じずトレーラー以上の驚く演出が無かったので少し肩透かし
■良かった点
・キャラが可愛い
ベルがディズニープリンセスの愛嬌とジャパンアニメのいいとこどりでとても可愛かった。
ペギースーの動きがディズニー意識しすぎてちょっとパクリみたいになってしまったのが残念ですが…
・曲がいい
鈴の歌声は綺麗だし、ミレニアムパレードの曲でサマーウォーズの冒頭で感じたワクワクが蘇りました。
ネタバレあり。鈴が一人で向かった理由。問題は…児童虐待ではありません。
竜は児童虐待の被害者で竜を父親の暴力から助ける…と勘違いされがちですが、本作の問題点はそこにはありません。竜の母は顔写真を割られていることからも竜に憎まれています。つまり母親がいないのは離婚により去ったことが予想されます。竜の父親は二人の子供の親権をとり、豪華な子供部屋を与え、自由にパソコンやネットをやらせて何不自由なく育てようとしています。竜がネット上で豪華な城を持ったり、防壁たる人工知能を5体も従えているのには相当なネット課金が必要だったはずです。竜の父親は経済的に豊であり、お金が子供を幸せにすると思っています。ただ接し方が全く分からないのです。愛情の伝え方が分からず、規則と躾けが教育と思っているです。けして子供へ暴力を振るいたいわけでもなく、何としても家庭を守ろうとしています。
鈴は竜本人を見て、竜に必要な助けは殴られた傷ではなく、愛の欠乏による心の傷であることが分かります。母親から捨てられ、Uの精神スキャンでバケモノ認定された竜が誰からも見捨てられた存在でないことを示すため、鈴はひとりで竜の元へと向かったのです。周囲の大人達は竜のことを知らないので単なる児童虐待として保護を求めましたが、鈴は竜の問題点の本質を理解していました。竜が本当に「助けて」欲しいのは父からの暴力でないのです。父親が悪人でないことも分かっています。だから一人で向かったのです。そして直接抱きしめることが大切だったのです。
本作のキーワードは「欠けたコップ」と「前足のない犬」です。
どちらも誰かの助けを受けて存在を保っています。母の喪失によって心が欠けてコミュ障になった鈴も同じです。鈴は多くの優しい人々に守られています。U世界で自己解放した鈴は欠けただけで何者からも補完されない竜を見てショックを強い受けたのでしょう。誰なのか?どうして誰も彼を助けないのか?人はヒトのままでは動物のままです。人と人が繋がり、はじめて人間として社会に適合するのです。本作は「人が人間」になるお話。鈴も竜も同じ課題を背負っているのです。フランス文学「美女と野獣」では意地悪な王子が魔女に呪いをかけられて野獣になり、愛されることで人間へと戻りますが、本作では母に捨てられたことで自己承認できない少年が愛されることで自己を取り戻すのです。
どんなに時代が変わろうとも科学が進もうとも、人は他者から認められ愛されて初めて人間となり、他の人を守っていけるいう人間真理は変わることはありません。空にある入道雲と同じように永遠の真理なのです。
美しい映像、音楽などの娯楽性を持ちながら、極めて文学的な内容の作品だと思います。
ディズニー版アニメ「美女と野獣」と対比する人もいますが、ディズニー版はただの童話となっているので深みが全く違います。本作にエンタメ的な要素を期待して鑑賞すると何を観ているのか分からず、「あまり面白くない」という感想になってしまうのだと思います。
詰め込みすぎて普通。
期待しすぎた、サマーウォーズ越えならず!サマーウォーズが大好きなので、細田守の仮想世界の設定にとても期待し、楽しみにしていた、、、が!面白かったのは前半くらいで、なんだかヌルッとラストまで視聴者を置いてけぼりにしていった感が否めない。若者のSNSへの依存、現実とは違う自分でバズる、家庭内暴力、恋愛などなどいろいろな要素を詰め込みすぎて、結局何を1番伝えたかったのか分からず終わってしまう。お母さんを追って川に引き寄せられているのを止めたのが、忍くん。その場面に居合わせたからこそ忍くんは鈴を心配して学校でも声をかける。お母さんも歌が上手く、歌唱サークルのおばさま方は、お母さんと仲良くしていたために、母親の歌声と鈴の歌声が似ているところがあるから、鈴がベルだと気付いていた、お母さん代わりになろうとそれぞれが鈴を心配してお節介になってしまっているなど。