フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
全87件中、1~20件目を表示
もういいか? アイスが溶ける
当時、映画館で観ました。
ベタですがシェルビーとケンが、最初はあまり仲良くなく、段々絆を深めていってル・マンに挑戦していく過程は良かったですね。
レースシーンの駆け引きは、観ていて胸が熱くなりました!
シェルビーを演じたマット・デイモンと、ケンを演じたクリスチャン・ベールの演技は甲乙つけがたいですね。
ケンの奥さんモリーを演じたカトリーナ・バルフも、2人の取っ組み合いを見守るところとか良いですね。
エンディングのケンの事故シーンは、正直なくても良かったのかなとは思いました。
とはいえ全体的には面白かったですね🎬
Awsome car movie!
IMAXで鑑賞すれば良かったと後悔しています😭
クリスチャンベールとマット・デイモンが演技とは思えないほど自然な雰囲気なのが好きでした!
2人の絡みが仲の良い親友のようでおもしろいです笑😂
レースシーンが最高な映画です!
体に響くような、車のエンジン・排気音の低い音が心地良いです(*^^*)✨
企業の競争やブランドとしてのこだわりについて歴史を知る事が出来ました。
フォード車の改良をするシーンも、改善しなきゃいけない部分と必要性が理解しやすかったです!
☆
映画の途中で流れる曲ELVISの『Polk Salad Annie』
アレンジバージョンが好きです!
最後のレースでマイルズが1位だったのに、言いがかりで1位じゃなくなったのはみてる側としても抗議したくなります。。。
フォードの車テスト中にマイルズが亡くなってしまうのは遠くで車が炎上してしまい助けたくても無理な状況なのが、とても悲しかったです…
これから未来の車は、レースカーやスポーツカーに限らず乗っている人が守られる安全性が良くなって欲しいです🙏🏻
下町ロケットの車版のような話
ル・マン24時間耐久レースは1923年(大正12年)からの歴史あるレースなのでエピソードも多く本作のフェラーリとフォードの因縁の対決もその一つです。
スティーブ・マックイーンの「栄光のル・マン(1971)」はポルシェVSフェラーリでしたね。
F1のホンダほどではありませんが日本車はマツダのロータリーエンジン車が1991年に初優勝しプロジェクトXやカーグラフィックTVなどでも取り上げられました、現在でもトヨタ車が健闘しているので馴染みな人も多いレースでしょう。
マット・ディモン演ずるキャロル・シェルビーはル・マン優勝のドライバーですが引退後は劇中でも出てきたモンスターマシンのコブラのファクトリーでもあります。
フォードGT40はルマンに参戦するも2連敗、挽回策に頼ったのがシェルビーでした。設計改良し戦える車に仕上げたのはシェルビーとマイルズコンビでしたから実質はシェルビーVSフェラーリ、下町ロケットの車版のような話でした。
ドライバーのケン・マイルズは当時46歳だからレーサーとしては遅咲き、自身もスポーツカーの修理工場を営んでいたからメカにも精通しているのでフィードバックが適切で改良に活かされたことが優勝に貢献しています。
些細な距離の差でチームメイトのマクラーレンに優勝を譲り、レースの2か月後に事故死ですからリベンジならず残念でした。劇中では奥さんの方が飛ばし屋でプロのレーサーの旦那の方が怯えるくだりは笑えました、プロだからこそ怖さを知っているのかも知れませんね。
フォードは1969年まで4連覇し撤退。ドライバーのブルース・マクラーレンはF1で有名なあのレーシング・チームの創立者です。
ケン・マイルズの息子のピーターは腕のいい整備士になったそうです。
「7000回転の向こうに すべては消える」
常勝フェラーリ社への挑戦と、
車の売り上げを競う為に、
ル・マン24時間耐久レースに挑むフォード社。
主にフォード社のカー・デザイナーやレーサー視点から
描かれた映画。
前半、やや退屈だったが、ル・マン24時間耐久レースは
臨場感があり迫力満点。
音響や、随所に挿入される渋い曲も良かった。
マイペースで癖の強いレーサーのケンが、
話題作りと車の売上伸ばしたいフォード社の意向
(ル・マン24時間耐久レースでフォード社3台
同時にゴールイン)に逆らい、
トップで、自らの記録を更新した後、
気持ちにケリをつけて従うも、
ハメられ、後から来た同僚に勝利を攫われる場面は、
これが「商売」である事を考えても切ないものがあった。
正直すぎるケンが優勝したら、レースには勝てても車は
思うように売れないだろう・・・それはわかる。けれど・・・
勝利者には賞賛を惜しまず群がってヒーロー扱いするけれど
敗者には冷たいアメリカ。
失意を感情的にならず、淡々と受け止めるケン。
妻、モーリーとの関係も良かった。
しかし・・・
「7000回転の向こうに すべては消える」
高速の、行きつく先は、消滅。
これもまた、切ない。
後日談は蛇足と感じた。
フェラーリ社視点のエピソードもあったら
良かったのに、と思った。
レース以外でも、ドライビングシーンが大変良い。
実話に基づいた物語であるが、難しく無いシンプルな展開でスカッと楽しめるも味わいもある。
これも良きアメリカの映画!
