新感染半島 ファイナル・ステージのレビュー・感想・評価
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ゾンビより怖いのは人間
今年、最初のレビュー。
普段はあまり観ない韓国映画。前作からの続編のゾンビ映画ということで、人間関係で少しわかりにくいところもあったが、序盤で大体状況は呑み込めて、ストーリーに入っていくことができた。
『ウォーキング・デッド』の大ファンとしたら、どうしても見比べてしまいますが、ゾンビがあんなに素早い動きをして、怪力というのは、ちょっと解せないし、反則でしょ(笑)それに、次から次へとなぎ倒されるゾンビの存在感が薄く、どちらかというと、ゾンビの恐怖よりも、人間の醜さや怖さを中心にしたアクション映画となっている。
繰り出されるアクションシーンは、確かにハラハラさせる。特にカーアクションは、手に汗握り『マッド・マックス』を想起させる。しかし、その殆どがCGであり、どうしても製作の雑さに目が行き、ハリウッドの実写カーアクションの迫力には及ばない。
ストーリーは、ゾンビを介しての人間同士の醜い争いが描かれている。主人公のジョンソクが、感染で荒んだ韓国に乗り込んで、軍隊の生き残りのアウトロー達から、残されていた大金を奪い返すお話。そこに、ヒロインであるミンジョンの家族も共に戦い、大金を手に命がけで脱出を図る。
そして、ラストシーン。諦めない強さ描きたがったのだろうが、ゾンビ映画だからこそ、ゾンビに囲まれた車の中から銃声が鳴り響き、エンドロールへと向かって欲しかった。イヤミスなラストシーンのゾンビ映画として、より深く印象付けられたのでは?
『ウォーキング・デッド』ならそうしていた思う…(笑)
(原題)반도
前作が面白かったのでそこまでの期待はしていなかったけど、良かったです。カン・ドンウォンのかっこよさがまだまだ足りませんが(笑)← 前作同様、家族ドラマに加え怒涛のアクションは見応えたっぷりで迫力満点。母娘が強い!スッキリ爽快な気分になれるので、お正月映画にピッタリでした。
期待外れの駄作。コロナに便乗して作成されたやっつけ作品
以前配信で観た1作目(新感染 ファイナル・エクスプレス)がとても素晴らしかったので、ワクワクしながら劇場で今回の作品を観たのだが、やっつけ感満載の駄作としか言えない。
高評価付けてる人は、カン・ドンウォンのファンが大半なのかな?
コン・ユの足元にも及ばない俳優だと、今回しみじみ感じました。(顔だけ無駄にイケメン俳優)
ゾンビモノが好きで、過去にいろいろ観てきた中でも最低ランクです。
とりあえず簡単にツッコミ所を列挙します。
①まず、冒頭のショッキングな親子愛の泣けるシーンがピーク。ラストシーンを上回ることが無かったので尻すぼみ。
②子どもが運転する4WDの車、頑丈すぎじゃね?
普通に考えて人間一人轢いただけでも車体に相当なダメージ受けるのに、猛スピードでゾンビ何百人轢いても凹みもしない。フロントガラスも割れない。サイドミラーも取れない。ヘッドライトすら割れないなんてことはありえない。自家用装甲車かよ草
一番違和感あったのは、あんなにゾンビ轢きまくっておいて血痕や血しぶきがなぜか車体には一滴も付いてないのが不自然すぎ。CGだからか?あと、子供が4WDぶっ飛ばすシーンが通常の映像の早送り?みたいな映像の不自然さが感じられた。ゾンビの吹っ飛び方もすごく不自然。CGの違和感なのかな。。。
それで言うと、ラストのカーチェイスシーンもフルCGなのでなんか冷める。なんかゲームの映像を観せられてる感じしました。そもそも、後ろから追いかけてくる悪役も、殺すつもりならなぜトラックのタイヤを狙わない?
