リュック・ベッソンの映画学校、閉鎖の危機 原因はセクハラ騒動と資金難
2018年7月25日 11:00

[映画.com ニュース] リュック・ベッソン監督が2012年に仏パリに開校した映画学校が閉鎖の危機に瀕していると、米ハリウッド・レポーターが報じた。
ベッソン監督は、パリ郊外にある自身の映画スタジオ「Cite du Cinema」内に映画学校「L’Ecole de la Cite」を設立。フランスの映画学校の多くが厳しい入学条件を設けるなか、同校の授業料は無料で、さまざまな生い立ちの生徒を積極的に受け入れていた。2年プログラムで、学年ごとの生徒数は30人。寄付金によって運営されており、かつては仏テレビ局カナルプリュス、ゴーモン、パテといった映画会社、メガバンクBNPパリバなどが出資していたため、初年度は180万ユーロもの運転資金を有していたが、その後、出資企業が続々と離脱したため、昨年は18万ユーロまで落ち込んでいた。
そんな緊迫した経営状況のなか、ベッソン監督の公私にわたるスキャンダルが勃発。製作費2億ドルもの大金を投じたベッソン監督の最新作「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の世界累計興行収入はわずか2億2580万ドルで、自身の製作会社ヨーロッパコープは1億8000万ドル近くの損失を計上している。
さらに、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」に出演した女優のサンド・バン・ロイが、ベッソン監督にレイプされたと告発した。その後、2人の女優とキャスティング・ディレクターも追随。ベッソン監督はいずれも否定しているが、窮地に立たされている。
そんななか、L’Ecole de la Citeの理事を務めるローラン・ジョードン氏が辞任を発表。また、17年に入学した学生たちのもとには、9月からの新学年に関する案内がいまだに届いていないという。
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