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映画「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」」 PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」
劇場公開日:2019年2月15日
解説
人間の心理状態を数値化し管理するシステムが導入された近未来の日本を舞台に、罪を犯す前の「潜在犯」を追う刑事たちの戦いを描いた人気テレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版3部作の第2弾。常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加する。3カ月後、東京の国防省を無人の武装ドローンが襲撃する事件が発生。捜査のため国防軍基地を訪れた刑事課一係の執行官・征陸智己は、須郷と共に事件の真相を追う。監督はテレビシリーズおよび15年公開の劇場版も手がけた塩谷直義。脚本もテレビシリーズ第1期と劇場版の深見真。
2019年製作/60分/PG12/日本
配給:東宝映像事業部
スタッフ・キャスト
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2019年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
Case1がやや消化不良な出来だったが、こちらは見事な完成度。脚本が深見真によるものがよかったのだろう。血生臭さとSF的なギミックの使い方の上手さ、そして渋い大人のドラマと1時間とは思えない濃密さ。
軍隊の暗部を描いた内容だが、この物語で描かれたような汚い謀略の世界で、犯罪係数を上昇させないで生きること自体が難しそうだ。戦場のような場所では正気を保つこと自体が難しい、須郷徹平の係数が結局下がらなかったのが切ない。
SFギミックでは模倣AIという発想が面白い。疑似人格的なものだが、本人がいなくても人格とロボットにコピーしておけば、本人のように動く。このギミックがミステリーの中核に置かれていて、最後まで緊張感を持って物語を展開している。
須郷徹平も征陸智己も、数値が支配するこの世界で義理人情のために生きている。2人の人間関係は、数値の支配のテクノロジーによって引き裂かれたわけだが、それでも2人は人間らしく生きていく。生き方の選択として、本当にカッコいい2人だった。
2022年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
キャー、征陸さんステキー!
派手な事件であるがかなりミステリ色強めで好きなタイプ。完全に幻惑された。
有本さんが亡くなられていたようでしょんぼりです。
2021年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会
ネタバレ! クリックして本文を読む
PSYCHO-PASSは、大好きな作品でノベライズからプロファイリングなどあらゆる書籍には一度目を通しています。
今回のcase2、前回のcase1があり得ないくらい最悪な作品だったので、不安視していましたが安心しました。
というのも、今回のPSYCHO-PASSは地に足をつけて、捜査をします。
これは至極当然ではありますが、そもそもPSYCHO-PASSは、刑事モノの作品です。
しかし、1期以降は捜査よりも目の前の出来事を解決させる事やキャラクターを魅せる所に焦点が動き出します。
物語を主軸にしてキャラクターを見せようとするのが、1期や2期前劇場版、今作だとすると、
case1と3期はキャラクターを主軸にして物語を見せようとしています。
僕は物語に重きを置く人間なので、正直後者の作品は嫌いです。反吐が出るほど非常に憎たらしいくらい嫌いです。
ただ、今作は3作の中で一番最初にできた企画とだけあって、かなり作り込まれている気がします。
何より面白いのが、これまで捜査を阻むような存在であったシビュラが、主人公側に付いているという事。
シビュラの正体を知らない人間が主役だからこそできる話ではあるけれど、純粋な刑事ドラマとして見れました。
どうして他の作品はこうはならないのか、謎です。
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1時間とは思えない内容の濃さでした。まず、縢くん、征陸さん、青柳監視官が出てくるだけでもう胸がいっぱいなのですが、TVアニメシリーズではそこまで(?)脚光を浴びていなかった須郷の過去や人柄が描かれており、またTVアニメシリーズを見直したくなりました。
征陸さんが奥さんを目の前に息子に対しての気持ちを吐露する場面は思わず涙が出てしまいました。
シリーズ1で縢くん、征陸さんが亡くなってしまうだけにあぁこの2人はこのあと...と悲しい気持ちになりますし、まだメガネをかけて尖ってる宜野座さんがもはや愛おしく見えますし、そしてシーズン2では青柳監視官は須郷によって死んでしまうというのがまた思い出され、いろいろ感情が湧き上がりました。
ストーリーも分かりやすく、今までのファンが盛り上がる内容だったと思います。