約束のネバーランドのレビュー・感想・評価
全404件中、241~260件目を表示
まずまずの実写化と言いたいが、レイが…
原作未読ながらアニメシリーズでハマり、本作公開を心待ちにしていて、やっと鑑賞してきました。内容はアニメ1期と同じで、食用児として育てられた子供たちが、その事実を知り、施設を脱出するところまでを描きます。1クール分のアニメを2時間の尺に収めるため、いくつかのシーンをカットして、端折ってる部分は当然のことながらあります。それでも、押さえるべき場面はきっちり押さえ、ストーリーが破綻しないように描いていたのはなかなかよかったです。
映像も、全体的に原作の世界観をわりとよく表現できていたのではないかと思います。鬼や崖のCGはややしょぼかったですが、孤児院の外観や中の様子、子供たちが遊ぶ森などは、よく雰囲気が出ていたと思います。
キャスティングは、なんといってもイザベラ役の北川景子さんが完璧!美しさ、裏と表の顔の使い分け、ラストで見せる内に秘めた思い等、まさにイザベラそのもの!渡辺直美さんも、その不気味さがまさにシスター・クローネって感じで、これもよき。他にも、松坂桃李くん、三田美子さんらの登場は、一気に場の空気を締めるようで、さすがの演技力と存在感。というわけで、コンパクトにまとめた脚本、作品世界をイメージさせる舞台、フルスコア3人を取り巻く脇役、とここまではバッチリ。
しかし、物語の中心となる、エマ、ノーマン、レイが、そのすべてをぶち壊すようで、本当にもったいなかったです。浜辺美波さんは大好きな女優さんだし、幅広い役をこなせる演技力もあると思います。でも、さすがに16歳には見えないし、あとの2人とのバランスも悪かったです。原作の設定年齢を引き上げたものの、あえて子供っぽく振る舞う演技と見た目が不釣り合いで、序盤は違和感でむず痒くなりました。それでも、持ち前の演技力で徐々に違和感が薄らいでいくあたりは、さすが浜辺美波さんといった感じです。同様に、板垣李光人くんのノーマンも、エマたちにすべてを託す覚悟を決めたあたりからは、違和感なくノーマンとして受け入れることができました。
ただし、一番の問題はレイ役!申し訳ないですが、演技も滑舌も学芸会レベルで、完全に浮いちゃってます。おかげでまったく作品世界に没入できず、作品の印象を著しく悪くしていると感じました。今時の子役なら、もっと上手な子がいくらでもいるだろうに、これでは逆にキャスティングされた彼がかわいそうです。
もうこれは、浜辺美波さんをキャスティングしたくて、設定を変更したことで、負の連鎖が起きてしまったとしか思えませんでした。製作側のビジネス事情は察しますが、結果として原作の魅力が大きく損なわれるようでは、それこそビジネスとしても失敗なのではないでしょうか。この手の失敗は枚挙にいとまがないので、いいかげんやめてほしいものです。とはいえ、本作が失敗作だとは言いません。むしろ実写化としては頑張ったほうではないかと思います。それだけに、レイ役のキャスティングが悔やまれてなりません。
北川景子良かった。
面白かったです
美術力に拍手
これぞ、北川景子の正しい使い方。
この顔面が最も有効に使われた作品だと思う。
彼女はきっと、
後の吉永小百合のような存在になるだろうから、
作品は本当に選んで出演して欲しい。
合わない作品に無理して出ないで欲しい。
めちゃめちゃ腹立つからw
さて、主役は年齢的に無理なのに華奢な身体が幸いしたべーやん(浜田美波)だけど、
やっぱりエマとはちょっと違う。
やはり芦田愛菜のほうがピンと来た気がする。
にしても、脚本が王道を進んだので、
原作ファンも敵にはまわさなかったとは思う。
私が脚本でもこう描くわって感じ。
渡辺直美がとてもハマっていた。
これは面白かった。
松坂桃李とかどうでもいい感じで出てきてしまったし、
レイ役はなんであの子なん?
セリフもない脇役にとんでもない怪物子役が居たってのにとか思ったり、
ツッコミ所は多々あれど、
美術さんとVFXさんの涙ぐましい努力も垣間見れたので、
甘めの採点。
原作を知らない人からみた感想
鬼は少食?
子供達が知恵を出し合って大人を出し抜くのが痛快だ。年長の優秀な3人がリーダーになって脱出を実行するのだが、その他大勢はほとんど赤ん坊同然の子供達である。そんな小さな子供達を動かすのも見どころになっている。この孤児院は人間と鬼との妥協でできたようだが、原作はいざ知らず、映画ではあまり鬼の存在は物語の本質には関係ないように見える。単なる脱出劇と見れば、いろいろな仕掛けや展開の妙があって興味深い。まず管理人に完璧に管理されている関係がある。構造上ほとんど脱出は不可能な設定があり、外部から隔離されて何も手段が手に入らないというハンディもある。おまけに足手まといになる小さな子供達も一緒に逃がさなくてはならないという責任もある。一旦はつぶされたかに見えた脱出計画が、3人のリーダーの文字通り命を張った行動で逆転して進められるのがクライマックスである。
鬼と人間の微妙な関係や、「檻」を「楽園」にする設定なども斬新で、原作では詳細に描かれているのかもしれないが、本作では単なる背景に過ぎず印象に残らない。3人の子供達と管理人イザベラとの緊迫感あふれるやりとりがこの作品のすべてであると思う。
意外に良かった
アニメも漫画の世界観を壊しておらず、 とても楽しめました。 ママと...