キャラ立ちもせず、下手に恋愛要素も詰め込んで、大事な部分は回想シーンのみ。もっとキャラの深みを出せるような設定を丁寧に伝えてほしかった。竜に惹かれるベルだが、なぜ惹かれる?自分の似ているところがあるから?なぜ、どうやってその感情に至ったのかを深掘りをせずに抱きしめたり、城を探したり、、、ベルが薄っぺらいヒロインに見えてしまう。カヌーの元気キャラと美少女キャラも凄まじく薄い、、、、。ただ、映像美や歌唱シーン、映えという部分ではさすがであった。ライブ感に興奮して、ただ楽しめる。今時な作品にしたい、流行りを取り入れたい、興行収入を上げたい、そこを目指すなら合格点だろうが、細田守監督、、、、もっとやれるはずです!!感動も泣けもしない、うーん、何の時間だったんだろうと終わってからの余韻やスッキリ感ではなく、モヤモヤが残るって残念。なんだか芯がブレてない?大丈夫?
映画じゃなくMVとしてなら良いと思う
まず音楽と映像美が本当に良かった。特に冒頭のシーンは本当に良かった、一気に世界観に引き込まれて鳥肌が立った。
でも逆にそれを超えるシーンが無かったかな、ラストのベルがアンベイル?されて歌うシーンはほんとに綺麗で歌も良かったんだけど、クジラの上で元のアズ?になってて、個人的にすずとして歌って欲しかったからモヤモヤした。
自閉症の子、DV、SNSの誹謗中傷と偽善、問題提起はあったけどどうしたいのかわからないからなんか纏まってなく感じた。
あと後出しの設定も多かったかな、合唱団に所属してるのはお母さんが参加してたからとか、後半の写真見てようやくすずが所属してた理由がわかった。俺の理解力の問題かもしれんけど、他にも後出し設定みたいなのあった気がする。
一番納得できなかったのは、自閉症の子のとこ向かうのなんで女子高校生1人だけなん。大人やせめて男が居ないのはどうなんって凄い思った。描きたい展開描くためにキャラがチグハグな感じ。
あと、俺の好みの問題だけどエンドロール行く前にすずが歌おうとして終わったんだから、エンドロールの最初の曲も最初に流れた曲で終わって欲しかったな。
箇条書きだけど思ったのはこんな感じでした。
見て損したとは俺は思わなかったけど気になるとこは多かったです
確かに評価がわかれるのがわかったような
一言で言えば、テーマが重い です
大人には、言いたいこともわかるけど、なんかもやもやして退屈な時間になってしまった。
子供達には⁉️でしたよ。
飽き始めてしまい、困りました。
脚本がどうのこうのってのも、わかる気がします。上手くまとめたつもりが何故にこうなるかがわからない。辻褄があわなかったりして、なぜなぜなぜにそうなるねん⁉️でした。
普通だと有り得ないことばかりでした。
ただ、絵は、綺麗ですね
これでもかというぐらいグラフィックが良く
歌も良かった。
次回作に期待します。
フレネミー⁉︎
ネット世界と、高知の田舎のビジュアルが美しいが、ストーリーに納得がいかない感。
特に、すずちゃんが歌おうとする所で、あなたはそんな事はできない!、昔の自分に戻りたいの⁉︎と、親友が全否定に入る所で、ドン引き。これでは邪悪なフレネミー(friend + enemy)では…。
とはいえ、すずちゃんが、いきなり有名になり、自分の歌声を思うがままに披露できるアバターライフを満喫した、という描写もあまりないので(むしろ終始戸惑っている?)、この発言そのものに納得感がなかったりもするのだが。
サマーウォーズとは別の
サマーウォーズと設定が似ているが少し違う。ベルと龍を中心とした、匿名世界と本当の自分って?について悩む若者の青春もの。
サマーウォーズは主人公の周りがそこそこ立っていたが、今作は主人公の親友一名以外ほぼ空気。主人公のあこがれ、しのぶ君は龍の正体のミスリード要員だったからね。ベタでもいからしのぶが龍の正体でラストに主人公と結ばれる展開がよかったかも。あと龍の正体の虐待された子らも救われたのか、大人の手が入ったのか不明で投げっぱなしだし。
ベルは歌声は素晴らしいがイマイチ歌詞が聞き取れず。美女と野獣リスペクトは良かった。ベルのデザインはディズニーだから配慮したのかな。でも細谷映画のキャラデザの貞本義之要素が薄いぞ!