パンデミックから4年経つのに、ゾンビも生存者も元気良すぎじゃね?お互い食糧難のはずなのに、デブとマッチョ多いし。ゾンビも特に人肉を噛みちぎったり内蔵えぐって食べるシーンなどはなく、ただ甘噛みするだけなのが手抜きすぎ。ウォーキングデッド見習ってほしい。
リアルだったゾンビはトラックの運転席で寝てたガリガリゾンビだけ。
他のゾンビは肉付きいいし、走るの早すぎ。おまけに顔色もいい。特殊メイクが甘すぎ。普通なら腐敗しててガリガリのはず。
おじいちゃんが死ぬシーンはなぜか行儀よくゾンビ寄ってこないし。救護ヘリは相当うるさいはずなのに、なぜかゾンビ寄って来ないし。トラックのクラクション以上にうるさいと思うけど、ヘリの方には1人も来ないのにトラックの方にはゾンビ大量とか。そもそもゾンビだらけの場所になぜ降りた?生存者いるとは言え無謀過ぎ。
生存者傷だらけなのに、簡単な目視だけですぐ救護ヘリに乗せて連れ帰る検疫の甘さに脱帽。
細かい所が気になり出すといろいろ気になってきて仕方がなかった。ゾンビ映画は少しでも手を抜くと粗が目立ちすぎるので、監督にはもっとゾンビのことを勉強して欲しいと思った。
1作目はパンデミックから間も無かったから、ゾンビが綺麗でも走っても気にならなかったが。。。
1作目のコン・ユのラストシーン、号泣し過ぎて嗚咽したが、今回は一滴も涙が出なかったのはなぜだろうか。。。子役の演技も悪くはなかったのだが、やはりカン・ドンウォンに感情移入できなかった。
あと、芸人の永井佑一郎出てる!?って思ったら、ク・ギョファンっていう韓流俳優でした。
愛で空が落ちてくるアクション
アレから4年。 導入はあの時の極小だった視野を広げて流れをザックリ説明する、個人的には中々にワクワクドキドキな序盤でした。 半島に戻ってからもそれなりに頑張るのですが、基本的に画面が暗いのでアクションもはっきりせず、少し消化不良気味に。それでも、スピーディーな展開と容赦ない脱落、普通に狂ってる(過剰に狂ってるアピールがない)面々等々、昨今の邦画アクション大作では見受けられない空気感は好みでしたね。 惜しむらくは、同じ様な時間経過ものの「ゾンビランド:ダブルタップ」に比べるとゾンビの扱いが障害物程度ってのがねぇ…。まぁ、あのドラマや過去の作品を紐解いても「人間が一番ヤバい」に帰結してはいるのですが、ゾンビランドはそこら辺も上手かったし、この映画にもそんな予定調和からの脱却を期待していたのですけれど、残念。あと、一秒を争っている時のドアップ長回しは個人的には嫌いです(笑)。邦画にもありがちですけどね。 ともかく、ゾンビ映画としてはスケールダウンしてしまいましたが、ディストピアノンストップアクション映画だと思えば、中々に美味しく頂けるのではないのでしょうか。
群れるな個であれ、か。
ゾンビ系でなくマッドマックス系。 序盤、終盤良し、中盤ダルいが楽しんだ。 自国民を無様に彷徨い派手な光と音にだけ猛追するゾンビに見立て、群れるな個であれ、と物語る。 今がそんなにも嫌な国なのか。 CG丸出しのカーチェイスの余分で減点。 結果、及第点。
ゾンビほぼ関係ないやん
ゾンビほぼ関係ないやん!と 途中からツッコミを入れたくなってきた。 劣化版ワイルド・スピードを観てるかのようで、 映画とはいえ、 ちょっといろいろ都合が良すぎですね。 映画を比較するのは良くはないけど、 ウォーキングデッドがゾンビ映画では群を抜いてるので、どうしても同じゾンビものを観るとボロが見えてしまうというか。 なぜ銃だけで戦おうとする? ゾンビ、人間並みにあんなすばしっこく動けるのに何もないとこになんで一カ所に集まってるの? みたいな、ゾンビ側の気持ちにもなるような、変な疑問が出てしまいました。
ラストシーンは白眉、圧巻!!
