ゴジラ キング・オブ・モンスターズのレビュー・感想・評価
全766件中、1~20件目を表示
祭りも終わったところで、そろそろ怪獣映画嫌いのおっさんがはっきり言うよ。
オレは、怪獣映画はストリップと同じで、出してなんぼ、怪獣バーサスモノは、AVと同じで、交わってなんぼ、としか思っていない。
こういう考えを必死に否定する人間もいるが、作り手はお金をかけて、そういうものを前提で作っているし、どんなに深遠なテーマを入れ込もうが、それは「ハダカ」ありき。そしてそれでお客をイカせないことには意味がない。
それは観る側も分かっているはずだ。イキたくて見に行くのだから。
まあ、それは怪獣映画に限ったことではないが、怪獣、モンスター
でイク趣味の人間がいる、ということだ。
そこから、どのシチュエーション、思考や嗜好でイケるか、がそれぞれの好みというわけだが、連中は歯垢塗れの口臭をゴジラのごとく、まき散らしながら語る。
それはそれでいい。俺のそばに寄らなければ一向に構わない。
そんな彼らの絶賛する、
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
・
・
・
オレはこの度の「モンスターバース」いずれも全く楽しめていない。
ギャレス・エドワーズ版の「ゴジラ」はつまらないドラマを延々見せられもったいぶった怪獣の登場、登場すれば、テレビの中、真っ暗なシーンばかり。じっと握りしめながら、あの一瞬のゴジラの「口移し」で果てたのか。君たち、よくイケたな。むしろ尊敬する。
そのあとの「コング」もダメだった。今度は初っ端から見せてくれたのはいい。まぐわう相手もタコだったり、複数だったり。これこそまさにスタンダードなAV。プロモーション含め、「オタク以外お断り」ではあったし、サミュエル推しの気持ちは分かるが、人間しかいないシーンになると、緊迫感なし、間延び感ありと、凝った映像だけでは、間が持たない、というまさしく「AV」といった作品だった。
文句を言うほうがおかしい。ということだろうが、オレにとって「コング」≒第二次性徴の象徴としては、ブリー・ラーソンではイケなかっただけのことだ。タコでイケるのならそれでいい。
で本作。
さすがの推し熟女のヴェラ・ファーミガ(微妙にやらしい)もさすがにこれではイケない。もう10年まえだったらなあ。
今回の「ゴジラ」はゴミみたいなギャレス版よりかはまだ観易い。
(ローグワン含め、抜きどころをはぐらかすギャレス・エドワーズを崇めるヤツの気がしれない)
しっかり、ゴジラはまぐわってくれる。
だが、単調なのよ。相変わらず暗いし。
でも、本作で気に入らないのは、君たちがいう、「ここまでやってくれた」という「ここまで」の点。
しっかり怪獣出ました。造形も十分納得いくもの。しっかり怪獣、まぐわってます。ドラマパート、もともと怪獣映画って人間ドラマ部分こんなもんじゃね。ゴジラのテーマ!イ、イクゥ!!
え、それでいいの?
それ「パシフィックリム」の時も言ってね?
どんだけ、マゾなのか。あ、いや、懐広いのか。
どんだけ、敏感、あ、いや、鈍感なのか。
これも明らかに君たち向け、というか、君たちにしか見ることのできない映画なのよ。実際アメリカでは当然のごとく、むしろ大コケ、という興収。
中国資本のレジェンダリーと東宝の製作で、日本のゴジラ映画まんま、作りました。ストーリーも登場人物も全く魅力も面白味もないけど、そこもオマージュしました!え、核ってこんなんじゃないの?
こんなに志が低くて、勘違いされたモノを出されて喜んでいいのか。
オレはなんか逆にバカにされたように思えたけどな。もうちょっと、文句言っていんじゃね?