たとえば、マイルズをレースに出させる為、シェルビーがフォード2世をレーシングカーに試乗させ失神寸前に追い込み、泣いてしまったフォード2世が「知らなかった(レーシングカーがこれ程とは)親父に見せたかった…乗せたかった…」と言うシーンが、フェラーリがフォード買収を断る際に罵倒した「創業者では無いボンボンが」と言う言葉からル・マンに参戦を決めたエピソードに繋がるところなんか良かったー!
全て詰まってる
迫力ある映像の過酷なル・マンの戦い、親子愛、夫婦愛、男同士の友情、スーツ組と現場の戦い、素晴らしかった。期待してみたけど、それ以上でした。自動車王国アメリカの威信をかけた戦いも、そうだけど、そこに掛ける人々の思いが詰まった映画。クリスチャン・ベールとマット・デイモンの名優同士の掛け合いが最高。単なるスポ根モノではなく、企業の論理と現場の論理が描かれ、勝ち負けを命掛けで争うマイルズにとって、最後の減速は受け入れ難いものだっただろう。だから、レースの結果よりも、一層人々の記憶に残り、共感を呼ぶのだろう。
やっぱりクリスチャンベール
登場してもすぐにはわからない。それがクリスチャンベール!いつも名前を見て映画を観ても、登場に気づくのに少し時間がかかる。さすがの役作り!!
そして若き日?のアイアコッカも出てきてテンション上がりました。起業イメージのために生死をかけて走る選手を操ろうとしたり、ハラハラドキドキ、いい映画でした!一緒に行った人はマシンがダサかったという感想でしたが…その過去があっての今のかっこいい車があるんだよ!!!
フェラーリはまるでイタリアマフィアみたいで面白かった。
妻と息子の心を思うと辛い。
プライドと友情の選択
最初はシェルビーの立ち位置もマイルズの立ち位置もイマイチよく分からなかったのですが、途中辺りから納得。
ル・マン初の米国人ドライバー、シェルビーは走れなくなり車の販売営業マンに。
マイルズは、小さな整備工場を持っているメカニックの傍らレースドライバーもやっている、車を愛する二足のワラジだけど貧乏人。
フェラリーを馬鹿にしていたフォードの面々は、何となくですがホンダとトヨタに似ているのかなぁと思いました。
副社長のレオがチョロチョロ小細工を仕掛けるのを、シェルビーが突っぱね、完璧を求めるマイルズが、最期の周回で、それに応えてスピードダウンする。
2人にしか分からない友情だと思います。
シェルビーだからこそマイルズは自分を譲ったのだと思いますし、マイルズだからこそシェルビーは必死に守ったんだと思います。
1960年代っぼく作り込まれた風景や、レトロカーの再現。迫力のレースシーン。
観ていて楽しめました!
レースが終わった後のマイルズとフェラーリのやり取りを見て次はチームごとフェラリーに行くのかなと思ったのですが、そこはリアルにできてますね。
しっかりフォードのチームとして働いてました。
史実ですもんね。
最後の最後。半年経過しても忘れえぬ友の思い出。
当たり前だけど、簡単に忘れられるわけないじゃないか。
その想い…本当にステキだと思います。
これが男の生き様だ!!
巨大自動車会社フォードが、レース部門の頂点に立つフェラーリに挑む!!
レース現場の最前線で勝利のために奮闘する男たちと、会社の経営陣の思惑と、いろんな葛藤のなかで戦う会社人間、ビジネスマンの姿がかっこいい印象の映画でした!!
勝つか負けるか、不利な状況でも諦めずに大胆な決断を下す姿はかっこいいに決まってる。
とくに好きなシーンが、レース現場を知らない社長を車に乗せるために、側近の副社長に邪魔されないよう別室に隔離して強行策に出るところ。。
周りの従業員がそれを察してわざと時間稼ぎをするところはチームとしてカッコいい!