年頭にこんな素晴らしい映画が観れて幸せです。ヒーローが、撃たれたヒロインを再度奮起して救う場面が圧巻です。早く彼女を助けて!お願いだからと、心の中で願い、号泣してしまいました。一言で言うと、最初から最後までウィルス感染者と戦うノンストップホラー映画です。そして、人間がいかに残酷な生き物かと言うことを見せつけてくれます。ですので、韓国映画のレベルの高さに脱帽してしまいました。カーチェイスのスピード感、少女と母親の抜群のドライビングテクニックに、一緒に乗っているような錯覚に襲われました。片や631部隊の二人の悪党や異常な世界には、吐き気がしました。しかし、感染したゾンビの中での希望は、家族への強い愛だったのです。ウィルスに感染してゾンビになるという設定は、現在のコロナ禍の恐ろしさを、増幅させてくれますが、その先にある希望は、この家族愛と、常識を覆えす真剣な戦いがあれば、乗り越えられるということです。そのことを教えてくれた、新年の最高の映画でした。
【”フルスペックSUVの高速スピンターンでゾンビを吹っ飛ばせ!”と思ったら、吹き飛ばすべきは”別の生き物達”だった・・。ドライビングアクションに魅入られつつ、”オモニは強し!”と思った作品でもある。】
ー 前作では、限られた空間(特急列車)の中、愛する人をゾンビから守ろうとする人々の姿に涙した。(特にマ・ドンソクの二の腕!) けれど、前作と比較するのは止めよう・・、と思いながら映画館へ・・。
結論:前作観なくても、大丈夫です。テイストが違います。-
■今作の魅力と印象的な事。
1.ジュニのドライビングテクニックを始めとした、ドライブアクションのモノ凄さ。
- SUVを疾走させ、ゾンビにやられそうになっていた、ジョンソク(カン・ドンウォン:「1987、ある闘いの事実」以来である。恰好良いが、前半やや情けない・・。”ある家族”の嘆願を無視したしね・・。けれど、この構成が上手いのである。)
に”助かりたいなら、乗りな!”
と言ってからの、群がるゾンビ達を高速スピンターンの連続技でなぎ倒すシーン。恰好良い!高校生だよね?どこで、そのテクニックを覚えたのかな?
アクセル、ブレーキ、ギアを巧みに操作し、サイドブレーキを絶妙なタイミングで引く、スピンターンを繰り返し、ゾンビ達を吹き飛ばす様は、快感である。
(良い子はやってはいけません。昔、たまーにやったなあ・・。)
ジョンソクは、後部座席で失神・・。情けないなあ。後部座席でも、シートベルトをしなくてはいけないよ!ー
2.ゾンビの特性を熟知したユジンちゃんの電飾ラジコンカーを走らせての、攪乱戦法も良い。
- 元軍人のジョンソク、只、車の後部座席に乗っている人になっている・・(涙)。-
3.北朝鮮が、感染者を領土に入れないようにロケット弾を発射するシーン。
- 同一民族何だからさあ・・。-
4.金に目のくらんだ難民達(含む姉を助けられずに失意の底にいるジョンソクと姉の夫)が、半島に戻り大金を積んだトラックを奪還しようとするが、立ちはだかったのが元韓国631部隊のファン軍曹を始めとした、”腐った軍人”たち。
- 非常時に、何やっているんだよ!同じ人間同士でさあ・・。助け合うんじゃないのかい?ハア、情けない。-
5.前半、感染が始まった4年前、ジョンソクが山道で助けなかった家族のお母さんミンジョン(イ・ジョンヒ)と娘二人に、4年後に助けられるという、皮肉な設定もピリリと効いている。
- 仇を情けで返すミンジョンの懐の深さが、愚かしき軍人たちの姿を際立たせる。-
6.最序盤の、日本に脱出しようとした船内で、軍人だったジョンソクの姉が、息子が感染しても逃げずに、息子を抱きかかえ、ゾンビに取り囲まれるシーン。
- オモニは強し・・。最初、この作品も、この路線で行くのかと思ったのだが・・。-
7.再後半、元631部隊のソ大尉が、ユジンちゃんを守るため、身を呈したお爺ちゃん”師団長”を撃ち、トラックを奪うシーン。ミンジョンは、ゾンビに囲まれ・・。ジョンソク、恩に報いるため、身を呈してミンジュンを助けに行く。
- 大金を積んだトラックを港まで運ぶシーンから、ジョンソク持ち味を発揮する。ー
<非常時においての、愚かしき人々の姿や、随所にアイロニカルな笑いを絡めつつ、二人のオモニ(ジョンソクの姉、ミンジョン)の尊き姿や、追い詰められても、人間性を失わない事の大切さを描いた作品。
韓国映画の、観客を楽しませるサービス精神(今作の場合、カーアクションが白眉。それに細かい部分での笑い)には、相変わらず、敬服した作品である。>
■蛇足
1.韓国映画のエンドロールについて
私は、客電が灯るまでは、席を立たない主義であるが、韓国映画のエンドロールの多くは、ハングル文字が延々と流れる。近年の邦画、洋画のようにエンドロール中、映像が映されたり、最後重要なシーンが映されることはない。(あったかな?)