というか、君らが文句言わないでどうするの。
怪獣はリスペクトされている。日本の映画人もリスペクトされている。
けど、日本をリスペクトしろ、って。
君らの力で、変えて見せる、ぐらいの怪獣愛に満ちたレビューが見れなかったのが至極残念。
まあ、この映画の監督の手腕という点に話を落とし込むとすると、怪獣の造形をきちんと見せない、明るいところで戦わせない、怪獣バトルであくびが出る。
本人は怪獣愛に満ちている、というがそれが映像面でも結果がでていないんだから、初めから話にならない、とオレは思うのだけどね。
モンスターバース、3作目にして大化け!来年のvs. Kongも超楽しみ
モンスターバース1作目「GODZILLA ゴジラ」は、エメリッヒ版「GODZILLA」よりオリジナルへの敬愛を感じさせたが、今一つ盛り上がれなかった。敵怪獣ムートーをデザイン的にも設定的にも好きになれなったのが一因。「キングコング 髑髏島の巨神」もまあ悪くないな、という程度の感慨だった。
だがどうだ、マイケル・ドハティ監督、自身も長編のメガホンは3本目で、しかも過去2本はホラー作品らしいが、ほとばしるほどのゴジラ愛!ゴジラを54年版の本家により近づけ、伊福部昭のテーマ曲も劇中とエンドロールで流れて胸アツ。そしてキングギドラ、モスラ、ラドンのそろい踏み!過去のゴジラ映画を観ていない人は「三大怪獣 地球最大の決戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の2本だけでも予習しておくといい。本作鑑賞後に元ネタをチェック、もありだ。来年の4作目、キングコングとの対決も期待度が上がった!!
前作(ギャレゴジ)と真逆の大放出サービス!
前作は「怪獣が現れた世界」にいろんな隠喩が込められていたが、今回は敢えて真逆に針を振り切り、怪獣対策チーム「モナーク」+四大怪獣が大騒ぎするお祭り的な展開に。いささか哲学性が減じたことは残念だが、開幕早々怪獣が登場するだけでなく、怪獣バトルがもたらすしっちゃかめっちゃかな混乱を存分に楽しめる。
ただ、前作を踏襲していないというわけではなく、ギャレス本人が自ら明かすまで誰も気づかなったであろう「銃を撃った奴は死ぬ」の法則がチラリと出てきたり、芹沢の物語を膨らませていたりするのは好印象。方向性は違えど随所に東宝シリーズへのオマージュも仕込まれていて、「ああ、大好きなヤツが作ったな!」と感じられるのも共通している。
割り切りの良さが災いして、ちょっと明快になりすぎたという印象もあるのだが、それも次作に繋げるための交通整理だと思って『ゴジラVSコング』を待ちわびようと思います。
アイ・ラブ・モンスターズ
今作は、モンスター VS モンスターがメインで、現代の建造物の崩壊などの描写もあり見応えがある。
お馴染みのゴジラ、黄金の三つ首キングギドラ、蛾のような羽を持つモスラ、シンプルデザインの翼竜ラドン、芹沢博士(渡辺謙)、古代文明の痕跡も登場する。
エンディングロールがとても良かった。
~~~余談~~~
映画版ではなく、“CAPCOM CO., LTD.”のゲーム『モンスターハンター(以下「モンハン」)』にも、ゴジラ級の巨大モンスターが登場する。
PS4のアイスボーンのゾラマグダラオス(ゴジラっぽい)、歴代のモンハンシリーズに登場している知名度が高いミラボレアス(金色にして首増やせばキングギドラかな)、PSP時代のヤマツカミ(ほぼ空中に浮かんで飛んでいるという共通点のみだけどモスラか、いや、やはり強引すぎるか)、ラオシャンロン(立ち上がった姿はゴジラっぽい)、砂を潜るジエン・モーラン、Wiiの海中のナバルデウス、3DSのダレン・モーラン、PS4の黄金のマム・タロトも巨大である。
モンハンでは大砲を使って大ダメージを与えていた。
皆で協力すると討伐しやすくて楽しかった。
ただ思い出しただけ。
持論だが、かつて巨大な生物が存在していた頃、冬はなく植物も巨大で、酸素濃度が高かった。水蒸気層は気圧が高いから空中でも巨大生物は容易に浮かんだり飛んだりできたと考えられる。
暖かった頃は広大な大地と海が南のさらにずっと向こうまで広がっていた。
北を中心に全方向が南で、この世界は氷の壁に囲まれた円であり、その円は計り知れないほど大きい。数年前に知ったときは衝撃的だったがアースは球体ではないし、月への距離だとか地球の曲率だとか、数字のマジックで洗脳されている人の数も計り知れない。
どのみち現在は行けないのだが、宇宙や他の星という仮説に見切りをつけたかわりに、現在は南の氷の壁の向こうにロマンを抱いている。
だから常識外れのファンタジーのほうが、事実に近いような氣がして面白い。
ドクロ島のほうが個人的には好き
今回は、人間の思惑がたくさんあり、こじつけられたモンスターがたくさん出てきた印象。自然発生的なモンスターのバトルではない感じが苦手だった。
個人的には髑髏島のあの何だこのモンスターたちはー!なんだこの生態系は!!という感じのほうがワクワクして好きだった。
怪獣ハルマゲドン!人類は生き残る事が出来るのか?
