特捜部Q Pからのメッセージ

劇場公開日:2017年1月28日

特捜部Q Pからのメッセージ

解説・あらすじ

デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの人気ミステリーシリーズ「特捜部Q」の映画化第3弾で、北欧の権威ある文学賞「ガラスの鍵賞」を受賞した「Pからのメッセージ」を映画化。コペンハーゲン警察で未解決事件を担当する特捜部Qに、新たな捜査依頼が舞い込む。海辺に流れ着いたボトルの中から「助けて」と書かれた手紙が見つかったのだ。手紙は7、8年前に書かれたもので、インクのにじみが激しく、ほとんど解読することができない。差出人の頭文字「P」を頼りに行方不明者の割り出しを進めた特捜部Qのメンバーたちは、やがて衝撃の事実にたどり着く。キャストには「天使と悪魔」のニコライ・リー・カース、「ゼロ・ダーク・サーティ」のファレス・ファレスらおなじみのメンバーが続投。監督は前2作のミケル・ノルガードに代わり、「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」のハンス・ペテル・モランド監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2017」上映作品。

2016年製作/112分/PG12/デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー合作
原題または英題:Flaskepost fra P
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2017年1月28日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5 信仰心とは

2025年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ボトルの中に秘められた一通の手紙から特捜部Qが奔走する中、やがてトレクヴェという少年が見つかり、兄ポールは誘拐犯に殺されたと語る。「神の弟子」という教団の教区に問題がありそうだとわかる。

 農場売ったイリーアスは4人家族でつつましく生活していたが、イケメン神父ヨハネスがこの地に戻ってきてからおかしくなった。彼らの娘と息子が誘拐され、身代金を要求されたのだ。犯人はヨハネスだと分かっていたが、信仰心が邪魔をする。マークとアサドが訪れたときも、明らかにムスリムだと分かるアサドだけが拒絶されたりする。

 メインとなるのは誘拐犯ヨハネスが電車での身代金の受け渡しを強要したところから普通の誘拐ものサスペンスアクションとなったが、それぞれの信仰心についてのウンチクが繰り広げられる。元々マークは無神論者、アラーの神を信じるアサドと対照的なのが面白い。

 邪神教なのか悪魔教かよく分からないが、幼い頃に悪魔のような母親に姉の眼を奪われたことから自分を「悪魔の子」と信じてやまないヨハネス。とは言っても、ただの連続殺人犯で、悪魔と信じていたからこそ誰でも殺すし、悪魔の子としての後継者を捜し求めているような男。終盤はかなり緊迫感があったけど、相変わらず無茶するマークと冷静なアサドの対比が面白かった。ローセも現場で活躍するほどになっていたし、課長をはじめとした刑事たちが進んで特捜部Qに協力していたことがうれしい。

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kossy

4.0 悲しみ

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
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ボケ山田ひろし

3.5 カール病みすぎ

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

今作は最初から主役のカールがそんなに病んでいて大丈夫か?と思ったが最後まで元気がなくギリギリのラインで頑張る姿に観ているこっちまで病みそうだった。殺人犯が幼い頃から母親からの酷い虐待を受けて悪魔の子に育ってしまったという背景があり、犯人に少し同情してしまうストーリーが上手くもありずるくもある。

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ゆうき

3.5 信仰心と悪魔の子

2025年2月22日
iPhoneアプリから投稿

単純

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たろぽん

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