又、私はハングル語が読めないので、いつも
”いつかハングル語を読めるようになってやる・・、読むのはコツさえ使えば簡単っていわれているからな!”
と思ってから幾星霜。皆さんはどうしているのかしらん?
2.正月三が日は、久しぶりの家族揃っての、正しい日本のお正月を堪能。
(私は、昼は”N・・”で、過去鑑賞の作品を主に久しぶりに再鑑賞していた。)
今日は、久しぶりの映画館。
”何、仕事始めから、映画観ているんだ!”と思った方。
私の勤務先の仕事始めは、6日なんです・・。ふふ。
韓国版マッドマックス ~大量ゾンビを添えて~
年始早々景気の良いものを観れました。
この作品がマッドマックスっぽいと言われていたので、マッドマックスシリーズを先に鑑賞しました。超楽しかったです。頭空っぽにして見れるパニックアクションムービーでした。
前作の「新感染」はとてもバランスの取れた作品で、ゾンビ映画よし、人間ドラマよし、長さよし、文句の付け所がない作品でした。
今作はマッドマックスに全寄せした感じで面白かったです。人間ドラマは残しつつ、ひたすらゾンビとの抗争を描いていたのが魅力的でした。人間サイドにも悪人が溢れており、暇を持て余しているマフィアたちが、野良犬とゾンビとの鬼ごっこをひたすら繰り返させており、すげぇイカれていて楽しかったです。ゾンビを狙う人間が決まっていたのは予定調和だなとは思いましたが…
VFXで作り上げられたカーアクションシーンも見応えバッチリでした。ドカンドカンゾンビを轢きながら、光で惑わせて自滅へと追い込む流れも最高でした。
終盤の長い道のりをひたすらに駆け抜けていくカーレースシーンは鳥肌ものでした。狭い空間で繰り広げられていた裏切りから一転、大世界でのド派手な抗争が大盛り上がりでした。家族VSマフィアVSゾンビの三つ巴で物語が進行し、人間サイドはひたすらに頭を使い、ゾンビは数で応戦する流れも面白かったです。序盤のゾンビ詰めの建物を見つけて破壊し、マフィアを全滅に追い込むのも見事だと思いました。
ラストシーンはどんな映画でもありがちな感動オチかなと思っていましたが、そこまでの生存者が全員無事に脱出することができてよかったです。良い意味で裏切られました。
ここまで褒めておきましたが、欠点があるとするならば、義兄と祖父の死亡シーンにはそこまで感情移入することができませんでした。あまり活躍していた記憶がないので、なんともいえないです。
年始からいいスタートを切れました。ひとまずこの作品が門番です。どんな作品が出てくるか今から楽しみです。
鑑賞日 1/2
鑑賞時間 13:05〜15:10
鑑賞席 L-16
※友人と鑑賞
興奮するけど一過性
韓流ゾンビ・エンタメで、マッドマックスなカーアクション・ムービー。 終了後、シアターの最後列の男子高校生3人組が、キャッキャしながら盛り上がってました。 少し年配のカップルは、無言で立ち去ってました。 おひとり様女子は、ため息もらしてました。 わたくしはですね、「へっ。疲れた」 師団長様、ちゃんと通信出来てたって事ですか? もう、突っ込み無しで、次行こう! って事で。 正直、韓国映画の文法にも飽きて来たってのもありますが、色んな場面を、結構、醒めた目で見てしまいました。韓国ゾンビものと言えば、「感染家族」が楽しかったよなぁ、とか思いながら退散。 ちなみに北朝鮮なら中共と共に、除染(ゾンビの排除)しつつ38度線を南下して来るでしょ。そうはさせじと半島東海岸側から連合国が上陸。ゾンビと北軍と連合軍が、半島で三つ巴の戦争を繰り広げる! なんて映画、誰か撮ってくれたら、見に行きたい。
みんな、期待しちゃうのよ!!
