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「鈴木家の嘘」の配信サービス一覧

配信状況	料金
見放題	月額600円（税込）～	今すぐ見る
見放題	月額1,026円（税込）～	今すぐ見る
購入	¥2,100	今すぐ見る
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「鈴木家の嘘」の配信サービス詳細

作品紹介

解説・あらすじ

長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアを交えてあたたかく描いたドラマ。鈴木家の長男・浩一が突然亡くなった。そのショックで記憶を失ってしまった母・悠子のため、父・幸男と長女・富美が嘘をつく。それはひきこもりだった浩一が部屋の扉を開き、家を離れ、世界に飛び出していったという、母の笑顔を守るためのやさしい嘘だった。監督、脚本は橋口亮輔、石井裕也、大森立嗣などの数多くの作品で助監督を務め、本作が劇場映画初監督作となる野尻克己。父・幸男役を岸部一徳、母・悠子役を原日出子、長男・浩一役を加瀬亮、長女・富美役を木竜麻生がそれぞれ演じるほか、岸本加世子や大森南朋らが脇を固める。2018年・第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品され、同部門の作品賞を受賞した。

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レビュー

ユーモアがあるとは言え超ヘビーな作品

4.5

投稿日：2018-12-02

こんなに重い作品だとは知らずに観た。

引きこもりの長男（加瀬亮）の自殺後、ショックで記憶を喪失した母親（原日出子）を気遣い、父親（岸部一徳）と妹（木竜麻生）は、長男がアルゼンチンに行き母親の弟である叔父（大森南朋）の仕事を手伝っているという嘘をつく。

予告編を見た限りでは、この嘘をめぐるコメディ寄りのドラマかと思っていたのだが…

父親、母親、そして妹がそれぞれに抱える深い後悔の源を丹念に描いていく。

親、兄弟、あるいは子供を死なせた、救えなかった、殺したという罪の意識を背負って生きている人にとっては、トラウマを呼び起こす危険な作品だ。

彼らが膿を出し合いプラスの方向に動き始める時間の中で、苦しい気持ちのまま取り残された方もいるのではないか。

観るに辛く客観的な評価が難しい作品だ。分厚い構成でパワーがある素晴らしい作品なのだろうが…

「菊とギロチン」に続き木竜麻生の存在感が凄かった。

【追記】
トラウマを呼び覚まされた方は、ぜひ「世界を変えなかった不確かな罪」のレビューをご覧いただきたい。罪を背負って生きている人々の魂の救済に重きを置いた素晴らしい作品です。「あなたは悪くない」と…

鑑賞日：2018年12月2日映画館で鑑賞

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