迫力満点の怪獣対決に大興奮!
ゴジラだけじゃなくて、キングギドラ、ラドン、モスラなど、日本でもお馴染みの懐かしい怪獣たちの登場に感激でした。
クライマックスのロンドンは、まさに「ゴジラ・ザ・ライド」みたい。
ただね、作品的には、ゴジラを反核の象徴って、考えてる人には納得できないでしょうね。核爆弾で復活するって、どういうこと?って感じ。
でも、自分にとってのゴジラは幼い頃から、怪獣のヒーローであって、怪獣同士の争いに勝利していくさまはカタルシス以外の何者でもありませんでした。。大きな期待に十二分に答えてくれる大満足の一本です。 懐かしいヒーローのゴジラが帰ってきたって感じでホンッと楽しませてもらいました。
CGで描かれた怪獣達がホンッと素晴らしくて、如何にもそこに在るように映し出されています。バトルだけでなく、登場シーン も素晴らしい!
光輝くモスラは、小美人こそ居ませんが、神々しく美しい。いかにも女性受けしそうです。 溶岩と共に登場するラドンも大迫力でしたが、キングギドラは、さらにそれを上回る大迫力でした!翼を大きく広げた姿は、巨大なゴジラが小さく見えるほど威圧感がありました。
そして、本作品の素晴らしさは日本映画に対する愛に満ち溢れていたところと感じます。 前作同様、ゴジラを地球の守護者として描くところは平成版ガメラへのオマージュでしょうか。キングギドラを宇宙怪獣として描くところも良かったです。 オキシジェン・デストロイヤーが出てきたり、芹沢博士の件なんかは最初のゴジラへの敬意ですかね。
そして、何より一番感動したのはあの音楽の復活です。ゴジラ、モスラ本当に身震いが止まりませんでした。
まぁ、歌まではさすがに・・・
「ゴジラ✕コング 新たなる帝国」が楽しみです。モスラも登場するということなので、本作品、見直しちゃいました。
今までのアメリカ版と打って変わって
今までのアメリカ版のゴジラと違って面白いですね~
芹沢博士が死ぬ必要あった?
無人機で良くない?
とか
モスラの神秘性が薄いなぁ~
とか
キングギドラのピロピロピロ音がないやん!
とか
ゴジラに他の怪獣が頭を垂れるシーンとか
色々あるけどちゃんと怪獣プロレスしてたしテンポも悪くない
シン・ゴジラやゴジラ‐1.0のような初代リメイク(オマージュ)ではなく
アメリカらしくエンタメ怪獣プロレス物だったのも良かったですな👍
さすが?
シンゴジラを見た直後に見た。シンゴジラとはまた全然違って、ジュラシックパークを見たときのような興奮を感じた。ストーリーも十分楽しめて、なおかつゴジラや他の巨大生物がしっかり生き物として描かれていて良かった。渡辺謙も良かったけれど、母娘の演技も良く、個人的には娘役のミリー・ボビー・ブラウンは好きな俳優なので、感情移入もしやすかった。これで最新のゴジラを見る気になってきた!?