見せない事の怖さを学んでください。
よくある敷地内もの、閉ざされた塀の中の箱庭もの。
シャマラン監督の「ビレッジ」を連想したが、、
この監督も、シャマランや、スピルバーグのように見せない事の怖さ、
想像させる事の怖さ、を学んで欲しい。
とにかく全編にわたり、見せてしまうことの品の無さ…で貫かれている…。
この監督には、しょぼいCGの化け物の全貌を冒頭からみせることに躊躇いや恥ずかしさは感じないのだろうか。
しかも、せっかく夜なのに、鬼が現れる門には白熱球のライトが煌々と灯っており、スピルバーグ的な白熱球が揺れて、見えたり暗くなったり…あるいは、割れて暗くなり…というような見せない演出は一切ない…
ストーリー展開も冒頭から全てを見せてしまう…。
卒業する女の子がトラックで遺体としてみつかり、鬼が姿を現し、ママと孤児院の秘密を知る主人公と観客…。しかも、主人公達が落としたぬいぐるみからママも子供たちに秘密が知った者がいると疑念を抱く…。
これももいかがなものか…。
主人公たちも、冒頭から断片しか見ないことで、悪い想像をし、恐怖を抱き、ママや孤児院への疑念を初めて持ち、それが仲間同士の対立や衝突を産み、、疑念は深まり、ミステリーを産み、ママと孤児院のシステムの秘密が解き明かされ、
ママとの対立のサスペンス、そこから裏で脱走する計画を練り、
そしてついにクライマックスに鬼や壁の全貌が明かされる。
そして、いかにママを出し抜くか、脱走するか、
どんでん返し的なカタルシスで完結する…
と、言葉で整理すれば簡単だが、、
プロットの組み立てや、見せ方の順番が全く整理されていない。それは冒頭から全て見せてしまう事の失敗により、サスペンスの要素もミステリーの要素も機能しなくなったからだ…。
そもそも、演出や設定の詰めの甘さ、や矛盾が気になりすぎる…
▪️冒頭、ぬいぐるみ忘れたから届けよう…そんな大切なぬいぐるみを忘れるか?物語の発端の出来事として、演出がすごく雑だし、芸がない…
▪️簡単に門に行けちゃうのに今まで誰も秘密をみなかったのか?
そもそも、門での儀式にはママも行くのだから、子供たちの管理が疎かすぎないか?
シャマラン的な「夜は絶対に出てはならない」「柵の外から出てはならない」のルールの弱さ、、それを破る時の躊躇いの無さ、どれだけ重大なルールか…全くハラハラしない…
▪️冒頭、浜辺美波は、大切な妹を失ったショック、ママが裏切っていたことのショックらこの世界の秘密のショックから簡単に立ち直れないはず。
まず普通は簡単に受け入れられない。
けど、次の日には仲間たちと脱出計画を練り、楽しげに「脱出しちゃおー」とあっけらかんと笑う。
どういう感情なんだろうか…
これも、全て冒頭から見せてしまう事のミスが要因で、人物の感情が展開に追いつかなくなる。
▪️3人は脱出計画を練るが、よくも堂々と孤児院内で演劇調で話せるものだ。
まるでママに逆GPSが付いてるかのように。
GPSをつけてるくらいだから、盗聴器もあるかも、
きっと地獄耳のママだから秘密は筒抜けになる…
警戒心ゼロで何度も脱出脱出と口にする3人…
▪️ママの管理意識の低さ…
GPSチップだけでは追跡はできても制御が全くできない。子供たちは好き勝手やる。枷が弱すぎる…
主人公たちも、途中、何度か柵を超えてるのもGPSでバレてるはずだし…
▪️最後のハンガーロープ、こちらの塀側のロープはいつの間に、どこに結んで固定したのか…
▪️渡辺直美は存在だけで怖い。ビジュアル的に。むしろ無表情、無感情の方が怖い。
それをコント番組ばりのオーバー演出をしてしまう…
彼女に求めたら、いくらでもやってくれると思う。エンターテイナーだから。それで監督も楽しくなっちゃったのか…やり過ぎたら、ダメだ。
羅列すればキリが無い演出不足…細かい事だが、ものすごく大事な事ばかりを無視するので、
この監督の演出、生理的に無理…というレベルだった。
子供たちvs 飼育監のスリリングな駆引き
普通に映画として観れます。
実写化の中では
原作を読んでからの映画視聴でしたが、とても楽しめる作品になっている...
久々のダメ映画
イザベラ景子の美しさ
辛口の意見も多いけど、13歳です。3人の年齢差を考えれば当然
全404件中、241~260件目を表示