前作は人間模様や葛藤などを描いており、素晴らしい作品となっていたが ……今作はゾンビのシステムを借りた、パニックムービーになっただけだった…… いや、前作を見てなければ十分面白いのかも だけど……やっぱり……やっぱり…… マ・ドンソクが足りない〜〜〜!!!! P.S. ソ大尉役のク・ギョファン、ロンブーの田村淳にソックリ!!
ありがちなゾンビ映画になったがパワーはすごい
ゾンビパンデミックから逃れる列車内でのサバイバルというシチュエーションホラーとして優れていた前作。そこから4年経過した韓国が舞台となったけどあまりに突っ込みどころが多い。
・感染は完全に韓国内で食い止められてて国際社会は生きてるのになんで4年も韓国放置してるの?
・作戦雑過ぎね?海岸防衛も黙らせられるくらいだから相当金がかかってるだろうに肝心の決死隊が4人て!しかも主人公以外そこら辺の人じゃん
・うろうろしてたら毎回律義に見つかるトラック
・きれいに車線の真ん中は開けてくれてある廃車群
・いくら光がないと活動が鈍るとはいえダッシュ系ゾンビのいる世界で4年もどうやって生き延びたの?そこ掘り下げようぜ
・1回の狩りで無駄に沢山の車を走らせるのに拠点がただのガソリンスタンドって、4年もよくガソリンもったな
・なんで夜なのに拠点にゾンビが集まってきてるの?しかも都合よく大群で
・無線で国連が助けに来るなら取り残された軍人ももっと早く救助されただろ
・スローモーションで抱き合ってないではよ逃げろや
上映中に抱いた突っ込みだけでもこんだけなのにもう少し考えれば突っ込みどころはゴロゴロ出てきます。ただCG多用しているとはいえカーアクションがやたら派手で、クライマックスは小規模なマッドマックスの様相となっており異様なパワーはありました。
前作に比べると凡庸ですがありがちなゾンビ映画として切り捨てるには惜しい魅力も存在はあると思いました。
予習不要!スキの無い傑作!