大風呂敷を広げて破壊された世界
総合:60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:65点 )
怪獣大集合ということだったが、実質的にはゴジラ・キングキドラ・モスラ・ラドンの4体のみで、他は世界中で暴れたというだけのその他大勢扱い。そしてそのせいで世界は壊滅的な打撃を受けてしまい、いったい何億人の人が死んで文明が致命的な損害を受けたことだろうか。アメリカは近代は戦場になることもなかったが、作品中では放射能汚染を含む壊滅的な損害を受けてしまい、作品を鑑賞したアメリカ人はそれをどう受け止めただろうか。
ここまで大きな話にしないと成立しないものでもないだろうに、実際に破壊された世界の映像などほぼ無かったのに、どうしてこんな大風呂敷を広げてしまったのだろうか。キングギドラは世界の怪獣を目覚めさせて地球を破壊しようとするのに、目覚めさせたラドンと意味もなく同士討ちで戦い始めるし、サンフランシスコを破壊した人類の敵のゴジラは人類の味方になるし、軍事兵器の使用法は非現実的だし、色々と変な設定と話だった。怪獣たちの戦いに絡む科学者の家族の話は面倒だった。そしてここでも中国がやたらと登場して、中国におもねるのも目につく。
見どころとしてはやはりハリウッドの素晴らしい映像技術で暴れまわる日本製の怪獣たちで、ここはやはり日本の技術では敵わない。ゴジラの主題曲がアメリカで編曲されて流れたのも良かった。
(テレビ録画/ノーカット版)
日本初怪獣がハリウッドで大暴れはかなり嬉しかったが、ストーリーは好きになれなかった。
マイケル・ドハティ 監督による2019年製作(132分/G)のアメリカ映画。原題:Godzilla: King of the Monsters、配給:東宝、劇場公開日:2019年5月31日。
ゴジラだけでなく、日本オリジナルのモスラ、ラドン、キングギドラがハリウッド映画で活躍するのは少し胸熱の気持ちも覚えた。彼らの造形が米国の特殊撮影技術により、よりリアルに迫力があったのも嬉しかった。ただ、ゴジラがキングギドラの首を喰いちぎる映像はかなり違和感を感じ、肉食文化製造品を改めて感じさせた。
お話の方は違和感が満点。主人公はカイル・チャンドラーということなのだが、キャラクター設定が曖昧で今一つで、ゴジラ信者というシンプルな渡辺謙にくわれていた印象。娘役のミリー・ボビー・ブラウンをヒロインにしたいと思えたが、可愛いが凛々しさには欠けていて少々物足りず。
そして、科学者で妻役のベラ・ファーミガは、地球環境を浄化させるために悪の組織と通じて、多少の人間の犠牲はやむを得ないとし怪獣たちを目ざめさせる役で、ムリヤリ感とつまらなさで、ビックリ。ドハティ監督は、理屈抜きでリケジョや女性環境論者が大嫌いなのかと疑ってしまった。最後、娘の可愛いさからか突如に母親的行動取るのも、取って付けた風でいただけなかった。
一方、美しく造形されたモスラのゴジラ愛といざという時の強さは、強く印象付けられた。ただ、ゴジラの造形はゴツすぎて知性が見えずあまり好きにはなれなかった。
監督マイケル・ドハティ、製作メアリー・ペアレント 、アレックス・ガルシア 、トーマス・タル ジョン・ジャシュニ、 ブライアン・ロジャース、製作総指揮ザック・シールズ、 バリー・H・ウォルドマン、 松岡宏泰、 大田圭二 、ダン・リン、 ロイ・リー、 坂野義光、 奥平謙二、原案マックス・ボレンスタイン 、マイケル・ドハティ 、ザック・シールズ、脚本マイケル・ドハティ、ザック・シールズ、撮影ローレンス・シャー、美術スコット・チャンブリス、衣装ルイーズ・ミンゲンバック、編集ロジャー・バートン 、リチャード・ピアソン、音楽ベアー・マクレアリー、視覚効果監修ギョーム・ロシェロン。
出演
カイル・チャンドラーマーク・ラッセル、ベラ・ファーミガエマ・ラッセル、ミリー・ボビー・ブラウンマディソン・ラッセル、ブラッドリー・ウィットフォードリック・スタントン、サリー・ホーキンスヴィヴィアン・グラハム、チャールズ・ダンスアラン・ジョナ、トーマス・ミドルディッチサム・コールマン、アイシャ・ハインズ、オシェア・ジャクソン・Jr.、デビッド・ストラザーンウィリアム・ステンツ、渡辺謙芹沢猪四郎、チャン・ツィイーアイリーン・チェン/リン。
究極のアンチ・ヒーロー
私はゴジラ初心者だ。はっきり言ってゴジラについては全くの素人さんである。
そんな私が観たこの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」、めちゃめちゃ面白かったです。
だって、デカイ怪獣が地球上ところ狭しと乱闘騒ぎなんだよ?面白くないわけないでしょ!