またラスト一周でマシンの限界を承知しながら、勝負に挑むシーンとか最高ですね。。
友情や情熱が良いです。
題名が悪いかなって思います。
ケンマイルズの伝記映画にすれば良かったのに、ありもしない企業対立を描いているので苦しさが出ています。しかし、映画自体もちょっと面白くなかったです。走行シーンは音響も含めて確かに素晴らしいと思います。しかしレースファンだけが鑑賞する訳でもないので、そもそものストーリーの弱さを感じました。
全体的に普通過ぎるというか、何かあるかなって思ってたら終わった感覚です。あの死がきっかけで何かが起こるのかと思いきやそれ自体が主題という肩透かしを食らいました。
2人のキャラクターや関係性はとても魅力的でした。演技も素晴らしかったです。
ハラハラドキドキ、胸が温まり苦しくなる映画
ル・マンというフランスで行われる24時間レースでの絶対王者フェラーリに、唯一、欧米人が作った車が勝利した話。
◎元ル・マン優勝、心臓病のため車販売会社経営にシフトしたシェルビー(マット・デイモン)
商売に関してズルいところがあるが口が上手い。
◎自らレースに出る整備士のケン(クリスチャン・ベール)
整備もレースの腕も抜群だが、思った事をそのまま言ってしまい社交的ではない。
2人の車にかける情熱(?)、いかに車を速くする事が出来るのか常に思考し続けることと、その行動力が見ていてとても気持ちがいい。
車が好きで好きで好きで、走ることも好きで、というのがハッキリと伝わる。
企業という組織に属して車を改造していくことの不自由さの中で見える絶対的な信頼関係の2人が良くもあり、でも企業に負かされてしまう悔しさ、それでもすぐに切り替えて挑戦する前向きさが堪らない。
干渉されやすいので負の気持ちを引きずってしまうけど、この映画はあまりの切替の速さにビックリしていい意味で拍子抜けしてしまった。
走行シーンはBGMも相まって良い緊張感がある。
エンジントラブルが起きるのでは、ブレーキが効かなくなるのでは、スリップしてしまうのではないか、と思いながらドキドキするし、ギアチェンジ後の加速のシーンやコーナーを綺麗に攻め続けていくシーンがとても爽快で良かった。
IMAX等で見直したい。
ケンの妻は子供もとても良かったです。
ケンの全てである車や生き甲斐を理解し、応援し続け、ユーモアもある。
あんな奥さん欲しい。
子供は、レースに対する楽しさだけじゃなくて不安も表現されてて良かった。
とっても良い子。
何よりケンの家族との接し方が好き。
何かを追求してる人って結構周りを顧みない描かれ方をしているものが多かったり、家族の事を気にはしてるけど結果的に自分を優先してる事が多いのに、ケンは家族の為に仕事を変えようと考えたり、寝る間を削ってまで楽しそうに連絡してきたり、本当に良かった。
なのに…
実話が元だから結末は変えれないのだろうけど、終わりがどうしても悲しすぎて辛い…
レーサーとか消防士とか自衛隊とか、いつ居なくなってしまうか分からない職業怖過ぎてむり…
観る前は上映時間長いなと思ってたけど、終わってみたらあっという間で楽しかったけど悲しい気持ちが残りました。
走行シーンは極上!!
