ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
全616件中、201~220件目を表示
2049年にはこうなるかもねー
SF映画らしい映画ですが、さすがリドリースコット監督っぽい作品でした✋🏻
派手なアクションに大きな時間を使っているわけでもなくて、それでもストーリーの謎がわかっていく過程があるので退屈もせず、作り込まれたストーリーと設定がすごいなーと思ってしまいました✨
SF映画のテーマは近未来が多いけど、「近い未来に現実化しそうなこと」がしっかり描かれてます💨
ほとんど全ての人に当てはまる普遍性を持った傑作
本当に見て良かった。この映画は自分がこれから生きていく上での一つの道標を示してくれたと思っている。
予習と思って前作をDVDで観た時は「全体の雰囲気を楽しむ映画なんだな」と感じて映画にあまりのめり込めなかったが、今作は映画にとことんのめり込めた。
この映画の色んなレビューを見ていると
映画のテーマは「差別」とか「人間を人間たらしめるものは何か?」とかそういった感じのスケールが大きくてあまり共感出来ないようなものみたくなっているが、私が感じたこの映画のテーマはそれらとは違った。
この映画のテーマは「いままで自分は他人とは違う特別な存在だと信じていたが、そうではないことが分かってしまったとき、それでも自分はどう生きていくのか?」という極めて普遍性の高いことだと感じた。
映画終盤で「誰だって自分が特別な存在だと信じたいものよ」というフレイザのセリフが放たれたとき、心を滅多刺しにされた感覚がした。
確かにそうなんだ。普段言葉に出さなくても自分は他とは違う特別な存在だと信じているからこそ、色んなことを頑張れたりするのだ。
ただふとした瞬間に、「自分は特別ではないんじゃないか?」と気付く時がある。それもそうなんだ。
そういう意味でこの映画は「例えそうだとしても、自分がいま正しいと思うこと、自分がいま出来ること、そして目の前にある自分がいまこの瞬間にやるべきことを為すだけだ。」という一つの生き方を提示してくれた。
たぶんこれは監督は関わったスタッフ陣の心の叫びが映像化したものではないだろうか?
つまりは「こんな伝説の映画とか言われてるものの続編作るなんて頭おかしいよ!けどいま自分が出来ることを精一杯やるしかないんだよ!やってやるよ!」という心の叫びである。
私は20代後半のいい加減いい大人だが、心の底から「Kのように、目の前にあるやるべきことを自分の力の及ぶ限りやろう。」と思った。
上映時間の長さなのか、マーベル映画に押されているからなのか、人によって抱く感想が違うからなのかよく分からないが、散々な興業収入だという現実を受け入れることが出来ない。
マイティソーも観に行ったが、あれはあれで愉快な映画だったが内容的には段違いでブレードランナー2049の方が全然上だろ!どうなってんだ興業収入!ということを最後に叫びたい。
凡作でした
レプリカントでも勘違いすんのね
人間を人間たらしめるもの
公開から1ヵ月経ってやっと鑑賞できた。2年ほど前に前作をスクリーニングする機会があり、そのときは映画作品の中に表れる当時のレーシズムを読み取るということをメインテーマとしていたが、人種すらも越えた人間と人造人間(人種にもなぞらえられるが)そして愛について描いたこの作品に非常に考えさせられるものがあった。そのため今作にも非常に期待を寄せていたが、忙しくて時間がとれずに危うく機会を逸してしまうところだった。そして、今回本当に鑑賞できてよかったと、心から思う。
簡単にまとめるならば、前作は人間とレプリカントの恋人関係を、今作は親子関係を主軸に描かれている。
他にも、レプリカントを使役し、"オフワールド"に住む未来(ともすれば現代)の無機質な人間と、両親や愛する人を欲し誰よりも人間らしく生きたレプリカントとの対比も見事であった。
拙生では語り尽くせない示唆に富んだ内容がつまった作品。
偉大なる前作?
やっぱりビジュアルが良い
やはり…
レプリカントは悩んでいるのか?
壮大な映像とその世界観は迫力があるが、レプリカントの悩み、苦悩が、人間が経験することのない悩み、苦悩のように思われるので、今ひとつ、物語に入りこめない。一寸、残念。
描こうとするテーマが、人間の思いを揺さぶる内容にならずに、感情移入し難い作りものになっている。「猿の惑星」の知的な猿は、人間ではないが、人と同じように悩んでいると感じる。しかし、「プレードランナー2049」のレプリカントは悩んでいるのか? 悩んでいるふりをしているのではないのか? と感じる。
また、レプリカントが人類に極めて近いように精巧に作られる程に科学技術が極めて進んでいるにもかかわらず、他の科学技術が余りに進んでいないので、物語の設定がアンバランスになっているのもストーリーに入り込めない一因だろう。
面白かったけど、、、
良いけど長すぎる
予告では最新の映画らしい綺麗な映像であったが、実際には前作の小汚い街並みの空気感も忠実に再現されており、前作の印象を壊さずに最新技術でアップデートした映像に仕上がっていた。
実体を持たないホログラムのAI(つまり二次嫁)のジョイがもう可愛くて可愛くて。ハリウッドにこんな可愛い女優さんがいたのかと。そして彼女を唯一の心の拠り所とするKに感情移入してしまったので、Kとジョイの関係の帰結に関心が向いてメインのストーリーはどうでもよくなってしまったのだが、なんとジョイは途中で退場という残念な結果・・。
まぁいい映画には違いないのでもう一度見てみたいとは思うのだが、いかんせん長すぎる。どう考えても120分前後にまとめられた内容だと思う。
それと同じ監督の「メッセージ」でも感じたことだが、映画の間にずーっとかかっている低音がドンドコドンドコやかましくてかなわなかった。どうも私はビルヌーブ監督の音作りとは相性が悪いようだ。
前作は最近のリバイバル上映で鑑賞して素晴らしい映画だと思ったが、今作についてはそんなわけで少し辛めの点数に。
全616件中、201~220件目を表示