何とかこの怪獣たちをコントロール出来ないかと右往左往する人間の小ささ。サイズだけじゃなく、存在感が小さい。
大自然の猛威に感じる無力さと通じるものがあると思ったね。
我々にとって虫や小動物がそうであるように、巨大な力の前で逃げ惑い、何とか生存しようと足掻くぐらいしか、人間には許されないのだ。
この作品の前にアニメ版「GODZILLA」を観ていた影響なのか、ギドラの悪役感が尋常じゃない。
「出やがったな、ギドラめ!」
まだ何もしてないのに、登場するだけでヴィラン扱い(あくまで個人の感想です)のギドラさん。ゴジラ最大のライバルとして、デカさも厳つさも文句なし。
対照的に何だかちょっと可愛い感じのモスラ。こっちも何かデカイ蛾なんだけど、羽毛たっぷりの羽がモフモフでゆるふわコーデ(あくまでも個人の見解です)。
現実にあのサイズの蛾と対面するのは嫌だけど、まぁギドラとかゴジラとか見ちゃうと?可愛い系かな?的なね。
一応ストーリーとしてゴジラたち巨大生物の生態やら出自やら歴史やら語られるんだけど、この映画で大事なのはデカイ怪獣がガチでぶつかり合うアクションなわけだ。
その中で、何となくゴジラさんは私たち人間の味方なのかな?って勝手に期待したり、応援したりするのが楽しい。ゴジラさんがどう思ってるのかは、この際関係ない。勝手に推します!
哲学的なゴジラが観たいならアニメ版3部作、ゴジラから生まれる人間ドラマが観たいなら「シン・ゴジラ」。
ゴジラ、ギドラ、ラドン、モスラの大暴れが観たいなら「キング・オブ・モンスターズ」!
棲み分けの期待にもバッチリ応えてくれる、さすがのゴジラさん!
咆哮にオリジナル音源が使われていたり、チャン・ツィーが双子設定だったり、肝心なところでかかる音楽がゴジラのテーマだったり、制作サイドのゴジラ愛を感じられる、楽しい映画でした。
映像が本当に凄いんだよなあ
人間ドラマが酷いんだけど 映像や音楽で高揚感を出すのでに上手く成功してるから ドラマの酷さを超越して楽しめましたよ!
神々しい映像を作り出してるって部分で言うと300に近いくらい神映像だと思います。
監督が日本の能や相撲をベースに カッコイイを追求しただけあって変なテンションになりました!
