イップ・マン 序章
劇場公開日:2011年2月19日
解説
1930年代の中国広東省・佛山。武術館の師範に勝ったイップ・マンは、町一番の武術家として知られるようになる。しかし1938年、日中戦争により町が日本軍に占領され、日本兵たちに武術を教えることを拒否したイップ・マンは、空手の名手である日本軍将校・三浦と対決することになる。ブルース・リーの師として知られるイップ・マン(葉問)の生涯を描くアクション。2010年には続編「イップ・マン 葉問」も製作された。
2008年製作/香港
原題:葉問 Ip Man
配給:フェイス・トゥ・フェイス、リベロ
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2022年12月10日
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池内博之さん演じる日本人将校三浦も一本筋の通った日本の軍人として描かれており、自分のような日本人にも納得出来るキャラクターでしたし、やむ得ない事情があるとは言え、山賊として同じ中国人を悪く描いていたりと、一方的に日本を悪として描いているわけではなかった点は良かったですね。
どちらかと言うと、葉門の方が日本人=全て悪い奴だと思い込んでいる節があったように思えたのと(戦争中だから仕方ない事ですし、誤解もあったように思います)戦争になる前まで働いたことがないくらいの上流階級の人間だったみたいですが、その2点がどうしても気になってしまいました。
これは今の日中関係も同じような事が言えるかもしれませんね。
それはさておき、アクションシーンはジャッキーの作品のような派手さこそないものの、なかなか渋めで、北派南派空手とそれぞれの特色が出ていたように見えましたし、ドニー・イェンさんは当然として池内博之さんもなかなか頑張っていたかと思います。
武術指導にサモハンさんが関わっていたのが大きかったような気がしますね。
不満点が無かったわけでもありませんが、次作も観ようと思います。
2022年1月23日
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鑑賞方法:VOD
暴力で押さえつけようとする者に中国武術は教えない。何故なら、仁がある。
全く良い言葉だ。
それ以外、イデオロギー的には見る価値は無いが、殺陣は凄いね。ジャッキー・チェンよりも古臭いと思ったら、イップ・マンってブルース・リーの師匠なんですね。
当局に忖度して作った映画だが、ここまでやれば面白い。CGだらけの漫画映画よりも絶対に面白い。
2021年12月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
カンフー映画は子供の時に良く観ていたので、逆に観ないようにしてた。
この作品は実話ベースということで、半信半疑で観てみたけど予想以上に面白かった。何というか、北斗の拳みたい。
話がシンプルでわかりやすいのが良い。
とともに、日本人であることに若干申し訳なさを感じた。
2021年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
実在の武術家、詠春拳の葉問の半生を描いた作品。
これは間違いなく功夫映画の傑作の一つといえるでしょう。
元々日本で公開されてなくて、2に当たる「葉問」から公開。
その「葉問」の評判が良く、この「序章」が遅れて公開した覚えがあります。そして私自身話題になってから武蔵野館に観に行ったので「序章」からなんですね。
作品全体がすごい洗練されていて、初っ端からそのセンスが見て取れます。
小さな所作までが丁寧に描かれていて、レンコン弾くのなんか最高に格好良いですよ。
アクション監督がサモ・ハンなのも、全体に効いているんでしょう。
あと池内博之が意外と光っていて、あの「ただの暴君でなく武人」設定は彼のアイディアだったようですね。
それとエンドロールで知ったのですが、音楽は日本の川井憲次なんです。これは驚きましたね。いったいどんな接点があったのだろう?
舞台が日中戦争時なので日本人には少し心苦しい場面(本当かどうか知りませんが、ここら辺が理由で公開が見送られたと言う話を聞いた事があります)もあるが、不快になるような行き過ぎた表現では無いです。
それにしてもチェーンパンチはやはり見応えがある。
ラストの綴じ方も深みがあり好きです。
功夫映画やアクション映画が好きな方には是非お勧めしたい。
本当、傑作でした。