車ゲーが好きなので観ましたが、走行シーンは昼夜共に本当に素晴らしく惚れ惚れしますし、エンジン音も良かったです。しかし、ストーリー部分はひたすら長くてテンポが悪い上にスッキリせず、台詞量も多く字幕もすぐ切り替わる為、入り込めませんでした。予告編だと「一丸となってフェラーリを倒すぞ!!」と分かりやすいスポ根ものという編集だったので期待しましたが、実際はそう単純でストレートに熱い内容ではなく、かなりしんどかったです。
どこをみて生きていくか
夜のサーキットで、マイルズが息子と語らう場面が好きだ。
「ずっと遠くを見て走るんだ。視野は広く持て。そうすれば、全てに焦点が合う。」
たしかそんな呟きだったと思うが、このセリフが、
ふとル・マンのレース後の場面に蘇った。
副社長の奸計にはまり、ぶっちぎりで優勝だったはずが2位で終わる。
それを知った直後に、マイルズはそんなことが全く無かったかのように、
シェルビーと既に次のマシンについて語り合う。
マイルズにとって、大切なことは順位でも名誉でもない。
彼はひたすら究極の走りを実現するマシンを突き詰めることに関心がある。
だから、シェルビーにとっては到底受け容れることができない副社長の提案を聞いても、
当のマイルズは「I’m H A P P Y」と歌いながら、後続のチームメートを待つことができる。
会社のブランドを守るために個人(個性)を犠牲にして働く者と、
走ることが生きることそのものである者との交わることのない境界線を、
この場面が雄弁に物語っているような気がした。
自分がすべきことをよく分かっているのはどちらなのかは、
映画の中で徹頭徹尾貫かれているマイルズの立ち居振る舞いから、
観た方なら誰でも分かるだろうと思う。
粗野で大胆な側面が全面に溢れ出る中に、時折繊細さを織り混ぜるマイルズを、
バットマンとは全く違った振れ幅で演じるクリスチャン・ベールが素晴らしい。
ずっと先を走っているであろう自分に追いつきたくて行き急いだマイルズの人生に、きっと悔いは無かっただろうと信じたい。
その狭間で揺れるシェルビーの気持ちも分からないではない。
ただ、今回のマット・デイモンは、とても損な役割だったなと思う。
観終わってから数日経って、ふとした場面に思い出される映画との出会いであった。
「フォードvsフェラーリ」熱くなって一喜一憂してしまった
大衆車では圧倒的なフォードだが、若者には受けていなかった。一言で言うとダサい。経営不振だったフェラーリを買収してルマン24時間レースで参戦しようとしたら、「醜い車を作ってろ!」とコケにされてブチギレ。フェラーリをぶち倒すべく、レースに勝利をもたらすパートナー(実質は下請け)を選んだのが主人公のシェルビー(マット・デイモン)とマイルズ(クリスチャン・ベール)。
フォードのあくまで「セールスありき」の発想(勝つ気があるのか?)、大企業病まるだしの意思疎通や意思決定の鈍さに邪魔され、思うような車づくりやレース運びができずに苦労しながらも、ようやくル・マン24時間レースが始まる。
ビジネスドラマとして、ヒューマンドラマとして、感じるところ学ぶべき場面が多いことと、単純にレース(カーレースに興味はない自分だったが)に熱くなってしまい、153分という長い上映時間があっという間だった。
「ビジネス視点で学んだ点」
リーダーはチームを信頼して、任せて、全力でやるべきことに打ち込めるようにしてやらなくてはならない。
(フォードの圧力によりリーダーのシェルビーが何度かブレてしまい、マイルスを失望させてしまう。シェルビーの葛藤はわかるなー。でも、ここの判断軸、決断力が大事)
トップは現場を見て感じなければならない。
邪魔ばっかりするフォードだったが、トップのフォード2世が一度だけシェルビー&マイルズの作ったマシンに試乗する。その走りに衝撃をうけ、彼らに任せることを決断。これが歴史に残る「フォード1、2、3フィニッシュ」をもたらすことに。
「ヒューマンドラマとして感じた点」
男たるもの、家族に見せる姿は「生活のためにしょんぼり働く姿」ではなく、「誇りを持てる仕事に打ち込む姿」でなければならない。
奥さんはそういう旦那に惚れるし、息子は憧れるもんだ。といっても、女性目線から見たら、異論あるかもしれない。「夢でご飯は食べられないのよ!マイホームは絶対守ってよね!」って。マイルズは奥さんのモリーから背中を押してもらうものの、報酬の話を聞くと目の色変わってたもん・・・。
「俳優陣もとっても良かった」
マット・デイモンとクリスチャン・ベールは相変わらずのうまさだが、嫌な役のフォード2世会長(トレイシー・レッツ)やビーブ副社長(ジョシュ・ルーカス)の鬱陶しさも感情移入できる。ほんまにシバきたかった。
一番前のめりになってしまったのはマイルズの奥さんモリー役のカトリーナ・バルフ。美人顔じゃないと思うが、スタイル抜群でスレンダー・セクシー。マイルズやシェルビーを信頼して見守る姿がとってもよかった。
大企業vs下請け企業という構図は、「下町ロケット」のようで、タイトルは「シェルビーvフォード」とか「下町モーターズ」とかのほうが当たっているのでは♪( ´θ`)ノ
実話に基づいたレーシングヒューマンドラマ!
カーレイジングを愛する男達と企業の宣伝とプライドが激突するヒューマンドラマ。
キャロル シェルビーを演じるマット デイモン、ケン マイルズを演じるクリスチャン ベールの友情も良かったが、フォードとの主従関係に葛藤しながら決断するラストにやるせなさが残るが秀作なのは間違いない。
後半は、手に汗握る興奮!