モスラのシーンで泣きそうになって草
モンスターヴァースの最高打点
◯怪獣王ゴジラ
ゴジラが怪獣王に戻るまでの物語。
ラストシーンは神話のよう。
◯溢れる怪獣愛
ゴジラファンのドハティ監督。
東宝ゴジラオマージュ多数。
◯冴え渡る巨大怪獣の表現
キングギドラが羽を広げた際の
スケール感がヤバい。
◯偽りの王キングギドラ
正直今までのギドラの中で一番輝いている。
素晴らしい悪役。
空中からの突き落とし。
発電所を使ったエネルギーチャージ。
首の再生、オキデスへの耐性。
東宝映画で無かった要素多数。
◯モスラ
尖った前足や蜂のような針など、
東宝版よりも攻撃性がある。
研究者の中で小美人オマージュあり。
幼虫はエイリアン的な造形。
◯前前作とは違う家族の物語
サンフランシスコの悲劇のよって、
崩壊してしまった家族の物語。
ゴジラ(2014)のブロデイ一家との対比。
△いろんな要素を詰め込みすぎ。
そのせいで尺がたりなくなり、
掘り下げや描写不足や部分あり。
△ラドン
ごますりクソバード
△オリジナル怪獣多数
ヘビモス、スキュラなどオリジナル怪獣多数出現。
尺不足のせいで活躍は一瞬。
△モナークvs環境活動家(人類の愚かさ)
無謀な怪獣管理をするモナーク。
現実世界でも話題の身勝手な環境活動家。
どっちもどっちな印象。
△バーニングゴジラ(強化形態)
単なる強化形態として登場。
×オキシジェンデストロイヤー
米軍の新兵器という扱いで軽々しく使用
結局ゴジラすら倒せず
キングギドラ
キングギドラは好き。デザインが好き。で、そのギドラがアメリカさんの技術でクネクネ動く。まあ、動く。合わせてゴジラやラドンやモスラも大暴れ。自分勝手な妄想に取り憑かれた女に操られた巨大生物によって、世界中で大騒ぎ。迫力は凄い。さすがハリウッド。
何が悪いとかってでもないけど、私には響かなかったなぁ。と。
ハリウッドのゴジラ怪獣映画の究極形も、世界公開を意識した制作と内容に残る不満
ゴジラにモスラ、ラドン、そしてキングギドラが登場する怪獣映画の理想形に期待したが、良くも悪くも派手なハリウッド映画に転化したゴジラ映画。特殊撮影の圧倒的迫力は素晴らしい。ラドンとキングギドラは想像以上の造形と存在感があったが、モスラの扱いと造形に不満が残る。それと中国資本の影響か、南洋発祥のモスラが何故か中国に変更され、チャン・ツィイーが出演している。日本からは渡辺謙が古生物学者でゴジラ第一作へのリスペクトの役柄を務めるも、必然性が弱い。日本のゴジラとは言え、あくまでアメリカによるリブート作品なのだから、その想いからケチをつけるのは大人気ないのを充分承知するが、単純に楽しめなかったのも事実。
王の覚醒。
原題
Godzilla: King of the Monsters
感想
モンスターヴァースの3作目。
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ。
世界の終焉がはじまる。
人智を超えた圧倒的な脅威との対峙。
彼らが現れた時、我々はどう立ち向かうのか。
前作よりも見応えがあり、大怪獣バトルは派手で迫力がありました!
たくさんの大怪獣が見れて満足でした。
ゴジラは相変わらずカッコ可愛いです笑
モンスター・ゼロ、キングギドラは悪魔すぎて凶暴でした笑
ラドンは突風や戦闘機との闘いはかっこよかったです!
怪獣女王モスラはただただ美しかったです!
ゴジラもモスラもテーマ曲があってよかったです!
最終決戦でキングギドラが一瞬生き残ったような演出はびっくりしました笑
チャン・ツィイーの双子写真は吹きました笑
渡辺謙は特攻隊員でしたね、日本人だからか?笑
前作でも登場していたグレアム博士もギドラに捕食されました笑
エマの思想がただただヤバすぎでした、こんな母親はモンスターです笑
エンドロール後のアラン・ジョナのギドラの生首を買うのは今後の伏線になっていくのでしょうか?