続編とうたってはいるが、登場人物やストーリーは完全に新作なので未予習の方でも安心してご鑑賞下さい。 解りやすいストーリーと、随所に散りばめられた伏線を完璧に回収していく脚本の妙が素晴らしい。 ツッコミどころが無い訳ではないが、そのご都合主義的展開が自然に感じられる痛快エンターテイメント、韓国映画はこうゆう作品が本当に上手い、正直言ってうらやましい! 韓国映画界の俳優陣の層の厚さも感じられます、日本でこれやったら確実に何人かはアイドルや芸人がねじ込まれちゃうんだろうなー(笑) また、カーアクションのCGが独特で、まるでゲームなムービーシーンのような印象を受けますが逆にそれが今作の良い味付けになっていますね。 所謂“本当に怖いのは人間だった”的な作品なんですが、肝心のゾンビが小道具化しているのが少々残念、軍隊で制圧できるレベルじゃない?w
姉妹だけで見る価値あり
レビューで「マッドマックス」と例えられてるのは納得
主人公の立ち位置は確かにマックスでしたね
しかし他の設定はイマイチ納得いかなくて
「それは言わない約束でお願いします」なところ
満載でした
カーチェイス凄いけどそもそもタイヤ狙えよと思っちゃうと冷めるし。あれを姉妹がやり切るところが「まあ面白いからよしとしよう」となる訳で。
ラストもあんな風に助かるなら4年もあのままってあるかよとかゾンビ全世界で駆逐してよとかね。
とにかくカーチェイスと母娘で👌
ボーリングのピンと化すゾンビ。前作とは逆ベクトルの良作。
前作より好き。 前作の不穏な空気感の中で進む閉鎖的ホラーも斬新で面白かったけども、 今作のアクションベタ踏みで進行するハイテンポなアクションはハリウッドとは違う趣向で理屈抜きで楽しめました。 何よりゾンビ達が万能。 某ウォーキングデッドでも話が進む程にゾンビ達は「脅威」から主人公達が力を誇示するための「切られ役」に成り下がる訳ですけども、 今作もそんなゾンビもののお約束がしっかり踏襲されており、 アクションを盛り上げるためにに弾除けになるわ、敵をハメるためにトラップになるわ、挙句に車に気持ちよく跳ねられるためだけにボウリングのピンのごとく道に綺麗に配置させられるわ、便利な小道具と化したゾンビ達。 作品を盛り上げるためならば死体であろうとモノのように扱って派手にぶっ潰す監督の狂気と独創性。 いわゆるB級といわれるその手の勢いある作品がお好きな形なら今作はどハマりするだろなと思いました。
欠けていたのはヨンソクかも
「新感染半島 ファイナル・ステージ」前作が「ポセイドン・アドベンチャー」型の古典的名作パニック映画に、走るゾンビという要素をぶち込んでアップデートした今まで観たことがないハイパーなパニック映画だったのに対して、今作は「ニューヨーク1997」「マッドマックス」といったディストピア映画のアップデートを試みていた。 その試みが成功しているかといえば、残念なところだけど、それは難しかったかなと。ただ、ゾンビ、アクション映画としては、超一級のできなので、そこは普通に楽しめました。 あと、前作と違う点は、今作は戦わなければならない敵は人間が中心なんだけど、ゾンビが敵だった前作の方が人間の怖さ、脆さを描く結果になっていたのは皮肉ですね。
怖さが足りない
ビデオゲームのバイオハザードに似た作品である。バイオハザードが、アンブレラという巨大な製薬会社が生物兵器開発の人体実験のために作ったウィルスが流出してゾンビが大量発生してしまったという設定であるのに対し、本作品はゾンビ発生の原因が曖昧である。理由も発生源も不明のウィルスが蔓延してゾンビが大量発生している状況からストーリーがはじまる。 元軍人という主人公の設定は、戦闘能力という点からもバイオハザードと同じにならざるを得ないのかもしれないが、もう少し工夫があってもよかった。加えて、素人の主婦がたった4年で軍人並みの戦闘能力を身につけたり、中学生くらいの少女がドリフトを駆使するA級ライセンス以上の運転技術を披露したりするのは現実的ではない。百歩譲ってその辺もありだとしても、家族に対して一般の人間と同じような感情を見せるのはどうかと思う。 他人の死に慣れてしまった軍人は、たとえ家族が死んでも油断することはない。戦闘訓練を受けてきた人間も同じだと思う。元自衛官で様々な格闘術を受けてきた人を知っていたが、その人の視線は遠くを眺めているようでとても不気味だった。こちらを見ているように見えて、視線は外れている。