ラストは?な感じでした
映像クォリティは最高だね
グラフィック超綺麗!
あの世界観だけでも見た価値はある
物語は終始よくわからない感じでした
特にラストがよくわからん
バスで主人公1人東京行くとか
仮想現実でいきなり全員歌い出すのも意味不明?
物語の前半は今まで胸の内にしまってた歌とゆうものが仮想現実なら歌えるとか
ネットの匿名の怖さとか
テーマがあったのかもしれんが終盤にかけてよくわからんくなった
結局観客に何を伝えたかったのか意味不明でした
あとジャスティスのリーダー結局誰だったんだよ・・・
2回見ました。1度目は普通の映画館で、2度目はIMAXです。 最初...
2回見ました。1度目は普通の映画館で、2度目はIMAXです。
最初からIMAXで見ればよかった~!!!
ミュージカル映画など、音楽が好きな人は好きだと思います。
人間の描写がリアルでした。主人公の友達の毒のある感じ。ネット社会にはありふれている人格なのに、リアル社会では凄く嫌な人みたいに見えてしまいますね。
竜に心惹かれ、追いかける理由がもうちょっと欲しかったかも。
私は、ここの口コミ沢山見てから、映画館行ったので、全然期待してなかったのですが、2回目見た今でも、もう一回見たいと思います。
無償の愛に感涙しました
美女と野獣のシーンやストーリーにかなり寄せて、
オマージュとも言えるのですが、
実際は、アンチディズニーかと。
ディズニーならヒロインが救うのは美しい王子様。
そして結ばれてメデタシメデタシ。
ディズニーなら、竜の正体は、隠された秘密を持ったしのぶ君だったかも。
この作品のベルが救うのは、王子様ではなく、
世間から切り離され見捨てられた少年達。
ディズニー自身が見知らぬ王子様といきなり恋をして、ハッピーエンドになる平面的なお話を自虐する映画もありますが、
ディズニーの作られた見せかけな幸せを揶揄してるように思えました。
美女と野獣は、ベルと王子に心の交流はありますが、、
ベルが竜の為にラブソングを作って、竜の心が和らぎ、
上空で顔を向かい合わせ、本来ならキス、という所で、ベルがハッとして、そっと抱きしめるシーンが秀逸。
アンベイルされた鈴の歌に皆が涙を流すのは、
鈴の無償の愛に触れたからでしょう。
私も自然と涙が溢れました。
クジラは母性の象徴だし、
鈴は母から受け継いだアガペーの体現者。
鈴がいきなり自分のコンサートに現れた竜に心奪われたのは、鈴自身に母に見捨てられたと思った寂しさ、ネットの誹謗中傷に傷ついた過去の傷があるから、
竜のただ強いだけでは無い闇に、無意識に気付いたのでしょう。
鈴が飼っているワンコが前足が切断されている所、欠けたマグカップを愛用している所に、鈴が傷ついた物に心惹かれてしまう描写があります。
鈴は共感力の強い子で、だからこそ彼女の歌が自分の為に歌われてると感じると、Uの世界でコメントされたのでしょう。
虐待をする父親の所に会いに行くのは、鈴1人でなくては、竜は勇気を貰えなかったし、竜自身が受身では無く立ち向かわなければ解決にならない状況だし、
虐待の父親が、鈴の気迫に負けたのと
自身の正義を振り翳すジャスティスが、自身を曝け出しても、なお強さを放つ鈴に負けた事はリンクしていました。
鈴の父親も忍君も、鈴に立入過ぎず傍らで見守り、だけど必要な場所では強く後押しするという理想の癒し方でした。
作品全体が愛と優しさに溢れていました。
何故、何故、と意味が分からないから、この作品は駄目だという意見が散見されるのを見ると、悲しくなりました。
私には、Uの世界で、表面だけ見て誹謗中傷をするコメントにリンクしてしまいました、、
一つだけ難を言えば、カミシンが小さな窓から見えるような見えないようなビルから、遠征の川を思い出すのは、ちょっと都合が良過ぎるような。
まあ、2回目を見たら、それもどうでも良くなりましたが、、
一人で行ってよかった
前回のサマーウォーズは良かったのに、どうしちゃったの?