※さらば・・・友よ
“For Serizawa”
第一作で核兵器の使用を頑なに拒んでいたDr. Serizawa。しかし今作はそれを自ら起爆する。
この描写に対して否定的な意見が多数あった今作。
一方自分は監督なりの日本という国に対するリスペクトの気持ちを感じた。
芹沢博士の父の形見である時計が広島への原爆投下を思い浮かばせる。
かつてアメリカは人間同士の争いに核兵器を用いた。
しかし今作はその被害者である日本人が核兵器を起爆する。その目的が他種との共生を目指すものであったというところが興味深い。日本人が使用するから意味があったシーンでもあったと思うし、歴史と精神的な進歩を感じる。
そして、芹沢博士が残した人類と他種生物(ゴジラ)との絆、そして中国人研究者の放った“For Serizawa”の言葉と共に最後の戦いが始まる。
この”For Serizawa”のセリフ、“For Japan”に聞こえたのは自分だけだろうか。またこれをアメリカ人でない人が発していることにも意味があった気がする。
ゴジラを使って日本へのリスペクトと、人類一丸となることへのメッセージも感じ取れた。
キング・オブ・モンスターペアレント。 下手な人間ドラマは要らない、ラドンも「そうだ そうだ」と言っています。
怪獣大進撃映画「モンスター・ヴァース」シリーズの第3作にして、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズの第2作。
ゴジラvsムートーから5年。彼らの戦い以降、世界中で巨大生物(タイタン)が発見されることとなり、その管理は秘密組織「モナーク」によって執り行われていた。
モナークの科学者エマ・ラッセル博士は「オルカ」という装置を開発。これによりタイタンをコントロールすることが可能となったのだが、とあるタイタンとの接触中に環境テロリスト集団が襲来。エマとオルカ、そしてエマの娘マディソンがテロリストに拐われてしまう…。
○キャスト
ヴィヴィアン・グレアム…サリー・ホーキンス。
芹沢猪四郎…渡辺謙。
新たなキャストとして、オルカを開発したモナークの古生物学者、エマ・ラッセル博士を演じるのは『エスター』『死霊館』シリーズのベラ・ファーミガ。
エマの娘、マディソン・ラッセルを演じるのはテレビドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のミリー・ボビー・ブラウン。
いやぁ、驚きましたー。
まさかゴジラ映画で、一番のモンスターは毒親だという物語を描くとは思ってもみなかった…💦
マジでエマとかいう怪獣気狂いオバさんはなんだったんだ…。
本作の雛形となっているのは本多猪四郎/円谷英二のゴールデンコンビが手がけた怪獣映画『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964)。
ゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンという座組はこの映画をそのまま踏襲しています。
ちなみにこの「三大怪獣」とはゴジラ、モスラ、ラドンのことを指しており、彼らはそれぞれ単独で映画の主役を張っていた存在。つまり、この『三大怪獣』はマーベルやDCよりも遥かに早く、シェアード・ユニバースという概念を映画に取り込んでいた訳ですね〜。東宝すご〜い👏
昭和ゴジラが雛形ではありますが、映画の内容は「平成VSシリーズ期」のゴジラそのもの。ゴジラと敵対怪獣の激しいバトル、そしてそれにいっちょかみしてくる人間たち。いやこれ昔めちゃくちゃ観てたやつやん!
基地の中なんかのセットもめちゃくちゃ平成ゴジラっぽい。本作のキャストをマーク・ラッセル=高嶋政宏/アラン・ジョナ=高嶋政伸/エマ・ラッセル=沢口靖子/アイリーン・チェン=長澤まさみ/軍人のおばさん=釈由美子/モナークの偉い人=中尾彬/海軍の偉い人=ドン・フライにすればもう完璧に平成ゴジラになりますね。うん、こっちのキャストで見てみたい!😂
まさかのバーニングゴジラ化は平成世代には嬉しいオマージュ。展開的には平成『ガメラ』シリーズやテレビゲーム「ファイナルファンタジーⅦ」を想起させるなど、ハリウッド映画なのにも拘らずニッポンのサブカルが大きく花開いた90年代の臭いがぷんぷん漂ってくる非常に奇妙な作品でした。
平成ゴジラシリーズっぽい映画ではありますが、映像のレベルは当然ながら段違い。超美麗でハイクオリティなCG怪獣たちが、地獄のような大破壊を繰り広げてくれます。景気が良い!
