新感染半島 ファイナル・ステージのレビュー・感想・評価
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マッド!
今、俺はモーレツに感動している!
あの、邦題以外に欠点のなかった傑作ゾンビ映画の前作「新感染ファイナルエクスプレス」の後を受けて、それでも前作をなぞることもせず、敢えて、敢えて!『マッドマックス2+サンダードーム+怒りのデスロード+ゾンビ』をやりたいと考え、やり切ってしまうヨン・サンホの、韓国映画の心意気に、モーレツに感動している。
もちろん、今作はチャレンジが大きいだけに死角も多い。ミニチュアはミニチュアに見えるし、CGはCGに見える。キャラクターの描き込みは足りないし、ゾンビが誰を襲うかは恣意的だ。そして邦題は前作以上にクソだ!
でもね、でも、この心意気でやってくれるなら、俺は応援したい!
前作を観て、だからこそ今作の予告編で観ようかどうしようか迷っている人にこそお薦めしたい。
本公開でもまた観る!
前作には及ばないが
出だしは快調に始まったが、徐々に中弛みで、
後半はマッドマックス調で盛り上がり、ラストは涙なしには見れない感動で終わります。
見応えはあるのですが、今の時期に感染物が良く公開できたなぁ。と言う感じ。
ゾンビより人間達のがタチが悪いというのは伝わります、
前作とは一転してアクション満載のゾンビムービー
前作はヒューマンドラマ要素が強めだったゾンビムービーとなったが今作ではアクション満載のよくあるゾンビムービーであったが非常にエキサイティングな作品であり個人的には楽しめた。
ストーリーとしては前作から4年経った姿が舞台となる。生存者は香港に移民し、パンデミックを起こした韓国は廃墟となり今はゾンビと一部の者しか生存してない国と化す。
主人公のジョンソクは4年前は軍人として生存者の救出に努めていたが、実の姉とその娘を助ける事はできず今は自暴自棄となって堕落した人生を送っている。
そんな中香港マフィアに廃墟と化した韓国に大量ドル札が残っておりそれを取りに行って一攫千金を狙う事を打診される。当初は乗り気ではなかったが、失った姉の夫が加わる事もあって共に廃棄と化した韓国に行く。
ただそこはもちろんゾンビだらけの国。前作同様あのスピーディーなゾンビたちが次から次へと襲いかかってくるが、
そのゾンビたちをバイオレンスに次から次へと薙ぎ倒して行く。前作では主人公が一般人という事もあって銃が使用されるシーンは限りなく少なかったが、今作では主人公が元軍人ということもあって銃がメインとなる為、ゾンビを倒していくシーンには前作以上に爽快感がある。
特に今作はカーチェイスシーンもたくさんある為さらにスピード感が増す。車でゾンビを轢き殺していくシーンは非常にバイオレンスでかつエキサイティングなシーンでとても楽しめる。
廃墟と化した韓国に住み続ける事で狂人と化した軍隊の部隊連中らのイカれたシーンもまた良い。バイオレンス且つ狂人的なシーンがメインとなる事もあってマッドマックスを彷彿される事は多々ある。
一応ドラマ性もあり、主人公が4年前に救出を拒み残された家族と今回は共に戦う事ともあって、トラウマや後悔心を克服しようとするシーンは多々ある。
そして最後は4年前と似た状況に出くわし克服する主人公はかっこ良かった。
ただメインとなるのはマッドマックスのような楽しみ方ではないか。今年はこうい新作がなかなか見られなかった年という事もあって個人的には前作同様とても楽しむ事ができた。
前作とあまりに違いすぎてもはやゾンビ映画ではない。でも・・・
舞台は前作から4年後、韓国は朝鮮半島ごとロックダウンされた世界。韓国から香港に逃げ延びた元軍人のジョンソクに妙な仕事が舞い込む。それは仁川港から韓国に侵入し橋の上に放置されたトラックを3日以内に回収すること。積荷は2000万米ドルの現金で成功報酬はその半分。ジョンソクら4名のチームは難なくトラックを発見するが・・・。
最初に言っておきたいのですが、これは前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』とは全く異なるテイストの作品。例えるならば『マッドマックス』と『マッドマックス2』くらい、『エイリアン』と『エイリアン2』くらい、『プレデター』と『プレデター2』くらい違う。すなわち前作を絶賛した人が必ずしも納得する作品ではないです。