視界の真ん中だけでなく上下左右からの攻撃に備えると、そういう眼付になるらしい。 本作品の登場人物には冷酷な軍人らしい眼付が少なく、そういう意味での怖さが足りなかった気がする。他人の死に慣れてしまうと、死に心が動かされることがなくなる。家族に対しても同様だ。本作品の登場人物にはリアリティが欠けている。 ゾンビの発生とは無関係の悪役は、脳足りんの暴走族みたいに浮薄で存在感がない。悪役に重味がなければ天秤の一方の主人公の重味もなくなる。だからだろうと思うが、本作品の主人公には人間としての奥深さがない。味方となる女性陣は儒教の国らしく封建的だ。子供は親の言いつけを守らなければならないという考え方である。愛情よりも上下関係。 結局、登場人物の誰にも感情移入できないまま、映画が終わってしまった。アクションとカーチェイスはそこそこ面白かったが、それだけだ。今年1本目の映画は、駄作という感想に終わった。
容赦ないカーアクション
前作がとても面白かったので、今作も観に行ったものです。
今回は、アクションがメインという印象で、特に容赦なくぶっ飛ばしまくるカーアクションは見応えがありました。
ダッシュしてくる系のゾンビが押し寄せてくるのも、やはり迫力がありました。
俳優陣の演技も良かったと思います。
主人公や義兄の哀愁ある男気、部隊軍曹や大尉の方向性の異なる狂気など、それぞれのキャラクターがしっかり伝わります。
が、ゾンビが恐怖の対象、ゾンビからどう逃れるか、という感じは薄まり、荒廃した世界における人間の醜さ、人間同士の争いが主体のようで、個人的にはストーリーはさほど好みではないというか、期待していたものではなかったというか。
脅威がゾンビでなくても当てはまるようなストーリーというような気も。
アクションシーンの怒濤のゾンビは、映像としては面白いと感じますが。
クライマックスの抱き合うシーンは、感動シーンのようでしたが、早くヘリコプターに乗れよ、急げよ、という気持ちの方が強く、あまり感動は出来ませんでした。
あと、車の耐久性凄いな!、と思いました。
ゾンビ被災地からの船を入国拒否しているとか、被災地から逃れてきた人が差別されているとか、現実の社会を反映しているような描写は印象的でした。
やはり前作は、日常に突然襲いかかるゾンビパニックの密室サスペンス、平穏な日常との対比、恐怖、主人公の感情の変化など、全体的に素晴らしくまとまっていたので、比べると物足りなさを感じてしまいました。
同じ世界線の話ではあるが、ジャンルが違うというものかも知れませんが。
ゾンビが出るMAD MAXになっちゃった!
前作鑑賞済みで!続編に期待して鑑賞!!!
なっ!!なんだこれは!!!!
この懐かしい香港映画を彷彿させる言い回しと展開!!!!
前作のようなギリギリでゾンビから逃げまくる攻防を期待していたら!!
Σまさかの!カーチェイスメインの展開に!!!!
追いかけて来るイカれた改造車と奇声を上げながら運転するサイコ野郎!!
窓から顔出して撃ちまくる銃撃戦!!
なんか!!なんか!!観たことある!!!!
そう!!これは紛れもないメルギブソン版のMAD MAX!!!←それもサンダードーム
前作を期待して観ては行けません。これはホラーでなくアクション映画です
観るライドアクション
前作は観ていて気になったので観ました。 感想 流石は超大作の続編ということもあり、CGやセットなどの演出面がハリウッド並のリアリティで圧巻でした。 特にカーチェイスは初期の頃のワイルドスピード並みのスピード感があり、アトラクションに乗っているような感覚に陥りました。 しかし、終始マッドマックス感が漂っていて途中マッドマックスの場面が過ぎってしまいました。 内容はやはりマッドマックスに似ていました。また、他にもジュラシックパークの敵側の様な立場の主人公グループや前作同様の家族愛など似ているなと思う部分は多々ありました。 キャラクターの行動動機が曖昧で感情移入し辛いとも感じました。 また、演技はどの役者さんも魂が宿っている様に見えた。特に半島に残されていた家族の母親役の人の演技は圧巻でした。 それでも、ハリウッド大作並みの迫力満点の映像と内容ではあるので正月映画にはぴったりだと感じました。 総評 前作と比較すると低評価な作品。 しかし、楽しめたので良い作品だったと思います。 新感染後の世界として半島に残された人々の物語を描いた事は流石だなと思った。
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