イップ・マン 完結
劇場公開日 2020年7月3日
解説
「ムーラン」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」など、ハリウッドでも活躍するドニー・イェンが、ブルース・リーの師匠として知られる詠春拳の達人イップ・マン(葉問)を演じる伝記アクションシリーズ第4作。1964年、サンフランシスコに渡ったイップ・マンは、弟子であるブルース・リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立などを経て、アメリカという異国の地で生きる同胞たちが直面している厳しい現実を身をもって知る。そんな中、中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの戦いでワンが敗北を喫してしまう。香港に残して来た息子にある思いを伝えたイップ・マンは、宣告された病を隠して、人びとの誇りのために最後の戦いへと挑む。シリーズ最終作となる本作は、香港電影金像奨で監督賞をはじめとする9部門にノミネートされた。監督は「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」「イップ・マン 継承」と、シリーズ全作品を手がけたウィルソン・イップ。
2019年製作/105分/G/香港
原題:葉問4 Ip Man 4
配給:ギャガ・プラス
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年12月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ブルースリーがいきなり旧知の弟子になってた。途中を見逃してるのかな。
面白かったけど、1作目は超えなかった。やっぱりいきなり決闘が始まって、物を壊しまくるシーンはどうしても腑に落ちない。
見直すとしたら序章かな。
完結編では途中から森進一に見えた。
評価3.1
2021年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
最初から寂しい感じで満たされているシリーズ完結編。
これがまた見ていて、年老いて縮んでしまったかのように実感させます。
とはいってもアクションはさすが、本当に見事としか言いようがない。
それとシリーズにちょいちょい出てくるブルースリーですが、今回のが一番しっくりとくる自然な動きでした。
ただ最後を迎えるにあたって、今までと比べると物語が少し地味というかスケールが縮んでしまった印象はありました。
特に最後の相手は空手が得意な軍曹で(というかマーシャルアーツ)あまり相応しいとは思えなく、もっと達人同士の戦いが観たかったかな…。
あと病気を宣告されてから随分長生きしたように見えたのですが、あの時何歳設定だったのだろう?
と設定的には少し思うところがありましたが、作品全体的はとても楽しめました。
そして最後。激動の人生をやっと静かに閉じてゆくような終わり方は観ていて感慨深くもあります。
「最後の功夫映画にしたい」と語ったドニーイェンの気持ちもわかります、彼自身ずっと大事にしたいシリーズなのでしょう。
イップマンの人生という物語の終焉、見事でした。
初めて観たイツプマン。
あー、ブルースリーだけでなく、チェンや千葉真一、真田広之も影響されてる。
漫画なら、タフ、バキ、など、もろ全てやん。
あー、これから、イツプマン巡りが始まるのだ。
燃えよドラゴン、などで火がついた心に再度、燃えたぎるのだ、よ。
良い映画をありがとうございました😊😭
2021年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1964年、イップ・マンの営む詠春拳道場に黒人青年が訪れる。彼はイップ・マンの弟子の一人であるブルース・リーがサンフランシスコで開いた道場の門下生で、師匠を空手道大会に招待すべくサンフランシスコ行きの航空券を携えていた。高校を退学させられそうになっていた息子の進学先について悩んでいたイップ・マンは下見も兼ねて渡航するがそこは中国系移民に対する差別が横行している土地。中国人達は中華街で独自のコミュニティである中華総会を組織して対抗しているがブルース・リーはそんな閉鎖的な空気を嫌い自身の道場で中国人以外にも門戸を開き中華総会から疎まれていた。そんな複雑な環境で他所者のイップ・マンは孤立するが、息子の進学先として訪れた高校で虐めを受けていたルオナンを助けたことから面倒な事態に巻き込まれていく。
ロングビーチで開催された空手道大会でブルース・リーが伝説のワンインチパンチを披露する場面の再現という強烈なお宝映像で幕を開ける本作、今までもチョイチョイ登場していたブルース・リーに結構な見せ場が用意されているという大盤振る舞いはあるものの意外なことにシリーズ中で最も地味な作品。『少林サッカー』で顔がブルース・リーに似てるからというだけでチャウ・シンチーに見出されたチャン・クウォック・ワンが20年の時を経て片手指立て伏せや街頭での格闘シーンまでも披露するアクションスターに成長しているという本筋とほぼ何の関係もないところで既に半泣きなんですが、そんなところはあくまでもサービスカット。ドニー・イェン扮するイップ・マンの憂いを湛えた佇まいは水墨画のように凛として美しく、ケレン味が欠片もない格闘の数々はアクション監督ユエン・ウーピンらしい格調高いもので、有終の美を飾るに相応しいものでした。
ちなみに物語の紅一点ルオナンを演じたヴァンダ・マーグラフがものすごくキュートでビックリしました。
すべての映画レビューを見る(全62件)