マローボーン家の掟

劇場公開日:

マローボーン家の掟

解説

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でメガホンをとったスペインの気鋭J・A・バヨナ監督が製作総指揮を務め、不気味な何かがうごめく屋敷に隠された謎に翻弄される兄弟の姿を描いたサスペンススリラー。バヨナ監督の出世作「永遠のこどもたち」「インポッシブル」で脚本を手がけたセルヒオ・G・サンチェスが初監督を務め、「はじまりへの旅」のジョージ・マッケイ、「スプリット」のアニヤ・テイラー=ジョイら英米の若手俳優たちが主人公となる兄弟を演じた。森の中にたたずむ大きな屋敷で、不思議な5つの掟を守りながら暮らすマローボーン家の4人兄弟。忌まわしい過去を振り切り、この屋敷で再出発を図る彼らだったが、母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、明るい日々への希望はもろくも崩れ出す。父親の死体を隠した屋根裏部屋からは不気味な物音が響き、鏡の中には怪しい影がうごめき、やがて掟が次々と破られていく。心身ともに追いつめられた兄弟の長男ジャックは、妹や弟たちを守るため、ある決断を下す。

2017年製作/110分/G/スペイン・アメリカ合作
原題:Marrowbone
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2019年4月12日

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(C)2017 MARROWBONE, SLU; TELECINCO CINEMA, SAU; RUIDOS EN EL ATICO, AIE. All rights reserved.

映画レビュー

4.0初監督作だが、映像に風格あり

2019年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

スペイン出身の映像作家によるホラー作品は、怖さの中にもどこか哀愁を感じさせるのが一つの傾向か。J・A・バヨナ監督作「永遠のこどもたち」の脚本を書いた、セルヒオ・G・サンチェスによる初メガホンだが、自然光を活用し時代を感じさせる味わい深い映像も相まって、人目を避け肩を寄せ合って生きる家族の健気さや、精神的に追い詰められていく描写に心を揺さぶられる。

幽霊屋敷モノのように語り始めながら、途中からの展開に「おや、このサブジャンルは何だろう?」と観客を翻弄する巧みなストーリーテリングに感じ入った。事前にあまり情報を入れないほうがいいタイプの作品だろう(映画.comの解説も書き過ぎだ)。

アリー役のアニヤ・テイラー=ジョイは魅力的でなかなかよかったが、「スプリット」のような怪演は見られず少々期待外れ。彼女の俳優としてのポテンシャルを引き出し切れていない気がした。

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高森 郁哉

4.0癒し系の方のアニャ・テイラー=ジョイでした

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿

アニャ・テイラー=ジョイ目当てに、事前情報皆無の状態で鑑賞

冒頭の雰囲気から察して、ノスタルジックで後味爽やかな家族愛の物語か…と思いきや、全然違いました

家族愛というか兄弟愛に溢れた作品で間違いないんですが、ジャンルでいうとホラー?サイコスリラー?ミステリックファンタジー?

カテゴライズに戸惑います
でも、あれ?よく考えると結局この映画はやっぱり後味爽やかな家族愛の物語なのか???って感じの映画でした

アメリカの資本がかなり入ってて、物語の舞台もアメリカの田舎町、言葉も英語ですが、この映画実はスペイン映画なんですね、一応

アポロ月面着陸のニュースが写るので作中の時代は1969年ということですよね
素朴な疑問、どうしてこの時代にしたの???

さてメインキャストの5人は非常に魅力的でしたよ

長男ジャック:ジョージ・マッケイ(1992年生、公開時25歳)
長女ジェーン:ミア・ゴス(1993年生、公開時24歳)
次男ビリー:チャーリー・ヒートン(1994年生、公開時23歳)
末っ子サム:マシュー・スタッグ(2009年生、公開時8歳)
4人兄弟の友人アリー:アニャ・テイラー=ジョイ(1996年生、公開時21歳)

お目当てアニャの役どころは最終的に超癒し系
同時期に公開された『スプリット』(2017)と『ミスター・ガラス』(2019)では多重人格者の魂のパートナー役を演じていました
アニャは意外に、「心に傷を持つ相手に寄り添う人」の役が多いです。

そしてミア・ゴス
ほんの一瞬わずか0.5秒(多分)のあの表情がこの映画最大のインパクト!
さすがミア・ゴス

それ以外の兄弟たちもすごくいい

なかなか深みのあるホラー(?)ですよ
邦題がちょっとなんか違うな…とも思いましたが

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ケンイチ

4.0この手の作品はあまり得意ではないが・・・

2023年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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mark108hello

4.0切ない

2022年8月24日
iPhoneアプリから投稿
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すーじー