フォードvsフェラーリ

ALLTIME BEST

劇場公開日:2020年1月10日

解説・あらすじ

マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。シェルビーをデイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じる。監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門でノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部門を受賞した。

2019年製作/153分/G/アメリカ
原題または英題:Ford v Ferrari
配給:ディズニー
劇場公開日:2020年1月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第44回 日本アカデミー賞(2021年)

ノミネート

最優秀外国作品賞  

第92回 アカデミー賞(2020年)

受賞

編集賞  
音響編集賞  

ノミネート

作品賞  
録音賞  

第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) クリスチャン・ベール
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(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

映画レビュー

4.5 企業vs企業の話、がメインではない

2020年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

興奮

もちろん題名通り、フォードとフェラーリの対立や対決もあるわけだが、ストーリーの焦点は別のところに当てられる。まずドライバーのマイルズとカーデザイナーのシェビーの絆と共闘であり、もう一つは自由な精神と創造性と勇気の持ち主である2人vs大企業の論理を振りかざすフォード幹部の「内部抗争」だ。結果、フォード請負コンビ対フォード対フェラーリという三つ巴の駆け引きがハイライトのルマンで展開する。

実話に基づくとはいえドラマタイズにあたり多少の誇張や創作は当然あるだろうが、ピットでのシェビーが意外に姑息な行動をとって笑わせもし、典型的なヒーローの振る舞いから外れるようで面喰いもする。また、フォード幹部の相当ひどいやり口も描かれ、企業として映画化に協力もしただろうに…と思うといろいろ感心する。忖度の国ではまず無理だろう。

そうそう、運転席視点の映像はスピード感満点で車好きにはたまらないはず。

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高森郁哉

3.5 妄想世界的には傑作だけど

2025年12月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

こんなに評価に困る映画もなかなか無い。割と面白かった、とは思うんだけど、映像的醍醐味が無いというか、映像だけで伝わってくる深みが無いというか…。

この映画は「史実に基づく伝記物」な訳で、事実自体がなかなかにドラマティックではあるものの、邦題がアピールするほどフォードとフェラーリは闘っていないのが原因かもしれない。
原題は「Ford v Ferrari」だから、「フォードがフェラーリに勝利した」ととれる。
勝手にライバルを自負し、フォードの都合でフェラーリ打倒を掲げて勝負しているわけで、まぁ買収劇に利用された側面はあるものの、ぶっちゃけて言うとフォードの独り相撲なのだ。

そもそもフォード全体としては、レースにオール・インしているわけではない。「誰よりも速く走ること」が目的なのではなく、「誰よりも速く走ったら儲かる」が目的なのだから。
男のロマン的にレースに参戦しているフェラーリと、マーケティングで参戦しているフォード。熱量からして勝負にはならない。

そんな中、現場でレースに参戦しているチームやエンジニアやレーサーたちは、本気で「誰よりも速く走ること」に全てを賭けている。
ストーリーの内容が「フェラーリとの対決」と言うよりは「お仕事物」として進んでいくのはある意味致し方ないのかもしれない。

はじめに「映像的醍醐味が無い」と書いたが、一点だけ、中盤でシェルビーとマイルズが取っ組み合うシーンだけが、映画的な描写の最高潮だったと思う。
レースの為にマイルズを切るしかなかったシェルビーが、やっぱりマイルズがいなきゃダメだ!と腹を括ってやって来る。
マイルズだって、レースには参加したい。でも自分を切ったシェルビーを簡単に許す訳にはいかない。

ものすごい腐った目線で申し訳ないのだが、メンツと本音がぶつかり合う取っ組み合いは、愛してるがゆえに簡単には許せない二人のイチャイチャに見える。単なる痴話喧嘩じゃねーか。
それが証拠に、シェルビーはマイルズを振りほどくため一度缶詰を手に取るのに、わざわざ缶を放り投げ、やわらか〜いパンでマイルズを殴るのである!
シェルビー優しい!もう、これって愛じゃない?愛だよ!愛だよね?!

作品について調べてみると、元々はマイケル・マンが撮る予定だったみたい。
そっちの方が男臭〜い、オッサンだらけの油ぎった映画になってたよ。そっちが観たかったような気もする。
あ、でもマイケル・マンだったらあんなベーコンレタス風味のシーンは無くなっちゃうかな?
そう考えるとちょっと惜しい気もする。

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つとみ

4.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年12月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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ソルトン

4.0 車にそこまで興味ないけど良かった

2025年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

メカクニック兼ドライバーというとんでもない男ケン・マイルズと相棒シェルビー

熱い男達と大人の世界のせめぎ合いがもどかしい
速い車を作りたい男たちと商業の世界はこんなにも相反するとは
人種と時代は違えどどこも同じようなもんなんだね・・・

映画の演出上悪役に見えるが決して間違ったことは言っていないのも確か

たくさんの個性豊かな人間ドラマも然ることながらレースシーンもとてもよかった
特に音
男だったら聞いているだけで興奮する車の音

町中にたまにいるイキってるやつらの音とは違い心を掻き立たせてくれた

事実ベースで脚色もあるのだろうけど最後まできっちり楽しめた

シェルビーがピットで姑息な嫌がらせするのすき

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高い坂

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