スパイダーマン スパイダーバース

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劇場公開日:

スパイダーマン スパイダーバース

解説

時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた長編アニメーション映画。ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪められる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を務め、「LEGO(R) ムービー」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を担当。第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。

2018年製作/117分/G/アメリカ
原題または英題:Spider-Man: Into the Spider-Verse
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2019年3月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第91回 アカデミー賞(2019年)

受賞

長編アニメーション賞  

第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)

受賞

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

4.5スパイダーマン初心者にもおすすめ

2023年6月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

楽しい

単純

興奮

ディズニープラスで久々に鑑賞。

アニメで観るスパイダーマンはすごく斬新で、動くアメコミのような絵柄が新鮮でした。ビルなどをスイングしたり、悪の組織と戦うアクションシーンはUSJのアトラクションに乗っているような爽快感がありました。

マルチバースからやってきたスパイダーマンはみんな個性的で、それぞれの見せ場がしっかり用意されていたのもよかったです。特に、ペニーパーカーは日本アニメを意識したようなキャラで、萌えやジャンプ作品の要素をミックスしたデザインが好みでした。

ストーリーはマイルスがヒーローになるまでの過程が丁寧に描かれており、あの有名な名言「大いなる力には、大いなる責任を伴う」のテーマと向き合っている印象が強かったです。キングピンも悪のボスでありながら、辛い過去を経験している所からヒーローに対する憎しみに共感してしまいました。

あらゆるアニメーション表現をミックスさせ、製作陣が大きな挑戦に挑んだことが伝わってきた素晴らしい映画になっていました。スパイダーマンをあまり知らない人に向けた説明が多いため、そのような人にもおすすめです。

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Ken@

4.0やっぱダーマンかっけぇ!

2021年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

パラレルワールドっていう仮説はあまり興味は無かったけど、たった一人のダーマンにも仲間が居る、「一人じゃない」っていう言葉は凄く心強くて素敵です。CGアニメならでは、実写ベースよりもやりたい放題の迫力映像がめちゃくちゃ楽しい。アクションだけじゃ無く、それぞれ個性的のダーマンの活躍、全てのシーンの細かいギミックに至るまで、実に隙の無い映画でした。

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猿田猿太郎

4.5なぜ我々は、スパイダーマンがこんなに好きなんだろう

2020年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

 アマゾン・プライムビデオで、レンタル100円だったので課金して視聴した。外出自粛の今、この映画を鑑賞できたことは本当に幸運だったかもしれない。とてつもなく爽快な作品だった。

 もうなんだか、雄叫びをあげたいくらいの映画的喜びがのべつ幕なしに襲いかかってくる。テンポは鬼のように良く、疾走感が半端ではない。全身を興奮が貫き、気分を覆っていた暗いモヤみたいなものが一瞬で吹き飛ぶ。

 1秒も“面白くないシーン”がなかった。映画館に行けずに、くさくさしているときに見られて、人生がいくらか取り戻せたような気がした。

 素敵な要素はそれこそ無数にあるが、なかでも印象に残ったのは、アニメーションの質だった。

 ショットは全てがバチバチに決まりまくっていて、どのシーンを切り取ってもデスクトップの壁紙にできる。ドラマやアクションが皆無の“主人公が歩いているだけ”の場面を見ていて、「なんてすごいんだ」とため息が漏れてくる映画なんて、本作が初めてだった。

 それと、鑑賞中にずっと考えていたことがある。それは、「なぜ我々は、スパイダーマンがこんなに好きなんだろう」ということだ。本作に登場する“何人ものスパイダーマン”の群像劇、そして「何度でも立ち上がってきた」など綺羅星のようなセリフに浸り、その理由がわかった気がした。

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文化的雪かき

5.0革命的映像

2019年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

CGと手書きのハイブリッドで描かれたこの革新的アニメーションは、後年エポックメイキングな作品として語られるかもしれない。アメリカのアニメーションはフルCG作品ばかりで、ほとんどはフォトリアリスティックな作風だが、アメコミをそのまま動かしたかのようなビジュアルは、アメリカのアニメーション業界に風穴を開けるかもしれない。CGか手書き、どちらが良いかではなく両方の良いところを見事にブレンドしてみせた。
さらにすごいのは、全くスタイルの異なるデザインのキャラクターたちが併存しても違和感がないところ。モノクロにカートゥーンタッチ、日本のアニメルックのキャラもいる。これらのキャラクターを描き分けるのは大変な作業でだが、多彩なデザインのキャラクターが共存するということ自体に、多様性についての重要なメッセージがある。物語ではなく絵でテーマを語る姿勢に感銘を受けた。
ストーリーもめっぽう面白く、スパイダーマン史上最高に面白い作品だ。

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杉本穂高

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