ヴァレリアン 千の惑星の救世主

劇場公開日:

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

解説

「レオン」「LUCY ルーシー」のリュック・ベッソン監督が、「スター・ウォーズ」にも影響を与えたとされる名作SFコミック「バレリアンとローレリーヌ」を実写映画化。28世紀の宇宙を舞台に、銀河の平和を守るエージェントの男女が巨大な陰謀に立ち向かう姿を、壮大なスケールかつイマジネーション豊かに描き出す。西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のバレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」として銀河にその名を知られるアルファ宇宙ステーションを訪れる。しかしその深部には宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていたある秘密が隠されていた。エージェントとしての腕は確かだが私生活ではいい加減なプレイボーイの主人公ヴァレリアン役を「アメイジング・スパイダーマン2」のデイン・デハーン、才色兼備の相棒ローレリーヌ役を「スーサイド・スクワッド」など女優としても活躍する人気モデルのカーラ・デルビーニュがそれぞれ演じる。共演にもクライブ・オーウェン、イーサン・ホーク、ルトガー・ハウアー、歌手のリアーナら豪華メンバーが顔をそろえる。

2017年製作/137分/G/フランス
原題または英題:Valerian and the City of a Thousand Planets
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2018年3月30日

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映画レビュー

3.5冒頭の数十年、数百年に及ぶクロニクルにグッと心を掴まれる

2018年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画の冒頭は観客の心を掴む上で最重要のパートだが、本作でデヴィッド・ボウイの名曲が響き始めるや、ある種の微笑ましさと感慨を込めながら宇宙ステーション開発をめぐる数十年、数百年のクロニクルが綴られていく筆致に、これぞベッソンらしさなのだと唸らされる自分がいた。逆に言えば、この部分が本作のハイライトだったのかも。ベッソンは確かにVFXを駆使したイマジネーションを構築するのが巧みだし、映画としてのハッタリを効かせるのもうまい。が、キャラクターに関して言えば、やっぱり彼は生身の人間と人間が生むケミストリーを活写することの方に長けているように思える。その点、目つきの鋭さの似たデハーンとデルヴィーニュの快活な応酬をもっと見ていたかった。特に、女性にだらしないのに憎めないデハーンは、軽さと深みを絶妙にブレンドした演技が観客を惹きつける。総じて、本作に関して満足感と惜しさが同居するのが正直なところなのだ。

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牛津厚信

3.5カーラ・デルヴィーニュ

2025年1月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2025年1月1日
映画 #ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (2017年)

宇宙連邦捜査官のヴァレリアンが平和を守るべく飛び回る中、“千の惑星の都市”と呼ばれる超巨大宇宙ステーション“アルファ”で銀河を揺るがす恐るべき陰謀が明らかとなり、その解決に乗り出した

フランス発のSFとはこういうものか

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とし

3.0架空の景色が美しい恋愛物語

2024年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

Huluで視聴。

冒頭の『Space Oddity』(デヴィッド・ボウイ)と映像の美しさで、凄い作品の予感がしましたが、面白いのは序盤のみで、だんだんアクションより会話シーンが多くなり、退屈凌ぎに字幕版から吹替版にしてみました。 カーラ・デルヴィーニュが扮するローレリーヌ軍曹(沢城みゆき)とバブル(ゆりやんレトリィバァ)の(吹替版の)声が良かったです。
ラストのディープキスが印象に残りました。

3Dで視聴できたら、もっと迫力を楽しめる映画だと思います。

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Don-chan

4.5観客の求めているものがちゃんとわかっている。

2024年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

ハリウッド作品をはじめとしてCG技術の発達で見たこともない映像がどんどん作り出されてきた。CGは映画産業においてはもはや欠かせない技術だ。しかしいまや、CG映像は溢れすぎていて見たこともない映像ではすでになくなってきている。どうせCG、よくできたCGだねといった感じで。
技術は日に日に進歩してるのかもしれないが、人間の想像力がそれに追い付いてきていない作品が散見される。たとえば、マーベルなどのヒーローものなどにそれは顕著にみられる。大金をつぎ込んだCG満載の映像を見せられても、とにかく退屈なのだ。もちろんストーリーが単純でつまらないというのもあるが。

その点でこの作品はストーリーは確かに勧善懲悪のヒーローもので単純なものかもしれないが、先ほど述べたようなCG技術に人の想像力が追い付いていないような作品ではなく、むしろ作り手のイマジネーションがCG技術によって余すところなく表現された作品といっても過言ではない。

そして、主人公やヒロインのキャラの立ち具合、様々なデザインの宇宙船やエイリアン、かつてスターウォーズシリーズに求めたものが本作には詰まっていた。本来ディズニーが作るスターウォーズ新シリーズはこうでなくてはならなかった。本作の冒頭での様々な宇宙人との交流を描いたシーンだけを取ってみてもあの新スターウォーズシリーズに勝っていたと個人的には思う。

ヴァレリアン役のデイン・デハーンは実に魅力的だが、個人的にはローレリーヌ役のカーラ・デルヴィーニュにドはまりした。二人の関係性も面白かった。シリーズ化してほしかったが興行的に振るわなかったようだ。

当時劇場鑑賞できずにDVDで鑑賞したことをひどく後悔した作品だった。

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