オリエント急行殺人事件のレビュー・感想・評価
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古典的なミステリーの華やかな映像
原作は小学生の頃一度読んだきり、内容はほぼ忘れたまま鑑賞。
自信満々のエルキュール・ポアロの青い瞳に冒頭から引きこまれる。
途中、誰がどんな立場なのか一瞬混乱したけれど最後はわりと綺麗にまとまり、絶妙で微妙な終着点があって良かった。
古典的なミステリーとして普通に面白く、映像美やキャラクターの魅力もあったので楽しかった。
ただ、容疑者たちの隠された過去をほぼすべて、あの限られた空間でポアロたった一人+簡単な助手だけで考えつくにはかなり無理があるかな…
パソコンにデータがあるわけでも電話で他の警察や探偵に捜査依頼するでもなしに、ポアロがまるで心を読むようにポンポン新しい情報を告げるものだから違和感あった。
そもそもが古い小説だから仕方ないし原作に忠実でもあるんだろうけど、やはりこちらをもっと納得させるネタばらしまでの過程や苦しみも欲しかったかも。
真相とあの結末には少し涙がこぼれたけど、杉下右京ならさてどんな選択をしたかなと謎の比較をしてしまった笑
久しぶりに正統派のフーダニットミステリーを映画で観て、また本を読みたくなった。
映画では写しきれない細かい描写や小説では描ききれない情景の差を楽しみたい。
釈然としない
原作未読、前作未見。
ということで話の筋も結末も知らない状況で見た。
ポアロってなかなか傲慢なやつね。
僕としては珍しく事情聴取のシーンでうっかり寝てしまった。
本とにあまりないんだけど…単調だったからだな。
謎解きって言うほどには各物証も大した意味は無く、皆が疑わしいんだよ、という程度。
だから推理するってことも無い。
ミステリーを楽しませてくれる感が足らなかった。
更にはあの傲慢なポアロがどんな裁きを下すかと思ったら‼️
拍子抜けも甚だしい。
原作はどうなんだろう?
名作と言われるほどなので違った印象になるのだろうか❓
オリエント急行殺人事件
2017年118本目の劇場鑑賞。
大雪で立ち往生したオリエント急行を舞台に、
密室の車内で起きた殺人事件を巡って、
容疑者である乗客全員にアリバイがあるという難事件に挑む名探偵エルキュール・ポアロの活躍を描く。
世界的に有名なオリエント急行。
その結末がミステリー小説の歴史を変えたと評されるのですが、
富豪のラチェットをジョニー・デップが演じ、
ミシェル・ファイファー、
デイジー・リドリー、
ペネロペ・クルス、
ジュディ・デンチ、
ウィレム・デフォーなどの豪華出演陣が見所でした。
ピンと尖ったポワロのトレードマークの髭がなんとも雄々しい。
本作はポワロが神の代理人として犯人を見つけ出し、
それを裁く物語となってますが、
最後に下したポワロの決断は髪の赦しですね。
原作を知らない人は未体験のどんでん返しに目を疑うかもしれない。
20世紀フォックスも本作を皮切りに、
すでに2本の映画化を進めているらしい。
事件解決後にナイルに呼ばれていたので次回は「ナイル殺人事件」かな。
原作を読んでなくてよかった
期待ハズレと面白さの真ん中。
証拠が徐々に見つかるところまではワクワクしながら推理していく様を観ていたが、結末は個人的には中途半端でした。
途中まで底が見えない、かなりの深さを期待していたら、沈みきる前に泡となり消えたみたいな…そんな感じ。
恐らく、紐解かれる事柄の裏付けや、ポアロの推理力を納得させてくれるだけの材料が観客に与えられないことに対する物足りなさ。
全てがポアロの頭の中だけで完結してしまい、言葉のみで説明されても推理モノに慣れた現代の多くの人には納得感が薄い。
これだけの名優と素晴らしい景色なのだから、もしたとえそれが原作に忠実でないとしても、加えてくれたら一級品のミステリー作品だったに違いない。
ミステリーとは。
アガサ・クリスティの有名小説を再映画化。
僕的には、アガサ・クリスティは古典の域にはまだまだだと思っているが、再映画化の意義は古典の継承にあるかのようだ。
広い空間をカメラが走り回るだけでうれしくなってしまった。
クローズド・サークルのミステリーが待っているだけにエルサレムの街並みなど爽快であった。
ケネス・ブラナー監督作品は久しぶりに観るが、作品ごとに進化しているようだ。
1974年のシドニー・ルメット版があるという前提で、本作は作られているはずで、だが、僕はルメット版をちゃんとは観ていない。
ストーリーは2015年の三谷幸喜版で入っている。
2時間をきる上映時間で、この事件を描き切った手腕は見事である。
ラチェット(ジョニー・デップ)がもっとイヤなヤツに描かれていれば効果はもっと上がっただろう。ポアロ(ケネス・ブラナー)がラチェットの警護を断る理由に少し説得力が足りない。ここは三谷版でラチェット役をやった佐藤浩市に軍配が上がる。
ポアロの苦渋の決断のために冒頭のシークエンスがあって、よくよく考えられた脚本である。
オリエント急行を降りたったポアロにエジプトはナイル川での事件の知らせ。初めから続編やる気満々だったのか。
「ナイルに死す」、期待をもって待つことにしよう。
アガサクリスティー
知っていてもGoood!!
原作に興味が出てきました。
名探偵
ポワロがアグレッシブ!
「オリエント急行殺人事件」をしっかり観たのはこれが初めてではないだろうか?
古典の名作は知りつつも何故か接点がなかった。結果…なんだか得した気分だ。
薄ボンヤリと覚えているポワロ像は好々爺で腹もぷっくり出てて、およそキレ者とは程遠い外観だったように思う。
幼き頃読んだアガサの作品に描写されるポワロと全然違うんだなと、思った記憶がある。
ところが今回のポワロはどうだ?
激昂もするし、人間不信だと断罪するかのように人を信じないと言い放つ。
頑固者だし、十二分に偏屈だ。
原作の描写を思い出しながらクスっとする。
作品はさすが名作と言われるだけあって、しっかりしてる。
それプラス映像表現が進化しているので、魅力的なカメラワークも堪能できる。
今回、初見だという映画ファンは運がいい。
名優が名優たらんとする贅沢な時間を映画館で過ごしてほしい。
2017-95
実はこの映画、2回見ました。
1回目は、UC会員デーだからと行かねば!と、ちょっと飲んでからのレイトで見たら、すぐ爆睡、なぜか謎解きの部分だけ覚醒(笑)
あんま飲んでない自覚あっても、飲み会のあとはまっすぐ帰るべき←
これじゃレビュー書けんよなぁと2回目見てきました。
覚醒したため、最初からクライマックスわかってるわけですけど、それでも楽しめるのはアガサ・クリスティも俳優陣の名演技もどちらもすごいからなんだろうと。
ラストの容疑者が一列に並ぶのは圧巻。
ラストはヒューマンドラマ的な締めくくりで、雪と風と哀しい音楽がマッチした名シーン。
みんな素晴らしいのですが、ミシェル・ファイファーが特によかった。
感情の昂りや心の痛みが息遣いを通して、こちらにも伝わってくる。
てか、隣のカップルの彼氏が、「この人怪しい」とか「犯人じゃね」とかまじうるさかった。
お前ポアロかよ!
汽車がちょっと・・・
★★★★
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