特捜部Q Pからのメッセージ

劇場公開日:

特捜部Q Pからのメッセージ

解説・あらすじ

デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの人気ミステリーシリーズ「特捜部Q」の映画化第3弾で、北欧の権威ある文学賞「ガラスの鍵賞」を受賞した「Pからのメッセージ」を映画化。コペンハーゲン警察で未解決事件を担当する特捜部Qに、新たな捜査依頼が舞い込む。海辺に流れ着いたボトルの中から「助けて」と書かれた手紙が見つかったのだ。手紙は7、8年前に書かれたもので、インクのにじみが激しく、ほとんど解読することができない。差出人の頭文字「P」を頼りに行方不明者の割り出しを進めた特捜部Qのメンバーたちは、やがて衝撃の事実にたどり着く。キャストには「天使と悪魔」のニコライ・リー・カース、「ゼロ・ダーク・サーティ」のファレス・ファレスらおなじみのメンバーが続投。監督は前2作のミケル・ノルガードに代わり、「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」のハンス・ペテル・モランド監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2017」上映作品。

2016年製作/112分/PG12/デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー合作
原題または英題:Flaskepost fra P
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2017年1月28日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5信仰心と悪魔の子

2025年2月22日
iPhoneアプリから投稿

単純

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ちさここはる

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ティム2

3.5【”メッセージ・イン・ア・ボトル。そして、悪魔の子が生まれた訳。”今作は狂信的な母親により心に傷を負った少年が犯した事と、現代の事件とを結びつける展開に引き込まれる作品である。】

2025年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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幸せ

■海辺でボトルの中に「助けて」と書かれた手紙が発見され、特捜部Qに送られてくる。7〜8年前に書かれたと思しき文面は滲んでほぼ読めず、唯一の手掛かりは差出人の頭文字「P」。
 Qのチームはなんとか解読しつつ行方不明者を割り出し、過去の少年少女誘拐事件を突き止める。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・北欧の陰鬱な雰囲気はそのままに、今回では”神とは何であるか”という根源的な命題を描いている。

・狂信的な母親に、祈りを強要され、拒んだ姉は硫酸を顔に掛けられる。それを見ていた少年ヨハネスは神を憎み、長じてからは牧師に化けて、神を信じる家族の子供を海沿いの小屋に誘拐しては、殺害を繰り返して来た。
 それが、彼にとっての神に対する復讐だからである。そして、彼は罪を犯すときには、必ず母親を殺した凶器と同じ鋏を使う所に、ヨハネスの心の闇が見て取れるのである。

<成人したヨハネスを追うカールとアサドのコンビ。カールは変わらずに精神が不安定な中、人生肯定感の大きいアサドに今作も助けられつつも、最後は犯人と対峙していくのである。このシリーズは、この二人のコンビネーションにより、変わらずに安定した面白さを保っているのである。>

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NOBU

4.0キャラクターの魅力による安定した面白さ

2023年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

本作が、というか特捜部Qというシリーズが面白い理由は、特捜部が窓際部署であり、事件かどうか分からないけれど一応捜査するかみたいな案件を扱うため、そもそも事件なのかどうかから物語が始まるところだ。つまり、ミステリージャンルでありながら犯人探しや動機探しをするわけではなく、事件探しをするのである。

事件ではなかったら物語が成立しないので事件であることは間違いないのだが、調べていくうちに事件として確定していく様が面白い。
なんというか、事件なんだけど事件の内容、全貌が見えない暗闇の中を勘を頼りに進む特捜部の二人を見る楽しさがある。

今回は信仰についての物語で、信仰をくじきたい神を信じる男、違う神を信仰するアサド、そもそも神を信じないカールという三つ巴で面白くなりそうだったが、残念ながらそうはならなかった。

それでもキャラクターの良さで楽しむことはできる。
少々病み気味のカールのことはあまり好きではないけれど、まあそれなりに優秀なんだろうなとは思うし、なによりアサドのキャラクターはいい。
デンマークにおいてはその信仰も人種においてももちろんマイノリティで回りからは厄介者のように扱われているが、とにかく優秀。
そして、カールだけはアサドを無視せず一人の人間としてぶつかり合う関係性がいい。
一見仲が悪そうな二人だけれど、しっかり見てくれるカールはアサドにとって少しだけ特別なんだろうなと思う。そこがアサドがカールを「友人」と呼ぶ理由だろう。

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つとみ

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