面白かった!
フォードの宣伝にはならない
楽しいの。男の子が熱くレースやってんの。ベクデル・テストは余裕でパスしない。いまどき、こんな映画作るんだっていう。
最初の小さなレースシーンでケン・マイルズの性格を描くんだよね。優秀だが扱いずらいっていう。自分にこだわりがあって、それを貫いて、勝つ。かっこいい。
フォードがレース参入決める理由もフォード会長が「あいつはフォード2世だ」って言われて、プライドを傷つけられたからなんだよね。実際はもう少し複雑だったろうけど、企業の戦略云々よりプライドが優先してくの。
そういうプライドの塊みたいな男たちを邪魔する役にフォード副社長のレオ・ビーブをあてるんだよね。マーケット優先で、ケン・マイルズを外そうとしてくんの。
しかし、キャロル・シェルビーがフォード2世を落として危機回避。ここの「親父に味あわせてやりたかった」も結構いいんだよ。
で、ル・マン。ケン・マイルズが圧倒的な強さで勝ってるのに「二位と同時ゴールインさせろ」ってレオ・ビーブが言い出すのね。それでフォード2世も間抜けだから「うん」って言っちゃうの。
どうすんだ、言うこと聞くのか? ってところで、ケン・マイルズが全速でぶっ飛ばしてコース・レコード更新! スカッとするね。
しかし、スカッとするのは、ここまで。結局、ケン・マイルズは減速して二位と同時ゴールを選ぶの。「引き分けで優勝か?」ってところで、「二位の車の方が、後方からスタートした」って理由で、ケン・マイルズが優勝逃すのね。レオ・ビーブがケン・マイルズに優勝させたくなかったみたいな描写になってたけど。
キャロル・シェルビーが最悪なんだよ。なんだかんだ言ってんだけど、結局、保身を優先してケン・マイルズを守れてないの。
ビジネスの判断とか、トータルの判断では、キャロル・シェルビーは間違ってないんだよね。自分の会社と人生を賭けてフォード2世を説得して、ケン・マイルズをル・マンに出してるところも偉い。でも、最後の最後で、負けちゃった。
自らのプライドのためにも「フェラーリに勝つ!」としてフォード2世もいいんだけどね。でも、最後は現場が見えなくて、どうでもいいレオ・ビーブに任せちゃうのね。トップと現場は解り合えないの。
ラストはそういう辛さが出てて「結局、これ、フォードがダメダメなんじゃねえか」という気分になるから、フォードの宣伝にはなってないね。
日本の車企業もF1に参入したりやめたりしてるけど、こういうロマン、プライドの部分と、ビジネスの部分で色んな葛藤あるんだろうな。
かっこよすぎる
やっと鑑賞できた。
ずっと行きたかったが、時間がなく。
1日に一本だが上映していたので朝から駆け込みで。
もっとはやく見ておけばよかった。本当にかっこいい。
個人的には見事してやられたな、と思った。
途中で車から火が出てギリギリで脱出するシーンがある。
それがあったからこそ、ラストシーンをみくびっていた。
「まあ、なんとかなるだろう。脱出したあとに爽やかに『また設計し直しだな』」などと言い合って終わるのだろう」と思っていたからビックリ。途中であのシーンを入れたのもラストへの意外性をはかるものなのかもしれない。
史実を知らないで見たからどこでどうなるか、結果はどうなるのか、全くわからず、ハラハラしていた。
本当に素晴らしい映画だった。
副社長はムカつくが、閉じ込められたシーンは周りも爆笑していた。個人的にはそのあとのドアを押さえるシーンも好き。「大丈夫ですか?」って…かっこよすぎるだろ!!!
やはり、ハリウッドっていいなぁ…爽やかなのにどこか哀愁漂っていて…
フォードの企業は嫌いになったが、フォードには乗りたくなった!!
フェラーリが嫌いになったとかはないが、乗るのはフォードがいいなと思う。
おすすめ層は、やはり車やハリウッド映画が好きな人。
逆にすすめないのは大きな音が苦手な人。(大きな音が無理な人はだいたいハリウッド無理な人)
ああ、またこういうハリウッド映画を観たい…!!!
想いの強さ
フェラーリの存在はあくまで、フォードの企業としての戦いであり、ストーリーの主軸ではない。
タイトルから思う作品とは異なった分、★一つ減らした。
中身は凄く面白かった。いかに速く走れるか。それを追求する二人と、フォードと言う企業の一員として働くことでの軋轢。
敵は社内にありって感じであった。
全87件中、1~20件目を表示