ヒックとドラゴン 聖地への冒険

劇場公開日:

ヒックとドラゴン 聖地への冒険

解説

クレシッダ・コーウェルの同名児童文学を原作に、バイキングの少年とドラゴンの友情と成長を描いたドリームワークス製アニメ「ヒックとドラゴン」シリーズの劇場版第3作。かつてドラゴンは人間の敵だったが、弱虫なバイキングの少年ヒックと傷ついたドラゴンのトゥースの活躍によって両者は共存する道を選び、バーク島で平和に暮らしていた。ところが、急激な人口&ドラゴン増加により、バーク島は定員オーバーに達してしまう。亡き父の跡を継いで若きリーダーとなったヒックは、皆と島を出て新天地を探し求めることを決意。しかし旅の途中、一行は最凶のドラゴンハンターに命を狙われ、トゥースの前には謎の白いドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現す。やがて彼らがたどり着いたのは、人間が住むことのできないドラゴンだけの“隠された王国”だった。前2作に続き、「リロ&スティッチ」のディーン・デュボアが監督・脚本を手がけた。第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネート。

2019年製作/104分/G/アメリカ
原題または英題:How to Train Your Dragon: The Hidden World
配給:東宝東和、ギャガ
劇場公開日:2019年12月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第92回 アカデミー賞(2020年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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(C)2019 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5見事な結末

2019年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

常にほろ苦い勝利と成長を描いてきたこのシリーズだが、最終作である本作のほろ苦さは格別だ。ドラゴンと人間の共生というテーマへの決着のつけ方として、とても納得できる結末だったし、その結末が大人になるとはどういうことかを描いていて、ヒックの成長物語の結末としても大変素晴らしい。
前2作では、主にヒックの成長が描かれたが、今作では相棒のドラゴン、ヒックの成長物語にもなっている。愛するドラゴンと出会い、不器用な愛の表明を経て、ヒックもまた大人になっていくのだ。セリフなしで描かれるドラゴン同士の求愛シーンは本作一番の見所、動きもライティングで見事で見惚れるほど美しいシーンだ。
本作のライティングは大変素晴らしい。炎のゆらめきも光の反射もほとんど現実世界のものかと見紛うレベル。飛翔シーンも相変わらず爽快感満載。米国の3DCGアニメーション映画でも格別の出来栄えのシリーズとなった。

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杉本穂高

3.5トゥース

2024年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2024年7月14日
映画 #ヒックとドラゴン 聖地への冒険 (2019年)

人間とドラゴンが共存する世界でバイキングの若きリーダーとなったヒック
バーク島で平和に過ごしていたがドラゴンが増え過ぎて島がパンク状態に
相棒トゥースたちと共に“幻の聖地”を探す

ドラゴンって和洋問わず魅力があるな

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とし

3.5これでお別れ?納得と少しの感傷

2023年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

個人的には、やっぱり最初のオリジナルが好きだけど、この映画に文句つけるのはよっぽどの頑固者かドラゴン嫌いの人ぐらいか。

あらゆる角度から見て、隙がない造りになっていて、たとえば誰かに映画のおすすめをする時にも安心してしゃべれる。なおかつ、ディズニーじゃないのでちょっと傍流というか、「意外と知られてないけど、こんな面白い映画があるのよ」みたいな話題にもなる。レビューも、これほど好意的なコメントが寄せられているとは、予想もしていなかった。見た人の数が少ない分、辛口コメントも少ないということか。

あえて文句を言わせてもらえば、ヒックもトゥースも成長していて、まわりとの距離感や、役割が変わっているという変化を受け入れることが嫌だということ。落ちこぼれの男の子が、同じく飛べなくなったドラゴンと絆を結び、世界を変えていくというテーマが、思い入れのポイントだった。ところが今作ではすでにヒックは王様になっており、民衆の生殺与奪を考える責任を負わされている。もちろんその部分は軽めに描写してあるだけで、新天地を目指す方針を打ち出したときに、強いリーダーシップを発揮するための方便だ。

本当にそんな王がいたら、民族はすぐに滅亡してしまうし、ドラゴンという最強の武力を持つ村が、世界を征服してしまうのは歴史的に見て必然だろう。軍を組織して、他国を侵略していくことこそが、本当のリアル。もちろんこのシリーズにふさわしいストーリーとは言えない。

たとえばヒックの親戚のドラゴン嫌いの少女とか、仲良しで体の不自由な男の子とかが主人公なら、もっとストーリーに感情移入できたかもしれない。ヒックがあまりにも優等生すぎて、自分から見て随分遠い存在になってしまったな。なんて感傷に浸ってしまった。ドラゴンとバイキングという、ファンタジーな設定が係っているだけに、現実離れした路線を引っ張る物語はより身近で深刻なものがふさわしかったはずだ。

シリーズの流れで言えば、落ちこぼれが周囲から認められるストーリーに独自の世界観を打ち出した一作目。そこからの続きを描き、父親越えという難しいテーマに向き合った続編。(予定されていた劇場公開が中止になったのは残念でならない)ドラゴンの世界観も膨れ上がり、テレビシリーズも好評で着実に広がっていった。どうやらこれでお別れになりそうだ。それにふさわしい作品になったと思う。

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うそつきカモメ

4.0平和に暮らすバーク島にまさかの危機が!!

2023年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヒックのチカラでドラゴンと仲間になったバイキングたち。
ドラゴの背に乗り、大空を羽ばたいてのんびり暮らしていました。
そんなある日、遠出をしたヒックは、はじめての島を発見します。
そこには巨大なドラゴンを操る凶暴なドラゴと言う悪党がいた。
そしてその前に・・・死んだとばかり思っていた母親とヒックは再会するのでした。

一作目は父親との確執・・・出来損ないと思われていたヒックが、
………………………………………なんとドラゴン乗りとなり、共生する道を開いた。
この続編では母親との出会いが描かれています。
母親が父親を見捨てた理由・・・それも好戦的な夫を批判してのことだったのです。

前作に続いて、《大切なモノを失うヒック》・・試練は続きますね。
それにしても、トゥース。
《トゥースはドラゴの魔の手に掛かり大変な事態を招いてしまう》
ここが、クライマックス。

ドラゴンの住む島は、無数にあって、悪い人間に支配されて戦争のの道具にされているドラゴン。洗脳されて言いなりになるドラゴンが哀しい。
だからヒックのような平和主義的リーダーが大事なのですね。
世界中に《考えの違う人間の住む人間界》・・
核や武器で脅して言いなりにさせる。武器イコール、ドラゴンです。
地球と同じ構図ですね。

それにしても映像が美しく、前作よりドラゴンの数が3倍くらいになった感じです。
ドラゴンに乗って大空を羽ばたくヒックたちやドラゴンを、無心で楽しみました。
ラスト・・・やはりトゥースはドラゴンの王者ですね、
強かった!!

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共感した! 3件)
琥珀糖

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