中村佳穂もデザイン作画チームも頑張ってたのに肝心の演出が酷くて見ていられなかった。
この監督は自分の高校生の頃を覚えてないんでしょうか。
何であんなキザったらしい同級生が出てくる?
世界を舞台に黒人や白人にコメントさせて、オール日本語で完結するのもズッコケました。
よくこれをカンヌに持っていったなあというのと
映画館を出る時これから見る嬉しそうな人たちを見て心が痛んだ。
私は一人で見たので気まずくならなかったのが救いだったかなあ。
オリンピックの閉会式で凹んだ所にこれは辛かった。
真剣に日本の演出レベルを憂いています。
ディズニーみたい?
前半部分は、ひたすら「美女と野獣」、後半から本領発揮して時間足らずになってしまったのが残念でした。
が、絵と音楽がとても素晴らしく、観てよかったので星4つです。
美女と野獣を期待してはいたのですが…
ベルが歌唱するシーンは映像とマッチしてめちゃくちゃ鳥肌たちました
主演声優さんの抜擢がすばらしい
引き寄せられる。
ただストーリー、、お前はダメだ…
ディズニー好きの自分としては、
Uの世界で竜を助けて欲しかった
というかベルがなんで竜を助けたいと思うきっかけがわからないし、竜の正体も全然すずと関係ないキャラで、えっ?となった
せめてしのぶくんが竜だった説のほうがよかったんじゃ、
現実に引き戻されて、冷めてしまう…
お母さんのシーンも何度かあるから期待するがとくに何もなしで終わる。
現実もリアルすぎるのと、ノリがちょっと無理矢理感の団体芸が自分には合わないので、リピートはなし。
もともと個人的に細田監督のアニメとはあまり縁がなかったのですが、プロモのベルの登場にわくわくして見に行きましたが、期待しすぎてしまった。
ただ音楽はめちゃくちゃいい。
鈴が自身のトラウマを乗り越えていく心理描写が良かったです
ストーリーの辻褄が?なところは確かにありますが、それ以上に鈴が自らのトラウマを解放し、乗り越えていく心理描写が上手く描かれていて、良い作品だと思いました。
鈴が竜と接する事により、竜の心の傷ををどうにかしてあげたいという鈴の良心が芽生え、鈴の心も動き出したんだと思いました。鈴は人前で歌うのも拒否反応で吐いちゃう位辛い事だったから、例えUの中で歌えたしても、自分の本当の顔を晒して歌うということは、自分の心の傷に否応なしに晒される事となり、とても恐怖な事だと思います。それでも竜への強い思いから自らの顔を晒して、自らの心の傷にも晒されて曝露できたからこそ、鈴自身のトラウマも解放できたんだと思いました。
鈴が一人で竜の父親のところに行って直接異議を訴えた場面は、鈴自身が母親への未練の思いを乗り越え、強い意思を持って行動できる大人に成長した事を表現する為と、虐待は絶対に許さないし、許されないというメッセージを伝える為に、あえて竜の父親と鈴一人で対峙させたのではないかと思いました。
ネットの匿名性は、傷ついた心に触れずに自分を表現できる手軽さはあるけど、匿名性や傷に触れない分、限界があると思いました。
鈴を見守ってる友達や大人達は監督自身で、この作品を通して鈴や竜のような人達を助けたいという監督のメッセージが含まれてる様な気がしました。
全613件中、181~200件目を表示