怪獣たちのキャラクター性も上手く表現出来ており、特にキングギドラが可愛らしい😊
「三ツ首って大変なのよ…。左右の奴らと意思疎通が上手くいかなくってさ…🌀」なんて愚痴ってそうな、真ん中の首のやれやれ感が良い味を出してます。
あと今回はやはり音楽。ついにあの!あのゴジラのテーマがハリウッド版でも流れたのです!やはりこれが無ければゴジラじゃない。
いやもうほんと惚れ惚れするほど素晴らしい楽曲ですよねこれ。伊福部昭さん、本当にあなたは天才だっ!!
さらに!ゴジラだけではなくあのモスラ〜やモスラ〜なモスラのテーマ曲まで!うーん、やっぱりモスラのテーマは良い…。古関裕而さんの作曲も見事!
ゴジラのテーマとモスラのテーマ、それぞれがちゃんと流れるんだから、それだけでもうグッと親指を立てるしかないでしょうっ!👍
怪獣バトルが大迫力だったので、それだけで合格ラインは十分にクリアしている。…んだけど、裏を返せば怪獣バトルしか見どころがない。予想はしていたが、やはり人間ドラマパートが死ぬほどかったるい。
モナークサイドのあれこれも、環境テロリストサイドのあれこれも、どっちも1ミリも興味ないんすよ。どうせ怪獣が暴れてめちゃくちゃになるんだし。
怪獣たちのユニークさに比べ、人間側のキャラクターの書き割り感は半端ではないし、とにかく扱いが雑。マイケル・ドハティ監督、多分人間に全く興味ないんだと思う。
サリー・ホーキンスが死ぬところなんてあれ何!?世界中の俳優賞を取りまくってる名優をあの扱いって、本人は納得してたのかしらん?
オキシジェンデストロイヤーのムダ撃ちももったいなかったよなぁ…。あのせいで”敵も味方も全員バカ”みたいになっちゃったし。
54年版ゴジラをオマージュした芹沢博士特攻大作戦も、まぁ確かに「おっ!そう来たか!」とは思ったんだけどさ。昼寝の最中に鼻先で核爆弾撃ち込まれたら、例えそれがエネルギーになるとしてもゴジラさんブチギレるんじゃね?感動的なシーンのはずなのになんか展開がバカっぽいんですよね…。
放射能の扱い方もなんかねぇ…。ゴジラの放射線量ってヤバいんでしょう?それならもうマーク博士も娘ちゃんも軍人さんたちも、ボストンにいた人たちは皆めちゃくちゃ被爆してんじゃない?
核の恐ろしさのメタファーとしてのゴジラ、その初代が持っていたスピリットを疎かにして欲しくはなかった。
まぁ怪獣がいっぱい出て来て楽しかったんだけど、映画の完成度としては前作『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の方が圧倒的に上。人間の扱い方に雲泥の差があったように思う。
怪獣バトルと逃げ惑う人々。下手な人間ドラマを全て省き、この2点のみをじっくりと描いてくれればそれだけでかなりの良作になったはずなのに、いやはやなんとも勿体ない。
怪獣パートと人間パートを別々の監督に撮らせるとか、なんかそういう手立てを考えていかないと怪獣映画の傑作を作るのは難しいのかも…😓
最後に一言。まさかカタカナが古代文明文字に由来したものだったとは…。本作一番の驚きはそこだったかも知れません…。
怪獣たちの迫力が凄い
特にキングギドラのカッコよさはほれぼれする。
そんな怪獣たちの見せ場を、ばか夫婦(こんな言葉は使いたくないが、適切な言葉が見つからないのでご容赦を)に寸断されてストレスが半端ない。この二人の言動にさんざん耐えて漸く迎えたクライマックスだけに、この怒りと落胆はとても大きかった。
また、芹沢のあの死なせ方を、初代へのリスペクトと呼んで良いのだろうか。芹沢猪四郎というの名前を与えられた彼に、核弾頭を起爆させたことに私はひどくショックを受けた。
何だかんだ言ったが、結局のところ怪獣映画として もやっとするものを吹き飛ばす成分が少なかった、というのが率直な感想だ。
全766件中、1~20件目を表示