最も大きな違いは本作はほぼゾンビ映画の体を成していないこと。恐らくですがこれは意図的にゾンビ映画の一番の肝を敢えて端折って、あるものに置き換えている。この点に納得いかない人が多いと思います。もう一つ、人間ドラマが幾重にも積み重ねられた前作に対して、本作は拍子抜けするくらいに物語がシンプル。言ってみれば世界から隔離されて4年が過ぎ完全に異世界となった朝鮮半島でのサバイバルアクションがこれでもかと強調されている。これはほぼ朝鮮半島版『ドゥームズデイ』もしくはソウル市街版『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で、イモータン・ジョーに相当する民兵組織が変質した631部隊のファン軍曹がその強烈なキャラクターで物語の半分をかっさらっていきます。前作を絶賛する人はこの辺りに強烈な違和感を感じてしまうのではないかと思います。
しかし、本作には上記で一切言及していないあるテーマ、前作になかったサムシングが詰まっていて、それが本作の魅力の全てと言っていいでしょう。それこそがエンドクレジット後の場内に拍手が起こった理由だと思います。それが何かは是非ともご自身で確かめてもらいたいです。要するにこれは私が今年鑑賞した映画でベストワンになる可能性が非常に大きい、すなわち傑作。パンデミックに喘ぐ世界でまさに起こっていることに真正面からNOを叩きつけるクライマックスに吐くぐらい泣きました。
クソ邦題案件
なんだかすごく平凡だった。それもクドく、全体的に浅い。全く記憶に残らず感情揺さぶられない。感情より理論が勝るような浅はかなご都合主義とタルさが、作品全体を平べったく包むように悪目立ちしていた。押し寄せるゾンビの波・ドミノ倒しや、それを轢く・撥ねる車など、同じような展開・画のひたすらゴリ押しにはもういいよとなってしまう。全体のプロット的には例えば『マッドマックス2』なども彷彿とさせはするが、肝心のカーチェイスは個人的にハマらないVFX満載のぎこちない仕上がり(と周囲のセット感)で、そこもまたノレなかった一因か。
なんだったら少しイライラしさえした。敵対するキャラクター達も前回の人間的にリアルだからこそ印象に残る(キャラが際立っている、味がある)クソ野郎というより、それこそ『マッドマックス』とかの世界で、ヘタしたらナイフの刃先でもニタニタして舐め出しそうな、そういう分かりやすく薄っぺらい奴しかいなくて、まるで印象に残らなかった。終盤なんてやや御涙頂戴クソ邦画かよとか思ってしまった。最初の方と最後の方に出てくる外国人もなんとも安っぽい。けど朝焼けという意味で元旦(元日の朝)に見るのには合っているのかも?スクリーンでも初日の出だなんて言ったり。とりあえず、やはり前作『Train To Busan』が特異な傑作だったということで。カン・ドンウォンは格好良い。
P.S. "浅い"敵キャラ代表、分かりやすい気狂い(?)ファン軍曹が、アップリンク浅井氏に見えた
東京国際映画祭にて
『ノマドランド』のチケット取られなかったの悔しい
最後の台詞に考えさせられる。
海外で鑑賞。
前作「新感染」は観ていません。
筋トレが趣味の私としては、主人公の強さがかっこ良すぎる... のですが、それはいいとして。
最後におじいさんが撃たれる場面は絶望。トラックも港へ行ってしまうし。「家族がいたから、地獄なんかじゃなかった」という台詞に涙。
UNの職員が「新しい世界があなたを待ってるよ」と言った際にも、「私の知ってる世界も、悪くなかったよ」という返し。
外から見ると、「保護する対象」であり、「可哀想」な人たちにも、彼らなりの世界があり、そちらが幸せな場合もある。
お金があって孤独に暮らすのと、貧乏だけど大好きな人に囲まれて暮らすのとどっちがいい?みたいな、よく聞かれる究極の質問にも繋がるような。私は後者です。家族や大切な人がいれば、何だって乗り切れると思う。
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