影踏み

劇場公開日:

影踏み

解説・あらすじ

「64 ロクヨン」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫の小説を、歌手の山崎まさよしが「8月のクリスマス」以来14年ぶりの主演を務めて映画化。住人が寝静まった深夜の民家に侵入して盗みを働く、通称「ノビ師」と呼ばれる泥棒の真壁修一は、忍び込みの技術の巧みさから、警察から「ノビカベ」とあだ名されるほどの凄腕ノビ師だった。そんな真壁は、ある日の深夜、県議会議員の自宅に忍び込むが、そこで偶然、未遂となる放火殺人現場を目撃。これをきっかけに、真壁がずっと心の底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び覚まされ……。監督は、山崎の映画俳優デビュー作「月とキャベツ」も手がけた篠原哲雄。篠崎監督と山崎が、監督と俳優としては同作以来23年ぶりにタッグを組んだ。

2019年製作/112分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2019年11月15日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8

(C)2019「影踏み」製作委員会

映画レビュー

3.0様々な要素が不気味に立ち上がっていく前半部は見応えあり

2019年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公は言葉数が少なく、感情を表に出さない。笑顔もなければ、人前で泣いたり、苦渋の表情を浮かべることもない。朴訥とした無表情ぶりゆえ、彼が腹の底でいったい何を考えているのか推測しにくい部分が多いのだ。翻って、山崎まさよしがスクリーンに映し出された時、その「感情の読めなさ」といった点がよく表せているように感じた。彼の経歴などが少しずつ紐解かれていく点も、役者として山崎まさよしがそれほど消費され尽くしていないからこそ、興味深い「得体の知れなさ」となって観客の興味を募らせる。とりわけ山崎と竹原ピストルが交わす演技は、それが俳優としてのセオリーを超えているからか、巧さではない旨さがある。

なかなか事件の全貌が掴めない前半は、様々な登場人物が入り乱れ、どこに向かって進むのか分からぬゾワッとする面白さがあったものの、それが後半、ややありきたりの展開に収まってしまったか。魅力はあるのにどこか惜しい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
牛津厚信

3.0盛り過ぎかなあ

2025年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

一卵性双生児の弟がいて亡くなっている。劇中登場する弟は、実は。という背景があって、原題が生きてくる。なるほど、彼の死を消化できないわけね。
そして、彼が強盗をしくじった原因の追求と解決、ひたすらしてくれる彼女との関係。
3つのテーマを2時間で解決するのは厳しいね。それぞれもう少し深堀が要ったかな。その分、大竹さんのお母さん、悪くはないけど彼女のシーンを思い切ってカットでもよかったかも。
シンガー出身の出演者たちを芸達者で固めて何とも言えない味わいになっているが、後でいろいろ解決しないといけない作品はどうも苦手だなあ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Bluetom2020

3.0双子だけでなく兄弟姉妹でも出来の良し悪しあるよね!

2024年11月24日
iPhoneアプリから投稿

大人になって気づいた事ですが、親にとって都合の良い子は褒められるけど、親の価値観に合わない子は叱られがち。
時代時代で価値観が変わってくるのに、期待通りに育たない子は、辛い。
安全な場所であるはずの家庭内でも、1番居心地の悪い場所だったことを大人になってわかったことを思い出した。
兄弟姉妹でも残酷なのに、双子はもっと辛いでしょうね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
jiemom

3.0ながら見してたら?になって

2024年3月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ストーリーを理解するのに時間がかかった
しっかり鑑賞すればいいのについスマホを触ってしまう
録画していたので何度か気になるところを確認してやっと理解できた
キャストを確認せず観たので、小さな驚きがあった
暇つぶしにはよいと思う

コメントする (0件)
共感した! 0件)
きなこ