劇場公開日 2021年1月1日

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「クソ邦題案件」新感染半島 ファイナル・ステージ よしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0クソ邦題案件

2020年10月31日
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なんだかすごく平凡だった。それもクドく、全体的に浅い。全く記憶に残らず感情揺さぶられない。感情より理論が勝るような浅はかなご都合主義とタルさが、作品全体を平べったく包むように悪目立ちしていた。押し寄せるゾンビの波・ドミノ倒しや、それを轢く・撥ねる車など、同じような展開・画のひたすらゴリ押しにはもういいよとなってしまう。全体のプロット的には例えば『マッドマックス2』なども彷彿とさせはするが、肝心のカーチェイスは個人的にハマらないVFX満載のぎこちない仕上がり(と周囲のセット感)で、そこもまたノレなかった一因か。
なんだったら少しイライラしさえした。敵対するキャラクター達も前回の人間的にリアルだからこそ印象に残る(キャラが際立っている、味がある)クソ野郎というより、それこそ『マッドマックス』とかの世界で、ヘタしたらナイフの刃先でもニタニタして舐め出しそうな、そういう分かりやすく薄っぺらい奴しかいなくて、まるで印象に残らなかった。終盤なんてやや御涙頂戴クソ邦画かよとか思ってしまった。最初の方と最後の方に出てくる外国人もなんとも安っぽい。けど朝焼けという意味で元旦(元日の朝)に見るのには合っているのかも?スクリーンでも初日の出だなんて言ったり。とりあえず、やはり前作『Train To Busan』が特異な傑作だったということで。カン・ドンウォンは格好良い。

P.S. "浅い"敵キャラ代表、分かりやすい気狂い(?)ファン軍曹が、アップリンク浅井氏に見えた

東京国際映画祭にて
『ノマドランド』のチケット取られなかったの悔しい

とぽとぽ